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スージー・マーフィ Ⅳ
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遅い時間になり、俺は子どもたちを先に寝かせ、スージーを連れて「幻想空間」に移動した。
「石神さん! ここは!」
「悪いな、もうちょっと付き合ってくれよ」
スージーが、「幻想空間」の雰囲気に感動してくれた。
二人で「クロ・ダンボネ」を飲む。
「こんなに高いお酒を開けてもらっても良かったんですか?」
「もちろんだ。スージーは聖の右腕だからな。大歓迎したいんだよ」
「そんな」
二人で笑った。
聖のことを聞く。
「陸軍でダメになりましてね。まあ、私が若くて甘かったせいなんですけど」
「男女平等というのは難しいよ。元々違うものなんだし、それに既得権益というのは、多くの人間にとっては最重要の事項だからな」
「そうですね。見事にやられました」
「聖はどうやってスージーを見つけたんだ?」
「私から接近しました。もう軍には愛想が尽きていたので、民間の軍事産業に行こうと思ってましたから」
「そうか。聖の所は優秀だからな」
「はい。まだ新興勢力の一つでしたけどね。最初はチャップマンPMCに行ったんですよ」
「ああ、あそこは最高の会社だからなぁ」
「チャップマンさんが直接面接してくれました。採用してもいいと言われたんですが、セイントPMCを勧められまして」
「え! チャップが!」
「そうなんです。自分の所には既に作戦指揮官の優秀な人間がいるから、若い私ではしばらく出世は無理だろうと」
「なるほどなー」
「それでセイントの会社を。私は一応内容を知ってからとお願いしたら、快く許して下さって」
スージーのことをチャップも気に入ったのだろう。
だから、そんな破格の扱いをしてくれた。
それに、聖のこともチャップは考えていてくれたに違いない。
あいつに優秀な事務官が必要なことはチャップも分かっていたから。
「それでセイントに会ったんですが、もう一目で気に入りました」
「あいつを?」
「はい! カワイイ人で、しかも優しい。ああ、甘くは無いですけどね」
「そうか」
俺も嬉しくなった。
スージーは聖のことがよく分かったようだ。
「すぐにセイントPMCに入って。そこから幾つかの戦場を一緒に回って、自分の感じたことを確信出来ました」
聖もスージーのことが気に入ったのは、俺も知っている。
「今の本社の敷地は、俺も探すのを手伝ったんだよ」
「はい、聞いています。「トラがここがいいと言ってた」というのが、もうセイントの中では決定事項になっていましたからね!」
「アハハハハハ! でも、スージーも再検討してくれたんだろ?」
「もちろんです。私はまだ石神さんのことを全く知りませんでしたし。セイントは事務回りのことはまったく無頓着でしたからね」
「金勘定は大したものだけどな。他のことはあまり拘らない奴だから」
「そうですね。経理や法関係では優秀な人がいましたけど、他の方面では私が集めました」
「そうだったってな。聖から聞いているよ」
俺は聖が優秀な副官が来てくれたのだと聖から聞いていた。
その話をスージーにしてやる。
「私も石神さんのことを散々聞きましたよ。一緒にニカラグアで大暴れして、その後も石神さんが会社の仕事を手伝ってくれたんだって」
「あいつが俺のことを話したのなら、スージーは相当信頼されてたんだよ」
「そうですね。今ならよく分かります」
恐らく、聖は俺が一江に対して抱いているのと同じものをスージーに担ってもらっている。
自分に万一があれば、スージーに後始末をしてもらおうと考えている。
俺たちは、聖のことを中心に楽しく話した。
スージーは俺たちのことを何でも知っていた。
「アンジェラさんと結婚した時には驚きました」
「ああ、年上好きだったからな」
「はい! でも石神さん絡みだと聞いて、何となく納得しましたけど」
「俺は関係ねぇよ! たまたまアンジーと出会った頃に、うちの仕事を手伝ってもらっただけだ」
「でも、セイントはそうは思ってないですよ?」
「まったくなぁ。まあ、アンジーとは上手くやってるようだからいいんだけどな」
「セイントの優しさが分かる女は少ないですからね」
「スージーはどうだったんだよ?」
「私ですか! 私は無理ですよ! あの人の奥さんなんて、とても!」
俺は笑った。
もしかしたら、少しはその気があったのかもしれないが、スージーは少しもそれを感じさせないでいた。
「まあ、10人の女と朝までヤり続ける奴だからなぁ」
「はい。何度かキャットハウスに迎えに行ったこともあります」
「全員死んでたろ?」
「アハハハハハ! セイントだけが元気でしたね」
その後、スージーが「国境なき医師団」との確執を俺に話してくれた。
「6人の仲間が死にました。だからセイントは二度と「国境なき医師団」とは関わらないと、全社員に宣言しました」
「なんだと! 俺にはあいつ、一言も!」
「はい。セイントは「トラが泣いていたんだ」と言ってました。そういう人ですよ、セイントは」
俺は聖に、八木保奈美の情報を得たら教えて欲しいと頼んでいた。
しかし、そんな過去があるとは考えてもみなかった。
「聖に取り消すように連絡するよ」
「ダメですよ。「トラ関連」のことでは、セイントは絶対に曲げません」
「でもよ……」
「大丈夫です、石神さん。時間は掛かりますが、私たちも協力します。石神さんの大切な人なんでしょう?」
「それはそうだが……」
聖の心を思えば、俺も辛い。
俺のために、あいつはまた苦しい道を進んでくれている。
「私たちは、みんなセイントが大好きなんですよ。こんな傭兵派遣会社は無いと思いますけど」
「そうだな。聖は最高だからな」
「給料も破格にいいですけどね。それ以上にセイントの優しさを感じています」
「仏頂面だけどな」
スージーが笑った。
「男性にはどうか知りませんけど、女性にはカワイイと映りますよ?」
「ほんとかよ」
「まあ、一部でしょうけどね」
「「アハハハハハハ!」」
シャンパンのボトルが空いたので、解散した。
「今日はいろいろお話出来て良かったです」
「ああ、俺もだ」
スージーを部屋まで送り、俺もロボと自分の部屋に入った。
俺は聖に電話をした。
「よう! スージーは最高にいいな!」
「そうか。役に立てて良かったよ。幾らでも使ってくれ」
「ああ、本当に助かる。さっきまでずっとお前のことを一緒に話していたんだ」
「俺の?」
「そうだ。スージーもお前のことが大好きみたいだったな」
「あいつ。まあいいけどよ」
聖が照れている。
「「国境なき医師団」のことを聞いた」
「なんだと!」
「お前、何で俺に言ってくれなかったんだよ」
「トラには関係ない」
「お前! そんなことを言うな!」
「!」
「俺たちはそんなんじゃないだろう! お前、俺にも散々そう言ったじゃないか! ばかやろう!」
「トラ……」
「もうあの話は無しだ。今後は「国境なき医師団」とは関わらないでくれ」
「そうは行かない。トラのために、俺は何でもするんだ」
「聖……」
「俺があいつらを嫌っていることと、八木保奈美をトラが大事に思ってることとは別だ。情報を集めるくらい、何のこともないよ」
「いいのか、聖」
「もちろんだぁ! 絶対に見つけてやるからな!」
「分かった。宜しく頼む。でも、本当に何かを聞いたらでいいからな」
「ああ」
聖はまた自分が日本に来たいと言った。
「スージーがいれば十分だよ」
「そうか。まあ、スージーは守ってやってくれ」
「もちろんだぁ!」
正直に言えば、俺も聖に会いたいし、あいつの力を借りたい。
しかし、お互いに重要な仕事を担っている。
聖がすぐに飛んでこなかったということは、あいつが今手放せない仕事があるからだ。
俺には分かっている。
でも、そういうことはお互いに口にはしない。
一つだけ確かなのは、お互いに本当に困っていれば、すぐに飛んで行くということだけだ。
「じゃあ、アンジーと聖雅に宜しくな」
「クレアもだ!」
「ああ!」
聖の家に、家事メイドアンドロイドを送っていた。
クレアは、もう既に聖の家で大事にされているらしい。
しばらく、クレアの話をした。
「聖雅が懐いているよ」
「そうか、良かったよ」
「アンジーも大分助かってる」
「そうか」
「二人で時々大笑いしてるぜ」
「いいな!」
良かった。
「トラが寄越してくれたんだからな。大事にしているよ」
「頼むな」
電話を切った。
ロボが俺の足の上に乗り、俺を押し倒した。
早く寝ろと言っている。
「分かったよ。今日は遅くなったな」
「にゃー」
ロボの口にキスをし、ロボはすぐに俺の隣で眠った。
俺は暗闇の中で、敵のことを考えていた。
スージーが来てくれて明確になったことは多い。
しかし、俺の勘がまだそれだけではないことを告げていた。
「石神さん! ここは!」
「悪いな、もうちょっと付き合ってくれよ」
スージーが、「幻想空間」の雰囲気に感動してくれた。
二人で「クロ・ダンボネ」を飲む。
「こんなに高いお酒を開けてもらっても良かったんですか?」
「もちろんだ。スージーは聖の右腕だからな。大歓迎したいんだよ」
「そんな」
二人で笑った。
聖のことを聞く。
「陸軍でダメになりましてね。まあ、私が若くて甘かったせいなんですけど」
「男女平等というのは難しいよ。元々違うものなんだし、それに既得権益というのは、多くの人間にとっては最重要の事項だからな」
「そうですね。見事にやられました」
「聖はどうやってスージーを見つけたんだ?」
「私から接近しました。もう軍には愛想が尽きていたので、民間の軍事産業に行こうと思ってましたから」
「そうか。聖の所は優秀だからな」
「はい。まだ新興勢力の一つでしたけどね。最初はチャップマンPMCに行ったんですよ」
「ああ、あそこは最高の会社だからなぁ」
「チャップマンさんが直接面接してくれました。採用してもいいと言われたんですが、セイントPMCを勧められまして」
「え! チャップが!」
「そうなんです。自分の所には既に作戦指揮官の優秀な人間がいるから、若い私ではしばらく出世は無理だろうと」
「なるほどなー」
「それでセイントの会社を。私は一応内容を知ってからとお願いしたら、快く許して下さって」
スージーのことをチャップも気に入ったのだろう。
だから、そんな破格の扱いをしてくれた。
それに、聖のこともチャップは考えていてくれたに違いない。
あいつに優秀な事務官が必要なことはチャップも分かっていたから。
「それでセイントに会ったんですが、もう一目で気に入りました」
「あいつを?」
「はい! カワイイ人で、しかも優しい。ああ、甘くは無いですけどね」
「そうか」
俺も嬉しくなった。
スージーは聖のことがよく分かったようだ。
「すぐにセイントPMCに入って。そこから幾つかの戦場を一緒に回って、自分の感じたことを確信出来ました」
聖もスージーのことが気に入ったのは、俺も知っている。
「今の本社の敷地は、俺も探すのを手伝ったんだよ」
「はい、聞いています。「トラがここがいいと言ってた」というのが、もうセイントの中では決定事項になっていましたからね!」
「アハハハハハ! でも、スージーも再検討してくれたんだろ?」
「もちろんです。私はまだ石神さんのことを全く知りませんでしたし。セイントは事務回りのことはまったく無頓着でしたからね」
「金勘定は大したものだけどな。他のことはあまり拘らない奴だから」
「そうですね。経理や法関係では優秀な人がいましたけど、他の方面では私が集めました」
「そうだったってな。聖から聞いているよ」
俺は聖が優秀な副官が来てくれたのだと聖から聞いていた。
その話をスージーにしてやる。
「私も石神さんのことを散々聞きましたよ。一緒にニカラグアで大暴れして、その後も石神さんが会社の仕事を手伝ってくれたんだって」
「あいつが俺のことを話したのなら、スージーは相当信頼されてたんだよ」
「そうですね。今ならよく分かります」
恐らく、聖は俺が一江に対して抱いているのと同じものをスージーに担ってもらっている。
自分に万一があれば、スージーに後始末をしてもらおうと考えている。
俺たちは、聖のことを中心に楽しく話した。
スージーは俺たちのことを何でも知っていた。
「アンジェラさんと結婚した時には驚きました」
「ああ、年上好きだったからな」
「はい! でも石神さん絡みだと聞いて、何となく納得しましたけど」
「俺は関係ねぇよ! たまたまアンジーと出会った頃に、うちの仕事を手伝ってもらっただけだ」
「でも、セイントはそうは思ってないですよ?」
「まったくなぁ。まあ、アンジーとは上手くやってるようだからいいんだけどな」
「セイントの優しさが分かる女は少ないですからね」
「スージーはどうだったんだよ?」
「私ですか! 私は無理ですよ! あの人の奥さんなんて、とても!」
俺は笑った。
もしかしたら、少しはその気があったのかもしれないが、スージーは少しもそれを感じさせないでいた。
「まあ、10人の女と朝までヤり続ける奴だからなぁ」
「はい。何度かキャットハウスに迎えに行ったこともあります」
「全員死んでたろ?」
「アハハハハハ! セイントだけが元気でしたね」
その後、スージーが「国境なき医師団」との確執を俺に話してくれた。
「6人の仲間が死にました。だからセイントは二度と「国境なき医師団」とは関わらないと、全社員に宣言しました」
「なんだと! 俺にはあいつ、一言も!」
「はい。セイントは「トラが泣いていたんだ」と言ってました。そういう人ですよ、セイントは」
俺は聖に、八木保奈美の情報を得たら教えて欲しいと頼んでいた。
しかし、そんな過去があるとは考えてもみなかった。
「聖に取り消すように連絡するよ」
「ダメですよ。「トラ関連」のことでは、セイントは絶対に曲げません」
「でもよ……」
「大丈夫です、石神さん。時間は掛かりますが、私たちも協力します。石神さんの大切な人なんでしょう?」
「それはそうだが……」
聖の心を思えば、俺も辛い。
俺のために、あいつはまた苦しい道を進んでくれている。
「私たちは、みんなセイントが大好きなんですよ。こんな傭兵派遣会社は無いと思いますけど」
「そうだな。聖は最高だからな」
「給料も破格にいいですけどね。それ以上にセイントの優しさを感じています」
「仏頂面だけどな」
スージーが笑った。
「男性にはどうか知りませんけど、女性にはカワイイと映りますよ?」
「ほんとかよ」
「まあ、一部でしょうけどね」
「「アハハハハハハ!」」
シャンパンのボトルが空いたので、解散した。
「今日はいろいろお話出来て良かったです」
「ああ、俺もだ」
スージーを部屋まで送り、俺もロボと自分の部屋に入った。
俺は聖に電話をした。
「よう! スージーは最高にいいな!」
「そうか。役に立てて良かったよ。幾らでも使ってくれ」
「ああ、本当に助かる。さっきまでずっとお前のことを一緒に話していたんだ」
「俺の?」
「そうだ。スージーもお前のことが大好きみたいだったな」
「あいつ。まあいいけどよ」
聖が照れている。
「「国境なき医師団」のことを聞いた」
「なんだと!」
「お前、何で俺に言ってくれなかったんだよ」
「トラには関係ない」
「お前! そんなことを言うな!」
「!」
「俺たちはそんなんじゃないだろう! お前、俺にも散々そう言ったじゃないか! ばかやろう!」
「トラ……」
「もうあの話は無しだ。今後は「国境なき医師団」とは関わらないでくれ」
「そうは行かない。トラのために、俺は何でもするんだ」
「聖……」
「俺があいつらを嫌っていることと、八木保奈美をトラが大事に思ってることとは別だ。情報を集めるくらい、何のこともないよ」
「いいのか、聖」
「もちろんだぁ! 絶対に見つけてやるからな!」
「分かった。宜しく頼む。でも、本当に何かを聞いたらでいいからな」
「ああ」
聖はまた自分が日本に来たいと言った。
「スージーがいれば十分だよ」
「そうか。まあ、スージーは守ってやってくれ」
「もちろんだぁ!」
正直に言えば、俺も聖に会いたいし、あいつの力を借りたい。
しかし、お互いに重要な仕事を担っている。
聖がすぐに飛んでこなかったということは、あいつが今手放せない仕事があるからだ。
俺には分かっている。
でも、そういうことはお互いに口にはしない。
一つだけ確かなのは、お互いに本当に困っていれば、すぐに飛んで行くということだけだ。
「じゃあ、アンジーと聖雅に宜しくな」
「クレアもだ!」
「ああ!」
聖の家に、家事メイドアンドロイドを送っていた。
クレアは、もう既に聖の家で大事にされているらしい。
しばらく、クレアの話をした。
「聖雅が懐いているよ」
「そうか、良かったよ」
「アンジーも大分助かってる」
「そうか」
「二人で時々大笑いしてるぜ」
「いいな!」
良かった。
「トラが寄越してくれたんだからな。大事にしているよ」
「頼むな」
電話を切った。
ロボが俺の足の上に乗り、俺を押し倒した。
早く寝ろと言っている。
「分かったよ。今日は遅くなったな」
「にゃー」
ロボの口にキスをし、ロボはすぐに俺の隣で眠った。
俺は暗闇の中で、敵のことを考えていた。
スージーが来てくれて明確になったことは多い。
しかし、俺の勘がまだそれだけではないことを告げていた。
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