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JWのギター
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「トラ!」
「よう、エミー! 元気そうだな!」
「うん! ニューヨークに来てたんだ!」
「ああ、久しぶりにここで飲みたくなったんだ」
「嬉しい!」
俺は緑子にエミーを紹介した。
「女優なんだ。ミドリコ・ツボウチ。今回は『マリーゴールドの女』という芝居をブロードウェイでやることになってな。日本で彼女が主演女優だったんで、呼ばれて来たんだよ」
「そうなんだ! 今、話題になってる芝居よね! 私も是非観に行きたいと思ってたの!」
「そうなのか」
俺たちは奥のテーブルに案内された。
店は混んでいるが、俺たちのためにテーブルが一つ開けられた。
席を譲ってくれた連中に、ビールを振る舞う。
「賑やかなお店ね」
「もう20年近くな」
「そんなに!」
亜紀ちゃんに注文を任せ、俺は緑子と話した。
「俺が傭兵をしていたことは話したよな?」
「うん、驚いたけどね。でも、あんたの強さを見て分かった」
「ニューヨークで、その時の友達がずっと傭兵稼業をしてるんだ」
俺は聖がマフィアの仕事を受けて、料金を踏み倒された話をした。
「俺が一緒にそのマフィアの屋敷に乗り込んでな」
「えぇー!」
「5万ドルの仕事を、二人で20万ドルずつもらった」
「いしがみ!」
「ワハハハハハハハ!」
「その時にあのエミーに誘われて、ここで時々飲むようになったということだ」
亜紀ちゃんが注文を終えてニコニコしていた。
「タカさん、肝心なお話が抜けてますよ」
「何も抜けてねぇ!」
亜紀ちゃんが、俺がエミーに10万ドルを渡したと話した。
「え、どうして?」
「エミーを一晩買ったんだよ」
「あんたぁ!」
緑子が怒る。
亜紀ちゃんが笑って違うのだと言った。
「タカさんは、エミーのお父さんが怪我をしたのを知って、その治療費をあげたんですよ」
「え!」
「俺じゃねぇよ。店員が間違えてTシャツのケースに10万ドルを入れちゃったんだ」
「あんた、何言ってんの?」
エミーがバドと料理を持ってきた。
「トラ、いつまでいるの?」
「明日いっぱいだな。今日は早く仕事が終わったんで来たんだ」
「そうなの、嬉しい!」
エイミーが俺の頬にキスをして行った。
「石神、どこでもあんたはタラシなのね」
「おい、何言ってんだよ!」
「20年前って、あの子いくつ?」
「10歳くらいか?」
「ハァー」
緑子はため息を吐いた。
俺は話題を変えるために、サンドラのことを聞いた。
「あー、サンドラね」
「おう、どんな感じだ?」
「おんなじよ」
「あ?」
「あんたに惚れた」
「「!」」
亜紀ちゃんと二人で驚いた。
「もう一目惚れね。あれはないわー」
「お前、何言ってんだよ」
俺は笑顔で声を掛け、冗談だと言ってもらおうとした。
「石神はさ、なんかヘンな光線でも出してんの?」
「あ! それ石動に言われた!」
「誰よ、イスルギって?」
「うん。学生時代に仲良くなってさ」
「へぇ」
「エロビデオの世界一の収集家」
「バカ!」
怒った緑子に、亜紀ちゃんが詳しい説明をしていた。
亜紀ちゃんにはまったく怒らないので不公平だ。
「今でも毎月タカさんに送ってくるんですよ」
「何よ、それぇ!」
「それとですね! この人石動さんに誘われてAVに出てたんですよ!」
「まあ、一応俺も男優なんだよ」
「「ふざけんなぁ!」」
二人に頭をはたかれた。
「おい、そんな話じゃなくて! サンドラはちゃんと芝居をやれそうなのかよ!」
緑子が俺を睨んでいたが、話し出した。
「もちろんよ。あの人は大女優なんだからね。あんたも、これまでの作品は知ってるでしょ?」
「まあな。でも舞台は知らないし、これまでも、そんなに感動した演技でもねぇしな」
「そんなこと! そりゃ石神は映画はたくさん見てるけどさ」
「俺の知ってる最高の女優には及ばないからな」
「誰よ、それ?」
緑子を指さした。
緑子が赤くなる。
バドのせいではない。
俺の指をへし折る勢いで下にさげさせた。
「あ、あんた、本当にいい加減にしなさいよね!」
「だって、本当のことだもん。お前が最高だよ」
「石神!」
「他の女優なんて全然。俺にとってはな」
「ばか!」
亜紀ちゃんが笑っている。
「でも緑子さん、本当なんですよ?」
「え?」
「緑子さんの『マリーゴールドの女』は最高なんだって、タカさんがいつも」
「……」
「あの時のお芝居も! 「また緑子が素晴らしくなった」って、泣きそうな顔で言ってましたもん!」
「おい、辞めろって」
「石神……」
緑子が俺を見詰めている。
「だからよ、言ってるだろう。お前が俺の中では最高の女優なんだって」
「あんたにそんなに褒められるなんて」
「何言ってんだよ! お前、散々頑張って来ただろう」
緑子が微笑んだ。
「確かにね。でも、他の俳優だってみんなそうよ」
「そんなの知らねぇ。俺はお前だけだ」
「何? もしかして口説いてるの?」
「バカヤロウ!」
緑子と亜紀ちゃんが笑った。
エミーがここの名物のフィッシュ&チップスを持って来た。
バドによく合う。
それにいつも量が多いのだが、今日は俺たちのために更に大盛りだった。
エミーが楽しそうだね、と言った。
「ああ、緑子が早く帰って旦那に会いたいって言うもんでな」
「あ! 結婚してるんだ!」
「そうだよ。カッチョイイ旦那だぞ?」
「そっかー!」
亜紀ちゃんが緑子に通訳し、緑子が俺に殴りかかって来た。
俺は笑って手で受け止めた。
「エミー、タカさんのCDって知ってる?」
「え! なにそれ!」
亜紀ちゃんが、俺がギターのCDを出していることを話した。
「それでこないだね、2枚目の録音を済ませたの。もうすぐ出るよ!」
「欲しい! ねえ、最初のもまだ買える?」
「もちろん! でも、うちに一杯あるからここに送るよ」
「ほんとに!」
亜紀ちゃんが住所を聞くと、エミーがすぐに店のカードを持って来た。
「石神、CDを出してるの?」
「ああ、まあなー」
「私も欲しい!」
「よせよ!」
亜紀ちゃんが笑顔で緑子に送ると言った。
ついでに緑子の住所を聞く。
エミーがどこかからギターを持って来た。
「お客さんの忘れ物なの」
「おい!」
エミーが勝手にケースを開いて俺にギターを渡す。
「やんのかよ!」
「トラ! お願い!」
俺は調弦し、エスタス・トーネを弾いた。
他の客が大騒ぎになった。
「おい! タダじゃねぇんだ! みんな死ぬほど注文しろ!」
みんな笑いながら酒を追加し、俺のテーブルにも持って来る。
亜紀ちゃんが、俺の演奏で飼い猫が踊るのだと、スマホの動画をみんなに見せた。
大爆笑になった。
俺はまた何曲か弾いて歌った。
そろそろ帰るかと、エミーにギターを返した。
相当使い込んだいいギターだった。
ふと、剥がれかけたラベルを見た。
《Ignacio Fleta》
「おお! イグナシオ・フレタだったのかぁ!」
エミーたちはよく分かって無い。
ここでその価値を口にするのは、酔客も多いので控えた。
「エミー、誰の忘れ物か分かってるのか?」
「分からないの。ずっと前に来た人。おじいちゃんだったけど、ジョン・ウィ、なんとか」
「!」
俺は一人、イグナシオ・フレタを愛用していたギタリストを知っている。
世界的に有名な人物だ。
かのセゴビアの弟子にして、セゴビアから音楽性の塊と評された。
ジョン・C・ウェラー。
クラシックに拘らずに、フュージョンやジャズ、ポップスにまで手を拡げ、また作曲も多い。
「トラ、良かったら持ってく?」
「じょ、冗談じゃねぇ!」
ラベルをもう一度よく見た。
そしてボディの削れたサインが「John C Weller」と読めそうで怖かった。
イグナシオ・フレタで数百万円。
それが、かの有名なギタリストのものだとすれば、億を超えても不思議ではない。
俺は何も言わずに店を出た。
「タカさん! 今日も楽しかったですね!」
「おう」
「石神、ありがとう。私も楽しかった」
「お、おう」
まあ、それなら良かったか。
三人で酔い覚ましに歩いて帰った。
「あー! タカさんのCD楽しみだな!」
亜紀ちゃんが言い、緑子が笑っていた。
それどこじゃねぇんだが。
俺はすっかり酔いが覚めていた。
ちくしょー。
「よう、エミー! 元気そうだな!」
「うん! ニューヨークに来てたんだ!」
「ああ、久しぶりにここで飲みたくなったんだ」
「嬉しい!」
俺は緑子にエミーを紹介した。
「女優なんだ。ミドリコ・ツボウチ。今回は『マリーゴールドの女』という芝居をブロードウェイでやることになってな。日本で彼女が主演女優だったんで、呼ばれて来たんだよ」
「そうなんだ! 今、話題になってる芝居よね! 私も是非観に行きたいと思ってたの!」
「そうなのか」
俺たちは奥のテーブルに案内された。
店は混んでいるが、俺たちのためにテーブルが一つ開けられた。
席を譲ってくれた連中に、ビールを振る舞う。
「賑やかなお店ね」
「もう20年近くな」
「そんなに!」
亜紀ちゃんに注文を任せ、俺は緑子と話した。
「俺が傭兵をしていたことは話したよな?」
「うん、驚いたけどね。でも、あんたの強さを見て分かった」
「ニューヨークで、その時の友達がずっと傭兵稼業をしてるんだ」
俺は聖がマフィアの仕事を受けて、料金を踏み倒された話をした。
「俺が一緒にそのマフィアの屋敷に乗り込んでな」
「えぇー!」
「5万ドルの仕事を、二人で20万ドルずつもらった」
「いしがみ!」
「ワハハハハハハハ!」
「その時にあのエミーに誘われて、ここで時々飲むようになったということだ」
亜紀ちゃんが注文を終えてニコニコしていた。
「タカさん、肝心なお話が抜けてますよ」
「何も抜けてねぇ!」
亜紀ちゃんが、俺がエミーに10万ドルを渡したと話した。
「え、どうして?」
「エミーを一晩買ったんだよ」
「あんたぁ!」
緑子が怒る。
亜紀ちゃんが笑って違うのだと言った。
「タカさんは、エミーのお父さんが怪我をしたのを知って、その治療費をあげたんですよ」
「え!」
「俺じゃねぇよ。店員が間違えてTシャツのケースに10万ドルを入れちゃったんだ」
「あんた、何言ってんの?」
エミーがバドと料理を持ってきた。
「トラ、いつまでいるの?」
「明日いっぱいだな。今日は早く仕事が終わったんで来たんだ」
「そうなの、嬉しい!」
エイミーが俺の頬にキスをして行った。
「石神、どこでもあんたはタラシなのね」
「おい、何言ってんだよ!」
「20年前って、あの子いくつ?」
「10歳くらいか?」
「ハァー」
緑子はため息を吐いた。
俺は話題を変えるために、サンドラのことを聞いた。
「あー、サンドラね」
「おう、どんな感じだ?」
「おんなじよ」
「あ?」
「あんたに惚れた」
「「!」」
亜紀ちゃんと二人で驚いた。
「もう一目惚れね。あれはないわー」
「お前、何言ってんだよ」
俺は笑顔で声を掛け、冗談だと言ってもらおうとした。
「石神はさ、なんかヘンな光線でも出してんの?」
「あ! それ石動に言われた!」
「誰よ、イスルギって?」
「うん。学生時代に仲良くなってさ」
「へぇ」
「エロビデオの世界一の収集家」
「バカ!」
怒った緑子に、亜紀ちゃんが詳しい説明をしていた。
亜紀ちゃんにはまったく怒らないので不公平だ。
「今でも毎月タカさんに送ってくるんですよ」
「何よ、それぇ!」
「それとですね! この人石動さんに誘われてAVに出てたんですよ!」
「まあ、一応俺も男優なんだよ」
「「ふざけんなぁ!」」
二人に頭をはたかれた。
「おい、そんな話じゃなくて! サンドラはちゃんと芝居をやれそうなのかよ!」
緑子が俺を睨んでいたが、話し出した。
「もちろんよ。あの人は大女優なんだからね。あんたも、これまでの作品は知ってるでしょ?」
「まあな。でも舞台は知らないし、これまでも、そんなに感動した演技でもねぇしな」
「そんなこと! そりゃ石神は映画はたくさん見てるけどさ」
「俺の知ってる最高の女優には及ばないからな」
「誰よ、それ?」
緑子を指さした。
緑子が赤くなる。
バドのせいではない。
俺の指をへし折る勢いで下にさげさせた。
「あ、あんた、本当にいい加減にしなさいよね!」
「だって、本当のことだもん。お前が最高だよ」
「石神!」
「他の女優なんて全然。俺にとってはな」
「ばか!」
亜紀ちゃんが笑っている。
「でも緑子さん、本当なんですよ?」
「え?」
「緑子さんの『マリーゴールドの女』は最高なんだって、タカさんがいつも」
「……」
「あの時のお芝居も! 「また緑子が素晴らしくなった」って、泣きそうな顔で言ってましたもん!」
「おい、辞めろって」
「石神……」
緑子が俺を見詰めている。
「だからよ、言ってるだろう。お前が俺の中では最高の女優なんだって」
「あんたにそんなに褒められるなんて」
「何言ってんだよ! お前、散々頑張って来ただろう」
緑子が微笑んだ。
「確かにね。でも、他の俳優だってみんなそうよ」
「そんなの知らねぇ。俺はお前だけだ」
「何? もしかして口説いてるの?」
「バカヤロウ!」
緑子と亜紀ちゃんが笑った。
エミーがここの名物のフィッシュ&チップスを持って来た。
バドによく合う。
それにいつも量が多いのだが、今日は俺たちのために更に大盛りだった。
エミーが楽しそうだね、と言った。
「ああ、緑子が早く帰って旦那に会いたいって言うもんでな」
「あ! 結婚してるんだ!」
「そうだよ。カッチョイイ旦那だぞ?」
「そっかー!」
亜紀ちゃんが緑子に通訳し、緑子が俺に殴りかかって来た。
俺は笑って手で受け止めた。
「エミー、タカさんのCDって知ってる?」
「え! なにそれ!」
亜紀ちゃんが、俺がギターのCDを出していることを話した。
「それでこないだね、2枚目の録音を済ませたの。もうすぐ出るよ!」
「欲しい! ねえ、最初のもまだ買える?」
「もちろん! でも、うちに一杯あるからここに送るよ」
「ほんとに!」
亜紀ちゃんが住所を聞くと、エミーがすぐに店のカードを持って来た。
「石神、CDを出してるの?」
「ああ、まあなー」
「私も欲しい!」
「よせよ!」
亜紀ちゃんが笑顔で緑子に送ると言った。
ついでに緑子の住所を聞く。
エミーがどこかからギターを持って来た。
「お客さんの忘れ物なの」
「おい!」
エミーが勝手にケースを開いて俺にギターを渡す。
「やんのかよ!」
「トラ! お願い!」
俺は調弦し、エスタス・トーネを弾いた。
他の客が大騒ぎになった。
「おい! タダじゃねぇんだ! みんな死ぬほど注文しろ!」
みんな笑いながら酒を追加し、俺のテーブルにも持って来る。
亜紀ちゃんが、俺の演奏で飼い猫が踊るのだと、スマホの動画をみんなに見せた。
大爆笑になった。
俺はまた何曲か弾いて歌った。
そろそろ帰るかと、エミーにギターを返した。
相当使い込んだいいギターだった。
ふと、剥がれかけたラベルを見た。
《Ignacio Fleta》
「おお! イグナシオ・フレタだったのかぁ!」
エミーたちはよく分かって無い。
ここでその価値を口にするのは、酔客も多いので控えた。
「エミー、誰の忘れ物か分かってるのか?」
「分からないの。ずっと前に来た人。おじいちゃんだったけど、ジョン・ウィ、なんとか」
「!」
俺は一人、イグナシオ・フレタを愛用していたギタリストを知っている。
世界的に有名な人物だ。
かのセゴビアの弟子にして、セゴビアから音楽性の塊と評された。
ジョン・C・ウェラー。
クラシックに拘らずに、フュージョンやジャズ、ポップスにまで手を拡げ、また作曲も多い。
「トラ、良かったら持ってく?」
「じょ、冗談じゃねぇ!」
ラベルをもう一度よく見た。
そしてボディの削れたサインが「John C Weller」と読めそうで怖かった。
イグナシオ・フレタで数百万円。
それが、かの有名なギタリストのものだとすれば、億を超えても不思議ではない。
俺は何も言わずに店を出た。
「タカさん! 今日も楽しかったですね!」
「おう」
「石神、ありがとう。私も楽しかった」
「お、おう」
まあ、それなら良かったか。
三人で酔い覚ましに歩いて帰った。
「あー! タカさんのCD楽しみだな!」
亜紀ちゃんが言い、緑子が笑っていた。
それどこじゃねぇんだが。
俺はすっかり酔いが覚めていた。
ちくしょー。
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