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怒貪虎(ドドンコ)さん Ⅲ
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一応小休止になった。
怒貪虎さんはまたテーブルでカールをつまみにファンタを飲んでいる。
虎白さんが俺の所へ来た。
「高虎、お前無茶すんなぁ」
「すいませんでした」
「怒貪虎さんはよ、世界中の格闘技に精通しているばかりじゃねぇんだ」
「そうですか」
「どの流派だって、もう極めていらっしゃるのな」
「どうだか」
頭を引っぱたかれた。
「今ので分かっただろう」
「「花岡」はあれで全部じゃありませんよ」
「バカ! お前が大陸をぶっ飛ばす技を撃ったって、怒貪虎さんには通じねぇよ」
「じゃあ、「虎王」でやりますよ」
また頭を引っぱたかれた。
「呼んだ瞬間にお前は死ぬよ」
「……」
それからも鍛錬は続き、何度か休憩と言うか、要はみんながボロボロになって手当をしている間を除き、全員が夜中まで必死に怒貪虎さんに向かっていった。
俺たちは斬り刻まれて行ったが、それでも全員が怒貪虎さんに挑んでいた。
怒貪虎さんはそれをずっと捌いて俺たちをぶっ飛ばし斬り飛ばしていた。
しかし、怒貪虎さんはまったく疲れることが無かった。
やはり尋常ではない存在だ。
カエルだが。
深夜の1時を回り、ようやく本格的な休憩に入った。
剣士たちが怒貪虎さんにファンタとカールを出し、怒貪虎さんが嬉しそうに食べ始めた。
俺は自分の傷を治療してから、他の剣士たちの傷を縫合し、「Ω」と「オロチ」の粉末を食べさせたりした。
以前の鍛錬では俺が一方的に斬られていたが、今回は全員が酷い創傷を負っている。
内臓にまで及んでいる傷もあったが、「Ω」「オロチ」と双子の「手かざし」で大事にはならないと診断した。
二人ほど手足が取れそうな剣士は細かな血管や神経の縫合が必要なので、下に運ばれていった。
どうも、病院へ搬送する準備は下で整っており、何時でもオペが出来るように手配されているようだ。
「高虎! お前がいてくれて助かったぜ!」
珍しく虎白さんに褒められた。
俺が「Ω」「オロチ」を提供したのと、俺自身が縫合までしたからだ。
もちろん、双子の「手かざし」も感謝されている。
「いいえ、お役に立てて良かったです」
「お前らがいなきゃよ、随分脱落してたろうからな」
「みなさん必死ですね」
「まあ、怒貪虎さんが来てくれたからなぁ」
テーブルから怒貪虎さんがこっちに来た。
「ケロケロ」
「いや、本当にその通りですよ! もう随分と俺ら、強くしていただきましたから!」
「ケロケロ」
「え? そうなんですか?」
「ケロケロ」
「分かりました! じゃあ、よろしくお願いします!」
虎白さんが敬語を使う相手がいることに、俺はどうにも慣れないでいた。
俺はカルボナーラ味のカールを食べていた。
結構美味い。
「おい! 高虎!」
「はい?」
「お前、早くしろよ!」
「なんですか?」
虎白さんにぶん殴られた。
「今、怒貪虎さんが言っただろう!」
「俺、何言ってんのか分かりませんよ!」
「バカ!」
虎白さんが俺を立たせ、怒貪虎さんの前に連れて行った。
怒貪虎さんが立ち上がった。
「高虎! お前の身体を良く見たいってよ! だから服を脱げ!」
「えぇー!」
「早くしろ!」
俺は仕方なく斬り裂かれてボロボロになったコンバットスーツを脱いだ。
アンダーウェアの上も脱いで、パンツだけになる。
「それも脱げ!」
「やですよ!」
「ケロケロ」
「あ、それはいいってよ」
「もう!」
怒貪虎さんがまじまじと俺の身体を見た。
時々ペタペタと手で触るので気持ち悪かった。
「あの、ちょっと触るのは……」
「ケロケロ!」
「なに?」
「ケロケロ!」
「あの、何言ってるのか分からないんで」
「ケロ!」
いきなり頭を殴られた。
俺は裸で吹っ飛んで顔から地面にぶつかる。
双子が駆け寄ってくる。
俺と怒貪虎さんの間に立って両手を拡げた。
「おい、お前らは下がっていろ!」
「タカさんに酷いことしないで!」
「お願いします!」
ルーとハーが叫んだ。
「ケロ!」
怒貪虎さんがルーとハーをぶっ飛ばす。
20メートルもぶっ飛んで地面に叩きつけられた。
「てめぇ!」
「高虎! よせ!」
「もう我慢できねぇ! 俺の大事な娘に何しやがる!」
「高虎!」
俺は怒り心頭になっていた。
俺や剣士たちならばともかく、ルーとハーに手を出すことは許せない。
俺は素手で殴りかかった。
今までの遣り取りで、ある程度の攻防の形は掴んでいる。
喧嘩屋の俺の中で、「やり方」が構築されていた。
怒貪虎さんは攻撃の「機」を見ることに非常に冴えている。
だから大勢の剣士が一度に襲い掛かっても、悉くかわし反撃されてしまう。
石神家の剣士は恐ろしく強いが、それを上回る強さを持っている。
だが、俺もそれで引き下がるわけにはいかない。
俺を幾ら痛めつけても、それは俺が求めてそうなっていることだ。
ルーとハーには関係が無い。
どうして二人が殴られていいわけがあるか。
「俺も本気で行くぜぇ!」
「高虎! 治まれ!」
「我慢できねぇよ!」
俺は超高速で「奈落」を撃ち込んだ。
怒貪虎さんも、カエルの顔だが人体を模した構造だ。
必ず通じると感じた。
初撃の鉤突きが怒貪虎の左脇腹に突っ込む。
ぱしん
「あれ?」
簡単にはたき落された。
そのまま右頬に強烈なフックを喰らい、アッパーを喰らい、左腿にバットで殴られたようなローキックを喰らい、右脇にミドルキックを喰らい、左のこめかみにハイキックを喰らった。
左右からの連撃で既に気を失い掛けたが、前後左右に振られて倒れることが出来ない。
俺がやろうとした「奈落」を強引になぞっているようだった。
怒貪虎さんには全部分かっていた。
俺は何とか気力を振り絞って全身に「螺旋花」をまとわせた。
「奈落」のほとんどない返し技だ。
「ケロ!」
怒貪虎さんが右手を振っている。
痛かったようだ。
「ざまぁ!」
渾身の力で笑った直後に、鳩尾に強烈な蹴りを喰らって意識を失った。
「タカさん!」
双子の叫び声で俺は意識を取り戻した。
「おう」
「あぁ! 生きてるよ!」
「よかったよー!」
「そんなにかよ!」
全身が痛んだ。
もう大体の傷は塞がり、内臓のダメージも回復しているようだが、相当やられたのは分かる。
「タカさん、弱いね」
「でもありがとうね」
「う、うるせぇ!」
情けない。
でも、俺が逆立ちしても怒貪虎さんには敵わないことは分かった。
ならば。
「タマ!」
「なんだ」
突然現われた絶世の美女のタマに、剣士たちが驚く。
そして大妖魔の出現だと分かり、一斉に構えた。
双子が慌てて味方の妖魔だと説明していく。
「てめぇ、よく聴け! タマ、俺はなんでも「神獣の王」なんだよな?」
「その通りだ」
「妖魔の王たちも俺に平伏するんだよな?」
「そうだ」
俺は激痛の身体を無理矢理ふんぞり返らせて怒貪虎さんに笑みを浮かべた。
「おい、タマ。こいつに俺の凄さを教えてやれ」
双子が呆れて俺を見ている。
「タカさん、ズッコイよ」
「ダサくてちょっと退くよ」
「うるせぇ! タマ!」
タマが怒貪虎さんを向いて言った。
「この者は「神獣の王」だ」
「ケロ!」
怒貪虎さんが驚いている感じがした。
よくは分からないが。
「ざまぁ! おい、もっと詳しく話してやれ!」
「どう言えばいいのだ?」
「ほら! 妖魔の王たちを従えてるとかさ!」
「ああ、王を従えている」
「お前! もっとちゃんと……」
突然腹に衝撃が来た。
100メートルぶっ飛んでまた双子に助けられた。
「グゥゥ! あいつ、「神獣の王」に逆らうのか」
「主、あの者は妖魔ではないぞ?」
「あ?」
「妖魔の王に比肩する力を持っているが、妖魔ではない」
「カエルなのに?」
またぶっ飛んだ。
怒貪虎さんが寝ている俺の腹をまた蹴り飛ばしたのだ。
「もう! 大人しくしてて!」
「内臓がもたないよ!」
「……」
「では俺は帰るからな」
「……」
双子がタマに手を振って、タマは消えて行った。
虎白さんが来た。
「高虎、お前一体何がしたいんだよ?」
「……」
「お前って、ほんとにバカだよな?」
「……」
怒貪虎さんはまたテーブルに戻り、ファンタを飲んでカールを食べ始めた。
ちくしょー。
怒貪虎さんはまたテーブルでカールをつまみにファンタを飲んでいる。
虎白さんが俺の所へ来た。
「高虎、お前無茶すんなぁ」
「すいませんでした」
「怒貪虎さんはよ、世界中の格闘技に精通しているばかりじゃねぇんだ」
「そうですか」
「どの流派だって、もう極めていらっしゃるのな」
「どうだか」
頭を引っぱたかれた。
「今ので分かっただろう」
「「花岡」はあれで全部じゃありませんよ」
「バカ! お前が大陸をぶっ飛ばす技を撃ったって、怒貪虎さんには通じねぇよ」
「じゃあ、「虎王」でやりますよ」
また頭を引っぱたかれた。
「呼んだ瞬間にお前は死ぬよ」
「……」
それからも鍛錬は続き、何度か休憩と言うか、要はみんながボロボロになって手当をしている間を除き、全員が夜中まで必死に怒貪虎さんに向かっていった。
俺たちは斬り刻まれて行ったが、それでも全員が怒貪虎さんに挑んでいた。
怒貪虎さんはそれをずっと捌いて俺たちをぶっ飛ばし斬り飛ばしていた。
しかし、怒貪虎さんはまったく疲れることが無かった。
やはり尋常ではない存在だ。
カエルだが。
深夜の1時を回り、ようやく本格的な休憩に入った。
剣士たちが怒貪虎さんにファンタとカールを出し、怒貪虎さんが嬉しそうに食べ始めた。
俺は自分の傷を治療してから、他の剣士たちの傷を縫合し、「Ω」と「オロチ」の粉末を食べさせたりした。
以前の鍛錬では俺が一方的に斬られていたが、今回は全員が酷い創傷を負っている。
内臓にまで及んでいる傷もあったが、「Ω」「オロチ」と双子の「手かざし」で大事にはならないと診断した。
二人ほど手足が取れそうな剣士は細かな血管や神経の縫合が必要なので、下に運ばれていった。
どうも、病院へ搬送する準備は下で整っており、何時でもオペが出来るように手配されているようだ。
「高虎! お前がいてくれて助かったぜ!」
珍しく虎白さんに褒められた。
俺が「Ω」「オロチ」を提供したのと、俺自身が縫合までしたからだ。
もちろん、双子の「手かざし」も感謝されている。
「いいえ、お役に立てて良かったです」
「お前らがいなきゃよ、随分脱落してたろうからな」
「みなさん必死ですね」
「まあ、怒貪虎さんが来てくれたからなぁ」
テーブルから怒貪虎さんがこっちに来た。
「ケロケロ」
「いや、本当にその通りですよ! もう随分と俺ら、強くしていただきましたから!」
「ケロケロ」
「え? そうなんですか?」
「ケロケロ」
「分かりました! じゃあ、よろしくお願いします!」
虎白さんが敬語を使う相手がいることに、俺はどうにも慣れないでいた。
俺はカルボナーラ味のカールを食べていた。
結構美味い。
「おい! 高虎!」
「はい?」
「お前、早くしろよ!」
「なんですか?」
虎白さんにぶん殴られた。
「今、怒貪虎さんが言っただろう!」
「俺、何言ってんのか分かりませんよ!」
「バカ!」
虎白さんが俺を立たせ、怒貪虎さんの前に連れて行った。
怒貪虎さんが立ち上がった。
「高虎! お前の身体を良く見たいってよ! だから服を脱げ!」
「えぇー!」
「早くしろ!」
俺は仕方なく斬り裂かれてボロボロになったコンバットスーツを脱いだ。
アンダーウェアの上も脱いで、パンツだけになる。
「それも脱げ!」
「やですよ!」
「ケロケロ」
「あ、それはいいってよ」
「もう!」
怒貪虎さんがまじまじと俺の身体を見た。
時々ペタペタと手で触るので気持ち悪かった。
「あの、ちょっと触るのは……」
「ケロケロ!」
「なに?」
「ケロケロ!」
「あの、何言ってるのか分からないんで」
「ケロ!」
いきなり頭を殴られた。
俺は裸で吹っ飛んで顔から地面にぶつかる。
双子が駆け寄ってくる。
俺と怒貪虎さんの間に立って両手を拡げた。
「おい、お前らは下がっていろ!」
「タカさんに酷いことしないで!」
「お願いします!」
ルーとハーが叫んだ。
「ケロ!」
怒貪虎さんがルーとハーをぶっ飛ばす。
20メートルもぶっ飛んで地面に叩きつけられた。
「てめぇ!」
「高虎! よせ!」
「もう我慢できねぇ! 俺の大事な娘に何しやがる!」
「高虎!」
俺は怒り心頭になっていた。
俺や剣士たちならばともかく、ルーとハーに手を出すことは許せない。
俺は素手で殴りかかった。
今までの遣り取りで、ある程度の攻防の形は掴んでいる。
喧嘩屋の俺の中で、「やり方」が構築されていた。
怒貪虎さんは攻撃の「機」を見ることに非常に冴えている。
だから大勢の剣士が一度に襲い掛かっても、悉くかわし反撃されてしまう。
石神家の剣士は恐ろしく強いが、それを上回る強さを持っている。
だが、俺もそれで引き下がるわけにはいかない。
俺を幾ら痛めつけても、それは俺が求めてそうなっていることだ。
ルーとハーには関係が無い。
どうして二人が殴られていいわけがあるか。
「俺も本気で行くぜぇ!」
「高虎! 治まれ!」
「我慢できねぇよ!」
俺は超高速で「奈落」を撃ち込んだ。
怒貪虎さんも、カエルの顔だが人体を模した構造だ。
必ず通じると感じた。
初撃の鉤突きが怒貪虎の左脇腹に突っ込む。
ぱしん
「あれ?」
簡単にはたき落された。
そのまま右頬に強烈なフックを喰らい、アッパーを喰らい、左腿にバットで殴られたようなローキックを喰らい、右脇にミドルキックを喰らい、左のこめかみにハイキックを喰らった。
左右からの連撃で既に気を失い掛けたが、前後左右に振られて倒れることが出来ない。
俺がやろうとした「奈落」を強引になぞっているようだった。
怒貪虎さんには全部分かっていた。
俺は何とか気力を振り絞って全身に「螺旋花」をまとわせた。
「奈落」のほとんどない返し技だ。
「ケロ!」
怒貪虎さんが右手を振っている。
痛かったようだ。
「ざまぁ!」
渾身の力で笑った直後に、鳩尾に強烈な蹴りを喰らって意識を失った。
「タカさん!」
双子の叫び声で俺は意識を取り戻した。
「おう」
「あぁ! 生きてるよ!」
「よかったよー!」
「そんなにかよ!」
全身が痛んだ。
もう大体の傷は塞がり、内臓のダメージも回復しているようだが、相当やられたのは分かる。
「タカさん、弱いね」
「でもありがとうね」
「う、うるせぇ!」
情けない。
でも、俺が逆立ちしても怒貪虎さんには敵わないことは分かった。
ならば。
「タマ!」
「なんだ」
突然現われた絶世の美女のタマに、剣士たちが驚く。
そして大妖魔の出現だと分かり、一斉に構えた。
双子が慌てて味方の妖魔だと説明していく。
「てめぇ、よく聴け! タマ、俺はなんでも「神獣の王」なんだよな?」
「その通りだ」
「妖魔の王たちも俺に平伏するんだよな?」
「そうだ」
俺は激痛の身体を無理矢理ふんぞり返らせて怒貪虎さんに笑みを浮かべた。
「おい、タマ。こいつに俺の凄さを教えてやれ」
双子が呆れて俺を見ている。
「タカさん、ズッコイよ」
「ダサくてちょっと退くよ」
「うるせぇ! タマ!」
タマが怒貪虎さんを向いて言った。
「この者は「神獣の王」だ」
「ケロ!」
怒貪虎さんが驚いている感じがした。
よくは分からないが。
「ざまぁ! おい、もっと詳しく話してやれ!」
「どう言えばいいのだ?」
「ほら! 妖魔の王たちを従えてるとかさ!」
「ああ、王を従えている」
「お前! もっとちゃんと……」
突然腹に衝撃が来た。
100メートルぶっ飛んでまた双子に助けられた。
「グゥゥ! あいつ、「神獣の王」に逆らうのか」
「主、あの者は妖魔ではないぞ?」
「あ?」
「妖魔の王に比肩する力を持っているが、妖魔ではない」
「カエルなのに?」
またぶっ飛んだ。
怒貪虎さんが寝ている俺の腹をまた蹴り飛ばしたのだ。
「もう! 大人しくしてて!」
「内臓がもたないよ!」
「……」
「では俺は帰るからな」
「……」
双子がタマに手を振って、タマは消えて行った。
虎白さんが来た。
「高虎、お前一体何がしたいんだよ?」
「……」
「お前って、ほんとにバカだよな?」
「……」
怒貪虎さんはまたテーブルに戻り、ファンタを飲んでカールを食べ始めた。
ちくしょー。
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