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大阪 風花の家
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ゴールデンウィーク最後の2日間。
俺は六花と一緒に大阪へ行った。
新幹線でも良かったのだが、六花の駅での階段の昇降や人混みを避けたかったので、車で行くことにした。
乗り心地のいいロールスロイスを出す。
六花はまだ乗ったことが無かったので喜んだ。
5月5日朝9時に迎えに行く。
俺たちは明日まで休みだ。
出産前に風花と会わせるのが目的だった。
六花の妊娠のことは知らせているが、顔は合わせていない。
二人で話したいこともあるだろう。
皇紀を連れて来ようかと思ったが、俺にからかわれるのが嫌で今回は遠慮した。
まあ、これからはいつでも自由に会いに行ける。
その方があいつも気楽だろう。
イッヒッヒ。
六花がベルルッティのトートバッグとエルメスの赤のフールトゥを持ってマンションの前で待っていた。
俺は車を停めて抱き合う。
「なんだよ、部屋で待ってろって言っただろう」
「待ちきれませんでした!」
「子どもかよ」
「ウフフフ」
動きやすい綿のベージュのスカートとジャケット。
白の少しフリルのあるブラウス。
俺と同じくカザールのサングラス。
「もう安定期には入っているけど、大事にしろよ」
「はい!」
荷物をトランクに入れる。
一泊なので少ないはずだが、フールトゥにはいつものヤツが入っているのだろう。
「後ろの方が乗り心地がいいぞ?」
「嫌です」
俺は笑って助手席のドアを開けてやった。
六花がニコニコしながら座った。
俺にシートベルトを締めろと示す。
俺はオッパイを揉みながら締めてやった。
「お前のを締めると、余計なものまで触っちゃうよな!」
「はい!」
六花が嬉しそうに笑った。
六花は車内の内装に感嘆していた。
「スゴイですね、ロールスロイスは!」
「そうだろう。まあ後ろの方が高級感はあるんだけどよ。これは元々運転手に走らせる車だからなぁ」
「御堂さんの時には、青嵐さんとかが運転してましたよね」
「そうなんだ。誰かいねぇかなぁ」
「便利屋さんとか」
「そうなんだけどな。でもあいつも今は早乙女の「アドヴェロス」の方の仕事で結構忙しいんだ」
「そうなんですか」
エンジン音は恐ろしく小さい。
12気筒のでかいエンジンなのだが。
「みんな避けていきますよね」
「この車を事故らせると大変だからな」
「幾らです?」
「ノーマルで七千万円。こいつはもっと改造しているから、大体20億くらいか」
「スゴイですね!」
六花も段々金銭感覚が鈍くなっているが、流石にこの金額は驚く。
「内装でダイヤモンドとかプラチナとか、稀少な銘木やら生地なんかも使ってるしな」
「なるほど!」
「サスとか足回りなんかにも随分と注ぎ込んだしなぁ」
「全然振動がないですもんね」
「なんか、運転してる感覚がねぇよ」
「ウイリーします?」
「できねぇよ!」
二人で楽しく話しながら、まずは静岡のいつもの鰻屋に寄った。
「いつも立ち寄って頂いて、どうも!」
「こちらこそ! 本当にここは素通り出来なくて!」
大将と挨拶し、個室へ案内された。
連絡していたので、すぐに特上の鰻重の二重天井が来る。
六花が最高に美しい笑顔になる。
白焼きも一匹ずつもらった。
酒が飲みたくなる。
六花はずっと笑顔で頬張っていた。
「石神先生はいつもここでは一人前だけですよね」
「俺は大食いじゃねぇ!」
「アハハハハハ!」
「そういう六花も一人前で満足してるじゃないか」
「いいえ、もっと食べたいのですが」
「なんだよ、注文すればいいだろう」
「はい。でも最初の時に、一人前でしたので」
「あ?」
「まだ私が可憐な処女だった時代です」
「随分と遠くまで来たな!」
「はい!」
その思い出を大事にしたいということか。
そう言えば、最初にここで六花に食べさせた後で、俺たちは結ばれたんだったか。
俺たちは美味かった礼を言って店を出た。
「ゆっくり走るからな。途中で体調がおかしくなったら言えよ?」
「はい!」
「寝てろよ」
「じゃあ、眠くなったら」
「ああ」
六花が俺の頬にキスをしてきた。
「いつも優しいトラちゃん」
六花は、時々二人きりの時に、俺のことを「トラ」と呼ぶようになった。
子どもが出来れば「石神先生」ではおかしいと話し合ってからだ。
好きに呼べと言ったら、そうなった。
まだ「石神先生」の方が多いが。
六花は眠って、2時間ほどして起きた。
もう名神高速道路に乗っている。
サービスエリアで俺がコーヒーを飲んでいた時だ。
フードコートに俺を探しに来た。
俺は六花にもコーヒーを持って来た。
「あと1時間くらいかな」
「はい……」
「予定通りに3時頃に着きそうだな」
「はい……」
六花の様子がおかしい。
「体調が悪いのか?」
「い、いいえ」
「なんだよ! おかしいなら言えよ!」
「そうではなくですね」
「なんだ?」
「そういえば、風花に今日行くことを知らせていなかったような……」
「なんだと!」
六花が謝った。
うっかり忘れていたようだ。
風花が休みであることは聞いている。
ゴールデンウィーク前に、もしかしたら行くかもと予定を打診していたからだ。
でも、決まったのはゴールデンウィークに入ってからだった。
六花の体調を見てと思い、「紅六花ビル」から戻ってだ。
てっきり六花が連絡していると思っていた。
「すぐに電話しろよ!」
「はい!」
六花が風花と話し、風花が驚いているようだった。
俺が電話を替わった。
「すまない。俺が確認しておかなかったんだ」
「いえ! あの、来て頂いていいんですが、今「絶怒」の方々と訓練をしているところでして」
「別に構わないよ」
「でも、さっき来られたばかりなので」
「じゃあ、俺が指導してやるって伝えてくれ」
「ほんとですか! 喜びますよ!」
「本当に悪いな」
「いいえ!」
電話を切った。
六花が涙目になっている。
「お前なー」
六花が俺の手を胸に導いた。
「こんなことしてもな!」
「一番母乳は石神先生に飲ませます」
「!」
俺は笑って早く出せと言った。
「今、「絶怒」が来てんだってよ」
「あー、あいつら!」
前に六花と一緒に大阪に来た時に、暇だったので潰しに行った愚連隊だ。
調子に乗ってビルごとぶっ飛ばしたが、喧嘩好きで結構真面目な連中と分かり、新しいビルを建ててやった。
そして運送関係の仕事も与えて感謝されるようになった。
気のいい連中だったので、大阪で風花に「花岡」を教えさせている。
皇紀が行った時にも教えている。
まだ基礎だが、覚えはいいようだ。
「二番は響子ですかね!」
「ちゃんと吹雪に飲ませてやれ!」
「じゃあ、響子は三番で!」
「ワハハハハハ!」
自分の子どもが生まれても、響子への愛情は変わらないらしい。
まあ、そういう女だ。
俺たちは大阪の風花の家に着いた。
俺も六花も、実物は初めてだ。
「でっけぇー!」
「おっきいですね」
敷地1200坪、建坪700坪。
アヤソフィア寺院を模した豪奢と言う言葉では足りないくらいの威容だった。
「あいつ、よくこんな家に住んでんな」
「言ってやりましょうよ」
「おう」
AIが俺たちを察知し、車用門が開いたので中へ入った。
風花と「絶怒」の連中が迎えに来た。
「お姉ちゃん! 石神さん!」
「よう!」
「風花!」
みんなで中に入った。
俺は六花と一緒に大阪へ行った。
新幹線でも良かったのだが、六花の駅での階段の昇降や人混みを避けたかったので、車で行くことにした。
乗り心地のいいロールスロイスを出す。
六花はまだ乗ったことが無かったので喜んだ。
5月5日朝9時に迎えに行く。
俺たちは明日まで休みだ。
出産前に風花と会わせるのが目的だった。
六花の妊娠のことは知らせているが、顔は合わせていない。
二人で話したいこともあるだろう。
皇紀を連れて来ようかと思ったが、俺にからかわれるのが嫌で今回は遠慮した。
まあ、これからはいつでも自由に会いに行ける。
その方があいつも気楽だろう。
イッヒッヒ。
六花がベルルッティのトートバッグとエルメスの赤のフールトゥを持ってマンションの前で待っていた。
俺は車を停めて抱き合う。
「なんだよ、部屋で待ってろって言っただろう」
「待ちきれませんでした!」
「子どもかよ」
「ウフフフ」
動きやすい綿のベージュのスカートとジャケット。
白の少しフリルのあるブラウス。
俺と同じくカザールのサングラス。
「もう安定期には入っているけど、大事にしろよ」
「はい!」
荷物をトランクに入れる。
一泊なので少ないはずだが、フールトゥにはいつものヤツが入っているのだろう。
「後ろの方が乗り心地がいいぞ?」
「嫌です」
俺は笑って助手席のドアを開けてやった。
六花がニコニコしながら座った。
俺にシートベルトを締めろと示す。
俺はオッパイを揉みながら締めてやった。
「お前のを締めると、余計なものまで触っちゃうよな!」
「はい!」
六花が嬉しそうに笑った。
六花は車内の内装に感嘆していた。
「スゴイですね、ロールスロイスは!」
「そうだろう。まあ後ろの方が高級感はあるんだけどよ。これは元々運転手に走らせる車だからなぁ」
「御堂さんの時には、青嵐さんとかが運転してましたよね」
「そうなんだ。誰かいねぇかなぁ」
「便利屋さんとか」
「そうなんだけどな。でもあいつも今は早乙女の「アドヴェロス」の方の仕事で結構忙しいんだ」
「そうなんですか」
エンジン音は恐ろしく小さい。
12気筒のでかいエンジンなのだが。
「みんな避けていきますよね」
「この車を事故らせると大変だからな」
「幾らです?」
「ノーマルで七千万円。こいつはもっと改造しているから、大体20億くらいか」
「スゴイですね!」
六花も段々金銭感覚が鈍くなっているが、流石にこの金額は驚く。
「内装でダイヤモンドとかプラチナとか、稀少な銘木やら生地なんかも使ってるしな」
「なるほど!」
「サスとか足回りなんかにも随分と注ぎ込んだしなぁ」
「全然振動がないですもんね」
「なんか、運転してる感覚がねぇよ」
「ウイリーします?」
「できねぇよ!」
二人で楽しく話しながら、まずは静岡のいつもの鰻屋に寄った。
「いつも立ち寄って頂いて、どうも!」
「こちらこそ! 本当にここは素通り出来なくて!」
大将と挨拶し、個室へ案内された。
連絡していたので、すぐに特上の鰻重の二重天井が来る。
六花が最高に美しい笑顔になる。
白焼きも一匹ずつもらった。
酒が飲みたくなる。
六花はずっと笑顔で頬張っていた。
「石神先生はいつもここでは一人前だけですよね」
「俺は大食いじゃねぇ!」
「アハハハハハ!」
「そういう六花も一人前で満足してるじゃないか」
「いいえ、もっと食べたいのですが」
「なんだよ、注文すればいいだろう」
「はい。でも最初の時に、一人前でしたので」
「あ?」
「まだ私が可憐な処女だった時代です」
「随分と遠くまで来たな!」
「はい!」
その思い出を大事にしたいということか。
そう言えば、最初にここで六花に食べさせた後で、俺たちは結ばれたんだったか。
俺たちは美味かった礼を言って店を出た。
「ゆっくり走るからな。途中で体調がおかしくなったら言えよ?」
「はい!」
「寝てろよ」
「じゃあ、眠くなったら」
「ああ」
六花が俺の頬にキスをしてきた。
「いつも優しいトラちゃん」
六花は、時々二人きりの時に、俺のことを「トラ」と呼ぶようになった。
子どもが出来れば「石神先生」ではおかしいと話し合ってからだ。
好きに呼べと言ったら、そうなった。
まだ「石神先生」の方が多いが。
六花は眠って、2時間ほどして起きた。
もう名神高速道路に乗っている。
サービスエリアで俺がコーヒーを飲んでいた時だ。
フードコートに俺を探しに来た。
俺は六花にもコーヒーを持って来た。
「あと1時間くらいかな」
「はい……」
「予定通りに3時頃に着きそうだな」
「はい……」
六花の様子がおかしい。
「体調が悪いのか?」
「い、いいえ」
「なんだよ! おかしいなら言えよ!」
「そうではなくですね」
「なんだ?」
「そういえば、風花に今日行くことを知らせていなかったような……」
「なんだと!」
六花が謝った。
うっかり忘れていたようだ。
風花が休みであることは聞いている。
ゴールデンウィーク前に、もしかしたら行くかもと予定を打診していたからだ。
でも、決まったのはゴールデンウィークに入ってからだった。
六花の体調を見てと思い、「紅六花ビル」から戻ってだ。
てっきり六花が連絡していると思っていた。
「すぐに電話しろよ!」
「はい!」
六花が風花と話し、風花が驚いているようだった。
俺が電話を替わった。
「すまない。俺が確認しておかなかったんだ」
「いえ! あの、来て頂いていいんですが、今「絶怒」の方々と訓練をしているところでして」
「別に構わないよ」
「でも、さっき来られたばかりなので」
「じゃあ、俺が指導してやるって伝えてくれ」
「ほんとですか! 喜びますよ!」
「本当に悪いな」
「いいえ!」
電話を切った。
六花が涙目になっている。
「お前なー」
六花が俺の手を胸に導いた。
「こんなことしてもな!」
「一番母乳は石神先生に飲ませます」
「!」
俺は笑って早く出せと言った。
「今、「絶怒」が来てんだってよ」
「あー、あいつら!」
前に六花と一緒に大阪に来た時に、暇だったので潰しに行った愚連隊だ。
調子に乗ってビルごとぶっ飛ばしたが、喧嘩好きで結構真面目な連中と分かり、新しいビルを建ててやった。
そして運送関係の仕事も与えて感謝されるようになった。
気のいい連中だったので、大阪で風花に「花岡」を教えさせている。
皇紀が行った時にも教えている。
まだ基礎だが、覚えはいいようだ。
「二番は響子ですかね!」
「ちゃんと吹雪に飲ませてやれ!」
「じゃあ、響子は三番で!」
「ワハハハハハ!」
自分の子どもが生まれても、響子への愛情は変わらないらしい。
まあ、そういう女だ。
俺たちは大阪の風花の家に着いた。
俺も六花も、実物は初めてだ。
「でっけぇー!」
「おっきいですね」
敷地1200坪、建坪700坪。
アヤソフィア寺院を模した豪奢と言う言葉では足りないくらいの威容だった。
「あいつ、よくこんな家に住んでんな」
「言ってやりましょうよ」
「おう」
AIが俺たちを察知し、車用門が開いたので中へ入った。
風花と「絶怒」の連中が迎えに来た。
「お姉ちゃん! 石神さん!」
「よう!」
「風花!」
みんなで中に入った。
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