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NY ハインリヒとエリアス
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1月2日。
いよいよ今日はニューヨークへ行く。
栞と士王、桜花たちは初めてのことになる。
朝食を食べ、みんなで「花見の家」に向かった。
朝9時。
もう青嵐と紫嵐が「タイガー・ファング」で待機していた。
二人が俺たちに挨拶して来る。
栞と桜花たちの荷物が多い。
土産を沢山買っているからだ。
子どもたちが手伝って運び、機内に収納する。
皇紀も幾つかの機材と「Ω合金」で作られた堅牢なアタッシュケースを持っている。
アタッシュケースの中身は研究資料がハードディスクに収められている。
超機密情報だ。
出発して、現地時間元旦の午後3時過ぎに到着する。
相変わらず時差は慣れない。
「トラー!」
「聖! 元気か!」
「もちろんだぁー!」
聖とスージーが出迎えてくれた。
子どもたちも二人に嬉しそうに挨拶していく。
栞や桜花たちも聖に会えて嬉しそうにしていた。
「こいつが士王か!」
聖が満面の笑みで士王を抱いた。
こいつのこんな一面は、若い時分には想像もしなかった。
「こっちは吹雪だな! おい、なんて綺麗な顔なんだよ!」
六花が嬉しそうに笑った。
一度ロックハート家にみんなで行き、大歓迎を受けてから俺はもう一度聖と出掛けた。
「あの二人はセイフハウスに入れてるよ」
「ああ、手数を掛けたな」
「いいって」
ハインリヒとエリアスだ。
ロシアのサンクトペテルブルクにある「ボルーチ・バロータ」の拠点に潜入させる計画が失敗した。
聖に後方支援と救助を依頼していたので、二人は今ニューヨークにいる。
「一応俺も一通りのことは聞いたけどさ。トラも直接聞けよ」
「ああ、助かる」
聖の「ロールスロイス・シルバーセラフ」で、セイフハウスへ向かった。
ホーソー地区の雑居ビルだ。
食糧などは聖の部下が届けているようだった。
4階の部屋へ入る。
ハインリヒたちは、ソファでテレビを観ていた。
他にはベッドと簡単なキッチンがある。
他には何も無い。
ここで既に1週間近く過ごしていた。
「よう!」
「イシガミ!」
ハインリヒとエリアスが立ち上がって振り向いた。
「お前ら、また失敗したんだってな」
笑いながら俺が言うと、二人とも不満そうな顔をしていた。
しかし言い訳はしない。
「おい、いつまでこんな場所に閉じ込めておくんだ?」
「もういいよ。俺が話を聞いたら自由にしてくれ」
二人がホッとした顔をする。
相当退屈だったのだろう。
二人から報告を受けた。
「ローテス・ラント」の対外折衝として二人は「ボルーチ・バロータ」に接近した。
「虎」の軍とロックハート家の資源独占に反発しているというカバーでのことだ。
実際に状況的には「ローテス・ラント」はその通りだった。
逆らおうとして、一度「虎」の軍の攻撃を受けたことも事実だ。
まあ、実際にはもう少し状況は違ったが。
しかし、「ローテス・ラント」が「虎」の軍と密約を結んだことは誰も知らない。
カバー・ストーリーとしては悪くないもののはずだった。
それがバレていた。
「俺たちもどうしてあの時点であいつらにバレたのか考えていた」
「それで?」
「恐らく、俺たちの思考を読む奴がいた」
「そうか」
俺は驚かなかった。
俺もそう思っていたからだ。
「イシガミ、お前も妖魔を使って俺とエリアスの思考を読んだ。敵にも同じようなことが出来る奴がいるのだと思う」
「そうだろうな」
俺は二人に話した。
「お前たちは隔離されていたから知らないだろうけどな。お前たちがロシアを脱出した翌日に、「ローテス・ラント」の集積場が襲われた。3000体のライカンスロープの攻撃だ」
「なんだと!」
「バチカンのマクシミリアンたちと「シュヴェルツェス・ブルート(黒血)」の混成部隊で撃破した」
二人が驚愕していた。
「随分と動きが早いな」
「まあ、最初から狙ってはいたんだろう。だからお前たちと手を結ぶという選択肢は無かったんだよ」
「なんだよ! 畜生!」
ハインリヒたちが怒っている。
「じゃあ、俺たちは最初から無駄だったってか!」
俺は笑って言った。
「そうでもない。万一のことは考えていたんだろう。本当に「ローテス・ラント」が協力するのならば、あいつらにも利益がある」
「でも、うちの資源を奪うつもりだったんだろう?」
「協力関係になるのだったら、攻撃は無かったかもしれない。まあ、9割方疑っていたから準備を進めていたんだろうけどな」
「なんてこった!」
俺は二人に言った。
「そういうことは、だ。あいつらが相当追い詰められているということだよ。即座に資源を手に入れなければならないほどにな。まだ元気なのは宇羅のライカンスロープと妖魔の部隊だ。ジェヴォーダンやバイオノイドの方は、結構なダメージを負っていると俺は見たがな」
「ケッ! ザマァ!」
聖が俺に言った。
「トラ、こいつらどうすんの?」
「え? あー」
「おい」
「えーと、おう、もう出てっていいぞ?」
「ああ、じゃあドイツ行きの飛行機へ乗せてくれ」
「パスポートも何もねぇからよろしくな」
「あ?」
俺と聖は見詰め合った。
「おい! 何も用意してねぇのか!」
「なんで?」
「冗談じゃねぇ! 俺たちはお前のために命張ったんだぞ!」
「だから?」
「「!」」
話が喰い合わない。
「イシガミ! いい加減にしろ!」
俺も頭に来た。
「ふざけんな! 任務も失敗したボンクラ共がよ! お前らが潜入して情報を集めるって言い出したんだぞ! その上で万一の場合は救助するって俺が手を差し伸べてやったんだ!」
「お前ぇ!」
「助けてやったことに感謝しろ! それだってタダじゃねぇんだ!」
言い争った。
「おまけにここで匿って飲み食いまでさせてやったのによ!」
「トラ、ちゃんと払ってね」
「!」
幾らだと聞くと、1万ドルでいいと言われた。
まあ、護衛付きだからしょうがねぇ。
結局こいつらを放り出せばまた問題を起こすだろうと思い、「ローテス・ラント」に連絡するということで決着した。
更にそれまでの滞在費用を俺が出すことになった。
もう1万ドルだ。
聖の「セイントPMC」に救出作戦で500万ドルと滞在費合計2万ドルを俺が支払う。
その代償に得られたのは僅かな情報だけ。
踏んだり蹴ったりだ。
3日後にハインリヒたちの迎えが来た。
契約だからと、聖は1万ドルを請求して来た。
出て行く時に、ハインリヒたちが飯が不味かったと言い、聖にぶん殴られたそうだ。
ざまぁ。
いよいよ今日はニューヨークへ行く。
栞と士王、桜花たちは初めてのことになる。
朝食を食べ、みんなで「花見の家」に向かった。
朝9時。
もう青嵐と紫嵐が「タイガー・ファング」で待機していた。
二人が俺たちに挨拶して来る。
栞と桜花たちの荷物が多い。
土産を沢山買っているからだ。
子どもたちが手伝って運び、機内に収納する。
皇紀も幾つかの機材と「Ω合金」で作られた堅牢なアタッシュケースを持っている。
アタッシュケースの中身は研究資料がハードディスクに収められている。
超機密情報だ。
出発して、現地時間元旦の午後3時過ぎに到着する。
相変わらず時差は慣れない。
「トラー!」
「聖! 元気か!」
「もちろんだぁー!」
聖とスージーが出迎えてくれた。
子どもたちも二人に嬉しそうに挨拶していく。
栞や桜花たちも聖に会えて嬉しそうにしていた。
「こいつが士王か!」
聖が満面の笑みで士王を抱いた。
こいつのこんな一面は、若い時分には想像もしなかった。
「こっちは吹雪だな! おい、なんて綺麗な顔なんだよ!」
六花が嬉しそうに笑った。
一度ロックハート家にみんなで行き、大歓迎を受けてから俺はもう一度聖と出掛けた。
「あの二人はセイフハウスに入れてるよ」
「ああ、手数を掛けたな」
「いいって」
ハインリヒとエリアスだ。
ロシアのサンクトペテルブルクにある「ボルーチ・バロータ」の拠点に潜入させる計画が失敗した。
聖に後方支援と救助を依頼していたので、二人は今ニューヨークにいる。
「一応俺も一通りのことは聞いたけどさ。トラも直接聞けよ」
「ああ、助かる」
聖の「ロールスロイス・シルバーセラフ」で、セイフハウスへ向かった。
ホーソー地区の雑居ビルだ。
食糧などは聖の部下が届けているようだった。
4階の部屋へ入る。
ハインリヒたちは、ソファでテレビを観ていた。
他にはベッドと簡単なキッチンがある。
他には何も無い。
ここで既に1週間近く過ごしていた。
「よう!」
「イシガミ!」
ハインリヒとエリアスが立ち上がって振り向いた。
「お前ら、また失敗したんだってな」
笑いながら俺が言うと、二人とも不満そうな顔をしていた。
しかし言い訳はしない。
「おい、いつまでこんな場所に閉じ込めておくんだ?」
「もういいよ。俺が話を聞いたら自由にしてくれ」
二人がホッとした顔をする。
相当退屈だったのだろう。
二人から報告を受けた。
「ローテス・ラント」の対外折衝として二人は「ボルーチ・バロータ」に接近した。
「虎」の軍とロックハート家の資源独占に反発しているというカバーでのことだ。
実際に状況的には「ローテス・ラント」はその通りだった。
逆らおうとして、一度「虎」の軍の攻撃を受けたことも事実だ。
まあ、実際にはもう少し状況は違ったが。
しかし、「ローテス・ラント」が「虎」の軍と密約を結んだことは誰も知らない。
カバー・ストーリーとしては悪くないもののはずだった。
それがバレていた。
「俺たちもどうしてあの時点であいつらにバレたのか考えていた」
「それで?」
「恐らく、俺たちの思考を読む奴がいた」
「そうか」
俺は驚かなかった。
俺もそう思っていたからだ。
「イシガミ、お前も妖魔を使って俺とエリアスの思考を読んだ。敵にも同じようなことが出来る奴がいるのだと思う」
「そうだろうな」
俺は二人に話した。
「お前たちは隔離されていたから知らないだろうけどな。お前たちがロシアを脱出した翌日に、「ローテス・ラント」の集積場が襲われた。3000体のライカンスロープの攻撃だ」
「なんだと!」
「バチカンのマクシミリアンたちと「シュヴェルツェス・ブルート(黒血)」の混成部隊で撃破した」
二人が驚愕していた。
「随分と動きが早いな」
「まあ、最初から狙ってはいたんだろう。だからお前たちと手を結ぶという選択肢は無かったんだよ」
「なんだよ! 畜生!」
ハインリヒたちが怒っている。
「じゃあ、俺たちは最初から無駄だったってか!」
俺は笑って言った。
「そうでもない。万一のことは考えていたんだろう。本当に「ローテス・ラント」が協力するのならば、あいつらにも利益がある」
「でも、うちの資源を奪うつもりだったんだろう?」
「協力関係になるのだったら、攻撃は無かったかもしれない。まあ、9割方疑っていたから準備を進めていたんだろうけどな」
「なんてこった!」
俺は二人に言った。
「そういうことは、だ。あいつらが相当追い詰められているということだよ。即座に資源を手に入れなければならないほどにな。まだ元気なのは宇羅のライカンスロープと妖魔の部隊だ。ジェヴォーダンやバイオノイドの方は、結構なダメージを負っていると俺は見たがな」
「ケッ! ザマァ!」
聖が俺に言った。
「トラ、こいつらどうすんの?」
「え? あー」
「おい」
「えーと、おう、もう出てっていいぞ?」
「ああ、じゃあドイツ行きの飛行機へ乗せてくれ」
「パスポートも何もねぇからよろしくな」
「あ?」
俺と聖は見詰め合った。
「おい! 何も用意してねぇのか!」
「なんで?」
「冗談じゃねぇ! 俺たちはお前のために命張ったんだぞ!」
「だから?」
「「!」」
話が喰い合わない。
「イシガミ! いい加減にしろ!」
俺も頭に来た。
「ふざけんな! 任務も失敗したボンクラ共がよ! お前らが潜入して情報を集めるって言い出したんだぞ! その上で万一の場合は救助するって俺が手を差し伸べてやったんだ!」
「お前ぇ!」
「助けてやったことに感謝しろ! それだってタダじゃねぇんだ!」
言い争った。
「おまけにここで匿って飲み食いまでさせてやったのによ!」
「トラ、ちゃんと払ってね」
「!」
幾らだと聞くと、1万ドルでいいと言われた。
まあ、護衛付きだからしょうがねぇ。
結局こいつらを放り出せばまた問題を起こすだろうと思い、「ローテス・ラント」に連絡するということで決着した。
更にそれまでの滞在費用を俺が出すことになった。
もう1万ドルだ。
聖の「セイントPMC」に救出作戦で500万ドルと滞在費合計2万ドルを俺が支払う。
その代償に得られたのは僅かな情報だけ。
踏んだり蹴ったりだ。
3日後にハインリヒたちの迎えが来た。
契約だからと、聖は1万ドルを請求して来た。
出て行く時に、ハインリヒたちが飯が不味かったと言い、聖にぶん殴られたそうだ。
ざまぁ。
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