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御堂家の夜
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正巳さんと菊子さんが家に入り、澪さんも休んだ。
子どもたちはまだいたがったが、俺が御堂と話すのだと言うと、残念がりながら離れた。
焚火の前で、俺と御堂だけが座っている。
「いい夜だな」
「そうだね」
俺たちはゆっくりとワイルドターキーを飲みながら、焚火を見詰めていた。
「20年前と同じだ。俺がお前に呼んでもらって初めてここに来た時と同じだ」
「うん」
「俺たちは、何一つ変わってはいない」
「そうだね」
焚火の薪が割れて大きな音を立てた。
「また20年後も、ここでこうやって飲もう」
「必ずね」
「まあ、お前の家は随分と変わるだろうけどな」
「それは困るよ。愛着があるんだ」
「ワハハハハハ!」
「おい、本当に残してくれよ」
「分かったよ。俺もあの家が好きだしな」
旧い日本家屋だ。
木組みの頑丈なものだが、防衛にはまったく向かない。
それでも、御堂はこの家を遺したいと言う。
「山中たちの住んでいた家はもうない」
「うん」
「俺が迂闊だった。あのまま残してやれば良かったと今でも後悔しているよ」
「前にも言ったけど、それは仕方が無いよ。それに、残したとしても、それは思い出の一つに過ぎない」
「そうだな」
「残しておけば良かったこともあるだろうけどね。でも、喪ってしまうものも多いよ」
「ああ、そうだな」
俺は御堂家が襲撃される前に観た夢を思い出していた。
「お前には話したけどな。子どもたちがみんなイモムシになってしまった夢だ」
「ああ、最悪だよね」
「あの時にな。最後はリヴィングで死にたいと言われたんだ。あそこが一番いろいろな思い出があるからって」
「うん」
「俺の勝手な夢の中の話だけどな。でも、あいつらがそう思ってくれているんじゃないかって思うんだ」
「きっとそうだよ」
俺は笑った。
「そうだよな。子どもたちはみんな、今の家を愛してくれている。喪ったものはしょうがないよな」
「うん」
御堂も笑った。
「でもな、何を喪ったとしても、お前や子どもたち、俺の大事な人間たちが残ればそれでいいんだけどな」
「そうだね。僕もそうだよ」
「でもお前は渋谷の騒ぎの中に飛び込んで来やがって。お前が妖魔に殺されたらと思うと、今でも冷や汗が出るぜ」
「アハハハハハ!」
「おい! あの時の落とし前はまだ付けてなかったなぁ!」
「石神は根に持つね」
「当たり前だぁ! 俺のちっちゃなハートをこんなに傷付けやがって!」
「アハハハハ! でも石神は、自分がやった酷いことは結構忘れるよね?」
「なんだと?」
御堂が思い出し笑いをしていた。
「ほら。前に石神がばらしてくれた、柴葉典子さんのお兄さん」
「あ?」
「おい、忘れてるのか!」
「え?」
御堂が驚いていた。
「ほら! 「ピエロの青」っていう人!」
「ああ!」
御堂が呆れた顔で俺を見ていた。
「石神が暴走族時代に、片目を潰して、顔を平たくしちゃったんだろう?」
「そうだったな」
「酷いな!」
御堂が大笑いしていた。
「まあ、悪いことしたとは思ってるけどさ。でも、あいつだって俺を殺そうとして向かって来たんだからな。文句を言うなって」
「アハハハハハハ!」
俺は暴走族時代の酷い喧嘩の話をした。
御堂はもういいと言った。
「僕は暴走族を徹底的に取り締まることにするよ」
「別にいいぞ? 俺はもうやらないし」
御堂が爆笑した。
「まったく、石神は酷いな」
「そんなことはねぇよ」
焚火に、薪を加えた。
また炎が大きくなっていった。
「まあ、暴力は俺に任せろ。お前はお前の戦いを頼む」
「うん。分かってる」
俺は御堂に、道間家の「ハイファ」の話をした。
この話は、電話では話せなかった。
「そうか。やっぱり随分と深い家なんだね」
「ああ、俺も驚いたよ。前に亜紀ちゃんに突っ込ませて、道間家の戦力を測ろうとしたことがあったんだ。亜紀ちゃんも上手くやって、大体の力が分かったと思っていた。その気になれば、俺たちでも攻略出来るってな。まあ、そんなつもりも無かったし、今は本当に協力関係だけどな」
「うん。でも、それだけじゃなかったんだね」
「そうだ。あれほどの強力な妖魔が守っているとはな。「王」ではないとは言っていたけど、俺はそれに匹敵するか、もしかするとそれ以上の力のある妖魔だと感じた」
「そうなのか」
「あれは妖魔ではないのかもしれない。まあ、俺も妖魔の専門家じゃないからよくは分からないけどな」
「調べてみるのかい?」
「いや、多分無理だろう。それに理解しなくても、ハイファが道間家を守る存在であることは確かだからな」
「石神がそう感じたのならば、そうなんだろうね」
俺は御堂だけに、俺の不安を打ち明けた。
「だけどな。ハイファは、道間家の人間の思い通りには動かない。今回も、天狼が死んでも仕方がないと考えていた節がある」
「そこが人間と異なるんだね」
御堂はやはり理解が早い。
「そうだ。道間家のために存在しているのは確かだが、人間とは思考の尺度や概念が違うんだ。付き合い方は注意しないとな」
「でも、石神のことは大事に思っているんだろう?」
「そう思うか?」
「うーん、そうだね。安心してはいけないんだね」
「その通りだ。敵対はしていないし、味方ではあるんだけどな。それは俺たちが考えているものとは違うということを、常に忘れてはならん」
「分かった」
俺たちが話していると、亜紀ちゃんと柳が呼びに来た。
「そろそろ切り上げませんかー!」
「なんだよ!」
「だって、もう1時ですよ?」
「もうそんなかよ!」
時計を見ると、確かに深夜1時だった。
俺も御堂も気付いていなかった。
「早くお風呂に入りましょうよ!」
「お前ら、入ってないのかよ!」
「だって、タカさんがまだ飲んでるし」
「意味がわかんねぇよ!」
御堂が大笑いしていた。
「おい、じゃあ火の始末と、ここを片付けてくれ」
「はーい!」
「じゃあ、御堂。風呂に入るか」
「「あぁー!」」
「なんだよ?」
「今、私たちがタカさんを待ってたって話しましたよね!」
「俺は御堂と入るんだよ?」
「何言ってんですかぁー!」
御堂が笑って、後にすると言った。
俺は亜紀ちゃんと柳に引っ張られて中へ入った。
振り返ると、御堂がまた座って酒を飲んでいるのが見えた。
まあ、久し振りの家だ。
ゆっくりしたいのだろう。
「今日はオチンチンも洗ってあげますね!」
「やめろ!」
亜紀ちゃんと柳が、家に連れ込む前に、俺の浴衣を剥がした。
「おい!」
二人が笑いながら、俺を風呂場に押して行った。
俺も大笑いして、三人で風呂に入った。
子どもたちはまだいたがったが、俺が御堂と話すのだと言うと、残念がりながら離れた。
焚火の前で、俺と御堂だけが座っている。
「いい夜だな」
「そうだね」
俺たちはゆっくりとワイルドターキーを飲みながら、焚火を見詰めていた。
「20年前と同じだ。俺がお前に呼んでもらって初めてここに来た時と同じだ」
「うん」
「俺たちは、何一つ変わってはいない」
「そうだね」
焚火の薪が割れて大きな音を立てた。
「また20年後も、ここでこうやって飲もう」
「必ずね」
「まあ、お前の家は随分と変わるだろうけどな」
「それは困るよ。愛着があるんだ」
「ワハハハハハ!」
「おい、本当に残してくれよ」
「分かったよ。俺もあの家が好きだしな」
旧い日本家屋だ。
木組みの頑丈なものだが、防衛にはまったく向かない。
それでも、御堂はこの家を遺したいと言う。
「山中たちの住んでいた家はもうない」
「うん」
「俺が迂闊だった。あのまま残してやれば良かったと今でも後悔しているよ」
「前にも言ったけど、それは仕方が無いよ。それに、残したとしても、それは思い出の一つに過ぎない」
「そうだな」
「残しておけば良かったこともあるだろうけどね。でも、喪ってしまうものも多いよ」
「ああ、そうだな」
俺は御堂家が襲撃される前に観た夢を思い出していた。
「お前には話したけどな。子どもたちがみんなイモムシになってしまった夢だ」
「ああ、最悪だよね」
「あの時にな。最後はリヴィングで死にたいと言われたんだ。あそこが一番いろいろな思い出があるからって」
「うん」
「俺の勝手な夢の中の話だけどな。でも、あいつらがそう思ってくれているんじゃないかって思うんだ」
「きっとそうだよ」
俺は笑った。
「そうだよな。子どもたちはみんな、今の家を愛してくれている。喪ったものはしょうがないよな」
「うん」
御堂も笑った。
「でもな、何を喪ったとしても、お前や子どもたち、俺の大事な人間たちが残ればそれでいいんだけどな」
「そうだね。僕もそうだよ」
「でもお前は渋谷の騒ぎの中に飛び込んで来やがって。お前が妖魔に殺されたらと思うと、今でも冷や汗が出るぜ」
「アハハハハハ!」
「おい! あの時の落とし前はまだ付けてなかったなぁ!」
「石神は根に持つね」
「当たり前だぁ! 俺のちっちゃなハートをこんなに傷付けやがって!」
「アハハハハ! でも石神は、自分がやった酷いことは結構忘れるよね?」
「なんだと?」
御堂が思い出し笑いをしていた。
「ほら。前に石神がばらしてくれた、柴葉典子さんのお兄さん」
「あ?」
「おい、忘れてるのか!」
「え?」
御堂が驚いていた。
「ほら! 「ピエロの青」っていう人!」
「ああ!」
御堂が呆れた顔で俺を見ていた。
「石神が暴走族時代に、片目を潰して、顔を平たくしちゃったんだろう?」
「そうだったな」
「酷いな!」
御堂が大笑いしていた。
「まあ、悪いことしたとは思ってるけどさ。でも、あいつだって俺を殺そうとして向かって来たんだからな。文句を言うなって」
「アハハハハハハ!」
俺は暴走族時代の酷い喧嘩の話をした。
御堂はもういいと言った。
「僕は暴走族を徹底的に取り締まることにするよ」
「別にいいぞ? 俺はもうやらないし」
御堂が爆笑した。
「まったく、石神は酷いな」
「そんなことはねぇよ」
焚火に、薪を加えた。
また炎が大きくなっていった。
「まあ、暴力は俺に任せろ。お前はお前の戦いを頼む」
「うん。分かってる」
俺は御堂に、道間家の「ハイファ」の話をした。
この話は、電話では話せなかった。
「そうか。やっぱり随分と深い家なんだね」
「ああ、俺も驚いたよ。前に亜紀ちゃんに突っ込ませて、道間家の戦力を測ろうとしたことがあったんだ。亜紀ちゃんも上手くやって、大体の力が分かったと思っていた。その気になれば、俺たちでも攻略出来るってな。まあ、そんなつもりも無かったし、今は本当に協力関係だけどな」
「うん。でも、それだけじゃなかったんだね」
「そうだ。あれほどの強力な妖魔が守っているとはな。「王」ではないとは言っていたけど、俺はそれに匹敵するか、もしかするとそれ以上の力のある妖魔だと感じた」
「そうなのか」
「あれは妖魔ではないのかもしれない。まあ、俺も妖魔の専門家じゃないからよくは分からないけどな」
「調べてみるのかい?」
「いや、多分無理だろう。それに理解しなくても、ハイファが道間家を守る存在であることは確かだからな」
「石神がそう感じたのならば、そうなんだろうね」
俺は御堂だけに、俺の不安を打ち明けた。
「だけどな。ハイファは、道間家の人間の思い通りには動かない。今回も、天狼が死んでも仕方がないと考えていた節がある」
「そこが人間と異なるんだね」
御堂はやはり理解が早い。
「そうだ。道間家のために存在しているのは確かだが、人間とは思考の尺度や概念が違うんだ。付き合い方は注意しないとな」
「でも、石神のことは大事に思っているんだろう?」
「そう思うか?」
「うーん、そうだね。安心してはいけないんだね」
「その通りだ。敵対はしていないし、味方ではあるんだけどな。それは俺たちが考えているものとは違うということを、常に忘れてはならん」
「分かった」
俺たちが話していると、亜紀ちゃんと柳が呼びに来た。
「そろそろ切り上げませんかー!」
「なんだよ!」
「だって、もう1時ですよ?」
「もうそんなかよ!」
時計を見ると、確かに深夜1時だった。
俺も御堂も気付いていなかった。
「早くお風呂に入りましょうよ!」
「お前ら、入ってないのかよ!」
「だって、タカさんがまだ飲んでるし」
「意味がわかんねぇよ!」
御堂が大笑いしていた。
「おい、じゃあ火の始末と、ここを片付けてくれ」
「はーい!」
「じゃあ、御堂。風呂に入るか」
「「あぁー!」」
「なんだよ?」
「今、私たちがタカさんを待ってたって話しましたよね!」
「俺は御堂と入るんだよ?」
「何言ってんですかぁー!」
御堂が笑って、後にすると言った。
俺は亜紀ちゃんと柳に引っ張られて中へ入った。
振り返ると、御堂がまた座って酒を飲んでいるのが見えた。
まあ、久し振りの家だ。
ゆっくりしたいのだろう。
「今日はオチンチンも洗ってあげますね!」
「やめろ!」
亜紀ちゃんと柳が、家に連れ込む前に、俺の浴衣を剥がした。
「おい!」
二人が笑いながら、俺を風呂場に押して行った。
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