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新宿悪魔
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「なんだこりゃ」
6月第二週の土曜日。
新宿署の捜査一課の白瀬は、機動捜査隊(事件の連絡を受け、初動捜査を担う部署)の連絡を受け、事件現場に急行した。
50代になっており、数々の陰惨な現場を経験してはいたが、今回はそのトップクラスにもなる壮絶な現場だった。
若い警官の中には気分を害して隅で蹲っている者もいる。
機動捜査隊の人間が白瀬に近づいて来た。
「白瀬さん、大分酷いですね」
「そうだな」
逸早く現場周辺は封鎖され、ブルーシートで幕が作られつつある。
その内側で、鑑識が恐らく総動員で検証作業に入っている。
新宿都庁都議会議事堂前の広場。
「まだ確認中ですが、8人の男女と思われます」
「この状態は飛び降りか?」
「遺体の損壊の状況から高所から落とされた可能性もありますが。でも、どれも引き裂かれた痕がありまして」
「引き裂かれた?」
「はい。それに、この周辺には都庁の建物がありますが、ここまで飛んで来るのはどうかと」
「そうだなぁ」
8人の男女の遺体はどれも潰れており、しかも身体の一部が散乱もしている。
機動捜査隊の男が言う通り、高所から落とされたとしても、都庁までは結構な距離がある。
都議会議事堂の上から落とされたにしては、損壊の状態が酷過ぎる。
「身元は分かりそうか?」
「まだですね。スマホが遺体の近くにあるガイシャもいますが、壊れているようです。財布なども半数は身に着けていません」
「時代だなぁ。スマホが財布や身分証になってる人間も多いしな」
「そうですね」
白瀬は遺体の一つに近づいた。
鑑識があれこれと記録を取っている。
「白瀬さん、これを見て下さい。噛まれた痕のようなものが」
顔見知りの鑑識の男が言った。
「なんだと?」
「しかも人間じゃないですよ。でかい肉食獣のようです」
女性の遺体の首の後ろを白瀬に見せた。
女性の後頭部が大きな肉食獣のようなものに喰われていた。
「12年前に、稲城会の組長宅での事件で観たものに似てますね」
「あのライオンに人間を喰わせてた奴か」
「はい。牙の間隔と大きさが。今回はもっと大きそうですけどね」
「ライオンよりもか!」
「口のでかい動物は他にも。ワニなんかもそうですし」
白瀬は思わず身震いした。
肉食獣に食い殺される死に方はしたくはない。
「だけどよ、8人も同時になんてあり得ないだろう」
「はい。肉食獣の集団に襲われたのならばともかく。でも状況的にそれも無理がありますね」
「ガイシャは同じ時間に殺されたってことか」
「今見た限りでは。血液の凝固が大体同じ時間を示してます」
「じゃあ、あいつらの出番かぁ」
「「アドヴェロス」ですか」
「そうだ。連絡しておくよ」
「分かりました」
鑑識の男は検証に戻り、白瀬は電話を取り出した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「今日は磯良と当直だね!」
愛鈴さんが嬉しそうな顔で、「アドヴェロス」に到着した俺を玄関で迎えてくれた。
四谷の富久町にある建物は、土日は門を閉じている。
常に何人かが当直・宿直をしているし、建物の中に住んでいる人間もいる。
十河さんや愛鈴さんがそうだ。
当直は午前の9時から午後8時まで。
俺は中学生なので、土日のどちらか1回が当直になることが多い。
法的に随分と特殊な扱いの部署で、中学生の俺が一員となっていることもその一つだ。
労働基準法が関わらないようになっているが、それでも早乙女さんが俺の当直は平日を避けてくれていた。
俺は別に構わないのだが。
「ねえ、お腹空いてない?」
「大丈夫ですよ。早霧さんに誘われてますし」
「えぇ! なんでよ! 私と一緒にいようよ!」
「まあ、昼になったら」
「じゃあ、私も行くよ!」
いつも大体そういうことになる。
愛鈴さんは俺を可愛がってくれている。
俺が子どもなのにこんな仕事に就いていることを気に掛けている。
現場でもすぐに俺を守ろうとし、俺の前で強靭な防御力を持った両腕で敵の攻撃を防ごうとする。
早乙女さんも愛鈴さんのそういう気持ちを理解し、俺と一緒に行動させることが多くなった。
「磯良は絶対に私が護るから」と愛鈴さんはいつも言う。
有難く思うが、それは俺も同じだ。
俺も愛鈴さんや他のメンバーを守りたい。
いつもの訓練場に行くと、早霧さんが既に始めていた。
「磯良! 来たか!」
「はい!」
「なんだ、愛鈴もやるか?」
「早霧さん! 磯良は当直なんだから!」
「別にいいじゃねぇか。この建物の中にいりゃいいんだろ?」
「そうだけど!」
俺は笑って木刀を手にして早霧さんの所へ行った。
互いにすぐに打ち合う。
愛鈴さんは離れて笑顔で俺たちを見ていた。
しかしすぐに召集を告げるサイレンが鳴った。
愛鈴さんが俺たちの端末を持って走って来る。
「事件か!」
「はい、新宿都庁前に出動です」
「今日の本部の当直は十河さんですね」
「一度作戦本部に行くぞ」
「「はい!」」
俺たちは急いで建物の中へ入った。
「今、新宿署の捜査一課からの連絡で、男女8人の変死体が都庁の都議会議事堂前で見つかったということだ」
十河さんが俺たちに説明した。
「バラバラに引き裂かれ、全員が脳髄を食べられているらしい」
「ライカンスロープか」
「まだ判断は早いかと。でもその可能性は高いと思いますよ」
「8人も襲うなんて、大食いだな」
「だからです。ライカンスロープは1か月に一度程度しか脳髄を食しません。それで十分なはずなんです」
「複数いるということか?」
「分かりません。襲ったのは現場以外だろうという鑑識課や機動捜査隊の見解です。監視カメラにも、上空から落ちて来た遺体しか映っていないそうです」
「「食堂」はまだ分かって無いのか?」
「調査中です。もうじき詳細な報告があるはずですが、大体4時間前の犯行と思われます」
「朝の8時頃か」
「はい。被害者の身元が3人程分かっていますが、歌舞伎町のホスト、近所の住民が2名です。その二人は散歩に出掛けた所を襲われたようです。他の5人のうち3名はジョギング途中だったようで、どうも近辺にいた人間が攫われたと思われます」
「特定の誰かを狙っての犯行じゃないんだな」
「恐らくは。現在周辺の監視カメラの映像を洗っています。また分かり次第報告が上がるはずです」
俺たちは打ち合わせをしながら装備に着替えていた。
「虎」の軍から貸与された「Ωコンバットスーツ」の改良型だ。
俺の隣で下着姿になった愛鈴さんを早霧さんがニコニコ見ていて、殴られていた。
「今、早乙女さん、成瀬さん、それに「便利屋」さんに連絡をしている。まずはあなたたち3人で現場へ向かって下さい」
「分かった。愛鈴、磯良、出掛けるぞ」
「「はい!」」
俺たちは「アドヴェロス」の専用高機動装甲車「ザンザス」に乗り込んだ。
半年前に、これも「虎」の軍から貸与されたもので、向こうでは「ファブニール」と呼ばれているものらしい。
量子AIが組み込まれ、秘匿されてはいるが強力な武装まであるそうだ。
武装は早乙女さんにしか解放出来ない。
早霧さんの運転で出発する。
俺たちの「新宿悪魔」との邂逅だった。
6月第二週の土曜日。
新宿署の捜査一課の白瀬は、機動捜査隊(事件の連絡を受け、初動捜査を担う部署)の連絡を受け、事件現場に急行した。
50代になっており、数々の陰惨な現場を経験してはいたが、今回はそのトップクラスにもなる壮絶な現場だった。
若い警官の中には気分を害して隅で蹲っている者もいる。
機動捜査隊の人間が白瀬に近づいて来た。
「白瀬さん、大分酷いですね」
「そうだな」
逸早く現場周辺は封鎖され、ブルーシートで幕が作られつつある。
その内側で、鑑識が恐らく総動員で検証作業に入っている。
新宿都庁都議会議事堂前の広場。
「まだ確認中ですが、8人の男女と思われます」
「この状態は飛び降りか?」
「遺体の損壊の状況から高所から落とされた可能性もありますが。でも、どれも引き裂かれた痕がありまして」
「引き裂かれた?」
「はい。それに、この周辺には都庁の建物がありますが、ここまで飛んで来るのはどうかと」
「そうだなぁ」
8人の男女の遺体はどれも潰れており、しかも身体の一部が散乱もしている。
機動捜査隊の男が言う通り、高所から落とされたとしても、都庁までは結構な距離がある。
都議会議事堂の上から落とされたにしては、損壊の状態が酷過ぎる。
「身元は分かりそうか?」
「まだですね。スマホが遺体の近くにあるガイシャもいますが、壊れているようです。財布なども半数は身に着けていません」
「時代だなぁ。スマホが財布や身分証になってる人間も多いしな」
「そうですね」
白瀬は遺体の一つに近づいた。
鑑識があれこれと記録を取っている。
「白瀬さん、これを見て下さい。噛まれた痕のようなものが」
顔見知りの鑑識の男が言った。
「なんだと?」
「しかも人間じゃないですよ。でかい肉食獣のようです」
女性の遺体の首の後ろを白瀬に見せた。
女性の後頭部が大きな肉食獣のようなものに喰われていた。
「12年前に、稲城会の組長宅での事件で観たものに似てますね」
「あのライオンに人間を喰わせてた奴か」
「はい。牙の間隔と大きさが。今回はもっと大きそうですけどね」
「ライオンよりもか!」
「口のでかい動物は他にも。ワニなんかもそうですし」
白瀬は思わず身震いした。
肉食獣に食い殺される死に方はしたくはない。
「だけどよ、8人も同時になんてあり得ないだろう」
「はい。肉食獣の集団に襲われたのならばともかく。でも状況的にそれも無理がありますね」
「ガイシャは同じ時間に殺されたってことか」
「今見た限りでは。血液の凝固が大体同じ時間を示してます」
「じゃあ、あいつらの出番かぁ」
「「アドヴェロス」ですか」
「そうだ。連絡しておくよ」
「分かりました」
鑑識の男は検証に戻り、白瀬は電話を取り出した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「今日は磯良と当直だね!」
愛鈴さんが嬉しそうな顔で、「アドヴェロス」に到着した俺を玄関で迎えてくれた。
四谷の富久町にある建物は、土日は門を閉じている。
常に何人かが当直・宿直をしているし、建物の中に住んでいる人間もいる。
十河さんや愛鈴さんがそうだ。
当直は午前の9時から午後8時まで。
俺は中学生なので、土日のどちらか1回が当直になることが多い。
法的に随分と特殊な扱いの部署で、中学生の俺が一員となっていることもその一つだ。
労働基準法が関わらないようになっているが、それでも早乙女さんが俺の当直は平日を避けてくれていた。
俺は別に構わないのだが。
「ねえ、お腹空いてない?」
「大丈夫ですよ。早霧さんに誘われてますし」
「えぇ! なんでよ! 私と一緒にいようよ!」
「まあ、昼になったら」
「じゃあ、私も行くよ!」
いつも大体そういうことになる。
愛鈴さんは俺を可愛がってくれている。
俺が子どもなのにこんな仕事に就いていることを気に掛けている。
現場でもすぐに俺を守ろうとし、俺の前で強靭な防御力を持った両腕で敵の攻撃を防ごうとする。
早乙女さんも愛鈴さんのそういう気持ちを理解し、俺と一緒に行動させることが多くなった。
「磯良は絶対に私が護るから」と愛鈴さんはいつも言う。
有難く思うが、それは俺も同じだ。
俺も愛鈴さんや他のメンバーを守りたい。
いつもの訓練場に行くと、早霧さんが既に始めていた。
「磯良! 来たか!」
「はい!」
「なんだ、愛鈴もやるか?」
「早霧さん! 磯良は当直なんだから!」
「別にいいじゃねぇか。この建物の中にいりゃいいんだろ?」
「そうだけど!」
俺は笑って木刀を手にして早霧さんの所へ行った。
互いにすぐに打ち合う。
愛鈴さんは離れて笑顔で俺たちを見ていた。
しかしすぐに召集を告げるサイレンが鳴った。
愛鈴さんが俺たちの端末を持って走って来る。
「事件か!」
「はい、新宿都庁前に出動です」
「今日の本部の当直は十河さんですね」
「一度作戦本部に行くぞ」
「「はい!」」
俺たちは急いで建物の中へ入った。
「今、新宿署の捜査一課からの連絡で、男女8人の変死体が都庁の都議会議事堂前で見つかったということだ」
十河さんが俺たちに説明した。
「バラバラに引き裂かれ、全員が脳髄を食べられているらしい」
「ライカンスロープか」
「まだ判断は早いかと。でもその可能性は高いと思いますよ」
「8人も襲うなんて、大食いだな」
「だからです。ライカンスロープは1か月に一度程度しか脳髄を食しません。それで十分なはずなんです」
「複数いるということか?」
「分かりません。襲ったのは現場以外だろうという鑑識課や機動捜査隊の見解です。監視カメラにも、上空から落ちて来た遺体しか映っていないそうです」
「「食堂」はまだ分かって無いのか?」
「調査中です。もうじき詳細な報告があるはずですが、大体4時間前の犯行と思われます」
「朝の8時頃か」
「はい。被害者の身元が3人程分かっていますが、歌舞伎町のホスト、近所の住民が2名です。その二人は散歩に出掛けた所を襲われたようです。他の5人のうち3名はジョギング途中だったようで、どうも近辺にいた人間が攫われたと思われます」
「特定の誰かを狙っての犯行じゃないんだな」
「恐らくは。現在周辺の監視カメラの映像を洗っています。また分かり次第報告が上がるはずです」
俺たちは打ち合わせをしながら装備に着替えていた。
「虎」の軍から貸与された「Ωコンバットスーツ」の改良型だ。
俺の隣で下着姿になった愛鈴さんを早霧さんがニコニコ見ていて、殴られていた。
「今、早乙女さん、成瀬さん、それに「便利屋」さんに連絡をしている。まずはあなたたち3人で現場へ向かって下さい」
「分かった。愛鈴、磯良、出掛けるぞ」
「「はい!」」
俺たちは「アドヴェロス」の専用高機動装甲車「ザンザス」に乗り込んだ。
半年前に、これも「虎」の軍から貸与されたもので、向こうでは「ファブニール」と呼ばれているものらしい。
量子AIが組み込まれ、秘匿されてはいるが強力な武装まであるそうだ。
武装は早乙女さんにしか解放出来ない。
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