1,507 / 2,808
No Guitar No Life
しおりを挟む
夕飯は誰の発案だか、バーベキューだった。
「暁園」の子どもたちも来る。
広い駐車場を会場とし、「紅六花」のメンバーがバーベキュー台を持ち寄ったり一部レンタルもしたようだ。
小鉄たちはずっと食材のカットをしていた。
俺は子どもたちに言って、すぐに手伝わせた。
響子は午後に起きてから「リッカランド」に連れて行ってもらっていたようだ。
楽しそうに帰って来た。
六花と三人で風呂に入った。
「あー、私もバギーに乗りたかったなー」
「ばかやろう! 子どもがバギー野郎になったらどうすんだ!」
「え、いいじゃないですか?」
「あ、そうだな!」
響子が笑った。
「私ね! 格闘技大会で優勝しちゃった!」
「おお、そうか!」
パラメーターを最大にしてくれたのだろう。
スキルや得意技も設定でどうにでもなる。
得意技は、やろうと思うだけで発動する。
「リッカバスターで、どんな相手も一撃だったよ!」
響子が嬉しそうに話していた。
どうやら、隠しキャラのリッカ・ラグにしてもらったようだ。
無敵キャラだ。
最高のステータスで、防御力も最大になっており、ほとんどダメージを受けない。
オートカウンターのスキルもあり、自動的に身体が動いて反撃する。
さぞ、楽しんだことだろう。
「隠しボス戦も楽勝だったよ!」
「ああ、「業」にも勝ったか!」
「うん!」
六花と二人で頭を撫でた。
風呂から上がって、三人でテレビを観ていた。
タケが呼びに来たので、下に降りる。
駐車場にテーブルが並べられ、各テーブルには明るいランプが置いてあった。
大小のバーベキュー台が14台、それにビュッフェ・テーブルにフルーツやご飯、飲み物が置いてある。
デザートも後で出て来る予定だそうだ。
端の石神家専用バーベキュー台の他は、「紅六花」のメンバーが交代で焼いて行く。
子どもたちのテーブルにもメンバーが2人いて、世話をしていく。
基本は自分で取りに行く形だが、遠慮して行けない子どももいるかもしれないし、自分の嫌いなものを避けたい子どももいるかもしれない。
そういうことを察して一緒に行ったり、焼き物を指定してやったりするためにいる。
また、テーブルで会話して盛り上げる係でもある。
その辺はうちの子どもらも協力する。
まあ、喰いが落ち着いてからだが。
バーベキューでなければ最初から出来るのだが。
うちの子も結構役に立つのだが。
亜蘭が自分から、そういう役目をやりたいと言っていた。
見ていると、甲斐甲斐しく子どもたちの面倒を見て、一緒に笑って楽しんでいた。
他の「紅六花」のメンバーたちも、それを見ていた。
「石神さん、本当にいい男をお世話頂きました」
よしこが頭を下げて来た。
「よせよ。俺は単なる厄介払いだよ」
「あはははは、確かに戦う奴じゃないですね」
「そうだよ。あいつは優し過ぎるんだ。子どもたちを守ることは必死でやるけどな。自分から戦場に出て敵をぶっ殺すことは出来ないよ」
「はい」
「それによ。子どものスパイを使われたら、絶対にイチコロだって。「おじちゃん、ちょっと来て」って言われたら、もうダメだろ?」
全員が笑った。
「それは確かに。でも、じゃあ子どもに甘いということもありますか?」
「それは無いな。まあ、甘いんだろうけど、亜蘭は必ず筋を通す人間だ。あいつなりに、子どものために一番いいことを考えていくだろうよ」
「なるほど」
「あいつは自分に甘い人間じゃない。まあ、もう前の話だけどな。うちの双子をナンパする時に、自分が慶応大学卒だって自慢したらしいよ」
「アハハハハハ!」
「それが自慢だったんだ。あいつは本当に頑張っていい大学に入ったんだよ。金が幾らでももらえる環境で甘い人間なら、努力なんて出来ないさ。あいつはやった。その後は流されちゃったけどな。でもそれだって、自分の愛を通すためにまた立ち上がったんだ」
「アハハハハハ!」
亜蘭が野菜を食べない子どもに苦労していた。
子どもの頭を撫でたり、必死に話し掛けたりしていた。
何と言っているのかは聞こえない。
やがて子どもが目を瞑って野菜を食べた。
亜蘭が喜んで子どもを抱き締めた。
みんなが微笑んで見ていた。
亜蘭は気付いていない。
「亜蘭はさ、周囲にほどんどちゃんとした「大人」がいなかったんだ。昨日も話していたけど、メイドをしていた竹内という人だけだったんだろうよ」
「学校でも出会わなかったんですね」
「今はなぁ、難しい時代になっちゃったよな。おまけに本も読まねぇ。まあ、そこはお前らもだけどな」
「ワハハハハハ!」
「だから分からなかったんだ。生きるということが、どういうことなのかをな。亜蘭はいい奴だよ。でも誰も、どう生きればいいのかを教えてくれなかった」
「石神さんが教えたんですね」
「俺なんかは何もしてないけどな。東雲たちが背中で教えてくれたんだよ、きっと。あと、一番はレイだったかな」
「そうですね」
レイの最期は亜蘭も知っている。
レイにも会ったことがある。
子どもたちの「喰い」が終わり、俺はエレキギターを持った。
今日はフェンダーのストラトキャスターだ。
布袋寅泰の曲を中心に歌った。
『さらば青春の光』
『DANCING WITH MOONLIGHT』
『バンビーナ』(ロボがジルバを踊った)
『MERRY-GO-ROUND -』(ノリノリになったロボがクルクル回った)
『Poison』(ロボはもう飽きて毛づくろいを始めた)
俺のギターを聴いたことがあまり無い子どもたちは大興奮だった。
「紅六花」のメンバーに前に連れて来られ、すぐ傍で聴いた。
うちの子どもたちがノリノリで踊った。
六花も響子を連れて来て、手足をとって躍らせた。
疲れやすいのですぐに辞めた。
でも、響子も楽しそうに笑っていた。
俺は響子と六花を前に呼んで、両脇に座らせた。
今井美樹の『おもいでに捧ぐ』を歌った。
よしこたちが子どもたちを「暁園」に送り、解散した。
俺は最後に竹流を呼んだ。
「おい、明日はもう「紫苑六花公園」には行かないからな」
「はい、そうですか」
「早起きして掃除する必要はないぞ?」
「分かりました」
翌朝。
俺は4時半に起きて顔を洗ってから「紫苑六花公園」へ行った。
ハマーを停めると、竹流がやって来た。
俺がわざわざ今日は来ないと言っていたのに、竹流は来た。
「あ!」
「おう、なんだよ」
「神様、来てたんですね!」
「今日は俺が掃除しようと思ったのに!」
「アハハハハ!」
二人で笑って掃除を始めた。
落ち葉を掃き、ゴミがあれば拾い、最後に二人で長いベンチを雑巾で拭いた。
俺が缶コーヒーを買って来て、竹流に渡した。
二人でベンチに座る。
「おい、ここちょっと湿っぽいぞ」
「そうですね」
「お前が拭いたとこだろう」
「違いますよ」
「あ、お前神様に逆らうのか!」
「アハハハハハ!」
二人で公園を眺めながらコーヒーを飲んだ。
「昨日のギターは凄かったです」
「そうか」
「はい。僕もああいうことが出来たらなぁ」
「やればいいじゃないか」
「はい?」
「どうして、やりたいのに立ち止まるんだよ」
「!」
「やれよ。俺はそうやって生きて来た」
「じゃあ、ギターも!」
「いや、あれは無理矢理な」
「え?」
俺は貢さんとの出会いと修行の日々を話した。
竹流は大笑いし、感動していた。
「まったくよ。貢さんのせいで、俺はもうギターから離れられない人間になっちまった」
「はい」
「お前もそうしてやる」
「え!」
「俺が無理矢理教えるからな。ああ、帰ったらギターを送ってやる。覚悟しろ!」
「はい!」
竹流が嬉しそうに笑った。
「俺は出来ないんだけどよ。亜紀ちゃんか誰かにネットで映像を繋げさせるからな」
「ああ、スカイプとか」
「え、お前できんの?」
「はい」
「すげぇな!」
「アハハハハハハ!」
「じゃあ、それでやろうか」
「お願いします!」
「その前にすりこぎ殴り機を作んないとなー」
「アハハハハハ!」
竹流と一緒に朝食を食べ、俺たちは帰った。
後日、竹流にギターと貢さんの顔を貼り付けたすりこぎ殴り機を一緒に送った。
竹流が大笑いして礼を言って来た。
すりこぎは痛いので、柔らかい布を巻いた。
時々、竹流とネットでギターを教えた。
毎回、亜紀ちゃんに繋いでもらっている。
普通なら「いい加減に自分で覚えて」と言われるだろうが、亜紀ちゃんは毎回ニコニコして繋いでくれる。
「暁園」の子どもたちも来る。
広い駐車場を会場とし、「紅六花」のメンバーがバーベキュー台を持ち寄ったり一部レンタルもしたようだ。
小鉄たちはずっと食材のカットをしていた。
俺は子どもたちに言って、すぐに手伝わせた。
響子は午後に起きてから「リッカランド」に連れて行ってもらっていたようだ。
楽しそうに帰って来た。
六花と三人で風呂に入った。
「あー、私もバギーに乗りたかったなー」
「ばかやろう! 子どもがバギー野郎になったらどうすんだ!」
「え、いいじゃないですか?」
「あ、そうだな!」
響子が笑った。
「私ね! 格闘技大会で優勝しちゃった!」
「おお、そうか!」
パラメーターを最大にしてくれたのだろう。
スキルや得意技も設定でどうにでもなる。
得意技は、やろうと思うだけで発動する。
「リッカバスターで、どんな相手も一撃だったよ!」
響子が嬉しそうに話していた。
どうやら、隠しキャラのリッカ・ラグにしてもらったようだ。
無敵キャラだ。
最高のステータスで、防御力も最大になっており、ほとんどダメージを受けない。
オートカウンターのスキルもあり、自動的に身体が動いて反撃する。
さぞ、楽しんだことだろう。
「隠しボス戦も楽勝だったよ!」
「ああ、「業」にも勝ったか!」
「うん!」
六花と二人で頭を撫でた。
風呂から上がって、三人でテレビを観ていた。
タケが呼びに来たので、下に降りる。
駐車場にテーブルが並べられ、各テーブルには明るいランプが置いてあった。
大小のバーベキュー台が14台、それにビュッフェ・テーブルにフルーツやご飯、飲み物が置いてある。
デザートも後で出て来る予定だそうだ。
端の石神家専用バーベキュー台の他は、「紅六花」のメンバーが交代で焼いて行く。
子どもたちのテーブルにもメンバーが2人いて、世話をしていく。
基本は自分で取りに行く形だが、遠慮して行けない子どももいるかもしれないし、自分の嫌いなものを避けたい子どももいるかもしれない。
そういうことを察して一緒に行ったり、焼き物を指定してやったりするためにいる。
また、テーブルで会話して盛り上げる係でもある。
その辺はうちの子どもらも協力する。
まあ、喰いが落ち着いてからだが。
バーベキューでなければ最初から出来るのだが。
うちの子も結構役に立つのだが。
亜蘭が自分から、そういう役目をやりたいと言っていた。
見ていると、甲斐甲斐しく子どもたちの面倒を見て、一緒に笑って楽しんでいた。
他の「紅六花」のメンバーたちも、それを見ていた。
「石神さん、本当にいい男をお世話頂きました」
よしこが頭を下げて来た。
「よせよ。俺は単なる厄介払いだよ」
「あはははは、確かに戦う奴じゃないですね」
「そうだよ。あいつは優し過ぎるんだ。子どもたちを守ることは必死でやるけどな。自分から戦場に出て敵をぶっ殺すことは出来ないよ」
「はい」
「それによ。子どものスパイを使われたら、絶対にイチコロだって。「おじちゃん、ちょっと来て」って言われたら、もうダメだろ?」
全員が笑った。
「それは確かに。でも、じゃあ子どもに甘いということもありますか?」
「それは無いな。まあ、甘いんだろうけど、亜蘭は必ず筋を通す人間だ。あいつなりに、子どものために一番いいことを考えていくだろうよ」
「なるほど」
「あいつは自分に甘い人間じゃない。まあ、もう前の話だけどな。うちの双子をナンパする時に、自分が慶応大学卒だって自慢したらしいよ」
「アハハハハハ!」
「それが自慢だったんだ。あいつは本当に頑張っていい大学に入ったんだよ。金が幾らでももらえる環境で甘い人間なら、努力なんて出来ないさ。あいつはやった。その後は流されちゃったけどな。でもそれだって、自分の愛を通すためにまた立ち上がったんだ」
「アハハハハハ!」
亜蘭が野菜を食べない子どもに苦労していた。
子どもの頭を撫でたり、必死に話し掛けたりしていた。
何と言っているのかは聞こえない。
やがて子どもが目を瞑って野菜を食べた。
亜蘭が喜んで子どもを抱き締めた。
みんなが微笑んで見ていた。
亜蘭は気付いていない。
「亜蘭はさ、周囲にほどんどちゃんとした「大人」がいなかったんだ。昨日も話していたけど、メイドをしていた竹内という人だけだったんだろうよ」
「学校でも出会わなかったんですね」
「今はなぁ、難しい時代になっちゃったよな。おまけに本も読まねぇ。まあ、そこはお前らもだけどな」
「ワハハハハハ!」
「だから分からなかったんだ。生きるということが、どういうことなのかをな。亜蘭はいい奴だよ。でも誰も、どう生きればいいのかを教えてくれなかった」
「石神さんが教えたんですね」
「俺なんかは何もしてないけどな。東雲たちが背中で教えてくれたんだよ、きっと。あと、一番はレイだったかな」
「そうですね」
レイの最期は亜蘭も知っている。
レイにも会ったことがある。
子どもたちの「喰い」が終わり、俺はエレキギターを持った。
今日はフェンダーのストラトキャスターだ。
布袋寅泰の曲を中心に歌った。
『さらば青春の光』
『DANCING WITH MOONLIGHT』
『バンビーナ』(ロボがジルバを踊った)
『MERRY-GO-ROUND -』(ノリノリになったロボがクルクル回った)
『Poison』(ロボはもう飽きて毛づくろいを始めた)
俺のギターを聴いたことがあまり無い子どもたちは大興奮だった。
「紅六花」のメンバーに前に連れて来られ、すぐ傍で聴いた。
うちの子どもたちがノリノリで踊った。
六花も響子を連れて来て、手足をとって躍らせた。
疲れやすいのですぐに辞めた。
でも、響子も楽しそうに笑っていた。
俺は響子と六花を前に呼んで、両脇に座らせた。
今井美樹の『おもいでに捧ぐ』を歌った。
よしこたちが子どもたちを「暁園」に送り、解散した。
俺は最後に竹流を呼んだ。
「おい、明日はもう「紫苑六花公園」には行かないからな」
「はい、そうですか」
「早起きして掃除する必要はないぞ?」
「分かりました」
翌朝。
俺は4時半に起きて顔を洗ってから「紫苑六花公園」へ行った。
ハマーを停めると、竹流がやって来た。
俺がわざわざ今日は来ないと言っていたのに、竹流は来た。
「あ!」
「おう、なんだよ」
「神様、来てたんですね!」
「今日は俺が掃除しようと思ったのに!」
「アハハハハ!」
二人で笑って掃除を始めた。
落ち葉を掃き、ゴミがあれば拾い、最後に二人で長いベンチを雑巾で拭いた。
俺が缶コーヒーを買って来て、竹流に渡した。
二人でベンチに座る。
「おい、ここちょっと湿っぽいぞ」
「そうですね」
「お前が拭いたとこだろう」
「違いますよ」
「あ、お前神様に逆らうのか!」
「アハハハハハ!」
二人で公園を眺めながらコーヒーを飲んだ。
「昨日のギターは凄かったです」
「そうか」
「はい。僕もああいうことが出来たらなぁ」
「やればいいじゃないか」
「はい?」
「どうして、やりたいのに立ち止まるんだよ」
「!」
「やれよ。俺はそうやって生きて来た」
「じゃあ、ギターも!」
「いや、あれは無理矢理な」
「え?」
俺は貢さんとの出会いと修行の日々を話した。
竹流は大笑いし、感動していた。
「まったくよ。貢さんのせいで、俺はもうギターから離れられない人間になっちまった」
「はい」
「お前もそうしてやる」
「え!」
「俺が無理矢理教えるからな。ああ、帰ったらギターを送ってやる。覚悟しろ!」
「はい!」
竹流が嬉しそうに笑った。
「俺は出来ないんだけどよ。亜紀ちゃんか誰かにネットで映像を繋げさせるからな」
「ああ、スカイプとか」
「え、お前できんの?」
「はい」
「すげぇな!」
「アハハハハハハ!」
「じゃあ、それでやろうか」
「お願いします!」
「その前にすりこぎ殴り機を作んないとなー」
「アハハハハハ!」
竹流と一緒に朝食を食べ、俺たちは帰った。
後日、竹流にギターと貢さんの顔を貼り付けたすりこぎ殴り機を一緒に送った。
竹流が大笑いして礼を言って来た。
すりこぎは痛いので、柔らかい布を巻いた。
時々、竹流とネットでギターを教えた。
毎回、亜紀ちゃんに繋いでもらっている。
普通なら「いい加減に自分で覚えて」と言われるだろうが、亜紀ちゃんは毎回ニコニコして繋いでくれる。
1
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
俺の幼馴染がエロ可愛すぎてヤバい。
ゆきゆめ
キャラ文芸
「お〇ん〇ん様、今日もお元気ですね♡」
俺・浅間紘(あさまひろ)の朝は幼馴染の藤咲雪(ふじさきゆき)が俺の朝〇ちしたムスコとお喋りをしているのを目撃することから始まる。
何を言っているか分からないと思うが安心してくれ。俺も全くもってわからない。
わかることと言えばただひとつ。
それは、俺の幼馴染は最高にエロ可愛いってこと。
毎日毎日、雪(ゆき)にあれやこれやと弄られまくるのは疲れるけれど、なんやかんや楽しくもあって。
そしてやっぱり思うことは、俺の幼馴染は最高にエロ可愛いということ。
これはたぶん、ツッコミ待ちで弄りたがりやの幼馴染と、そんな彼女に振り回されまくりでツッコミまくりな俺の、青春やラブがあったりなかったりもする感じの日常コメディだ。(ツッコミはえっちな言葉ではないです)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる