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スパイダーマン
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翌朝。
今日はアメリカでは1月1日、元旦だ。
静江さんが俺たちのために、雑煮を作ってくれた。
「おせち料理までは出来ませんでしたが」
「いいえ、とんでもない。頂きます」
「タカさん! お餅ください!」
「お、おう」
亜紀ちゃんが俺が餅が好きでは無いと知っているので、気を遣ってくれた。
出汁が効いていて、美味かった。
アルも付き合って一緒に食べる。
美味しいと言っていた。
「石神さんのお宅へ行ってから、アルは和食に興味があるんですよ」
「そうなんですか!」
恐らく、アルも嫌いではないのだろうが、静江さんのためにだろう。
うちで静江さんが嬉しそうに食べていたのを見たからだ。
いい夫婦だった。
「前に、餅つきをしたんですよ」
「まあ!」
「響子もやったよな?」
「うん! 楽しかった!」
「そうなんですか!」
「うちの別荘でね。でも、作り過ぎて困りました」
「ウフフフフ」
雑煮の後に、和食の膳が出た。
子どもたちがワイワイ食べている。
俺は豆腐の味噌汁だけもらった。
「今日は石神さんは、どちらか出掛けられますか?」
「そうですねぇ。どうしましょうかね」
俺は子どもたちに聞いた。
「お前ら、今日はどうするんだ?」
「ちょっと運動でもと思ってますが」
スパイダーマンか。
「タカトラ! 私が案内してあげようか!」
響子が言った。
「おお」
「どこへ行きたい?」
案内するんじゃねぇのか。
「そうだな、じゃあメットでも行くか」
「うん!」
「静江さんもご一緒にいかがですか?」
「よろこんで!」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
僕の名はジョナサン・ゴールド、21歳。
幼い頃から病弱で、身体も貧相だ。
そのため、散々いじめられてきた。
そんな僕は、子どもの頃からスパイダーマンに憧れて来た。
ある日突然に超常能力を身に着けたスパイダーマンは、僕の憧れになった。
自分にも、いつかそんな日が来る。
それだけが、僕の慰めでもあった。
マーベルコミックの全てを集め、映画も全て観て、フィギュアや様々なグッズを集めた。
もちろん、家の中ではいつもスパイダーマンのコスだ。
成長するにつれ、僕はスパイダーマンに憧れつつも、それが現実にはあり得ないことだと分かり始めてもいた。
熱が冷めることは無かったが、自分の中で諦めに似た感覚が育ち始めていることにも気づいていた。
そんなある日、僕はニューヨークでスパイダーマンを見た。
複数のスパイダーマンだったが、彼らはビルの間を飛び、走る車の屋根を伝い、街頭で素晴らしいパフォーマンスを見せた。
僕は大興奮でそれを眺めた。
ウェブ・シューター(糸)を使うことは無かったが、それ無しでビルの間を飛び交った。
「夢のようだ……」
僕は彼らが消え去るまで眺めた。
ニュースで報道され、またネットには彼らを捉えた動画や画像がたくさん溢れた。
幸せだった。
僕は毎日それを眺め、諦めるのはまだ先だと思い直した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「じゃあ! 行くよー!」
「「「はい!」」」
「にゃ!」
門の中で四人のスパイダーマンが元気よく叫んだ。
門番は大笑いした。
「ん?」
四つ足のスパイダーマンがいた。
「Spider-Cat?」
一緒に駆けて行った。
「悪人を見つけたら、私に言うのよ!」
「ダメだよ、お姉ちゃん!」
「「ギャハハハハハ!」」
「ニャハハハ!」
街を疾走する。
スパイダーアキが先導し、ビルの側面を駆け上がる。
スパイダーハーは高い街灯を螺旋を描きながら上昇し、大車輪で全身を回転させながらヘリコプターのブレードのように飛んで行った。
「ハー! やるぅー!」
スパイダールーは、両手を水平に伸ばしたまま高速回転し、そのまま上昇した。
街を歩く人々が気付き、大歓声を挙げた。
スパイダーチンも飛んでジグザグにビルを蹴りながら上がって行く。
「にゃ!」
スパイダーニャンはみんなが褒められているのが分かった。
《ふよふよ》
自分も空中に上がった。
「カワイー!」
「キュート!」
「ネコのスパイダーマンよ!」
ジルバを踊った。
しばらくみんなでビルの間を飛びながらパフォーマンスをした。
観衆がスマホを向けながら撮影していた。
やがて地面に戻り、超絶パルクールを始める。
ガードレールの上を頭で回転しながらブレイクしていく。
車が走る車道を走りながらルーフを踏んで反対側へ行く。
16トントラックの前に立ちはだかり、衝突の瞬間に持ち上げて背中に放り投げて潜り抜ける。
階段を倒立しながら両手の高速の突きだけで登って行く。
《ガガガガガガガガ……》
最後の数段は、空中に高く浮いて行く。
《ガガ……ガン……ガーン……ガーーーン》
20メートルも上がり、伸身3回転で着地した。
「オォォォォーーーウ!」
観衆は拍手喝采した。
スパイダーニャンが後ろ足で立ち、交差させて空中に舞い上がる。
《ポーーーーーン……トスン……パタン》
地面に降りて横倒しになった。
「カワイー!」
「キュート!」
「クール!」
ジルバを踊った。
四人と一匹は周辺一帯を疾走し、飛び跳ね、本当に飛びながら華麗なトリック(技)を魅せていった。
そのうち、一人の痩せた男が彼らに駆け寄って来る。
「危ないよ!」
スパイダールーが叫ぶ。
「I Love Spider-MAN!」
ブレイクダンスで両足を高速回転させて舞い上がろうとしていたスパイダーハーに、男が突っ込もうとする。
スパイダーチンが慌てて男を抱き上げ、そのまま空中へ舞った。
「Oh!」
男が歓喜の叫びを上げた。
「Prease calm down!(お願いですから落ち着いて下さい!)」
「Oh! My dear!(ああ! 愛しの人!)」
「げぇー(げぇー)」
スパイダーニャンが高速で飛んできて、スパイダーチンが抱えた男に迫る。
《ぶす》
「ロボ!」
長い爪を男の頭に突き刺した。
「ニャホフー!(にゃほふー)」
男がぐったりとなった。
「お姉ちゃん!」
「散開!」
スパイダーマンたちがそれぞれバラバラに散って行った。
観衆は盛大な拍手で見送った。
スパイダーアキが、スパイダーニャンを抱えて消えた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
俺は響子と静江さんとメトロポリタン美術館に入った。
広大な美術館なので、今日はエジプト美術の部屋を中心に回った。
ファラオの石像に、ヒエログリフが彫ってある。
「タカトラ、あれは何が書いてあるの?」
「ああ、響子がいかにカワイイ女の子かって書いてあるな」
「うそだー!」
「なんだよ。えーと、まず綺麗な青い瞳が宝石のようである」
「えぇー」
「整った顔は月の女神のようだ」
「アハハハハ!」
「控えめなオッパイは実にタカトラの好みである」
「ほんと!」
「そう書いてあるんだよ」
響子が笑いながら抱き着いて来た。
静江さんも笑っていた。
「お前は四千年前から可愛かったんだな!」
「エヘヘヘヘ!」
楽しく見て回り、2階のバルコニー・カフェでお茶を飲んだ。
外へ出ると、上空から何かが落ちて来る。
殺気は無かったが、俺は響子と静江さんを後ろへ下がらせた。
「おい」
「タカさん!」
皇紀のスパイダーマンのようだった。
一人の痩せた男性を抱えている。
「その人は何だ?」
「ロボの爪が入って気を喪っちゃって」
「……」
他の三人も集まって来た。
亜紀ちゃんだろうが、ロボを脇に抱えている。
「お前らは先に帰れ。その人は俺が引き受ける」
「「「「はい!」」」」
「にゃ!」
すぐに待機していたリムジンに乗り込む。
「タマ!」
「なんだ」
突然車の外に立つ着物姿の女性に、響子と静江さんが驚く。
「俺たちを見た記憶を全員から消せ」
「分かった。この辺りの連中でいいいんだな」
「そうだ」
俺たちはロックハート家に帰った。
男はちゃんと息をしている。
麗星たちのように、ぐっすり眠っているだけだろう。
しかし厄介なことをしやがって。
今日はアメリカでは1月1日、元旦だ。
静江さんが俺たちのために、雑煮を作ってくれた。
「おせち料理までは出来ませんでしたが」
「いいえ、とんでもない。頂きます」
「タカさん! お餅ください!」
「お、おう」
亜紀ちゃんが俺が餅が好きでは無いと知っているので、気を遣ってくれた。
出汁が効いていて、美味かった。
アルも付き合って一緒に食べる。
美味しいと言っていた。
「石神さんのお宅へ行ってから、アルは和食に興味があるんですよ」
「そうなんですか!」
恐らく、アルも嫌いではないのだろうが、静江さんのためにだろう。
うちで静江さんが嬉しそうに食べていたのを見たからだ。
いい夫婦だった。
「前に、餅つきをしたんですよ」
「まあ!」
「響子もやったよな?」
「うん! 楽しかった!」
「そうなんですか!」
「うちの別荘でね。でも、作り過ぎて困りました」
「ウフフフフ」
雑煮の後に、和食の膳が出た。
子どもたちがワイワイ食べている。
俺は豆腐の味噌汁だけもらった。
「今日は石神さんは、どちらか出掛けられますか?」
「そうですねぇ。どうしましょうかね」
俺は子どもたちに聞いた。
「お前ら、今日はどうするんだ?」
「ちょっと運動でもと思ってますが」
スパイダーマンか。
「タカトラ! 私が案内してあげようか!」
響子が言った。
「おお」
「どこへ行きたい?」
案内するんじゃねぇのか。
「そうだな、じゃあメットでも行くか」
「うん!」
「静江さんもご一緒にいかがですか?」
「よろこんで!」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
僕の名はジョナサン・ゴールド、21歳。
幼い頃から病弱で、身体も貧相だ。
そのため、散々いじめられてきた。
そんな僕は、子どもの頃からスパイダーマンに憧れて来た。
ある日突然に超常能力を身に着けたスパイダーマンは、僕の憧れになった。
自分にも、いつかそんな日が来る。
それだけが、僕の慰めでもあった。
マーベルコミックの全てを集め、映画も全て観て、フィギュアや様々なグッズを集めた。
もちろん、家の中ではいつもスパイダーマンのコスだ。
成長するにつれ、僕はスパイダーマンに憧れつつも、それが現実にはあり得ないことだと分かり始めてもいた。
熱が冷めることは無かったが、自分の中で諦めに似た感覚が育ち始めていることにも気づいていた。
そんなある日、僕はニューヨークでスパイダーマンを見た。
複数のスパイダーマンだったが、彼らはビルの間を飛び、走る車の屋根を伝い、街頭で素晴らしいパフォーマンスを見せた。
僕は大興奮でそれを眺めた。
ウェブ・シューター(糸)を使うことは無かったが、それ無しでビルの間を飛び交った。
「夢のようだ……」
僕は彼らが消え去るまで眺めた。
ニュースで報道され、またネットには彼らを捉えた動画や画像がたくさん溢れた。
幸せだった。
僕は毎日それを眺め、諦めるのはまだ先だと思い直した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「じゃあ! 行くよー!」
「「「はい!」」」
「にゃ!」
門の中で四人のスパイダーマンが元気よく叫んだ。
門番は大笑いした。
「ん?」
四つ足のスパイダーマンがいた。
「Spider-Cat?」
一緒に駆けて行った。
「悪人を見つけたら、私に言うのよ!」
「ダメだよ、お姉ちゃん!」
「「ギャハハハハハ!」」
「ニャハハハ!」
街を疾走する。
スパイダーアキが先導し、ビルの側面を駆け上がる。
スパイダーハーは高い街灯を螺旋を描きながら上昇し、大車輪で全身を回転させながらヘリコプターのブレードのように飛んで行った。
「ハー! やるぅー!」
スパイダールーは、両手を水平に伸ばしたまま高速回転し、そのまま上昇した。
街を歩く人々が気付き、大歓声を挙げた。
スパイダーチンも飛んでジグザグにビルを蹴りながら上がって行く。
「にゃ!」
スパイダーニャンはみんなが褒められているのが分かった。
《ふよふよ》
自分も空中に上がった。
「カワイー!」
「キュート!」
「ネコのスパイダーマンよ!」
ジルバを踊った。
しばらくみんなでビルの間を飛びながらパフォーマンスをした。
観衆がスマホを向けながら撮影していた。
やがて地面に戻り、超絶パルクールを始める。
ガードレールの上を頭で回転しながらブレイクしていく。
車が走る車道を走りながらルーフを踏んで反対側へ行く。
16トントラックの前に立ちはだかり、衝突の瞬間に持ち上げて背中に放り投げて潜り抜ける。
階段を倒立しながら両手の高速の突きだけで登って行く。
《ガガガガガガガガ……》
最後の数段は、空中に高く浮いて行く。
《ガガ……ガン……ガーン……ガーーーン》
20メートルも上がり、伸身3回転で着地した。
「オォォォォーーーウ!」
観衆は拍手喝采した。
スパイダーニャンが後ろ足で立ち、交差させて空中に舞い上がる。
《ポーーーーーン……トスン……パタン》
地面に降りて横倒しになった。
「カワイー!」
「キュート!」
「クール!」
ジルバを踊った。
四人と一匹は周辺一帯を疾走し、飛び跳ね、本当に飛びながら華麗なトリック(技)を魅せていった。
そのうち、一人の痩せた男が彼らに駆け寄って来る。
「危ないよ!」
スパイダールーが叫ぶ。
「I Love Spider-MAN!」
ブレイクダンスで両足を高速回転させて舞い上がろうとしていたスパイダーハーに、男が突っ込もうとする。
スパイダーチンが慌てて男を抱き上げ、そのまま空中へ舞った。
「Oh!」
男が歓喜の叫びを上げた。
「Prease calm down!(お願いですから落ち着いて下さい!)」
「Oh! My dear!(ああ! 愛しの人!)」
「げぇー(げぇー)」
スパイダーニャンが高速で飛んできて、スパイダーチンが抱えた男に迫る。
《ぶす》
「ロボ!」
長い爪を男の頭に突き刺した。
「ニャホフー!(にゃほふー)」
男がぐったりとなった。
「お姉ちゃん!」
「散開!」
スパイダーマンたちがそれぞれバラバラに散って行った。
観衆は盛大な拍手で見送った。
スパイダーアキが、スパイダーニャンを抱えて消えた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
俺は響子と静江さんとメトロポリタン美術館に入った。
広大な美術館なので、今日はエジプト美術の部屋を中心に回った。
ファラオの石像に、ヒエログリフが彫ってある。
「タカトラ、あれは何が書いてあるの?」
「ああ、響子がいかにカワイイ女の子かって書いてあるな」
「うそだー!」
「なんだよ。えーと、まず綺麗な青い瞳が宝石のようである」
「えぇー」
「整った顔は月の女神のようだ」
「アハハハハ!」
「控えめなオッパイは実にタカトラの好みである」
「ほんと!」
「そう書いてあるんだよ」
響子が笑いながら抱き着いて来た。
静江さんも笑っていた。
「お前は四千年前から可愛かったんだな!」
「エヘヘヘヘ!」
楽しく見て回り、2階のバルコニー・カフェでお茶を飲んだ。
外へ出ると、上空から何かが落ちて来る。
殺気は無かったが、俺は響子と静江さんを後ろへ下がらせた。
「おい」
「タカさん!」
皇紀のスパイダーマンのようだった。
一人の痩せた男性を抱えている。
「その人は何だ?」
「ロボの爪が入って気を喪っちゃって」
「……」
他の三人も集まって来た。
亜紀ちゃんだろうが、ロボを脇に抱えている。
「お前らは先に帰れ。その人は俺が引き受ける」
「「「「はい!」」」」
「にゃ!」
すぐに待機していたリムジンに乗り込む。
「タマ!」
「なんだ」
突然車の外に立つ着物姿の女性に、響子と静江さんが驚く。
「俺たちを見た記憶を全員から消せ」
「分かった。この辺りの連中でいいいんだな」
「そうだ」
俺たちはロックハート家に帰った。
男はちゃんと息をしている。
麗星たちのように、ぐっすり眠っているだけだろう。
しかし厄介なことをしやがって。
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