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般若の男 Ⅲ
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翌朝。
青から電話が来た。
「明穂さんが待っててくれるそうだ」
「そうか、何時だ?」
「先方に午後1時と言ってある。12時半に、清澄白河の駅に来てくれないか?」
「分かった」
地下鉄を乗り継いで駅で待っていると、青が俺を見つけた。
近くの喫茶店で時間を潰す。
青が緊張している。
「お前、自分のことはどこまで話すつもりなんだ?」
「全部話そうと思っている。ヤクザなこともな」
「そうか」
本人がそのつもりならば、俺も言うことは無い。
青は全てを晒して、自分を受け入れなくても良いと思っている。
純情なのだ。
いい時間になり、二人で歩いた。
駅から10分程の距離だった。
ドアの前でチャイムを鳴らすと、篠山明穂が出て来た。
青の言う通り、綺麗な女性だった。
「柴葉さん」
「今日はすいません。友人の石神です」
「石神です。突然にすいません」
「いえ、篠山です。どうぞ中へ」
綺麗に片付いている部屋だった。
隅にも埃一つない。
目の不自由な人間がここまでにするのは、相当なことだろうと思った。
自分の運命を受け入れ、必死に生きている人間だ。
俺はそのことだけで、篠山明穂という女性を尊敬した。
狭いアパートで、4畳半のキッチンと6畳の畳の部屋があるばかりだ。
ビニールの衣装ケースが一つと引出しタンスと、その上にラジオが一つあった。
あとは小さなテーブルがあるだけ。
質素な部屋だった。
俺たちは畳の上に座り、小さなテーブルを囲んだ。
篠山明穂がお茶を煎れてくれる。
目が不自由なことを感じさせない、自然な動作だった。
青がいきなり話し出した。
「明穂さん! 俺と結婚してくれませんか!」
「……」
篠山明穂は驚かなかった。
まあ、不器用な青がこれほどまでに親切にしているのだ。
おおよその予想は付いていたのだろう。
「あの、柴葉さん。お気持ちは嬉しいのですが」
「明穂さん。俺はヤクザです!」
「え?」
「でも、足を洗って、真っ当な人生を歩むつもりです! ですからどうか!」
「あの……」
俺は青の頭を引っぱたき、落ち着けと言った。
「すいません。こいつ、女性に惚れたのが初めてのようで。どうにも気持ちが納まらずに」
「いいえ、柴葉さんが優しい方なのはよく知っておりますので」
篠山明穂は少し微笑んだ。
その笑顔を見て、俺は篠山明穂も青のことを嫌ってはいないと感じた。
「こいつとはガキの頃からの喧嘩相手でしてね。お互いに暴走族で、敵チーム同士でして」
「え!」
「ひょんなことで再会しまして。それで何をトチ狂ったのか、敵だった俺に助けてくれって」
「それは?」
「あなたのことですよ。自分じゃどうにもならないんで、俺に何とかしろってねぇ。この世で一番嫌いな俺に頭を下げて来たんです」
「柴葉さん……」
篠山明穂は柴葉の方を向いた。
目は見えなくとも、分るらしい。
「こいつがあなたに惚れて、あなたを大切にしたいって気持ちは本物です。そのためには憎い俺に頭を下げ、ヤクザも辞める。こいつは絶対にそうします」
「……」
篠山明穂も分かったようだ。
「こいつはあなたを絶対に大事にする。俺が保証しますよ。でも、もちろんあなたの気持ちが一番だ。嫌だったら、そう言って下さい。俺が絶対にこいつに言い聞かせますから」
「石神さん、ありがとうございます」
篠山明穂は改めて自分の気持ちを打ち明けてくれた。
自分は目が見えないこと。
だから、青のために何もしてやれないと。
「そんなこと! あなたが一緒にいてくれるだけで、俺は!」
「柴葉さん。もう一つお話ししなければならないことがあります」
「なんでしょうか!」
「私は長く生きられません」
「「!」」
俺も驚いた。
篠山明穂は白血病だった。
今も治療中だったが、進展は無い。
「もしかして、その目は《シタラビン》の大量投与ですか?」
「はい。よく御存知で」
俺は自分が医者であることを話した。
抗がん剤の中でも、急性白血病の治療薬だ。
しかし、大量投与が必要で、その副作用で視力を失うこともある。
「そうだったんですか」
青が俺の肩を掴んだ。
「赤虎! お前、何とかできないか! 明穂さんを助けてくれ! 頼む!」
「待て、落ち着け!」
「金なら幾らでも用意する! だから頼む!」
「うるせぇ! いいから落ち着けって!」
青が泣き顔で俺に必死に頼んだ。
青の気持ちは痛い程に分かる。
しかしそれは別の話だ。
「篠山さん。青はあなたに出来るだけのことをしますよ。もちろん、あなたがこいつを受け入れてくれればですが」
「はい」
本当に、出来得る最高の治療を受けさせてやれるだろう。
でも俺はその場で返事は難しいだろうと、青を引っ張って辞した。
結局、篠山明穂は青のプロポーズを受け入れた。
青がその後も必死に自分の気持ちを打ち明け続けた結果だ。
結局俺などは必要無かったのだ。
青の誠意と純情が全てだった。
篠山明穂の言う、自分がいつまで生きられるか分からないこと、子どもは作れないことを納得してもらい、二人は結婚した。
組を抜けるために、青は結構な金を使った。
しかし、それ以上に青は金を隠し持っており、二人は一緒に暮らし始めた。
また青に呼ばれた。
「明穂さんが、喫茶店をやりたいと言っているんだ」
「そうなのか。でも、お前が喫茶店をやるのかよ?」
「やる。明穂さんのためなら、何でもする」
あの冷酷非道の青がそんなことを言った。
俺は笑って、うちの病院近くに丁度廃業した店があると伝えた。
青と明穂さんは、そこで一緒に店を開き、その店の2階で生活を始めた。
小さな喫茶店だったが、建物に蔦が絡み、いい雰囲気の家だった。
広い駐車場が隣にあり、小さな2階建ての家。
うちの病院から歩いて5分の距離だった。
俺はそこに通い、二人で楽しそうに店を経営するのを見ていた。
青が人が変わったように優しくなり、明穂さんといつも笑っていた。
本当に幸せそうな二人だった。
店は「般若」という、およそ喫茶店にはそぐわない名前にした。
青が黙っていれば分からない、自分の背中の刺青を明穂さんに話したのだろう。
そして明穂さんも、それを受け入れてくれたのだろう。
やがて明穂さんの容体が悪くなり、うちの病院に入院した。
青は毎日見舞いに来て、明穂さんの面倒を見た。
しかし、全身に転移したガンはどうしようもなく、明穂さんは亡くなった。
葬儀の後、俺は青に店に呼ばれた。
「赤虎、いや石神先生。本当にお世話になりました」
「いいって。大したことも出来なかったな。悪かった」
明穂さんには言わなかったが、結婚してすぐにうちの病院で検査した時には、もう転移がどうしようもない状況だった。
それでも青は精一杯に明穂さんのために尽くした。
明穂さんとの残り少ない時間を、青はこの上なく大切にした。
「いや、石神先生のお陰で、明穂は幸せに逝った。俺は幸せに出来たよ」
「そうか」
青がコーヒーを淹れて来た。
いつものように、俺の前に置く。
「あいつが死ぬ前に言ってくれたんだ」
「ああ」
「自分は本当に幸せだったと。俺に礼を言って逝った。だから俺は満足だ」
「そうか」
コーヒーがやけに苦かった。
俺は砂糖とミルクを入れた。
「明穂さんはよ、お前も救ってくれたんだよな?」
青が顔を覆って泣き出した。
俺は肩を叩いて、店を出た。
ドアが閉まると、青の嗚咽が聴こえて来た。
《般若》は恐ろしい鬼女の面だが、元々は仏教の「智慧」を表わす。
《般若》によって、人は苦しみから離れ、清浄の道を歩み始めると言う。
《アジタ(人名)よ、命ある者における煩悩の流れを堰き止めるものは、気づき(sati)である。
それが煩悩の流れを堰き止める、とわたしは説く。般若によって、それら(煩悩の流れ)は塞がれる。》(『スッタニパータ』1035)
青は堰き止めることが出来ただろうか。
青の中にあった深い悲しみは、いつか癒えるのだろうか。
《般若》を背負ったあの男は、いつか本当に笑える日が来るだろうか。
俺はずっと、それを願っている。
青から電話が来た。
「明穂さんが待っててくれるそうだ」
「そうか、何時だ?」
「先方に午後1時と言ってある。12時半に、清澄白河の駅に来てくれないか?」
「分かった」
地下鉄を乗り継いで駅で待っていると、青が俺を見つけた。
近くの喫茶店で時間を潰す。
青が緊張している。
「お前、自分のことはどこまで話すつもりなんだ?」
「全部話そうと思っている。ヤクザなこともな」
「そうか」
本人がそのつもりならば、俺も言うことは無い。
青は全てを晒して、自分を受け入れなくても良いと思っている。
純情なのだ。
いい時間になり、二人で歩いた。
駅から10分程の距離だった。
ドアの前でチャイムを鳴らすと、篠山明穂が出て来た。
青の言う通り、綺麗な女性だった。
「柴葉さん」
「今日はすいません。友人の石神です」
「石神です。突然にすいません」
「いえ、篠山です。どうぞ中へ」
綺麗に片付いている部屋だった。
隅にも埃一つない。
目の不自由な人間がここまでにするのは、相当なことだろうと思った。
自分の運命を受け入れ、必死に生きている人間だ。
俺はそのことだけで、篠山明穂という女性を尊敬した。
狭いアパートで、4畳半のキッチンと6畳の畳の部屋があるばかりだ。
ビニールの衣装ケースが一つと引出しタンスと、その上にラジオが一つあった。
あとは小さなテーブルがあるだけ。
質素な部屋だった。
俺たちは畳の上に座り、小さなテーブルを囲んだ。
篠山明穂がお茶を煎れてくれる。
目が不自由なことを感じさせない、自然な動作だった。
青がいきなり話し出した。
「明穂さん! 俺と結婚してくれませんか!」
「……」
篠山明穂は驚かなかった。
まあ、不器用な青がこれほどまでに親切にしているのだ。
おおよその予想は付いていたのだろう。
「あの、柴葉さん。お気持ちは嬉しいのですが」
「明穂さん。俺はヤクザです!」
「え?」
「でも、足を洗って、真っ当な人生を歩むつもりです! ですからどうか!」
「あの……」
俺は青の頭を引っぱたき、落ち着けと言った。
「すいません。こいつ、女性に惚れたのが初めてのようで。どうにも気持ちが納まらずに」
「いいえ、柴葉さんが優しい方なのはよく知っておりますので」
篠山明穂は少し微笑んだ。
その笑顔を見て、俺は篠山明穂も青のことを嫌ってはいないと感じた。
「こいつとはガキの頃からの喧嘩相手でしてね。お互いに暴走族で、敵チーム同士でして」
「え!」
「ひょんなことで再会しまして。それで何をトチ狂ったのか、敵だった俺に助けてくれって」
「それは?」
「あなたのことですよ。自分じゃどうにもならないんで、俺に何とかしろってねぇ。この世で一番嫌いな俺に頭を下げて来たんです」
「柴葉さん……」
篠山明穂は柴葉の方を向いた。
目は見えなくとも、分るらしい。
「こいつがあなたに惚れて、あなたを大切にしたいって気持ちは本物です。そのためには憎い俺に頭を下げ、ヤクザも辞める。こいつは絶対にそうします」
「……」
篠山明穂も分かったようだ。
「こいつはあなたを絶対に大事にする。俺が保証しますよ。でも、もちろんあなたの気持ちが一番だ。嫌だったら、そう言って下さい。俺が絶対にこいつに言い聞かせますから」
「石神さん、ありがとうございます」
篠山明穂は改めて自分の気持ちを打ち明けてくれた。
自分は目が見えないこと。
だから、青のために何もしてやれないと。
「そんなこと! あなたが一緒にいてくれるだけで、俺は!」
「柴葉さん。もう一つお話ししなければならないことがあります」
「なんでしょうか!」
「私は長く生きられません」
「「!」」
俺も驚いた。
篠山明穂は白血病だった。
今も治療中だったが、進展は無い。
「もしかして、その目は《シタラビン》の大量投与ですか?」
「はい。よく御存知で」
俺は自分が医者であることを話した。
抗がん剤の中でも、急性白血病の治療薬だ。
しかし、大量投与が必要で、その副作用で視力を失うこともある。
「そうだったんですか」
青が俺の肩を掴んだ。
「赤虎! お前、何とかできないか! 明穂さんを助けてくれ! 頼む!」
「待て、落ち着け!」
「金なら幾らでも用意する! だから頼む!」
「うるせぇ! いいから落ち着けって!」
青が泣き顔で俺に必死に頼んだ。
青の気持ちは痛い程に分かる。
しかしそれは別の話だ。
「篠山さん。青はあなたに出来るだけのことをしますよ。もちろん、あなたがこいつを受け入れてくれればですが」
「はい」
本当に、出来得る最高の治療を受けさせてやれるだろう。
でも俺はその場で返事は難しいだろうと、青を引っ張って辞した。
結局、篠山明穂は青のプロポーズを受け入れた。
青がその後も必死に自分の気持ちを打ち明け続けた結果だ。
結局俺などは必要無かったのだ。
青の誠意と純情が全てだった。
篠山明穂の言う、自分がいつまで生きられるか分からないこと、子どもは作れないことを納得してもらい、二人は結婚した。
組を抜けるために、青は結構な金を使った。
しかし、それ以上に青は金を隠し持っており、二人は一緒に暮らし始めた。
また青に呼ばれた。
「明穂さんが、喫茶店をやりたいと言っているんだ」
「そうなのか。でも、お前が喫茶店をやるのかよ?」
「やる。明穂さんのためなら、何でもする」
あの冷酷非道の青がそんなことを言った。
俺は笑って、うちの病院近くに丁度廃業した店があると伝えた。
青と明穂さんは、そこで一緒に店を開き、その店の2階で生活を始めた。
小さな喫茶店だったが、建物に蔦が絡み、いい雰囲気の家だった。
広い駐車場が隣にあり、小さな2階建ての家。
うちの病院から歩いて5分の距離だった。
俺はそこに通い、二人で楽しそうに店を経営するのを見ていた。
青が人が変わったように優しくなり、明穂さんといつも笑っていた。
本当に幸せそうな二人だった。
店は「般若」という、およそ喫茶店にはそぐわない名前にした。
青が黙っていれば分からない、自分の背中の刺青を明穂さんに話したのだろう。
そして明穂さんも、それを受け入れてくれたのだろう。
やがて明穂さんの容体が悪くなり、うちの病院に入院した。
青は毎日見舞いに来て、明穂さんの面倒を見た。
しかし、全身に転移したガンはどうしようもなく、明穂さんは亡くなった。
葬儀の後、俺は青に店に呼ばれた。
「赤虎、いや石神先生。本当にお世話になりました」
「いいって。大したことも出来なかったな。悪かった」
明穂さんには言わなかったが、結婚してすぐにうちの病院で検査した時には、もう転移がどうしようもない状況だった。
それでも青は精一杯に明穂さんのために尽くした。
明穂さんとの残り少ない時間を、青はこの上なく大切にした。
「いや、石神先生のお陰で、明穂は幸せに逝った。俺は幸せに出来たよ」
「そうか」
青がコーヒーを淹れて来た。
いつものように、俺の前に置く。
「あいつが死ぬ前に言ってくれたんだ」
「ああ」
「自分は本当に幸せだったと。俺に礼を言って逝った。だから俺は満足だ」
「そうか」
コーヒーがやけに苦かった。
俺は砂糖とミルクを入れた。
「明穂さんはよ、お前も救ってくれたんだよな?」
青が顔を覆って泣き出した。
俺は肩を叩いて、店を出た。
ドアが閉まると、青の嗚咽が聴こえて来た。
《般若》は恐ろしい鬼女の面だが、元々は仏教の「智慧」を表わす。
《般若》によって、人は苦しみから離れ、清浄の道を歩み始めると言う。
《アジタ(人名)よ、命ある者における煩悩の流れを堰き止めるものは、気づき(sati)である。
それが煩悩の流れを堰き止める、とわたしは説く。般若によって、それら(煩悩の流れ)は塞がれる。》(『スッタニパータ』1035)
青は堰き止めることが出来ただろうか。
青の中にあった深い悲しみは、いつか癒えるのだろうか。
《般若》を背負ったあの男は、いつか本当に笑える日が来るだろうか。
俺はずっと、それを願っている。
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