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ロボのウンコは汚くない! 《その実績》
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俺は家長だ。
ついでに言うと、石神家の当主であり、「虎」の軍の最高司令官であり、病院の理事にして第一外科部の部長だ。
千万グループと稲城グループの総帥であり、他にもいろいろとある。
肩書ということであれば、俺は結構偉い部類の人間だ。
しかし、俺自身は自分のことを偉いなどと思ったことはない。
俺は幾つになってもどうしようもないダメ人間で、だから努力もするし、少しでも役立とうと全力で当たっている。
それが空回りするのは、俺がやっぱりダメな人間だからだ。
家のことは家長なので子どもたちにやらせているが、俺ももちろんやる。
食事を作ったり、掃除だってやる。
もちろん、子どもたちが自分の役目としてやっているが。
ロボのトイレの世話も、子どもたちがやっている。
でも、俺もやる。
見つけた人間がやればいいというのが、俺の考え方だ。
他の誰かの役目だとか、自分以外の誰かがやるだろうという考えは無い。
ということで、少し遡る4月のある土曜日の朝。
俺が珍しく7時に起きると、ロボのトイレにウンコがあった。
夕べのものだろう。
みんなが寝てからのことだ。
すぐに子どもたちの誰かがやるだろうが、ロボは前のモノがあるとトイレを使わない。
だから俺がトイレを持って、ウッドデッキに降りた。
ロボはご飯をもらいにリヴィングへ入った。
ウンコを摘まんでOPPの袋へ入れる。
ハーが駆け降りて来た。
「タカさん! おはようございます!」
「おお、おはよう」
「あ! それ、私がやりますから!」
「いいよ。俺がやっとく」
「でも!」
俺が起きて来てリヴィングに入らないのでおかしいと思って来たらしい。
当番が決まっているが、俺は知らない。
ハーの当番だったのかもしれない。
「さっき、タカさん、素手でウンコを持って無かった?」
「ああ、そうだよ」
「え! 平気なんですか!」
「ロボのウンコは汚くない!」
「アハハハハハ! いつもタカさん、言ってますよね!」
「そうだよ」
ハーは俺と一緒にトイレを洗い出した。
俺に任せるのは気が退けるのだろう。
「でも本当にロボのって、臭くないよね?」
「そうだろう?」
まあ、排便などに対する抵抗が少ないのは、俺が医療従事者だからだ。
斎藤は以前は血が苦手だったが、俺たちはそれどころではない。
吐瀉物も浴びるし、便も浴びる。
嬉しいはずはないが、抵抗も無い。
人体から出る全てのものは、俺たちの仕事の範疇だ。
まして可愛いロボのものだ。
愛おしさだってある。
もちろん、衛生観念は別だ。
俺だってちゃんと消毒する。
「昔は畑の肥料だったんだよね?」
「そうだよ。今は法的には禁じられるようになったけど、俺が子どもの頃はまだ一般的に使ってたな」
「そうなんだ!」
「そのままだと作物には良くないんだ。だから肥溜めで一旦発酵させてから使っていたんだよ」
「へぇー!」
「何人か落したな」
「え!」
「しつこい奴らをなぁ。まあ、あれは悲惨だった」
「スゴイね」
「おう」
トイレを洗い、雑巾で拭いてしばらく乾かす。
「ロボのウンコってどうかな?」
「あ?」
「植物の栄養に良さそうじゃん」
「そうかもなー」
いいものを食べているのは確かだ。
「ちょっともらっていい?」
「ああ、これか?」
俺が袋に入れたものをハーが持った。
「ちょっと花壇に置いて来るね!」
「ワハハハハハハ!」
俺は乾いたロボのトイレに新しい砂を入れ、いつもの場所に置いた。
丁度ロボが来た。
「おう、綺麗にしといたぞ」
「にゃー」
きちんと手を洗って、朝食を食べた。
6月になり、双子の花壇のスイカが徐々に実をつけて来た。
「お前ら、素人なのに毎年よく立派なスイカを作るなぁ」
「「ワハハハハハハ!」」
双子が腰に手を充てて自慢げに笑う。
まあ、威張っていいほどの美味さだ。
「今年はカボチャも作りました!」
「レイが好きだったもんね!」
「まあいいけど、あそこは花壇だったんだがな」
「「ワハハハハハハ!」」
双子は昨年以上に大きな実を成らせていると言った。
「倍になりそうかな」
「おお、スイカの達人!」
みんなに褒められ、双子が喜んだ。
本当に収穫が楽しみだった。
その日から、よく双子からスイカとカボチャの生育状況を聞くようになった。
「本当に大きくなりそう!」
「もう、去年の1.5倍だよ!」
「カボチャはもっと凄そう!」
「もう、80センチになってるよ!」
「スゴイな!」
俺も時々見に行った。
柳も、庭で鍛錬をしながら、覗いている。
「凄いですね」
「おお」
二人でスイカとカボチャを撫でた。
スイカが直径90センチ、カボチャは1,3メートルになった。
「おい、幾ら何でもでか過ぎないか?」
「いいじゃん!」
「一杯食べれるじゃん!」
「そうだけどよ。お前らまた「手かざし」を気合入れてやってるのか?」
「違うよ!」
「いつも通りだよ!」
まあ、毎年やっているから、土が一段と良くなったのだろうか。
そう言えば最初の年は小玉だったが、翌年からは30センチを超え、昨年は45センチになっていた。
もう7月の半ばで、90センチだ。
食べごろを聞くと、達人の二人がまだだと言う。
「8月に入ったらね!」
「一番美味しくなってるからね!」
「そうか!」
まあ、二人に任せる。
そして8月に入って、最初の収穫をした。
カボチャはまだ先だそうだ。
100センチにもなった巨大スイカを、ルーとハーが一つずつ抱えて軽く洗ってからウッドデッキに置いた。
みんなが集まっている。
付き合いのいいロボもいる。
テーブルに養生ビニールを敷き、ルーがでかい包丁で割った。
途端に甘い香りが漂った。
「おい! これは凄そうだな!」
でかくカットをし、切り分けて配った。
同時に食べる。
「「「「「「!」」」」」」
これまで食べた中で最高のスイカだった。
身はしっかりと歯ごたえがありながら、シャリシャリといい感じで噛める。
そしてなによりも、その気品のある甘さだ。
非常に甘いのだが、透き通った水分が清涼感と共に喉に流れて行く。
みんな無言で食べていた。
ロボは一口だけ食べて、興味を喪った。
「最高だぞ、これは!」
みんなでルーとハーを褒め称えた。
「作り方を変えたの?」
亜紀ちゃんが聞いた。
「ううん、いつも通りだよ?」
「じゃあ、どうしてこんなに一段と美味しくなったんだろう?」
「うーん」
双子も困っていた。
「あ!」
ハーが叫んだ。
「タカさん! 前にロボのウンコやったよね!」
「ああ!」
「あれかも!」
「!」
「にゃ!」
カボチャはレイの死後に双子が育て始めたらしい。
しかし、これまで実を付けたことはなかった。
それがいきなり2メートル近いお化けカボチャが出来た。
俺たちはロボのウンコを検証し、農作物に多大な影響を与えることを後に知った。
ロボのウンコは一切捨てられることなく、アラスカや蓮花の研究所、そして後には日本各地の農地に使われるようになった。
1000万倍に純水で希釈しても、効能が絶大であることも確認した。
ロボがトイレにいると、子どもたちがジッと見ているようになり、柳が「水神様アゲアゲトルネードキック」を喰らった。
「おい、ゆっくりさせてやれ!」
俺の命令で、見えない所にいるようになった。
皇紀がカメラを仕掛け、うちのAI[ウラノス」が見張っているように組んだ。
だから、ロボが去ると素早く回収される。
「……」
俺がロボのトイレを世話することだけは、もう無くなった。
「あの、タカさん」
亜紀ちゃんが俺に聞いて来た。
「タカさんのも、スゴイ効能があるんじゃないかと思うんですが」
「絶対によせ」
「はい」
「……」
ついでに言うと、石神家の当主であり、「虎」の軍の最高司令官であり、病院の理事にして第一外科部の部長だ。
千万グループと稲城グループの総帥であり、他にもいろいろとある。
肩書ということであれば、俺は結構偉い部類の人間だ。
しかし、俺自身は自分のことを偉いなどと思ったことはない。
俺は幾つになってもどうしようもないダメ人間で、だから努力もするし、少しでも役立とうと全力で当たっている。
それが空回りするのは、俺がやっぱりダメな人間だからだ。
家のことは家長なので子どもたちにやらせているが、俺ももちろんやる。
食事を作ったり、掃除だってやる。
もちろん、子どもたちが自分の役目としてやっているが。
ロボのトイレの世話も、子どもたちがやっている。
でも、俺もやる。
見つけた人間がやればいいというのが、俺の考え方だ。
他の誰かの役目だとか、自分以外の誰かがやるだろうという考えは無い。
ということで、少し遡る4月のある土曜日の朝。
俺が珍しく7時に起きると、ロボのトイレにウンコがあった。
夕べのものだろう。
みんなが寝てからのことだ。
すぐに子どもたちの誰かがやるだろうが、ロボは前のモノがあるとトイレを使わない。
だから俺がトイレを持って、ウッドデッキに降りた。
ロボはご飯をもらいにリヴィングへ入った。
ウンコを摘まんでOPPの袋へ入れる。
ハーが駆け降りて来た。
「タカさん! おはようございます!」
「おお、おはよう」
「あ! それ、私がやりますから!」
「いいよ。俺がやっとく」
「でも!」
俺が起きて来てリヴィングに入らないのでおかしいと思って来たらしい。
当番が決まっているが、俺は知らない。
ハーの当番だったのかもしれない。
「さっき、タカさん、素手でウンコを持って無かった?」
「ああ、そうだよ」
「え! 平気なんですか!」
「ロボのウンコは汚くない!」
「アハハハハハ! いつもタカさん、言ってますよね!」
「そうだよ」
ハーは俺と一緒にトイレを洗い出した。
俺に任せるのは気が退けるのだろう。
「でも本当にロボのって、臭くないよね?」
「そうだろう?」
まあ、排便などに対する抵抗が少ないのは、俺が医療従事者だからだ。
斎藤は以前は血が苦手だったが、俺たちはそれどころではない。
吐瀉物も浴びるし、便も浴びる。
嬉しいはずはないが、抵抗も無い。
人体から出る全てのものは、俺たちの仕事の範疇だ。
まして可愛いロボのものだ。
愛おしさだってある。
もちろん、衛生観念は別だ。
俺だってちゃんと消毒する。
「昔は畑の肥料だったんだよね?」
「そうだよ。今は法的には禁じられるようになったけど、俺が子どもの頃はまだ一般的に使ってたな」
「そうなんだ!」
「そのままだと作物には良くないんだ。だから肥溜めで一旦発酵させてから使っていたんだよ」
「へぇー!」
「何人か落したな」
「え!」
「しつこい奴らをなぁ。まあ、あれは悲惨だった」
「スゴイね」
「おう」
トイレを洗い、雑巾で拭いてしばらく乾かす。
「ロボのウンコってどうかな?」
「あ?」
「植物の栄養に良さそうじゃん」
「そうかもなー」
いいものを食べているのは確かだ。
「ちょっともらっていい?」
「ああ、これか?」
俺が袋に入れたものをハーが持った。
「ちょっと花壇に置いて来るね!」
「ワハハハハハハ!」
俺は乾いたロボのトイレに新しい砂を入れ、いつもの場所に置いた。
丁度ロボが来た。
「おう、綺麗にしといたぞ」
「にゃー」
きちんと手を洗って、朝食を食べた。
6月になり、双子の花壇のスイカが徐々に実をつけて来た。
「お前ら、素人なのに毎年よく立派なスイカを作るなぁ」
「「ワハハハハハハ!」」
双子が腰に手を充てて自慢げに笑う。
まあ、威張っていいほどの美味さだ。
「今年はカボチャも作りました!」
「レイが好きだったもんね!」
「まあいいけど、あそこは花壇だったんだがな」
「「ワハハハハハハ!」」
双子は昨年以上に大きな実を成らせていると言った。
「倍になりそうかな」
「おお、スイカの達人!」
みんなに褒められ、双子が喜んだ。
本当に収穫が楽しみだった。
その日から、よく双子からスイカとカボチャの生育状況を聞くようになった。
「本当に大きくなりそう!」
「もう、去年の1.5倍だよ!」
「カボチャはもっと凄そう!」
「もう、80センチになってるよ!」
「スゴイな!」
俺も時々見に行った。
柳も、庭で鍛錬をしながら、覗いている。
「凄いですね」
「おお」
二人でスイカとカボチャを撫でた。
スイカが直径90センチ、カボチャは1,3メートルになった。
「おい、幾ら何でもでか過ぎないか?」
「いいじゃん!」
「一杯食べれるじゃん!」
「そうだけどよ。お前らまた「手かざし」を気合入れてやってるのか?」
「違うよ!」
「いつも通りだよ!」
まあ、毎年やっているから、土が一段と良くなったのだろうか。
そう言えば最初の年は小玉だったが、翌年からは30センチを超え、昨年は45センチになっていた。
もう7月の半ばで、90センチだ。
食べごろを聞くと、達人の二人がまだだと言う。
「8月に入ったらね!」
「一番美味しくなってるからね!」
「そうか!」
まあ、二人に任せる。
そして8月に入って、最初の収穫をした。
カボチャはまだ先だそうだ。
100センチにもなった巨大スイカを、ルーとハーが一つずつ抱えて軽く洗ってからウッドデッキに置いた。
みんなが集まっている。
付き合いのいいロボもいる。
テーブルに養生ビニールを敷き、ルーがでかい包丁で割った。
途端に甘い香りが漂った。
「おい! これは凄そうだな!」
でかくカットをし、切り分けて配った。
同時に食べる。
「「「「「「!」」」」」」
これまで食べた中で最高のスイカだった。
身はしっかりと歯ごたえがありながら、シャリシャリといい感じで噛める。
そしてなによりも、その気品のある甘さだ。
非常に甘いのだが、透き通った水分が清涼感と共に喉に流れて行く。
みんな無言で食べていた。
ロボは一口だけ食べて、興味を喪った。
「最高だぞ、これは!」
みんなでルーとハーを褒め称えた。
「作り方を変えたの?」
亜紀ちゃんが聞いた。
「ううん、いつも通りだよ?」
「じゃあ、どうしてこんなに一段と美味しくなったんだろう?」
「うーん」
双子も困っていた。
「あ!」
ハーが叫んだ。
「タカさん! 前にロボのウンコやったよね!」
「ああ!」
「あれかも!」
「!」
「にゃ!」
カボチャはレイの死後に双子が育て始めたらしい。
しかし、これまで実を付けたことはなかった。
それがいきなり2メートル近いお化けカボチャが出来た。
俺たちはロボのウンコを検証し、農作物に多大な影響を与えることを後に知った。
ロボのウンコは一切捨てられることなく、アラスカや蓮花の研究所、そして後には日本各地の農地に使われるようになった。
1000万倍に純水で希釈しても、効能が絶大であることも確認した。
ロボがトイレにいると、子どもたちがジッと見ているようになり、柳が「水神様アゲアゲトルネードキック」を喰らった。
「おい、ゆっくりさせてやれ!」
俺の命令で、見えない所にいるようになった。
皇紀がカメラを仕掛け、うちのAI[ウラノス」が見張っているように組んだ。
だから、ロボが去ると素早く回収される。
「……」
俺がロボのトイレを世話することだけは、もう無くなった。
「あの、タカさん」
亜紀ちゃんが俺に聞いて来た。
「タカさんのも、スゴイ効能があるんじゃないかと思うんですが」
「絶対によせ」
「はい」
「……」
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