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ニューヨーク 再会
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俺と響子が帰ると、子どもたちが支度を終えていた。
「じゃあ、そろそろ行くな」
「うん、また待ってるね」
「酒はほどほどにな」
桜花たちや鷹とも挨拶する。
「鷹、こいつらが問題を起こしそうになったら、頼むな」
「ウフフフ」
鷹、一江と大森はアラスカに残り、俺たちが帰りに拾って帰る。
俺たちはこれからニューヨークだ。
「タイガー・ファング」で移動する。
士王がまた泣いた。
「おとしゃーん!」
「おう、また来るからな」
大泣きしている。
カワイイ。
一時間後、俺たちは聖の「セイントPMC」の敷地へ降りた。
「トラ!」
「よう!」
聖と拳を合わせる。
俺たちは、ニューヨークへ着いた。
聖のロールスロイス「シルバー・セラフ」には俺だけが乗り、他の子どもたちは迎えに来ていたロックハートのリムジンで移動した。
「今回も忙しいのか?」
「いや、のんびりだ。明日の晩には一緒に飲もう」
「おし!」
聖が嬉しそうに笑った。
ロックハート家で、聖とは別れた。
「後で顔を出すよ」
「ほんとか!」
「ああ、アンジーと聖雅の顔も見たいしな」
「待ってるぞ!」
聖は笑っていた。
本当に今回は予定は無い。
響子をロックハート家に連れて来るのが主な目的だった。
だから子どもたちもアラスカに残しても良かったのだが、一緒に来たいと言うので連れて来た。
まあ、ロドリゲスの料理が楽しみなのだろうが、
ロックハート家では、アルと静江さん、そしてロドリゲスと執事長が一緒に出迎えてくれた。
響子がアルと静江さんに抱き着く。
みんなで笑いながら中へ入った。
広い食堂で、昼食を頂く。
ステーキがどんどん出される。
俺は響子、アル、静江さんと一緒のテーブルだ。
ロボも床の皿で大いに食べている。
俺は断って、空いたテーブルに写真を置いた。
「アメリカに牛がいなくなるんじゃないのか?」
アルと静江さんが笑った。
「大丈夫だよ、9千万頭はいるから」
「おい! 一ヶ月ももたねぇじゃねぇか!」
アルと静江さんが爆笑した。
子どもたちも笑っている。
「明日帰るからな!」
子どもたちが文句を言う。
丁度来たロドリゲスも、亜紀ちゃんから通訳されて驚いている。
「御予定では明後日までいらっしゃるんじゃ!」
静江さんが冗談だと言うと、ホッとしていた。
「みなさんのお越しを心待ちにしていました。どうぞいつでも食べたいものを仰って下さい」
子どもたちが礼を言った。
ロドリゲスは響子に近寄り、また涙を流した。
響子がロドリゲスを抱き締める。
「また大きくなられましたな」
「うん、ロドリゲスも元気そうね」
「はい」
ロドリゲスは泣いてしまったことを詫び、下がって行った。
「タカトラ、ありがとう」
アルが言った。
「いいさ。二日間、うちの子どもたちが世話になる」
「ああ、楽しんでいってくれ」
「まあ、今回はあんまり問題は起こさないようにするよ」
「頼む」
俺たちは笑った。
「レイの写真を持って来てくれたんだね」
「ああ、あいつも一緒に来たがると思ってな」
「ありがとう」
静江さんの指示で、レイの写真の前に料理が一部置かれる。
陰膳だ。
アルたちアメリカ人に、こういうことがどう映るのかは分からない。
食事を終え、響子は一度部屋に入った。
少し眠る。
俺は聖のアパートメントへ行く。
子どもたちが一緒に来たがったが、大勢では迷惑だ。
「お前らは好きにしてろ」
「「「「えぇー!」」」」
シャワーを浴びてから俺が出掛けようとすると、スパイダーマンの四人組に玄関で遭遇した。
「おい、着替えて来い。一緒に行こう」
「「「「わーい!」」」」
「好きにしてろ」はダメなワードだと気付いた。
アルがリムジンを手配してくれ、俺たちは聖のアパートメントへ行った。
中へ入ると、アンジーが聖雅を抱いて出迎えてくれた。
リヴィングのソファで、聖雅を俺に抱かせる。
聖雅は大興奮で俺の顔に手を伸ばし、キスをしたがった。
「やっぱり本当の親が分かるんだな!」
アンジーが笑い、聖も嬉しそうに笑った。
「トラが大好きなんだな」
「そうか?」
「ああ、間違いない」
亜紀ちゃんがアンジーに「トラちゃん饅頭」を渡した。
「あ、これ美味しいのよね!」
アメリカ人の口にも合う。
俺は聖雅を亜紀ちゃんたちに預けた。
みんなで可愛がる。
メイドがコーヒーを淹れて来た。
30代後半の女だった。
メイドは「スージー」と名乗った。
「メイドを雇ったのか」
「ああ、アンジーは聖雅で忙しいからな」
「よくお前が信用したな」
聖は基本的に他人と一緒に暮らせない。
戦場ではそのモードでいるから誰と一緒でも平気だが、家で寛ぐ際には他人はダメだ。
アンジーはそういう意味でも特別だった。
「うちの会社の人間なんだ」
「へぇー」
「しばらく前に陸軍から引っ張って来て、一緒にいる」
「ああ、思い出した! お前が優秀な人間が来たって言ってたな!」
「そうだ。新社屋を建てる辺りかな」
「そうか! それでどうしてお前の家にいるんだよ?」
「スージーが来てくれたんだよ。俺の家が結構忙しいって言ったらな」
「へぇ」
「まあ、ちょっとした手伝い程度だけどな。でも助かってる」
聖もスージーを信頼しているのだろう。
同じ戦場を潜り抜けて、聖は彼女を信頼した。
「もちろん本来の仕事もあるからな。普段は一緒に会社の仕事だ」
「スージーはいい子よ! セイガも可愛がってくれるの」
「でも、全面的に家のことをやるメイドも必要だろう」
聖の家は広い。
掃除などは定期的に業者が入っているようだが。
「そうだな。でもあまり他人を入れたくないしな」
「じゃあ、俺が家事用のアンドロイドを作ってやろうか」
「ほんとか!」
聖が喜んだ。
聖は俺を全面的に信用しているだけだが、アンジーは別だ。
俺は日本で世話になった人のために、アンドロイドを贈った話をした。
「暴走族時代に知り合った人でな。ずっと俺のRZを大切に保管してくれてたんだ」
「あ! 乾さんのお話ですね!」
亜紀ちゃんがこっちへ来る。
亜紀ちゃんがスマホで写真を見せた。
聖とアンジーが寄って来てよく見る。
「人間みたいだな」
「ああ。ただ、身長が2メートル以上あるけどな。でも、言わなきゃ誰もアンドロイドだとは思わない」
「へぇ」
「家事はもちろん、ここはバイクの販売店なんで接客も修理も出来る。料理も上手いぞ?」
「そうなのか!」
「ねぇ、セイント!」
アンジーも乗り気になっている。
「戦闘力もある。アンジーや聖雅たちを守れるぞ」
「そうか!」
決まった。
既にディディのプログラムはあるし、ボディも基本はデュール・ゲリエのものを流用できる。
蓮花に言えば、それほどの手間もなく用意出来るだろう。
スージーを呼んで、一緒に話した。
IQ300の天才で、陸軍士官学校の創設以来の成績で卒業し、参謀本部に入った。
しかし女性であるがゆえの様々なハラスメントを受けて燻っている所を、聖が引き抜いた。
作戦立案能力に突出し、戦闘もある程度はこなせるようだった。
そしてスージーは聖の超絶的な戦闘力と、仲間を思う温かな心に惚れ込んでいた。
聖のことを話すスージーは、神を崇めるがごとくだった。
「社長は普段は怒ってるみたいな顔ですけどね」
「そうか」
「でも、本当に優しいんですよ」
「ああ」
「いつも、「トラ」の話をしてくれて。私も会いたかったんです」
「こんなだけどな」
スージーが笑った。
俺は握手をし、聖のことを頼むと言った。
聖のアパートメントを出た。
まだ午後の3時だ。
「タカさん、どこへ行きましょうか?」
亜紀ちゃんが聞いて来た。
「あ? 帰るだろう」
「「「「エェー!」」」」
「なんだよ!」
「どっか行きましょうよー」
「どこだよ?」
「うーん、あ、ジャンニーニさん?」
「明日会うからなー」
「え、そうなんですか!」
俺が聖とジャンニーニで飲むと言うと、亜紀ちゃんがついて来たがった。
「ダメだ。俺たち三人で飲むんだからな!」
「えー! じゃあ、あ! エイミーの店!」
「あ?」
「ほら! タカさんと聖さんでスラムの「ナッツ・エイミー」ですよ!」
「ああ!」
「前に来た時に行ったんです!」
俺は笑って、じゃあ顔を出そうと言った。
亜紀ちゃんと皇紀がキャブを拾った。
俺たちは乗り込んで、エイミーの店に向かった。
「じゃあ、そろそろ行くな」
「うん、また待ってるね」
「酒はほどほどにな」
桜花たちや鷹とも挨拶する。
「鷹、こいつらが問題を起こしそうになったら、頼むな」
「ウフフフ」
鷹、一江と大森はアラスカに残り、俺たちが帰りに拾って帰る。
俺たちはこれからニューヨークだ。
「タイガー・ファング」で移動する。
士王がまた泣いた。
「おとしゃーん!」
「おう、また来るからな」
大泣きしている。
カワイイ。
一時間後、俺たちは聖の「セイントPMC」の敷地へ降りた。
「トラ!」
「よう!」
聖と拳を合わせる。
俺たちは、ニューヨークへ着いた。
聖のロールスロイス「シルバー・セラフ」には俺だけが乗り、他の子どもたちは迎えに来ていたロックハートのリムジンで移動した。
「今回も忙しいのか?」
「いや、のんびりだ。明日の晩には一緒に飲もう」
「おし!」
聖が嬉しそうに笑った。
ロックハート家で、聖とは別れた。
「後で顔を出すよ」
「ほんとか!」
「ああ、アンジーと聖雅の顔も見たいしな」
「待ってるぞ!」
聖は笑っていた。
本当に今回は予定は無い。
響子をロックハート家に連れて来るのが主な目的だった。
だから子どもたちもアラスカに残しても良かったのだが、一緒に来たいと言うので連れて来た。
まあ、ロドリゲスの料理が楽しみなのだろうが、
ロックハート家では、アルと静江さん、そしてロドリゲスと執事長が一緒に出迎えてくれた。
響子がアルと静江さんに抱き着く。
みんなで笑いながら中へ入った。
広い食堂で、昼食を頂く。
ステーキがどんどん出される。
俺は響子、アル、静江さんと一緒のテーブルだ。
ロボも床の皿で大いに食べている。
俺は断って、空いたテーブルに写真を置いた。
「アメリカに牛がいなくなるんじゃないのか?」
アルと静江さんが笑った。
「大丈夫だよ、9千万頭はいるから」
「おい! 一ヶ月ももたねぇじゃねぇか!」
アルと静江さんが爆笑した。
子どもたちも笑っている。
「明日帰るからな!」
子どもたちが文句を言う。
丁度来たロドリゲスも、亜紀ちゃんから通訳されて驚いている。
「御予定では明後日までいらっしゃるんじゃ!」
静江さんが冗談だと言うと、ホッとしていた。
「みなさんのお越しを心待ちにしていました。どうぞいつでも食べたいものを仰って下さい」
子どもたちが礼を言った。
ロドリゲスは響子に近寄り、また涙を流した。
響子がロドリゲスを抱き締める。
「また大きくなられましたな」
「うん、ロドリゲスも元気そうね」
「はい」
ロドリゲスは泣いてしまったことを詫び、下がって行った。
「タカトラ、ありがとう」
アルが言った。
「いいさ。二日間、うちの子どもたちが世話になる」
「ああ、楽しんでいってくれ」
「まあ、今回はあんまり問題は起こさないようにするよ」
「頼む」
俺たちは笑った。
「レイの写真を持って来てくれたんだね」
「ああ、あいつも一緒に来たがると思ってな」
「ありがとう」
静江さんの指示で、レイの写真の前に料理が一部置かれる。
陰膳だ。
アルたちアメリカ人に、こういうことがどう映るのかは分からない。
食事を終え、響子は一度部屋に入った。
少し眠る。
俺は聖のアパートメントへ行く。
子どもたちが一緒に来たがったが、大勢では迷惑だ。
「お前らは好きにしてろ」
「「「「えぇー!」」」」
シャワーを浴びてから俺が出掛けようとすると、スパイダーマンの四人組に玄関で遭遇した。
「おい、着替えて来い。一緒に行こう」
「「「「わーい!」」」」
「好きにしてろ」はダメなワードだと気付いた。
アルがリムジンを手配してくれ、俺たちは聖のアパートメントへ行った。
中へ入ると、アンジーが聖雅を抱いて出迎えてくれた。
リヴィングのソファで、聖雅を俺に抱かせる。
聖雅は大興奮で俺の顔に手を伸ばし、キスをしたがった。
「やっぱり本当の親が分かるんだな!」
アンジーが笑い、聖も嬉しそうに笑った。
「トラが大好きなんだな」
「そうか?」
「ああ、間違いない」
亜紀ちゃんがアンジーに「トラちゃん饅頭」を渡した。
「あ、これ美味しいのよね!」
アメリカ人の口にも合う。
俺は聖雅を亜紀ちゃんたちに預けた。
みんなで可愛がる。
メイドがコーヒーを淹れて来た。
30代後半の女だった。
メイドは「スージー」と名乗った。
「メイドを雇ったのか」
「ああ、アンジーは聖雅で忙しいからな」
「よくお前が信用したな」
聖は基本的に他人と一緒に暮らせない。
戦場ではそのモードでいるから誰と一緒でも平気だが、家で寛ぐ際には他人はダメだ。
アンジーはそういう意味でも特別だった。
「うちの会社の人間なんだ」
「へぇー」
「しばらく前に陸軍から引っ張って来て、一緒にいる」
「ああ、思い出した! お前が優秀な人間が来たって言ってたな!」
「そうだ。新社屋を建てる辺りかな」
「そうか! それでどうしてお前の家にいるんだよ?」
「スージーが来てくれたんだよ。俺の家が結構忙しいって言ったらな」
「へぇ」
「まあ、ちょっとした手伝い程度だけどな。でも助かってる」
聖もスージーを信頼しているのだろう。
同じ戦場を潜り抜けて、聖は彼女を信頼した。
「もちろん本来の仕事もあるからな。普段は一緒に会社の仕事だ」
「スージーはいい子よ! セイガも可愛がってくれるの」
「でも、全面的に家のことをやるメイドも必要だろう」
聖の家は広い。
掃除などは定期的に業者が入っているようだが。
「そうだな。でもあまり他人を入れたくないしな」
「じゃあ、俺が家事用のアンドロイドを作ってやろうか」
「ほんとか!」
聖が喜んだ。
聖は俺を全面的に信用しているだけだが、アンジーは別だ。
俺は日本で世話になった人のために、アンドロイドを贈った話をした。
「暴走族時代に知り合った人でな。ずっと俺のRZを大切に保管してくれてたんだ」
「あ! 乾さんのお話ですね!」
亜紀ちゃんがこっちへ来る。
亜紀ちゃんがスマホで写真を見せた。
聖とアンジーが寄って来てよく見る。
「人間みたいだな」
「ああ。ただ、身長が2メートル以上あるけどな。でも、言わなきゃ誰もアンドロイドだとは思わない」
「へぇ」
「家事はもちろん、ここはバイクの販売店なんで接客も修理も出来る。料理も上手いぞ?」
「そうなのか!」
「ねぇ、セイント!」
アンジーも乗り気になっている。
「戦闘力もある。アンジーや聖雅たちを守れるぞ」
「そうか!」
決まった。
既にディディのプログラムはあるし、ボディも基本はデュール・ゲリエのものを流用できる。
蓮花に言えば、それほどの手間もなく用意出来るだろう。
スージーを呼んで、一緒に話した。
IQ300の天才で、陸軍士官学校の創設以来の成績で卒業し、参謀本部に入った。
しかし女性であるがゆえの様々なハラスメントを受けて燻っている所を、聖が引き抜いた。
作戦立案能力に突出し、戦闘もある程度はこなせるようだった。
そしてスージーは聖の超絶的な戦闘力と、仲間を思う温かな心に惚れ込んでいた。
聖のことを話すスージーは、神を崇めるがごとくだった。
「社長は普段は怒ってるみたいな顔ですけどね」
「そうか」
「でも、本当に優しいんですよ」
「ああ」
「いつも、「トラ」の話をしてくれて。私も会いたかったんです」
「こんなだけどな」
スージーが笑った。
俺は握手をし、聖のことを頼むと言った。
聖のアパートメントを出た。
まだ午後の3時だ。
「タカさん、どこへ行きましょうか?」
亜紀ちゃんが聞いて来た。
「あ? 帰るだろう」
「「「「エェー!」」」」
「なんだよ!」
「どっか行きましょうよー」
「どこだよ?」
「うーん、あ、ジャンニーニさん?」
「明日会うからなー」
「え、そうなんですか!」
俺が聖とジャンニーニで飲むと言うと、亜紀ちゃんがついて来たがった。
「ダメだ。俺たち三人で飲むんだからな!」
「えー! じゃあ、あ! エイミーの店!」
「あ?」
「ほら! タカさんと聖さんでスラムの「ナッツ・エイミー」ですよ!」
「ああ!」
「前に来た時に行ったんです!」
俺は笑って、じゃあ顔を出そうと言った。
亜紀ちゃんと皇紀がキャブを拾った。
俺たちは乗り込んで、エイミーの店に向かった。
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