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「虎酔花」にて
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宴会も進み、段々人数が減って行った。
響子は六花とロボと一緒に寝に行った。
双子も散々飲み食いして宴会芸を披露して満足して皇紀を連れて眠りに行った。
よしこもタケもいつものごとく潰れ、またヒロミとミカ、キッチ、ラク、そして亜紀ちゃんと亜蘭もまだいた。
料理も終わったので小鉄も呼んで一緒にテーブルに着いた。
「亜蘭は楽しんだか?」
「はい! なんか、こういうのって初めてで!」
「お前って、人間嫌いじゃないんだよな」
「そうですよ?」
親しい友達はいないが、決して他人が苦手なわけではない。
東雲たちとも上手くやっていたし、東雲から亜蘭の人格的な批判を聞いたこともない。
まあ、ロリコン以外だが。
むしろ、一生懸命に真面目に仕事をしようとすることを褒められていた。
実際にメキメキと上達し、役に立ってくれた。
あの無口な諸見とすら仲良くやっていた。
諸見が鏝の使い方を伝授していたのを覚えている。
あいつが笑いながらだ。
不思議に影の無い男だった。
「タカさん! 「虎酔花」に行ってみたいですー!」
「まあ、いつかな」
亜紀ちゃんが行きたがった。
「石神さん、あんな素敵なお店をありがとうございました」
「広い店だからな。これから従業員を雇うのが大変だろう」
「いいえ、知り合いからいい人を紹介してもらってますよ」
「用心棒はいらねぇけどな」
「ワハハハハハ!」
ヒロミとミカが笑う。
「でも、これまでの店とは勝手が違うだろう?」
「大丈夫ですよ。むしろ酔っ払いの相手をしなくなった分、楽です」
「何よりも、調理部門ですよ! なんですか、あのアンドロイドたちって!」
厨房を一角に作り、料理を作るアンドロイドを入れていた。
5体が連携しながらやっている。
ヒロミの店では簡単な料理を出してはいたが、素人の家庭料理の域だった。
俺は観光客が喜ぶような本格的な料理を提供したかったので、ディディたちと同様の能力を持つアンドロイドをここに入れた。
「腕は一流だし、愛想もいいし! あれ、言わなきゃ誰もアンドロイドだって思いませんって」
「いっそホールの方もアンドロイドでいいんじゃないですか?」
「それは考えたんだけどな。でも、アンドロイドに甘える環境はよくねぇからなぁ」
「なるほど」
「人間はさ、上手く行かないことが無いと駄目なんだ。アンドロイドで全部賄うとするよ。でも、それは自動販売機だからな」
「はい」
本当は出来る。
そうした方が評判も良くなるし、客も喜ぶ。
ディディの例のように、完璧にこなすように、蓮花も俺も極めた。
しかし、そうなるとこいつらの出番が無くなる。
ホールに一体でもアンドロイドを入れれば、人間のレベルの低さが出てしまう。
「それにしても、毎日働いてて、本当に素敵な場所だなって」
「えー、行きたいなー!」
亜紀ちゃんがしつこく言うので、みんなで行ってみるかと話した。
まだ他のテーブルで飲んでる奴もいるし、俺たちが少し出ても大丈夫だろう。
俺たちはテーブルに残った連中に声を掛けて、外へ出た。
15分程歩いて「虎酔花」に着いた。
ヒロミが鍵を開け、警備システムを解除した。
中に入ると照明が灯り、アンドロイドたちに出迎えられる。
全員が俺に丁寧な挨拶をして来る。
「悪いね。ちょっと石神さんたちを案内するから」
「かしこまりました。何かお料理が必要でしたら、おっしゃって下さい」
「ああ、大丈夫。みんな戻ってて」
ヒロミがアンドロイドたちを下がらせた。
操作盤で、照明の設定を決めた。
最も薄暗く、星が見える「スターライト・モード」にしたようだ。
みんなでカウンターまで歩いた。
外の落ち着いたライトアップが幻想的な空間を醸し出している。
「何か飲みます?」
ヒロミがカウンターに入って聞いて来た。
「じゃあ、ジャックダニエルでも貰おうかな」
「わたしもー」
「僕も頂いていいですか?」
「亜蘭、酒は苦手だろう?」
「いや、なんか素敵なお店なんで、僕も飲んでみたくなって」
ヒロミが笑って、亜蘭には薄い水割りを作った。
小鉄にはミルクだ。
みんなで静かに飲んだ。
「本当に素敵……」
亜紀ちゃんが言った。
天井を見上げて星空を見る。
「夜に雨が降るとまたいいんだよな、ヒロミ?」
「そうですね。でもお客さん来ませんけどね」
「ワハハハハハ!」
雪が降れば、また一層いいだろう。
「ここはタカさんが設計したんですか?」
「ラフな案はな。「紅六花」に掛けて、六角形の建物にしたんだ」
「素晴らしいですね!」
「まあ、潤沢な金が無きゃ出来ないけどな」
「今度はここでも宴会が出来ますね!」
「ばかやろう! 俺は小鉄の料理が喰いたいんだぁ!」
みんなが笑った。
「石神さん、自分の料理なんて」
「小鉄には大変な思いを毎回させてるけどな。でも、俺は大好きだぞ?」
「ありがとうございます」
「また腕を上げたよなぁ?」
「そうですか!」
「ああ。チャーハンの火の通りと塩加減が良くなった」
「石神さん! 自分、練習したんですよ! フライパンに火を入れるのを毎日! それに仰る通り、塩を少し調整しました!」
「へぇー!」
「タカさんには分かるんですね!」
「お前らには分からないのか?」
みんな分からないと言った。
「俺は小鉄の料理が大好きだからな。変われば分かるよ」
「石神さん!」
「タケとかも分かってるんじゃないか?」
「はい! 毎回姉ちゃんにも食べてもらってますし」
「そうか」
「自分も毎食チャーハンですし!」
「お前、身体壊すぞ!」
みんなで笑った。
「小鉄さん! 最高です!」
亜蘭が叫んだ。
泣いている。
「おい、どうした?」
「僕は小鉄さんを尊敬します!」
「なんだ、酔ってるのか」
立ち上がった亜蘭を座らせて肩を叩いた。
「お前もいい奴だけどな」
「石神さん!」
俺は亜蘭に、以前に聞いたタケと小鉄の姉弟の話をしてやった。
「こいつらは今でも、ご両親の店に近づきたいって思ってるんだよ」
亜蘭が号泣していた。
小鉄が背中をさすってやっていた。
亜蘭に友達が出来なかった理由は分かる。
亜蘭は、今の遊びたいだけの連中とは上手く付き合えないのだ。
周囲が全員そうなので、亜蘭もそうしなければいけないのではないかと思っていた。
しかし、亜蘭の中では仕事に邁進する人間の美しさが焼き付いていた。
竹内さんなどだったのだろう。
仕事とは、他人に対する親切心だ。
自分のためではない。
長らく、亜蘭はそういう本当の人間に出会えなかった。
《てめぇらー! 今日も石神さんのために! 命かけて作っぞぉー!》
東雲は毎日、でかい声でそう言ってからうちの家の現場を始めていた。
もしかしたら、亜蘭はそれでうちの現場が大好きになったのかもしれない。
他人のために何かをやることは、楽しいことだ。
亜蘭と小鉄は、後に大親友となった。
亜蘭は子どもたちが学校でいない昼間に「弱肉強食」にやって来て、小鉄の料理を嬉しそうに食べた。
夜には、酒の飲めない二人が、ミルクを飲みながら楽しそうに語り合っている姿がよく見られた。
タケや他の人間は、そんな二人を離れて見ていた。
邪魔をしたくないような、楽しそうな二人だった。
響子は六花とロボと一緒に寝に行った。
双子も散々飲み食いして宴会芸を披露して満足して皇紀を連れて眠りに行った。
よしこもタケもいつものごとく潰れ、またヒロミとミカ、キッチ、ラク、そして亜紀ちゃんと亜蘭もまだいた。
料理も終わったので小鉄も呼んで一緒にテーブルに着いた。
「亜蘭は楽しんだか?」
「はい! なんか、こういうのって初めてで!」
「お前って、人間嫌いじゃないんだよな」
「そうですよ?」
親しい友達はいないが、決して他人が苦手なわけではない。
東雲たちとも上手くやっていたし、東雲から亜蘭の人格的な批判を聞いたこともない。
まあ、ロリコン以外だが。
むしろ、一生懸命に真面目に仕事をしようとすることを褒められていた。
実際にメキメキと上達し、役に立ってくれた。
あの無口な諸見とすら仲良くやっていた。
諸見が鏝の使い方を伝授していたのを覚えている。
あいつが笑いながらだ。
不思議に影の無い男だった。
「タカさん! 「虎酔花」に行ってみたいですー!」
「まあ、いつかな」
亜紀ちゃんが行きたがった。
「石神さん、あんな素敵なお店をありがとうございました」
「広い店だからな。これから従業員を雇うのが大変だろう」
「いいえ、知り合いからいい人を紹介してもらってますよ」
「用心棒はいらねぇけどな」
「ワハハハハハ!」
ヒロミとミカが笑う。
「でも、これまでの店とは勝手が違うだろう?」
「大丈夫ですよ。むしろ酔っ払いの相手をしなくなった分、楽です」
「何よりも、調理部門ですよ! なんですか、あのアンドロイドたちって!」
厨房を一角に作り、料理を作るアンドロイドを入れていた。
5体が連携しながらやっている。
ヒロミの店では簡単な料理を出してはいたが、素人の家庭料理の域だった。
俺は観光客が喜ぶような本格的な料理を提供したかったので、ディディたちと同様の能力を持つアンドロイドをここに入れた。
「腕は一流だし、愛想もいいし! あれ、言わなきゃ誰もアンドロイドだって思いませんって」
「いっそホールの方もアンドロイドでいいんじゃないですか?」
「それは考えたんだけどな。でも、アンドロイドに甘える環境はよくねぇからなぁ」
「なるほど」
「人間はさ、上手く行かないことが無いと駄目なんだ。アンドロイドで全部賄うとするよ。でも、それは自動販売機だからな」
「はい」
本当は出来る。
そうした方が評判も良くなるし、客も喜ぶ。
ディディの例のように、完璧にこなすように、蓮花も俺も極めた。
しかし、そうなるとこいつらの出番が無くなる。
ホールに一体でもアンドロイドを入れれば、人間のレベルの低さが出てしまう。
「それにしても、毎日働いてて、本当に素敵な場所だなって」
「えー、行きたいなー!」
亜紀ちゃんがしつこく言うので、みんなで行ってみるかと話した。
まだ他のテーブルで飲んでる奴もいるし、俺たちが少し出ても大丈夫だろう。
俺たちはテーブルに残った連中に声を掛けて、外へ出た。
15分程歩いて「虎酔花」に着いた。
ヒロミが鍵を開け、警備システムを解除した。
中に入ると照明が灯り、アンドロイドたちに出迎えられる。
全員が俺に丁寧な挨拶をして来る。
「悪いね。ちょっと石神さんたちを案内するから」
「かしこまりました。何かお料理が必要でしたら、おっしゃって下さい」
「ああ、大丈夫。みんな戻ってて」
ヒロミがアンドロイドたちを下がらせた。
操作盤で、照明の設定を決めた。
最も薄暗く、星が見える「スターライト・モード」にしたようだ。
みんなでカウンターまで歩いた。
外の落ち着いたライトアップが幻想的な空間を醸し出している。
「何か飲みます?」
ヒロミがカウンターに入って聞いて来た。
「じゃあ、ジャックダニエルでも貰おうかな」
「わたしもー」
「僕も頂いていいですか?」
「亜蘭、酒は苦手だろう?」
「いや、なんか素敵なお店なんで、僕も飲んでみたくなって」
ヒロミが笑って、亜蘭には薄い水割りを作った。
小鉄にはミルクだ。
みんなで静かに飲んだ。
「本当に素敵……」
亜紀ちゃんが言った。
天井を見上げて星空を見る。
「夜に雨が降るとまたいいんだよな、ヒロミ?」
「そうですね。でもお客さん来ませんけどね」
「ワハハハハハ!」
雪が降れば、また一層いいだろう。
「ここはタカさんが設計したんですか?」
「ラフな案はな。「紅六花」に掛けて、六角形の建物にしたんだ」
「素晴らしいですね!」
「まあ、潤沢な金が無きゃ出来ないけどな」
「今度はここでも宴会が出来ますね!」
「ばかやろう! 俺は小鉄の料理が喰いたいんだぁ!」
みんなが笑った。
「石神さん、自分の料理なんて」
「小鉄には大変な思いを毎回させてるけどな。でも、俺は大好きだぞ?」
「ありがとうございます」
「また腕を上げたよなぁ?」
「そうですか!」
「ああ。チャーハンの火の通りと塩加減が良くなった」
「石神さん! 自分、練習したんですよ! フライパンに火を入れるのを毎日! それに仰る通り、塩を少し調整しました!」
「へぇー!」
「タカさんには分かるんですね!」
「お前らには分からないのか?」
みんな分からないと言った。
「俺は小鉄の料理が大好きだからな。変われば分かるよ」
「石神さん!」
「タケとかも分かってるんじゃないか?」
「はい! 毎回姉ちゃんにも食べてもらってますし」
「そうか」
「自分も毎食チャーハンですし!」
「お前、身体壊すぞ!」
みんなで笑った。
「小鉄さん! 最高です!」
亜蘭が叫んだ。
泣いている。
「おい、どうした?」
「僕は小鉄さんを尊敬します!」
「なんだ、酔ってるのか」
立ち上がった亜蘭を座らせて肩を叩いた。
「お前もいい奴だけどな」
「石神さん!」
俺は亜蘭に、以前に聞いたタケと小鉄の姉弟の話をしてやった。
「こいつらは今でも、ご両親の店に近づきたいって思ってるんだよ」
亜蘭が号泣していた。
小鉄が背中をさすってやっていた。
亜蘭に友達が出来なかった理由は分かる。
亜蘭は、今の遊びたいだけの連中とは上手く付き合えないのだ。
周囲が全員そうなので、亜蘭もそうしなければいけないのではないかと思っていた。
しかし、亜蘭の中では仕事に邁進する人間の美しさが焼き付いていた。
竹内さんなどだったのだろう。
仕事とは、他人に対する親切心だ。
自分のためではない。
長らく、亜蘭はそういう本当の人間に出会えなかった。
《てめぇらー! 今日も石神さんのために! 命かけて作っぞぉー!》
東雲は毎日、でかい声でそう言ってからうちの家の現場を始めていた。
もしかしたら、亜蘭はそれでうちの現場が大好きになったのかもしれない。
他人のために何かをやることは、楽しいことだ。
亜蘭と小鉄は、後に大親友となった。
亜蘭は子どもたちが学校でいない昼間に「弱肉強食」にやって来て、小鉄の料理を嬉しそうに食べた。
夜には、酒の飲めない二人が、ミルクを飲みながら楽しそうに語り合っている姿がよく見られた。
タケや他の人間は、そんな二人を離れて見ていた。
邪魔をしたくないような、楽しそうな二人だった。
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