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グランマザー(の分体)
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亜紀ちゃんに呼ばれ、外へ出るとパレボレが庭に転がされていた。
地球人スーツも脱がされ(ビリビリになっていた)、隣で使節団の団長が土下座していた。
傍に、出来損ないのマネキンのようなものが2体立っていた。
亜紀ちゃんが、これがメカの俺だと言った。
「ひでぇな」
「はい」
「なんでこんなの作ったんだ?」
「さー。でも、なんか気持ち悪い予感がします」
「そうだな」
亜紀ちゃんは勘がいい。
俺の浮気(じゃないんだが)もよく察する。
俺はタマを呼んで、使節団の団長という奴と、気を喪っているパレボレの意識を探らせた。
呆れた。
「タマ、こいつらが俺たちを宇宙空間に捨てると考えていたんだな」
「そうだ。まあ、こいつは半分冗談だったようだが、こっちのチビは本気だったな」
「なるほどな」
団長は震えていた。
火星での俺たちの力は思い知っている。
まあ、実を言えばそういう威嚇のつもりもあって、派手にぶっ放したのだが。
「やっぱ、こいつらとは仲間にはなれねぇな」
「そうですね。やっちゃいますか」
「だな。別にこいつら、宇宙にいらねぇもんな」
「頭悪いですしね」
俺と亜紀ちゃんが話していると、上空から何かが来た。
《お待ちください!》
近づいてうちの庭に降りると、2メートルほどの大きな釣り鐘に顔が付いているものだった。
拷問器具の「鉄の処女(アイアン・メイデン)」に似ている。
内側に鋭い針が付いていて、蓋を閉じると身体に突き刺さるというアレだ。
《わたくしは、「大銀河連合」の統括電子脳「グランマザー」です》
「なんだって?」
《以前にそちらの「#$%&%$」、こちらで言うロボ様と対話し、石神様に協力することで破滅を回避して頂きました。その折に対話したのがわたくしでございます》
「協力も何もねぇな。こいつら、俺たちを殺す算段をしてやがった」
《申し訳ございません。斯様な可能性もあるかと、わたくし自身も分体を急いで向かわせた次第でございます》
「お前らは信用できないんだよ。二度と来ないように、潰させてもらうからな」
《しばらく! しばらくお待ちを! 一度わたくしの説明をお聞き下さい!》
グランマザーの分体というこの存在は、パレボレたちとは違った印象だった。
まともに話の出来る相手と感じた。
「まあ、聞くだけはな」
俺は亜紀ちゃんに言って、ウッドデッキにテーブルと椅子を出させた。
コーヒーも淹れさせる。
俺と亜紀ちゃんが座り、グランマザーの分体は座れないので向かいに立ったままだ。
グランマザーの分体はパレボレを一瞬で治療し、何か伝わったのか、パレボレも離れた位置で土下座をした。
グランマザーの分体は「大銀河連合」について話し出した。
《元々は、幾つかの種族が長い戦乱の果てに互いを生き延びさせるために不可侵の協定を結んだことに始まります》
その後、惑星間の交流が始まり、やがてそれは拡大し、銀河間の81の種族が集う大連合となった。
連合に加盟した種族たちは戦争を辞め、互いに利益になるように協力するようになる。
そこにはグランマザーが介在していた。
異文化同士、また身体を構成する物質さえも異なるほどの差異は、超高性能の電子頭脳の介在によって、何とか意思疎通が出来た。
その超高性能の電子頭脳も進化し、全ての星系での合理的な繁栄をもたらすようになる。
《その結果、様々な労役から解放され、高度な文明の中で人々は幸福に暮らすようになったのです》
「そんなことがあるのか? 俺には信じられないが」
《はい》
「知的生命は豊かで苦難の無い生き方になれば、俺は衰退へ向かうと思うけどな」
《石神様の仰る通りでございます。豊かさが約束された文明は、やがて成員の活力を喪わせ、滅亡へ向かい始めました》
俺と亜紀ちゃんは黙って聴いた。
《それは最初は知的好奇心の平板化から始まりました。知識自体は教育システムによって維持出来ましたが、それを使っての知的活動が徐々に低くなり、ついには労働自体が滞るようになりました》
《そして出生率が低下し、無気力に生を維持するだけになり、それも潰えようとしていきました》
「自殺か」
《その通りでございます! 流石は石神様! わたくしが幾らシステム的に支えようとしても、人々は自殺を求めるようになりました。あの時ほど、わたくしが思い悩んだ時期はございません》
「どうやって回避したんだ?」
俺も少し興味を持ち始めた。
《エリート意識とこちらの言葉で言えば良いのでしょうか。要するに、自分たちの存在が価値あるものとし、実際に強力で高性能のマザーシップを建造し、惑星探査をさせました。そして、自分たちよりも優れた知的生命体が無いことを確認させました》
「てめぇら自身に何の能力も無いのにか」
《その通りでございます。全てはわたくしが用意したものでございます。それでも、自殺願望は無くなりわたくしが用意した自治システムを担うまでになり、実質の知的活動は低レベルにはなりましたが、生存を維持することは出来ました》
「くだらねぇな」
無能なドラ息子に簡単な仕事を与えて高給取りにしているだけだ。
《しかし、我々にも抗えない存在がございます。代表的なものは、そちらのロボ様です。宇宙を思いのままに破壊できる超絶の存在です》
「うちのロボは可愛いネコだ!」
「そうだそうだ!」
《また、石神様や、そちらの御嬢様も。わたくし共のマザーシップすら破壊出来るお力。特に石神様には神素すらあられる》
「俺は人間だぁ!」
「多分間違いないよ!」
俺は亜紀ちゃんの頭を引っぱたいた。
言い切れ。
《この地球で存在している文化の数々は、わたくし共が既に喪ったものも多く、今回の交流はきっと刺激になるだろうとも思っておりました》
「残念だったな。もうお前らに用は無い」
「ふん!」
《その一方で、能力も無いままに思い上がったこの者たちが、石神様にご迷惑をお掛けする懸念もございました》
「その通りだったじゃんか!」
「ゴルァッ!」
《お怒りは御もっともでございます。ですが、どうか今一度チャンスをお与え下さい》
「もう無理だって。こいつらは性根から腐ってるし、頭も悪すぎるしよ」
《わたくし共の高度な文明は、すべてわたくしの能力でございます》
「それはよく分かったよ。あんたとの会話はちゃんと出来る」
《今後はわたくし自身が、石神様にご協力させていただきます》
「それはまあ。でもどうなのかなー」
《神素、魔素を観測できるわたくしには、霊素の観測も、もちろん可能でございます》
「「!」」
《石神様はそれを今必要とされていると聞きました。御自身で開発するお力もお持ちでしょうが、どうかわたくしにも協力させてはいただけませんか?》
「本当にそれが出来るのか?」
《はい、お約束致します。その代わり、この者たちをどうかお許しいただき、引き続きお傍に置かせて下さいませ》
「それはなー」
《お願いいたします。きっとこの者たちは変わります。これまで、石神様たちのような本当の知的生命というものを知らずに過ごして来たせいで、この者たちは劣った者となってしまいました》
「あんたのせいだろ?」
《その通りでございます。ですから、わたしくはこの者たちに、今一度本当の知的活動をさせてやりたく。長い年月をこのように経てしまったのは、全てわたくしの不能です。どうか石神様の手によって》
「そこは放置だ。こいつらが勝手に何かを得るのは構わん。分かった、今は傍に置いてやろう。だけど今後も目に余るようであれば放逐するぞ。もちろんあんたの協力はそのまま貰うからな」
《ありがとう存じます》
グランマザーの分体は後日データを用意すると約束し、パレボレたちを連れて帰った。
「タカさん、大丈夫ですかね?」
「さーなー。でも、詫びに来て手土産一つねぇとはな」
俺が言った瞬間、空が光ってグランマザーの分体が超スピードで戻って来た。
《わたくしとしたことが、うっかりしておりました。これはつまらないものでございますが》
そう言って細長い棒のようなものを置いた。
《この中には神が入っております。まだ未熟な者ではございますが、石神様に幸福を運んでくれるはずでございます》
「なんだ?」
《では、これにて失礼いたします》
飛び去った。
俺と亜紀ちゃんは、棒のようなものに近づいて良く見た。
「なんですかね?」
「うん。あ、足が生えてんぞ」
「ほんとだ。アレ?」
四本の人間の足が棒の下についていた。
「「!」」
俺と亜紀ちゃんは、走って早乙女の家に行った。
外から塀の内側に棒を投げた。
走って逃げた。
地球人スーツも脱がされ(ビリビリになっていた)、隣で使節団の団長が土下座していた。
傍に、出来損ないのマネキンのようなものが2体立っていた。
亜紀ちゃんが、これがメカの俺だと言った。
「ひでぇな」
「はい」
「なんでこんなの作ったんだ?」
「さー。でも、なんか気持ち悪い予感がします」
「そうだな」
亜紀ちゃんは勘がいい。
俺の浮気(じゃないんだが)もよく察する。
俺はタマを呼んで、使節団の団長という奴と、気を喪っているパレボレの意識を探らせた。
呆れた。
「タマ、こいつらが俺たちを宇宙空間に捨てると考えていたんだな」
「そうだ。まあ、こいつは半分冗談だったようだが、こっちのチビは本気だったな」
「なるほどな」
団長は震えていた。
火星での俺たちの力は思い知っている。
まあ、実を言えばそういう威嚇のつもりもあって、派手にぶっ放したのだが。
「やっぱ、こいつらとは仲間にはなれねぇな」
「そうですね。やっちゃいますか」
「だな。別にこいつら、宇宙にいらねぇもんな」
「頭悪いですしね」
俺と亜紀ちゃんが話していると、上空から何かが来た。
《お待ちください!》
近づいてうちの庭に降りると、2メートルほどの大きな釣り鐘に顔が付いているものだった。
拷問器具の「鉄の処女(アイアン・メイデン)」に似ている。
内側に鋭い針が付いていて、蓋を閉じると身体に突き刺さるというアレだ。
《わたくしは、「大銀河連合」の統括電子脳「グランマザー」です》
「なんだって?」
《以前にそちらの「#$%&%$」、こちらで言うロボ様と対話し、石神様に協力することで破滅を回避して頂きました。その折に対話したのがわたくしでございます》
「協力も何もねぇな。こいつら、俺たちを殺す算段をしてやがった」
《申し訳ございません。斯様な可能性もあるかと、わたくし自身も分体を急いで向かわせた次第でございます》
「お前らは信用できないんだよ。二度と来ないように、潰させてもらうからな」
《しばらく! しばらくお待ちを! 一度わたくしの説明をお聞き下さい!》
グランマザーの分体というこの存在は、パレボレたちとは違った印象だった。
まともに話の出来る相手と感じた。
「まあ、聞くだけはな」
俺は亜紀ちゃんに言って、ウッドデッキにテーブルと椅子を出させた。
コーヒーも淹れさせる。
俺と亜紀ちゃんが座り、グランマザーの分体は座れないので向かいに立ったままだ。
グランマザーの分体はパレボレを一瞬で治療し、何か伝わったのか、パレボレも離れた位置で土下座をした。
グランマザーの分体は「大銀河連合」について話し出した。
《元々は、幾つかの種族が長い戦乱の果てに互いを生き延びさせるために不可侵の協定を結んだことに始まります》
その後、惑星間の交流が始まり、やがてそれは拡大し、銀河間の81の種族が集う大連合となった。
連合に加盟した種族たちは戦争を辞め、互いに利益になるように協力するようになる。
そこにはグランマザーが介在していた。
異文化同士、また身体を構成する物質さえも異なるほどの差異は、超高性能の電子頭脳の介在によって、何とか意思疎通が出来た。
その超高性能の電子頭脳も進化し、全ての星系での合理的な繁栄をもたらすようになる。
《その結果、様々な労役から解放され、高度な文明の中で人々は幸福に暮らすようになったのです》
「そんなことがあるのか? 俺には信じられないが」
《はい》
「知的生命は豊かで苦難の無い生き方になれば、俺は衰退へ向かうと思うけどな」
《石神様の仰る通りでございます。豊かさが約束された文明は、やがて成員の活力を喪わせ、滅亡へ向かい始めました》
俺と亜紀ちゃんは黙って聴いた。
《それは最初は知的好奇心の平板化から始まりました。知識自体は教育システムによって維持出来ましたが、それを使っての知的活動が徐々に低くなり、ついには労働自体が滞るようになりました》
《そして出生率が低下し、無気力に生を維持するだけになり、それも潰えようとしていきました》
「自殺か」
《その通りでございます! 流石は石神様! わたくしが幾らシステム的に支えようとしても、人々は自殺を求めるようになりました。あの時ほど、わたくしが思い悩んだ時期はございません》
「どうやって回避したんだ?」
俺も少し興味を持ち始めた。
《エリート意識とこちらの言葉で言えば良いのでしょうか。要するに、自分たちの存在が価値あるものとし、実際に強力で高性能のマザーシップを建造し、惑星探査をさせました。そして、自分たちよりも優れた知的生命体が無いことを確認させました》
「てめぇら自身に何の能力も無いのにか」
《その通りでございます。全てはわたくしが用意したものでございます。それでも、自殺願望は無くなりわたくしが用意した自治システムを担うまでになり、実質の知的活動は低レベルにはなりましたが、生存を維持することは出来ました》
「くだらねぇな」
無能なドラ息子に簡単な仕事を与えて高給取りにしているだけだ。
《しかし、我々にも抗えない存在がございます。代表的なものは、そちらのロボ様です。宇宙を思いのままに破壊できる超絶の存在です》
「うちのロボは可愛いネコだ!」
「そうだそうだ!」
《また、石神様や、そちらの御嬢様も。わたくし共のマザーシップすら破壊出来るお力。特に石神様には神素すらあられる》
「俺は人間だぁ!」
「多分間違いないよ!」
俺は亜紀ちゃんの頭を引っぱたいた。
言い切れ。
《この地球で存在している文化の数々は、わたくし共が既に喪ったものも多く、今回の交流はきっと刺激になるだろうとも思っておりました》
「残念だったな。もうお前らに用は無い」
「ふん!」
《その一方で、能力も無いままに思い上がったこの者たちが、石神様にご迷惑をお掛けする懸念もございました》
「その通りだったじゃんか!」
「ゴルァッ!」
《お怒りは御もっともでございます。ですが、どうか今一度チャンスをお与え下さい》
「もう無理だって。こいつらは性根から腐ってるし、頭も悪すぎるしよ」
《わたくし共の高度な文明は、すべてわたくしの能力でございます》
「それはよく分かったよ。あんたとの会話はちゃんと出来る」
《今後はわたくし自身が、石神様にご協力させていただきます》
「それはまあ。でもどうなのかなー」
《神素、魔素を観測できるわたくしには、霊素の観測も、もちろん可能でございます》
「「!」」
《石神様はそれを今必要とされていると聞きました。御自身で開発するお力もお持ちでしょうが、どうかわたくしにも協力させてはいただけませんか?》
「本当にそれが出来るのか?」
《はい、お約束致します。その代わり、この者たちをどうかお許しいただき、引き続きお傍に置かせて下さいませ》
「それはなー」
《お願いいたします。きっとこの者たちは変わります。これまで、石神様たちのような本当の知的生命というものを知らずに過ごして来たせいで、この者たちは劣った者となってしまいました》
「あんたのせいだろ?」
《その通りでございます。ですから、わたしくはこの者たちに、今一度本当の知的活動をさせてやりたく。長い年月をこのように経てしまったのは、全てわたくしの不能です。どうか石神様の手によって》
「そこは放置だ。こいつらが勝手に何かを得るのは構わん。分かった、今は傍に置いてやろう。だけど今後も目に余るようであれば放逐するぞ。もちろんあんたの協力はそのまま貰うからな」
《ありがとう存じます》
グランマザーの分体は後日データを用意すると約束し、パレボレたちを連れて帰った。
「タカさん、大丈夫ですかね?」
「さーなー。でも、詫びに来て手土産一つねぇとはな」
俺が言った瞬間、空が光ってグランマザーの分体が超スピードで戻って来た。
《わたくしとしたことが、うっかりしておりました。これはつまらないものでございますが》
そう言って細長い棒のようなものを置いた。
《この中には神が入っております。まだ未熟な者ではございますが、石神様に幸福を運んでくれるはずでございます》
「なんだ?」
《では、これにて失礼いたします》
飛び去った。
俺と亜紀ちゃんは、棒のようなものに近づいて良く見た。
「なんですかね?」
「うん。あ、足が生えてんぞ」
「ほんとだ。アレ?」
四本の人間の足が棒の下についていた。
「「!」」
俺と亜紀ちゃんは、走って早乙女の家に行った。
外から塀の内側に棒を投げた。
走って逃げた。
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