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イタリアンレストランにて
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とんでもない事件があったが、カタは付いた。
俺は響子とチェスで遊んで、子どもたちには防衛施設の見回りとロックハート家の掃除を命じた。
夕方になり、俺は出掛ける準備をした。
「あ、タカさん! 聖さんと会うんですね!」
「ああ、行ってくる」
「はーい!」
玄関ホールの掃除をしていた亜紀ちゃんが俺を見つけ、見送った。
車を出すという静江さんの申し出を断り、歩いて向かった。
少し距離はあるが、ニューヨークは懐かしい。
東洋人が珍しいのか、すれ違う人間が俺を見ている。
先ほどはハムスターのせいだったが。
「Hi!」
俺は聖たちに会う上機嫌で、俺を見ている女性に手を挙げて挨拶した。
「Hi!」
何度かすれ違うたびに言う。
ゆっくりと歩いて来たので、いつものジャンニーニのイタリアン・レストランには丁度いい時間に着いた。
俺の顔を見て、支配人が笑顔で席に案内する。
俺と聖はジャンニーニの親友だと分かっている。
「ところで、後ろの方々は?」
「さぁ」
100人くらいの女が俺の後に付いて来ていた。
彼女らは店に入ろうとしたが、今日は予約しか受けていないと断られた。
外のウインドウにへばりついたいた。
「よう!」
「トラ!」
「おい! あいつらは何だ!」
ジャンニーニが驚いて言った。
「知らねぇ。来る途中からついてきた」
「お前が愛想でも振りまいたんだろう!」
「そんなんじゃねぇよ!」
ジャンニーニが追い出せと支配人に命じた。
女性たちはみんないなくなった。
「まったく、てめぇはいつもとんでもねぇよな」
「アハハハハハ!」
聖が俺にワイルドターキーを注ぎ、三人で乾杯した。
「トラ、今日スパイダーマンの衣装の連中が大暴れしてたって、あれはお前の子どもたちだろう?」
「おお、よく分かったな」
「なんだと! あの事件がトラの子どもたちだっていうのかよ!」
俺と聖が笑った。
「そうだよ。あんな人間技じゃねぇ動きは、もう決まってる」
「なんてこった!」
美味そうな料理が運ばれて来た。
「それでよ、聖。ちょっと問題があってな」
「なんだよ?」
「パフォーマンスに突っ込んで来た奴な」
「あ?」
「ガキの頃からスパイダーマンが大好きって男のようでな。興奮してハーの高速回転に向かって来やがった」
「バカかよ」
「お前も観ての通り、怪我は大したことなかったんだけどな。俺が詫びをいれて終わったんだけど」
「それで?」
ジャンニーニも真剣に聞いてくれている。
何か自分が手伝えることがあればと思ってくれているのだろう。
「それでな。子どもたちが自分たちも謝りたいって言うんで、行かせたんだ」
「おお」
「そこで冗談で拳法の基礎を教えたんだよ」
「おお」
「そうしたらな。そいつ、窓をぶっ飛ばしてサッシごと粉々にしやがった」
「ほう」
ジャンニーニが驚いている。
聖は冷静だ。
「普通は出来るわけはねぇ。子どもたちも驚いていたけど、あの男はとんでもない天才だったようだ」
「そうか」
聖も天才だ。
だから子どもたちの動きを見て、聖は独自に「花岡」を習得した。
まあ、その後で俺も多少の手ほどきはしたが。
「それでトラはそいつをどうするんだ?」
「まあ、悪いがもう巻き込んじまった。アラスカで雇うつもりだ」
「そうか、まあいいんじゃねぇの?」
「それでな」
「おう!」
「あと一年大学に通うんだ。ニューヨーク大学の国際教養学部だ。悪いんだが、何かあったら、手を貸して欲しいんだよ」
「ああ、分かった」
「突然、大きな力を持っちまったからなぁ。まあ、大丈夫だとは思うんだが気が大きくなってバカなことをするかもしれん」
「俺に任せろよ。何かやったら、俺が何とかするよ」
「悪いな」
「いいって」
ジャンニーニが話が終わったとみて俺に聞いた。
「トラ、お前らの「カラテ」ってどうなってんだよ?」
「ジャンニーニ、それを知ったらお前も命が危なくなるんだぞ?」
「今更だぜ。お前やセイントと繋がってる時点で、俺はもう激ヤバだ」
「そうか、ありがとうな」
俺と聖が笑ってジャンニーニに酒を注いだ。
「うぉっと! 入れすぎだぁ!」
「「ワハハハハハ!」」
俺たちは楽しく話して飲んだ。
今日はジャンニーニが来ているので、確実に安全な客しか入れていない。
その数も少ない。
まあ、俺と聖がいれば、どんな奴が来ても平気なのだが。
「トラ、そういえばさ。ジャンニーニの子どもたちがお前の軍に入りたがってるってよ」
「なに?」
聖が言い、ジャンニーニが慌てて言った。
「おい、それはいいって!」
「なんだよ、こないだそう言ってただろう?」
「そ、それはそうだけど」
「なんだよ、ジャンニーニ。そうなのか?」
「いや、いいんだよ。ただ、トラのアラスカ基地なら、世界で一番安全なんだろう?」
「まあ、そうだろうな」
ジャンニーニの考えていることは分かる。
こいつはこれから世界が未曽有の危機に陥ることを予感している。
だから愛する妻や子どもたちを安全な場所に行かせたいのだろう。
「もちろん、いつでも言ってくれよ。シルヴィアとパオロだったよな。それにマリアもな。大歓迎だぜ」
「トラ……」
「なんだよ、当たり前だろう。お前もファミリーの全員を連れて来いよ」
「いや、俺たちはいいんだ。ここでお前やセイントのために動く」
「そうか」
聖が笑っていた。
散々大勢の人間をぶっ殺して来た男だが、その笑顔は天使のようにあどけない。
こいつは、自分が大好きなことが起きると、そういう笑顔をした。
「まあ、お前らのことは俺が何とかするよ」
「いや、お前はうちに突っ込んで来ないようにしてくれ。まずな」
「ワハハハハハ!」
「ジャンニーニ、俺もなるべくお前を守るからな」
「いや、俺のことはいい。女房と子どもたちを頼む」
「何言ってんだよ。まあ、見てろ」
俺は立ち上がって後を向いた。
「ルドンメ!」
レストランの中の空気が変わった。
照明はそのままだったが、やけに薄暗く感じる。
やがて、床から巨大な目玉の怪物が出て来た。
「!」
ジャンニーニや店の人間、客たちが驚く。
「よう、久し振りだな!」
「我が主、さほどのこともない。何かあったか?」
「いや、お前に守ってもらいたい奴が増えてな。紹介するために呼んだ」
「そうか。その二人か」
「そうだ。特にこっちの奴は弱いから頼むぜ」
「分かった」
ジャンニーニは椅子から落ちそうになっている。
客が何人か逃げて行った。
「おい、ジャンニーニ! お前を覚えさせるから服を脱いでくれ。ああ、マリアたちも呼べるか?」
「あ、ああ、分かった!」
ジャンニーニは電話を掛けた。
その後で下着姿になる。
「それも脱げよ。ちゃんと守れねぇじゃんか」
「あ、ああ」
全裸になった。
やけに小さくなっている股間を見て、俺が笑ってからかった。
そのままの格好で飲み食いを続けた。
間もなく、マリアと二人の子どもが来た。
恐らく防弾仕様の特殊リムジンだった。
「あなた!」
三人はルドンメの異形を見て驚いていた。
「心配するな! これはトラの仲間だそうだ。これから俺たちを守ってくれるんだ!」
「そ、そうなのですか」
シルヴィアとパオロも脅えている。
「早く服を脱げ!」
「はい?」
「三人ともだ! こいつに覚えさせるために必要なんだ!」
「いや、全然必要ねぇんだけど」
「なんだと!」
「ルドンメ! もう覚えたな!」
「大丈夫だ」
「おし! じゃあ今後も頼むぞ! 帰ってよし!」
ルドンメが消えた。
全裸のジャンニーニがナイフとフォークを持ったまま立って震えていた。
「と、トラ……」
「おう!」
「なんだよ、ありゃ」
「お前! 「ルドンメ」だって言っただろう!」
「そういうことじゃねぇよ!」
「あんなのがお前の仲間にはいんのか」
「そうだよ、他にもな」
ジャンニーニが放心したように椅子に座った。
俺は仕方が無いので、マリアたちも座らせた。
ウェイターを呼んで、料理と飲み物を持って来させる。
「おい、お前いい加減に服を着ろよ!」
「あ! お前! 騙したな!」
「アハハハハハ!」
マリアたちも笑う。
「お前はビビりだからなぁ。聖を見ろよ! 堂々としてんだろうよ!」
みんなで聖を見た。
聖は気絶していた。
俺は響子とチェスで遊んで、子どもたちには防衛施設の見回りとロックハート家の掃除を命じた。
夕方になり、俺は出掛ける準備をした。
「あ、タカさん! 聖さんと会うんですね!」
「ああ、行ってくる」
「はーい!」
玄関ホールの掃除をしていた亜紀ちゃんが俺を見つけ、見送った。
車を出すという静江さんの申し出を断り、歩いて向かった。
少し距離はあるが、ニューヨークは懐かしい。
東洋人が珍しいのか、すれ違う人間が俺を見ている。
先ほどはハムスターのせいだったが。
「Hi!」
俺は聖たちに会う上機嫌で、俺を見ている女性に手を挙げて挨拶した。
「Hi!」
何度かすれ違うたびに言う。
ゆっくりと歩いて来たので、いつものジャンニーニのイタリアン・レストランには丁度いい時間に着いた。
俺の顔を見て、支配人が笑顔で席に案内する。
俺と聖はジャンニーニの親友だと分かっている。
「ところで、後ろの方々は?」
「さぁ」
100人くらいの女が俺の後に付いて来ていた。
彼女らは店に入ろうとしたが、今日は予約しか受けていないと断られた。
外のウインドウにへばりついたいた。
「よう!」
「トラ!」
「おい! あいつらは何だ!」
ジャンニーニが驚いて言った。
「知らねぇ。来る途中からついてきた」
「お前が愛想でも振りまいたんだろう!」
「そんなんじゃねぇよ!」
ジャンニーニが追い出せと支配人に命じた。
女性たちはみんないなくなった。
「まったく、てめぇはいつもとんでもねぇよな」
「アハハハハハ!」
聖が俺にワイルドターキーを注ぎ、三人で乾杯した。
「トラ、今日スパイダーマンの衣装の連中が大暴れしてたって、あれはお前の子どもたちだろう?」
「おお、よく分かったな」
「なんだと! あの事件がトラの子どもたちだっていうのかよ!」
俺と聖が笑った。
「そうだよ。あんな人間技じゃねぇ動きは、もう決まってる」
「なんてこった!」
美味そうな料理が運ばれて来た。
「それでよ、聖。ちょっと問題があってな」
「なんだよ?」
「パフォーマンスに突っ込んで来た奴な」
「あ?」
「ガキの頃からスパイダーマンが大好きって男のようでな。興奮してハーの高速回転に向かって来やがった」
「バカかよ」
「お前も観ての通り、怪我は大したことなかったんだけどな。俺が詫びをいれて終わったんだけど」
「それで?」
ジャンニーニも真剣に聞いてくれている。
何か自分が手伝えることがあればと思ってくれているのだろう。
「それでな。子どもたちが自分たちも謝りたいって言うんで、行かせたんだ」
「おお」
「そこで冗談で拳法の基礎を教えたんだよ」
「おお」
「そうしたらな。そいつ、窓をぶっ飛ばしてサッシごと粉々にしやがった」
「ほう」
ジャンニーニが驚いている。
聖は冷静だ。
「普通は出来るわけはねぇ。子どもたちも驚いていたけど、あの男はとんでもない天才だったようだ」
「そうか」
聖も天才だ。
だから子どもたちの動きを見て、聖は独自に「花岡」を習得した。
まあ、その後で俺も多少の手ほどきはしたが。
「それでトラはそいつをどうするんだ?」
「まあ、悪いがもう巻き込んじまった。アラスカで雇うつもりだ」
「そうか、まあいいんじゃねぇの?」
「それでな」
「おう!」
「あと一年大学に通うんだ。ニューヨーク大学の国際教養学部だ。悪いんだが、何かあったら、手を貸して欲しいんだよ」
「ああ、分かった」
「突然、大きな力を持っちまったからなぁ。まあ、大丈夫だとは思うんだが気が大きくなってバカなことをするかもしれん」
「俺に任せろよ。何かやったら、俺が何とかするよ」
「悪いな」
「いいって」
ジャンニーニが話が終わったとみて俺に聞いた。
「トラ、お前らの「カラテ」ってどうなってんだよ?」
「ジャンニーニ、それを知ったらお前も命が危なくなるんだぞ?」
「今更だぜ。お前やセイントと繋がってる時点で、俺はもう激ヤバだ」
「そうか、ありがとうな」
俺と聖が笑ってジャンニーニに酒を注いだ。
「うぉっと! 入れすぎだぁ!」
「「ワハハハハハ!」」
俺たちは楽しく話して飲んだ。
今日はジャンニーニが来ているので、確実に安全な客しか入れていない。
その数も少ない。
まあ、俺と聖がいれば、どんな奴が来ても平気なのだが。
「トラ、そういえばさ。ジャンニーニの子どもたちがお前の軍に入りたがってるってよ」
「なに?」
聖が言い、ジャンニーニが慌てて言った。
「おい、それはいいって!」
「なんだよ、こないだそう言ってただろう?」
「そ、それはそうだけど」
「なんだよ、ジャンニーニ。そうなのか?」
「いや、いいんだよ。ただ、トラのアラスカ基地なら、世界で一番安全なんだろう?」
「まあ、そうだろうな」
ジャンニーニの考えていることは分かる。
こいつはこれから世界が未曽有の危機に陥ることを予感している。
だから愛する妻や子どもたちを安全な場所に行かせたいのだろう。
「もちろん、いつでも言ってくれよ。シルヴィアとパオロだったよな。それにマリアもな。大歓迎だぜ」
「トラ……」
「なんだよ、当たり前だろう。お前もファミリーの全員を連れて来いよ」
「いや、俺たちはいいんだ。ここでお前やセイントのために動く」
「そうか」
聖が笑っていた。
散々大勢の人間をぶっ殺して来た男だが、その笑顔は天使のようにあどけない。
こいつは、自分が大好きなことが起きると、そういう笑顔をした。
「まあ、お前らのことは俺が何とかするよ」
「いや、お前はうちに突っ込んで来ないようにしてくれ。まずな」
「ワハハハハハ!」
「ジャンニーニ、俺もなるべくお前を守るからな」
「いや、俺のことはいい。女房と子どもたちを頼む」
「何言ってんだよ。まあ、見てろ」
俺は立ち上がって後を向いた。
「ルドンメ!」
レストランの中の空気が変わった。
照明はそのままだったが、やけに薄暗く感じる。
やがて、床から巨大な目玉の怪物が出て来た。
「!」
ジャンニーニや店の人間、客たちが驚く。
「よう、久し振りだな!」
「我が主、さほどのこともない。何かあったか?」
「いや、お前に守ってもらいたい奴が増えてな。紹介するために呼んだ」
「そうか。その二人か」
「そうだ。特にこっちの奴は弱いから頼むぜ」
「分かった」
ジャンニーニは椅子から落ちそうになっている。
客が何人か逃げて行った。
「おい、ジャンニーニ! お前を覚えさせるから服を脱いでくれ。ああ、マリアたちも呼べるか?」
「あ、ああ、分かった!」
ジャンニーニは電話を掛けた。
その後で下着姿になる。
「それも脱げよ。ちゃんと守れねぇじゃんか」
「あ、ああ」
全裸になった。
やけに小さくなっている股間を見て、俺が笑ってからかった。
そのままの格好で飲み食いを続けた。
間もなく、マリアと二人の子どもが来た。
恐らく防弾仕様の特殊リムジンだった。
「あなた!」
三人はルドンメの異形を見て驚いていた。
「心配するな! これはトラの仲間だそうだ。これから俺たちを守ってくれるんだ!」
「そ、そうなのですか」
シルヴィアとパオロも脅えている。
「早く服を脱げ!」
「はい?」
「三人ともだ! こいつに覚えさせるために必要なんだ!」
「いや、全然必要ねぇんだけど」
「なんだと!」
「ルドンメ! もう覚えたな!」
「大丈夫だ」
「おし! じゃあ今後も頼むぞ! 帰ってよし!」
ルドンメが消えた。
全裸のジャンニーニがナイフとフォークを持ったまま立って震えていた。
「と、トラ……」
「おう!」
「なんだよ、ありゃ」
「お前! 「ルドンメ」だって言っただろう!」
「そういうことじゃねぇよ!」
「あんなのがお前の仲間にはいんのか」
「そうだよ、他にもな」
ジャンニーニが放心したように椅子に座った。
俺は仕方が無いので、マリアたちも座らせた。
ウェイターを呼んで、料理と飲み物を持って来させる。
「おい、お前いい加減に服を着ろよ!」
「あ! お前! 騙したな!」
「アハハハハハ!」
マリアたちも笑う。
「お前はビビりだからなぁ。聖を見ろよ! 堂々としてんだろうよ!」
みんなで聖を見た。
聖は気絶していた。
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