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ミニコンサート
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ロックハートの家に戻ると、丁度夕飯時だった。
響子も起きていて、アルと静江さんと一緒にいる。
「タカトラー!」
「おう、遅くなって悪かったな」
「どこへ行ったの?」
「ちょっと昔の知り合いの店でな。そうしたらまた思わぬ再会があってさ」
「へー、誰?」
俺は笑って響子を連れて、アルたちのテーブルに付いた。
「アル、「セイントーラ」って知っているか?」
「ああ、有名なダンス・グループだろ?」
「そうだ。実は、あいつらは俺と聖の昔馴染みなんだ」
料理が運ばれてきて、俺たちのテーブルに並ぶ。
子どもたちが喜んでいる。
今日は、様々な部位のステーキになっていた。
俺は子どもたちの饗宴を笑って見ながら、アルに俺たちとセイントーラとの出会いを話した。
「そうだったのか」
「だから「セイント・トラ」なんですね?」
静江さんが言う。
「そうらしいですね。それでアル、セイントーラにアラスカでライブをやってもらえないかと頼んだんだ」
「え!」
アルは驚く。
アラスカは俺たちの本拠地だからだ。
「もちろん、彼らやスタッフたちの行動範囲は制限するよ。人間や機材の運搬も、万全の態勢で俺が責任を持つ」
「そうか」
「あそこは娯楽が少ない。時々はライブや様々なイヴェントも必要になるだろう」
「それはそうだね」
アルも納得した。
「コンサート会場は、パピヨンが既に用意している。あいつもイヴェントの必要性は分かっているからな」
「なるほど」
「だからあの幻想都市「アヴァロン」の方にいる分には、俺たちの機密は漏れないよ」
「そうだね!」
今も映画館やスポーツ施設、様々なレクリエーション施設はあるが、コンサートのように大勢が集まって盛り上がるものは無い。
パピヨンは芸術文化活動の重要性をよく分かっているので、函は用意しているのだが。
俺たちは食事をしながら話して行った。
オマール海老のテルミドール。
エスカルゴのガーリック炒め。
鴨肉のコンフィ。
ムール貝の白ワイン蒸し。
パンプキンとナスのキッシュとサラダ。
ブイヤベース。
その他前菜各種。
俺の食欲に合わせるつもりなのだろう。
幾つかのものは大皿にまとめて出された。
俺が数を言い、給仕がサパーしてくれる。
子どもたちのテーブルには、もっと多くの数で出る。
向こうは自分たちで取って行く。
段々子どもたちのテーブルが騒がしくなった。
奪い合う必要がない量が出ているのだが、ついいつもの癖だ。
「おい! お前らもっと上品に喰え!」
俺が言うと、子どもたちが日本舞踊を踊った。
アルが笑い、静江さんが爆笑した。
「ね、段々うちも上流階級に近づいているでしょう?」
「そ、そうですね!」
静江さんが笑ったままだった。
デザートはクリームブリュレだった。
ロドリゲスが来た。
みんなで非常に美味しかったと礼を言う。
「石神様は、何かリクエストがございませんか?」
「おお! 俺のことも気にしてくれてたんだ!」
静江さんがまた大笑いした。
「子どもたちばっかりだと思ってたけどな!」
「いえ、そんな!」
「だって、初めて聞かれたぞ」
「も、申し訳ございません!」
「ああ、俺も後で厨房の掃除をするから」
「とんでもございません!」
俺も笑った。
「冗談だよ。子どもたち中心にしてくれ。ああ、俺はババロアが好物なんだ」
「かしこまりました! すぐに御作りいたします!」
「いや、明日の晩にしてくれ。でも、本当に今日の料理は美味しかった!」
「ありがとうございます」
ロドリゲスも笑って戻って行った。
「石神さん、申し訳ありませんでした」
「何ですか! 冗談ですって!」
「でも、石神さんをメインにお迎えしているのに」
「俺は何でも食べるし、むしろロドリゲスのような一流シェフがどんなものを出してくれるのか楽しみなんですよ」
「ありがとうございます」
「今日も本当に美味かった。明日も楽しみです」
「はい」
「うちではね、亜紀ちゃんがメインに献立を考えてくれてるんです」
「さようでございますか」
「ええ、だから俺はそれを楽しみにしてるんですよ。自分が食べたければ自分で作りますしね」
「はい、石神さんのお料理は本当に美味しかったです」
「ありがとうございます。ああ、でもうちで「蕎麦」にするじゃないですか」
「はい」
「俺は普通の薬味なんですが、子どもたちの薬味はステーキなんですよ」
「アハハハハハハ!」
静江さんがまた爆笑した。
「ステーキがメインの場合は、「タカさん、今日はステーキ大会だよ」って。何で大会になってるのか分からない」
「アハハハハハハ!」
食後に風呂を頂き、またみんなで食堂に集まった。
手の空いている使用人たちも集まる。
軽食が各テーブルに出ている。
大人たちには酒もある。
亜紀ちゃんが俺のギターを持って来た。
心ばかりの御礼をこめて、ミニコンサートを開いた。
俺がギターを弾き、子どもたちが歌う。
エスタス・トーネで盛り上げ、クラシックの曲を何曲か弾く。
響子が甲斐バンドを歌い、子どもたちが得意な曲を披露する。
ギブソンのダブルネック EDS-1275 に切り替え、レッドツェッペリンの『天国への階段』やイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』を歌い、ディープ・パープルの『バーン』を歌う。
最後にモーツァルトの『レクイエム』第8曲「ラクリモーサ」を俺の伴奏で皇紀が歌った。
全員が立ち上がって拍手してくれた。
俺たちは集まってくれた人たちに礼を言い、アルたちのテーブルに座った。
使用人のみんなが俺たちに礼を言いながら、部屋へ下がって行った。
「タカトラ、素晴らしかったよ!」
「喜んでもらえて良かったよ」
亜紀ちゃんが出口で俺のCDを見せて話しているので頭を引っぱたいて連れて着た。
「エヘヘヘヘ」
「このやろう!」
テーブルに酒が運ばれて来た。
俺にはワイルドターキーだ。
亜紀ちゃんも一緒に飲む。
皇紀と双子は飲み物を聞かれ、ホットココアにしたようだ。
「コウキくんは歌が上手いんだね」
「そんなことは。タカさんに教わって歌っているだけです」
「そうなのか」
アルが微笑んでいた。
「さっきのアラスカのコンサートの話だけど、タカトラたちがやってもいいんじゃないか?」
「おい、冗談じゃないよ。俺たちはそんなレベルじゃないし、なにしろ時間もないしな」
「そうか、残念だ。素晴らしい演奏と歌だったんだがな」
「勘弁してくれ」
亜紀ちゃんがニコニコして言った。
「私はタカさんのコンサート、聴きたいです!」
「バカ! やめろ!」
「私も聴きたい!」
響子も言った。
「響子よー」
亜紀ちゃんが立ち上がった。
「じゃあ、タカさん! 橘弥生さんも呼んでセッションしましょうよ!」
「お前、何を言う!」
「ヤヨイ・タチバナ!」
アルが驚いた。
亜紀ちゃんが、俺と橘弥生との関係を話す。
「そんなことが!」
「驚きました。西平貢さんに習っていたんですか」
アルと静江さんが驚く。
「数年ですよ。後は自分で好きで弾いていただけで」
「でも、こないだ橘弥生さんとセッションしましたよね!」
「黙れ!」
話がヘンな方向へ進んでいる。
「あ! アルジャーノンさん! タカさんはお芝居の脚本も書いてたんですよ!」
「おい!」
「どういうことだい?」
「何でもねぇ! 皇紀! ロドリゲスに頼んで肉を焼いて来てもらえ!」
「え、えぇー!」
俺は亜紀ちゃんの口にサラミを突っ込んだ。
「ふがふが」
俺は二つ目のサラミを持った。
亜紀ちゃんがテーブルを離れ、逃げながら大声で話す。
「ということで! 緑子さんのために書いたものが空前の大ヒットになりましたー!」
響子が興奮しながら、素敵な舞台だったと言った。
「そうなのか。それは是非見たいな」
亜紀ちゃんが戻って来て俺からサラミを奪った。
「いっそ、ブロードウェイでやりません?」
「うん、考えてみよう!」
「やめろー」
みんなが笑っていた。
遅くまで楽しく話した。
響子は静江さんと一緒に寝て、俺のベッドには亜紀ちゃんと双子が来た。
「ちょっと狭いぞ」
「いいじゃないですか」
「今日はオチンチン体操をしようと思ったのに」
「やればいいじゃないですか」
双子が手伝うと言うので、今日はやらないと言った。
「お前らの彼氏になった奴は幸せだな!」
「え」
「タカさんだよ?」
「そうだったのか!」
みんなで笑った。
ベッドの中は温かかった。
ロボが興奮していつまでも寝なかった。
みんなで頼むと、やっと俺の枕の上に来て寝た。
響子も起きていて、アルと静江さんと一緒にいる。
「タカトラー!」
「おう、遅くなって悪かったな」
「どこへ行ったの?」
「ちょっと昔の知り合いの店でな。そうしたらまた思わぬ再会があってさ」
「へー、誰?」
俺は笑って響子を連れて、アルたちのテーブルに付いた。
「アル、「セイントーラ」って知っているか?」
「ああ、有名なダンス・グループだろ?」
「そうだ。実は、あいつらは俺と聖の昔馴染みなんだ」
料理が運ばれてきて、俺たちのテーブルに並ぶ。
子どもたちが喜んでいる。
今日は、様々な部位のステーキになっていた。
俺は子どもたちの饗宴を笑って見ながら、アルに俺たちとセイントーラとの出会いを話した。
「そうだったのか」
「だから「セイント・トラ」なんですね?」
静江さんが言う。
「そうらしいですね。それでアル、セイントーラにアラスカでライブをやってもらえないかと頼んだんだ」
「え!」
アルは驚く。
アラスカは俺たちの本拠地だからだ。
「もちろん、彼らやスタッフたちの行動範囲は制限するよ。人間や機材の運搬も、万全の態勢で俺が責任を持つ」
「そうか」
「あそこは娯楽が少ない。時々はライブや様々なイヴェントも必要になるだろう」
「それはそうだね」
アルも納得した。
「コンサート会場は、パピヨンが既に用意している。あいつもイヴェントの必要性は分かっているからな」
「なるほど」
「だからあの幻想都市「アヴァロン」の方にいる分には、俺たちの機密は漏れないよ」
「そうだね!」
今も映画館やスポーツ施設、様々なレクリエーション施設はあるが、コンサートのように大勢が集まって盛り上がるものは無い。
パピヨンは芸術文化活動の重要性をよく分かっているので、函は用意しているのだが。
俺たちは食事をしながら話して行った。
オマール海老のテルミドール。
エスカルゴのガーリック炒め。
鴨肉のコンフィ。
ムール貝の白ワイン蒸し。
パンプキンとナスのキッシュとサラダ。
ブイヤベース。
その他前菜各種。
俺の食欲に合わせるつもりなのだろう。
幾つかのものは大皿にまとめて出された。
俺が数を言い、給仕がサパーしてくれる。
子どもたちのテーブルには、もっと多くの数で出る。
向こうは自分たちで取って行く。
段々子どもたちのテーブルが騒がしくなった。
奪い合う必要がない量が出ているのだが、ついいつもの癖だ。
「おい! お前らもっと上品に喰え!」
俺が言うと、子どもたちが日本舞踊を踊った。
アルが笑い、静江さんが爆笑した。
「ね、段々うちも上流階級に近づいているでしょう?」
「そ、そうですね!」
静江さんが笑ったままだった。
デザートはクリームブリュレだった。
ロドリゲスが来た。
みんなで非常に美味しかったと礼を言う。
「石神様は、何かリクエストがございませんか?」
「おお! 俺のことも気にしてくれてたんだ!」
静江さんがまた大笑いした。
「子どもたちばっかりだと思ってたけどな!」
「いえ、そんな!」
「だって、初めて聞かれたぞ」
「も、申し訳ございません!」
「ああ、俺も後で厨房の掃除をするから」
「とんでもございません!」
俺も笑った。
「冗談だよ。子どもたち中心にしてくれ。ああ、俺はババロアが好物なんだ」
「かしこまりました! すぐに御作りいたします!」
「いや、明日の晩にしてくれ。でも、本当に今日の料理は美味しかった!」
「ありがとうございます」
ロドリゲスも笑って戻って行った。
「石神さん、申し訳ありませんでした」
「何ですか! 冗談ですって!」
「でも、石神さんをメインにお迎えしているのに」
「俺は何でも食べるし、むしろロドリゲスのような一流シェフがどんなものを出してくれるのか楽しみなんですよ」
「ありがとうございます」
「今日も本当に美味かった。明日も楽しみです」
「はい」
「うちではね、亜紀ちゃんがメインに献立を考えてくれてるんです」
「さようでございますか」
「ええ、だから俺はそれを楽しみにしてるんですよ。自分が食べたければ自分で作りますしね」
「はい、石神さんのお料理は本当に美味しかったです」
「ありがとうございます。ああ、でもうちで「蕎麦」にするじゃないですか」
「はい」
「俺は普通の薬味なんですが、子どもたちの薬味はステーキなんですよ」
「アハハハハハハ!」
静江さんがまた爆笑した。
「ステーキがメインの場合は、「タカさん、今日はステーキ大会だよ」って。何で大会になってるのか分からない」
「アハハハハハハ!」
食後に風呂を頂き、またみんなで食堂に集まった。
手の空いている使用人たちも集まる。
軽食が各テーブルに出ている。
大人たちには酒もある。
亜紀ちゃんが俺のギターを持って来た。
心ばかりの御礼をこめて、ミニコンサートを開いた。
俺がギターを弾き、子どもたちが歌う。
エスタス・トーネで盛り上げ、クラシックの曲を何曲か弾く。
響子が甲斐バンドを歌い、子どもたちが得意な曲を披露する。
ギブソンのダブルネック EDS-1275 に切り替え、レッドツェッペリンの『天国への階段』やイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』を歌い、ディープ・パープルの『バーン』を歌う。
最後にモーツァルトの『レクイエム』第8曲「ラクリモーサ」を俺の伴奏で皇紀が歌った。
全員が立ち上がって拍手してくれた。
俺たちは集まってくれた人たちに礼を言い、アルたちのテーブルに座った。
使用人のみんなが俺たちに礼を言いながら、部屋へ下がって行った。
「タカトラ、素晴らしかったよ!」
「喜んでもらえて良かったよ」
亜紀ちゃんが出口で俺のCDを見せて話しているので頭を引っぱたいて連れて着た。
「エヘヘヘヘ」
「このやろう!」
テーブルに酒が運ばれて来た。
俺にはワイルドターキーだ。
亜紀ちゃんも一緒に飲む。
皇紀と双子は飲み物を聞かれ、ホットココアにしたようだ。
「コウキくんは歌が上手いんだね」
「そんなことは。タカさんに教わって歌っているだけです」
「そうなのか」
アルが微笑んでいた。
「さっきのアラスカのコンサートの話だけど、タカトラたちがやってもいいんじゃないか?」
「おい、冗談じゃないよ。俺たちはそんなレベルじゃないし、なにしろ時間もないしな」
「そうか、残念だ。素晴らしい演奏と歌だったんだがな」
「勘弁してくれ」
亜紀ちゃんがニコニコして言った。
「私はタカさんのコンサート、聴きたいです!」
「バカ! やめろ!」
「私も聴きたい!」
響子も言った。
「響子よー」
亜紀ちゃんが立ち上がった。
「じゃあ、タカさん! 橘弥生さんも呼んでセッションしましょうよ!」
「お前、何を言う!」
「ヤヨイ・タチバナ!」
アルが驚いた。
亜紀ちゃんが、俺と橘弥生との関係を話す。
「そんなことが!」
「驚きました。西平貢さんに習っていたんですか」
アルと静江さんが驚く。
「数年ですよ。後は自分で好きで弾いていただけで」
「でも、こないだ橘弥生さんとセッションしましたよね!」
「黙れ!」
話がヘンな方向へ進んでいる。
「あ! アルジャーノンさん! タカさんはお芝居の脚本も書いてたんですよ!」
「おい!」
「どういうことだい?」
「何でもねぇ! 皇紀! ロドリゲスに頼んで肉を焼いて来てもらえ!」
「え、えぇー!」
俺は亜紀ちゃんの口にサラミを突っ込んだ。
「ふがふが」
俺は二つ目のサラミを持った。
亜紀ちゃんがテーブルを離れ、逃げながら大声で話す。
「ということで! 緑子さんのために書いたものが空前の大ヒットになりましたー!」
響子が興奮しながら、素敵な舞台だったと言った。
「そうなのか。それは是非見たいな」
亜紀ちゃんが戻って来て俺からサラミを奪った。
「いっそ、ブロードウェイでやりません?」
「うん、考えてみよう!」
「やめろー」
みんなが笑っていた。
遅くまで楽しく話した。
響子は静江さんと一緒に寝て、俺のベッドには亜紀ちゃんと双子が来た。
「ちょっと狭いぞ」
「いいじゃないですか」
「今日はオチンチン体操をしようと思ったのに」
「やればいいじゃないですか」
双子が手伝うと言うので、今日はやらないと言った。
「お前らの彼氏になった奴は幸せだな!」
「え」
「タカさんだよ?」
「そうだったのか!」
みんなで笑った。
ベッドの中は温かかった。
ロボが興奮していつまでも寝なかった。
みんなで頼むと、やっと俺の枕の上に来て寝た。
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