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御堂、衆院選 大渕教授
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ヤマトテレビの無礼はともかく、俺と御堂は一度家に戻って昼食を摂り、次の対談のために帝国ホテルへ向かった。
「さっきは散々だったなぁ」
「うん、でもあれで良かったんだよ」
「まあな。勝手に自滅してくれて、俺たちの基盤が出来そうだ」
「そうだね」
次は大丈夫そうだ。
対談相手は政治評論家として有名な大渕慎太郎だ。
京都大学の名誉教授でもあり、骨太の政治論は俺も大好きだった。
編集はされるだろうが、二時間枠の番組になる。
CMが結構入るだろうから、実質は一時間二十分ほどだろうか。
恐らく全国民が注目する番組になりそうだ。
俺も同席するが、メインはもちろん御堂だ。
約束の時間の30分前に到着した。
玄関で局の人間が待機しており、すぐに俺たちは案内された。
恐らく、ヤマトテレビの醜態を既に知っているのだろう。
非情に丁寧に対応された。
スイートルームには、先に大渕教授が待っていた。
笑顔で俺たちを迎え、握手を交わした。
「こうやって新たな政治のリーダーにお会い出来て光栄です」
「こちらこそ、高名な大渕教授とお話し出来ると、楽しみにしておりました」
御堂が挨拶し、俺はまだ何も話さずにソファに座った。
既にライティングなどは調整されていたようで、俺たちは紅茶を飲みながら談笑した。
「事前にお話ししたい内容はお伝えしていますが、何かございますか?」
大渕教授は非常に丁寧に接してくれていた。
局側から言い含められてもいたのだろうが、俺には大渕教授の本当の姿と見受けられた。
誠実な人なのだ。
「特にはありません。内容を拝見して、流石大渕教授と感銘を受けました」
「そうですか! でも話の流れではもっといろいろなことをお聞きしたいと思っています」
「はい。私もその方向で結構です。ここで私の理想を語れることになればと」
「よろしくお願いします」
大渕教授が俺に向いた。
「あなたは「虎」の軍の幹部の方でしょうか?」
「申し訳ありません。身分は話せないことになっているんです。でも、こうやって出て来たからには、そのようにお考え下さい」
「あなたからはとても強い波動を感じます。私は仕事柄高名な人物や実力者と多数会って来ていますが、あなたのような方はこれまで知らない」
「そうですか。過分な評価です」
大渕教授は和やかに笑った。
「あなたとも深いお話が出来ればと思っております」
「こちらこそ。以前から大渕教授の御著書は拝読し、尊敬しております」
「そうですか!」
俺は書名を述べ、その感想を内容の引用をしながら話した。
大渕教授は大層喜んでくれた。
「特に『政治と闘争』は、まるで詩のように美しいですね! 「政治家の命は腐敗しながら花を得る」という一文は、私の中で最高に輝いていますよ。自分が全身全霊で国に尽くし、最後は病み衰えて萎んでいく。それが「花」だという」
「そうですか! 僕の政治理念の根幹なんです。そうですかぁ、あれがいいですかぁ」
俺の手を握って喜んだ。
「あなたは既に、そういう生き方をされてきたんですね」
「いいえ、私などはとても」
「いえ、僕には分かります。見れば分かるんです」
「そんな」
「あなたの「虎」の軍は、日本、人類のために立ち上がった方々なんですね」
「その通りですが。でも、私はそんなに立派な人物ではありませんよ」
大渕教授は微笑みながら俺を見ていた。
御堂も嬉しそうな顔をしていた。
時間となり、新たな飲み物が配られて、和やかな雰囲気の中で対談が始まった。
大渕教授は御堂の語る「エクソダス」という言葉に感動していた。
俺にも意見を求めた。
「1980年代ですが、ある日本人のフランス文学者の手記を読んだんです。その人がフランスの国防研究所の所長に聞いたということで、なんでも核兵器の無効化の研究をするのだという話でした」
「それは途轍もないことですね」
「はい。ですが、その話をアンドレ・マルローが聞いて言ったんです」
「なんと?」
「「随分とオプティミスト(楽観主義)の人だね」と」
「なるほど!」
「核兵器を無効化するというのは、全人類の夢であり、間違いなく理想です。ですが、そんなことは無理だ。無理と分かっていてやると言うのは、結局は夢想家であり、要は自分を素晴らしい人間と評価して欲しいだけの連中だということです」
「はい!」
「その一方で、その研究所の所長が言っていたというんです」
「ほう、それはどのような?」
「並行して、一部の人間だけを安全な土地へ脱出させる研究だと」
「なんという……」
大渕教授は俺の話が深く理解出来たようだ。
「キリスト教、聖書を中心とするヨーロッパの人間は、常に「脱出」の観念があると。その手記にはそう記されていました」
「なるほど。実に興味深いですね。でも、御堂さんやあなたの考える「脱出」は別なことなのでしょう?」
「その通りです。逃げるのではない。現代を覆う思想から脱却し、人類史上最悪の苦難を乗り越えることです。このまま留まっていれば確実に人類は崩壊する。だから崩壊する世界から脱出するというのが、我々の「エクソダス」です」
「よく分かりました」
また御堂と大渕教授はリーダーシップについて語り合った。
「御堂さんは今後どのように日本の政界を牽引するつもりですか?」
「「美」に自分を捧げる生き方です。我々は美しくなければいけない」
「その「美」とはどのようなものでしょうか?」
「自分を自分以外の何かに捧げるということです。それは言い換えれば「遠い憧れ」とも言えます」
「遠い憧れ……」
「セザンヌは故郷のサント・ヴィクトワール山をこよなく愛しました。だから多くのサント・ヴィクトワール山を描いています」
「そうですね」
「ですが、晩年の作品ほど、その山が遠景になっていく。霞が掛かり分からなくなっていく」
「はい」
「それをモーリス・メルロ=ポンティが「垂直の存在」と称した。水平に向かう、つまり他者に賞賛されたり理解されることではなく、あくまでも高い何かへ向かって行く憧れです。また、アンリ・ベクソンは「エラン・ヴィタール」という言葉を遺した。《生の躍動》です。つまり、人間は自分が届くもの、出来ることに向かえば命は燃えない。しかし、遠く果てにあるもの、どうしても届かないものへ向かうと生命が燃え、躍動する、と。私はこれらの言葉に衝撃を受けました。私が目指すものはそれです」
「素晴らしい!」
大渕教授が叫んだ。
「今は自分の利益を考える思想に汚染されています。だから日本人は燃えない。私はこれから、燃える人生にみんなが向かえるようにしていきたいと考えているのです」
対談は果てしなく続いた。
2時間の予定が大幅に伸び、4時間を過ぎても俺たちは話し続けていた。
6時間を過ぎ、テレビ局の人間が止めに入った。
俺たちは笑いながら、対談を終えた。
「素晴らしいお話をお聞き出来ました」
「こちらこそ。大渕教授の御聡明な導きで、自分の全てを話すことが出来ました」
「「虎」の軍の方も、ありがとうございました。あなたのお陰で実に有意義な時間を過ごせました」
「とんでもない。また機会を設けてお話ししたいですね。ああ、テレビはいりませんから」
「アハハハハハ!」
大渕教授は是非また話しましょうと言ってくれた。
この対談は後に世界を大変革した三人の人物の伝説的な対話として歴史に残ることになった。
各国で翻訳され、繰り返し流されることになる。
「虎」の最初にその思想が語られた対話としても有名になった。
後に大渕教授は御堂と「虎」の軍のブレーンとして大いに活躍する。
《 élan vital を知り、初めて自分の人生が始まった》
大渕教授の墓碑銘として刻まれ、世界的に有名な一文となった。
「さっきは散々だったなぁ」
「うん、でもあれで良かったんだよ」
「まあな。勝手に自滅してくれて、俺たちの基盤が出来そうだ」
「そうだね」
次は大丈夫そうだ。
対談相手は政治評論家として有名な大渕慎太郎だ。
京都大学の名誉教授でもあり、骨太の政治論は俺も大好きだった。
編集はされるだろうが、二時間枠の番組になる。
CMが結構入るだろうから、実質は一時間二十分ほどだろうか。
恐らく全国民が注目する番組になりそうだ。
俺も同席するが、メインはもちろん御堂だ。
約束の時間の30分前に到着した。
玄関で局の人間が待機しており、すぐに俺たちは案内された。
恐らく、ヤマトテレビの醜態を既に知っているのだろう。
非情に丁寧に対応された。
スイートルームには、先に大渕教授が待っていた。
笑顔で俺たちを迎え、握手を交わした。
「こうやって新たな政治のリーダーにお会い出来て光栄です」
「こちらこそ、高名な大渕教授とお話し出来ると、楽しみにしておりました」
御堂が挨拶し、俺はまだ何も話さずにソファに座った。
既にライティングなどは調整されていたようで、俺たちは紅茶を飲みながら談笑した。
「事前にお話ししたい内容はお伝えしていますが、何かございますか?」
大渕教授は非常に丁寧に接してくれていた。
局側から言い含められてもいたのだろうが、俺には大渕教授の本当の姿と見受けられた。
誠実な人なのだ。
「特にはありません。内容を拝見して、流石大渕教授と感銘を受けました」
「そうですか! でも話の流れではもっといろいろなことをお聞きしたいと思っています」
「はい。私もその方向で結構です。ここで私の理想を語れることになればと」
「よろしくお願いします」
大渕教授が俺に向いた。
「あなたは「虎」の軍の幹部の方でしょうか?」
「申し訳ありません。身分は話せないことになっているんです。でも、こうやって出て来たからには、そのようにお考え下さい」
「あなたからはとても強い波動を感じます。私は仕事柄高名な人物や実力者と多数会って来ていますが、あなたのような方はこれまで知らない」
「そうですか。過分な評価です」
大渕教授は和やかに笑った。
「あなたとも深いお話が出来ればと思っております」
「こちらこそ。以前から大渕教授の御著書は拝読し、尊敬しております」
「そうですか!」
俺は書名を述べ、その感想を内容の引用をしながら話した。
大渕教授は大層喜んでくれた。
「特に『政治と闘争』は、まるで詩のように美しいですね! 「政治家の命は腐敗しながら花を得る」という一文は、私の中で最高に輝いていますよ。自分が全身全霊で国に尽くし、最後は病み衰えて萎んでいく。それが「花」だという」
「そうですか! 僕の政治理念の根幹なんです。そうですかぁ、あれがいいですかぁ」
俺の手を握って喜んだ。
「あなたは既に、そういう生き方をされてきたんですね」
「いいえ、私などはとても」
「いえ、僕には分かります。見れば分かるんです」
「そんな」
「あなたの「虎」の軍は、日本、人類のために立ち上がった方々なんですね」
「その通りですが。でも、私はそんなに立派な人物ではありませんよ」
大渕教授は微笑みながら俺を見ていた。
御堂も嬉しそうな顔をしていた。
時間となり、新たな飲み物が配られて、和やかな雰囲気の中で対談が始まった。
大渕教授は御堂の語る「エクソダス」という言葉に感動していた。
俺にも意見を求めた。
「1980年代ですが、ある日本人のフランス文学者の手記を読んだんです。その人がフランスの国防研究所の所長に聞いたということで、なんでも核兵器の無効化の研究をするのだという話でした」
「それは途轍もないことですね」
「はい。ですが、その話をアンドレ・マルローが聞いて言ったんです」
「なんと?」
「「随分とオプティミスト(楽観主義)の人だね」と」
「なるほど!」
「核兵器を無効化するというのは、全人類の夢であり、間違いなく理想です。ですが、そんなことは無理だ。無理と分かっていてやると言うのは、結局は夢想家であり、要は自分を素晴らしい人間と評価して欲しいだけの連中だということです」
「はい!」
「その一方で、その研究所の所長が言っていたというんです」
「ほう、それはどのような?」
「並行して、一部の人間だけを安全な土地へ脱出させる研究だと」
「なんという……」
大渕教授は俺の話が深く理解出来たようだ。
「キリスト教、聖書を中心とするヨーロッパの人間は、常に「脱出」の観念があると。その手記にはそう記されていました」
「なるほど。実に興味深いですね。でも、御堂さんやあなたの考える「脱出」は別なことなのでしょう?」
「その通りです。逃げるのではない。現代を覆う思想から脱却し、人類史上最悪の苦難を乗り越えることです。このまま留まっていれば確実に人類は崩壊する。だから崩壊する世界から脱出するというのが、我々の「エクソダス」です」
「よく分かりました」
また御堂と大渕教授はリーダーシップについて語り合った。
「御堂さんは今後どのように日本の政界を牽引するつもりですか?」
「「美」に自分を捧げる生き方です。我々は美しくなければいけない」
「その「美」とはどのようなものでしょうか?」
「自分を自分以外の何かに捧げるということです。それは言い換えれば「遠い憧れ」とも言えます」
「遠い憧れ……」
「セザンヌは故郷のサント・ヴィクトワール山をこよなく愛しました。だから多くのサント・ヴィクトワール山を描いています」
「そうですね」
「ですが、晩年の作品ほど、その山が遠景になっていく。霞が掛かり分からなくなっていく」
「はい」
「それをモーリス・メルロ=ポンティが「垂直の存在」と称した。水平に向かう、つまり他者に賞賛されたり理解されることではなく、あくまでも高い何かへ向かって行く憧れです。また、アンリ・ベクソンは「エラン・ヴィタール」という言葉を遺した。《生の躍動》です。つまり、人間は自分が届くもの、出来ることに向かえば命は燃えない。しかし、遠く果てにあるもの、どうしても届かないものへ向かうと生命が燃え、躍動する、と。私はこれらの言葉に衝撃を受けました。私が目指すものはそれです」
「素晴らしい!」
大渕教授が叫んだ。
「今は自分の利益を考える思想に汚染されています。だから日本人は燃えない。私はこれから、燃える人生にみんなが向かえるようにしていきたいと考えているのです」
対談は果てしなく続いた。
2時間の予定が大幅に伸び、4時間を過ぎても俺たちは話し続けていた。
6時間を過ぎ、テレビ局の人間が止めに入った。
俺たちは笑いながら、対談を終えた。
「素晴らしいお話をお聞き出来ました」
「こちらこそ。大渕教授の御聡明な導きで、自分の全てを話すことが出来ました」
「「虎」の軍の方も、ありがとうございました。あなたのお陰で実に有意義な時間を過ごせました」
「とんでもない。また機会を設けてお話ししたいですね。ああ、テレビはいりませんから」
「アハハハハハ!」
大渕教授は是非また話しましょうと言ってくれた。
この対談は後に世界を大変革した三人の人物の伝説的な対話として歴史に残ることになった。
各国で翻訳され、繰り返し流されることになる。
「虎」の最初にその思想が語られた対話としても有名になった。
後に大渕教授は御堂と「虎」の軍のブレーンとして大いに活躍する。
《 élan vital を知り、初めて自分の人生が始まった》
大渕教授の墓碑銘として刻まれ、世界的に有名な一文となった。
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