1,732 / 2,806
ロボの散歩友達
しおりを挟む
一年ほど前。
私は友達と飲みに行った新宿のパブで知り合った男性と付き合い始めた。
明るく綺麗な顔の人で、私が一目惚れした。
私は中野の不動産屋で働いていた。
近くにマンションを借りていたが、彼は付き合い始めてすぐに私のマンションに来て同棲を始めた。
出会った日から、もう男女の仲になっていた。
私は初めての経験だったが、彼に喜んでバージンを捧げた。
同棲したいと言われ、私は喜んで来てもらった。
こんな素敵な彼氏が出来るとは思いも寄らなかった。
私は子どもの頃から頭が悪い。
ちょっとどんくさいとよく言われた。
見た目も普通だ。
だから、自分に彼氏が出来るとは思わなかった。
彼は優しく、毎日私の身体を求めた。
私も彼に夢中になった。
セックスにも夢中になった。
「なあ、晴香」
付き合って3ヶ月の頃、彼が言った。
「俺さ、親の借金があるんだ」
「え?」
「ちょっと不味い相手でさ。返さないと酷いことになるんだよ」
「そんな!」
驚いたが、何とかしなければいけない。
彼に詳しく話を聞いた。
「勝手に親父が俺を保証人にしててね」
「それで幾らなの?」
「それがさ……」
「私が何とかするから言って!」
それはダメだと彼が言った。
でも、私は夢中で彼に話させた。
「1億円を超えているんだ。利子もきつくてさ」
「!」
そんな大金は私も持っていない。
「とにかく、払っていない利子だけでも何とかしないと、俺、連れて行かれちゃうんだよ」
「そんなのダメ! 利子は幾ら払えばいいの?」
「500万円。でも、これは俺の問題だから」
「私が払うから!」
丁度私の貯金が520万円あった。
翌日、すぐに銀行から降ろして、彼に渡した。
「ありがとう、晴香! これで何とかなるよ」
「うん!」
「借金を返したら、結婚しよう」
「ほんとに!」
「ああ。しばらくは掛かるけど、今、親戚とかにも頼んでいるんだ。もうちょっとで何とかできそうなんだよ」
「嬉しい!」
その日はいつもよりも優しく私を愛してくれた。
今年の春くらいだったと思う。
夜に、彼と散歩に出た。
信じられない程大きな御屋敷があり、よく彼と一緒に歩いて見に行った。
大聖堂のような外観で、夜になると外塀の灯が素敵なお宅だ。
何かの施設かと最初は思ったが、個人のお宅だと分かって驚いた。
表札は「早乙女」とある。
随分なお金持ちなのだろう。
近くにもう一軒、大きな邸宅がある。
そちらは大家族が住んでいるようだった。
そのお宅もお金持ちで、よく御主人が物凄いスポーツカーが門から出て行くのを見ていた。
世の中には、こういう人たちがいるんだ。
早乙女さんのお宅を見て帰る途中で、綺麗な真っ白なネコがいた。
「あ! カワイイ!」
しゃがんで呼ぶと、トコトコ近づいて来る。
人懐っこいネコだ。
それに随分と大きなネコで、青い宝石の首輪をしていた。
「カワイイね!」
「にゃー」
しゃがんだ私の膝に身体をすりつけてくる。
「本当に綺麗なお顔ね」
「にゃー」
「おい、もう帰ろうぜ」
「うん、でももうちょっと遊んでいい?」
「俺、ネコって苦手なんだよ」
「そうなの? こんなにカワイイのに」
でも、彼が苦手だと言うので、そのまま帰った。
付き合って半年後。
私は仕事を辞めた。
彼が親戚に頼んでいる金策が長引きそうで、また利子の返済が大変になってきたからだ。
彼は新宿でホストを始め、私は彼の紹介で風俗で働くことになった。
最初は当然断った。
「晴香、ごめんね。でもしばらくの辛抱だから。今を乗り切れば、親戚からお金を借りれるんだ」
「でも……」
「俺のために頼むよ!」
「……」
「もしさ」
「なに?」
「いや、このまままた利子を払えないと、お前と一緒にはいられなくなるよ」
「え!」
「だって、怖い人たちがお前にまで手を出すかもしれない。だから俺はここを出て行くよ」
「ダメ!」
「晴香……」
「私、風俗で働くよ! あなたのためだもん!」
「いいのか、晴香」
「頑張る! しばらくのことなんでしょ?」
「もちろんだ!」
退職金は手を付けていない。
彼にも黙っていた。
これは彼との結婚資金にするつもりだった。
どうしてもの時には、とも考えていたが。
15年勤めた私は、社長さんから300万円の退職金を頂いた。
退職金の規定のない事務所だったが、社長さんが特別に用意してくれた。
田舎で母親の面倒を看るという嘘をついてしまった。
申し訳ないとは思った。
「これまで真面目に働いてくれたからね。お母さんを大事にね」
「すみません」
彼は私よりも夜が遅い。
私は大体9時ごろに家に帰り、一人で散歩するようになった。
外を歩くことで、辛い現実を少し忘れられた。
あの早乙女さんのお宅へ行くのがいつものコースになった。
素敵なお宅を眺めると、ちょっと幸せな気分になった。
時々、あの白いネコちゃんに会った。
私が声を掛けると、いつもテッテッテと走って来てくれる。
ネコちゃんと一緒にいる時は、本当に幸せだった。
「今日も会えたねー」
「にゃー」
今は部屋から出さないで飼う人が多い。
どういう人が飼っているのだろうか。
高価そうな首輪から、お金持ちなのだろうかと思った。
ネコちゃんは私が頭を撫でるとゴロゴロと喉を鳴らす。
しばらく撫でながら話しかけるようになった。
ネコちゃんに会いたくて、独りでいる時にはよく散歩にでるようになった。
私が話しかけると、いつも返事をしてくれる。
ふざけて腰を動かしておどけると、後ろ足で立って踊り始めたので大笑いした。
「ねえ、また踊って見せて?」
私がお願いすると、いつも踊ってくれた。
付き合って1年後。
段々彼が家に帰らなくなった。
仕事で仲間の人の家に酔いつぶれて寝かせてもらっていると言う。
帰って来ると、お金をせびられた。
「なあ、そろそろ利子を払わないと不味いんだ。お前、何とかならないか?」
「無理だよ。私のお給料はほとんど上げてるじゃない」
「そうか」
そしてそのまま出て行ってしまう。
もう、愛してくれることも、優しい言葉を掛けてくれることも無くなっていた。
ある日、家に帰ると家財道具が全てなくなっていた。
退職金を入れた預金通帳も無かった。
何も無くなった部屋で、しばらく呆然としていた。
初めて、自分が騙されていたことに気付いた。
泣くことすら出来なかった。
知らないうちに家を出ていて、いつの間にか早乙女さんのお宅の方へ歩いていた。
あの綺麗な外塀に背中を付けて、しゃがんでしまった。
「にゃー」
あのネコちゃんが近付いて来た。
私が顔だけ向けると、しゃがんだ膝に前足を乗せ、私の顔を舐めてくれる。
「彼にだまされちゃった」
「にゃー」
「私って、頭が悪いからね。しょうがないよね」
「にゃー」
いつの間にか涙が出て来た。
「もうね、お金が全然ないんだ。家賃も払えない。どうしよー!」
私が大泣きすると、また私の顔を舐めてくれる。
「もう死んじゃうしかないよー!」
ネコちゃんが走り去った。
私が泣いてばかりなので、呆れたのだろう。
仲良しになったのに、悪いことをしたと思った。
ネコちゃんには何にも関係ないのに。
私はまた涙が出て来た。
私は友達と飲みに行った新宿のパブで知り合った男性と付き合い始めた。
明るく綺麗な顔の人で、私が一目惚れした。
私は中野の不動産屋で働いていた。
近くにマンションを借りていたが、彼は付き合い始めてすぐに私のマンションに来て同棲を始めた。
出会った日から、もう男女の仲になっていた。
私は初めての経験だったが、彼に喜んでバージンを捧げた。
同棲したいと言われ、私は喜んで来てもらった。
こんな素敵な彼氏が出来るとは思いも寄らなかった。
私は子どもの頃から頭が悪い。
ちょっとどんくさいとよく言われた。
見た目も普通だ。
だから、自分に彼氏が出来るとは思わなかった。
彼は優しく、毎日私の身体を求めた。
私も彼に夢中になった。
セックスにも夢中になった。
「なあ、晴香」
付き合って3ヶ月の頃、彼が言った。
「俺さ、親の借金があるんだ」
「え?」
「ちょっと不味い相手でさ。返さないと酷いことになるんだよ」
「そんな!」
驚いたが、何とかしなければいけない。
彼に詳しく話を聞いた。
「勝手に親父が俺を保証人にしててね」
「それで幾らなの?」
「それがさ……」
「私が何とかするから言って!」
それはダメだと彼が言った。
でも、私は夢中で彼に話させた。
「1億円を超えているんだ。利子もきつくてさ」
「!」
そんな大金は私も持っていない。
「とにかく、払っていない利子だけでも何とかしないと、俺、連れて行かれちゃうんだよ」
「そんなのダメ! 利子は幾ら払えばいいの?」
「500万円。でも、これは俺の問題だから」
「私が払うから!」
丁度私の貯金が520万円あった。
翌日、すぐに銀行から降ろして、彼に渡した。
「ありがとう、晴香! これで何とかなるよ」
「うん!」
「借金を返したら、結婚しよう」
「ほんとに!」
「ああ。しばらくは掛かるけど、今、親戚とかにも頼んでいるんだ。もうちょっとで何とかできそうなんだよ」
「嬉しい!」
その日はいつもよりも優しく私を愛してくれた。
今年の春くらいだったと思う。
夜に、彼と散歩に出た。
信じられない程大きな御屋敷があり、よく彼と一緒に歩いて見に行った。
大聖堂のような外観で、夜になると外塀の灯が素敵なお宅だ。
何かの施設かと最初は思ったが、個人のお宅だと分かって驚いた。
表札は「早乙女」とある。
随分なお金持ちなのだろう。
近くにもう一軒、大きな邸宅がある。
そちらは大家族が住んでいるようだった。
そのお宅もお金持ちで、よく御主人が物凄いスポーツカーが門から出て行くのを見ていた。
世の中には、こういう人たちがいるんだ。
早乙女さんのお宅を見て帰る途中で、綺麗な真っ白なネコがいた。
「あ! カワイイ!」
しゃがんで呼ぶと、トコトコ近づいて来る。
人懐っこいネコだ。
それに随分と大きなネコで、青い宝石の首輪をしていた。
「カワイイね!」
「にゃー」
しゃがんだ私の膝に身体をすりつけてくる。
「本当に綺麗なお顔ね」
「にゃー」
「おい、もう帰ろうぜ」
「うん、でももうちょっと遊んでいい?」
「俺、ネコって苦手なんだよ」
「そうなの? こんなにカワイイのに」
でも、彼が苦手だと言うので、そのまま帰った。
付き合って半年後。
私は仕事を辞めた。
彼が親戚に頼んでいる金策が長引きそうで、また利子の返済が大変になってきたからだ。
彼は新宿でホストを始め、私は彼の紹介で風俗で働くことになった。
最初は当然断った。
「晴香、ごめんね。でもしばらくの辛抱だから。今を乗り切れば、親戚からお金を借りれるんだ」
「でも……」
「俺のために頼むよ!」
「……」
「もしさ」
「なに?」
「いや、このまままた利子を払えないと、お前と一緒にはいられなくなるよ」
「え!」
「だって、怖い人たちがお前にまで手を出すかもしれない。だから俺はここを出て行くよ」
「ダメ!」
「晴香……」
「私、風俗で働くよ! あなたのためだもん!」
「いいのか、晴香」
「頑張る! しばらくのことなんでしょ?」
「もちろんだ!」
退職金は手を付けていない。
彼にも黙っていた。
これは彼との結婚資金にするつもりだった。
どうしてもの時には、とも考えていたが。
15年勤めた私は、社長さんから300万円の退職金を頂いた。
退職金の規定のない事務所だったが、社長さんが特別に用意してくれた。
田舎で母親の面倒を看るという嘘をついてしまった。
申し訳ないとは思った。
「これまで真面目に働いてくれたからね。お母さんを大事にね」
「すみません」
彼は私よりも夜が遅い。
私は大体9時ごろに家に帰り、一人で散歩するようになった。
外を歩くことで、辛い現実を少し忘れられた。
あの早乙女さんのお宅へ行くのがいつものコースになった。
素敵なお宅を眺めると、ちょっと幸せな気分になった。
時々、あの白いネコちゃんに会った。
私が声を掛けると、いつもテッテッテと走って来てくれる。
ネコちゃんと一緒にいる時は、本当に幸せだった。
「今日も会えたねー」
「にゃー」
今は部屋から出さないで飼う人が多い。
どういう人が飼っているのだろうか。
高価そうな首輪から、お金持ちなのだろうかと思った。
ネコちゃんは私が頭を撫でるとゴロゴロと喉を鳴らす。
しばらく撫でながら話しかけるようになった。
ネコちゃんに会いたくて、独りでいる時にはよく散歩にでるようになった。
私が話しかけると、いつも返事をしてくれる。
ふざけて腰を動かしておどけると、後ろ足で立って踊り始めたので大笑いした。
「ねえ、また踊って見せて?」
私がお願いすると、いつも踊ってくれた。
付き合って1年後。
段々彼が家に帰らなくなった。
仕事で仲間の人の家に酔いつぶれて寝かせてもらっていると言う。
帰って来ると、お金をせびられた。
「なあ、そろそろ利子を払わないと不味いんだ。お前、何とかならないか?」
「無理だよ。私のお給料はほとんど上げてるじゃない」
「そうか」
そしてそのまま出て行ってしまう。
もう、愛してくれることも、優しい言葉を掛けてくれることも無くなっていた。
ある日、家に帰ると家財道具が全てなくなっていた。
退職金を入れた預金通帳も無かった。
何も無くなった部屋で、しばらく呆然としていた。
初めて、自分が騙されていたことに気付いた。
泣くことすら出来なかった。
知らないうちに家を出ていて、いつの間にか早乙女さんのお宅の方へ歩いていた。
あの綺麗な外塀に背中を付けて、しゃがんでしまった。
「にゃー」
あのネコちゃんが近付いて来た。
私が顔だけ向けると、しゃがんだ膝に前足を乗せ、私の顔を舐めてくれる。
「彼にだまされちゃった」
「にゃー」
「私って、頭が悪いからね。しょうがないよね」
「にゃー」
いつの間にか涙が出て来た。
「もうね、お金が全然ないんだ。家賃も払えない。どうしよー!」
私が大泣きすると、また私の顔を舐めてくれる。
「もう死んじゃうしかないよー!」
ネコちゃんが走り去った。
私が泣いてばかりなので、呆れたのだろう。
仲良しになったのに、悪いことをしたと思った。
ネコちゃんには何にも関係ないのに。
私はまた涙が出て来た。
1
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる