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奈津江とクリスマス
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みんなで「虎温泉」に入った。
早乙女たちは遠慮して内風呂だ。
皇紀は目隠しだ。
双子が身体を洗っている。
「チンコは自分で洗って」
「うん」
今日の功労者の鷹をみんなで洗った。
鷹が異常に恥ずかしがるのが可愛かった。
温めの湯にして、ゆっくり浸かれるようにした。
響子が俺の隣に来て笑った。
「タカトラ、ありがとうね」
「楽しいか」
「うん!」
風呂から上がり、子どもたちが「幻想空間」の準備をする。
大人たちは酒を呑むが、響子たちのために、フルーツポンチを作った。
大人たちも欲しがったので、結構な量を作る。
大きなガラス製のボールで3つになった。
「幻想空間」に運ぶ。
運び終わってからライトを消し、クリスマスらしくキャンドルに火を付けた。
揺らめく炎がまたいい。
しばらく、みんな黙って雰囲気を味わった。
響子が俺を見て微笑んだ。
肩を抱いてやると喜んだ。
俺の隣に響子と鷹。
右に六花と亜紀ちゃんと柳。
左に早乙女と雪野さん。
向かいに皇紀と双子。
怜花は、少し離れた場所で揺り籠。
ロボは俺の後ろ。
鷹が焼いたカニを食べている。
幸せそうだ。
「怜花は大丈夫か?」
「ええ、さっきちょっと起きてましたけど、楽しそうでしたよ」
「ここは安心できるんだろう。よく寝てるよ」
早乙女と雪野さんが幸せそうに笑う。
「まあ、ある意味で世界で一番安全な場所だからな!」
「「アハハハハハ!」」
俺と早乙女、亜紀ちゃんはワイルドターキーを飲み、六花はハイネケン、鷹はフルーツポンチ。
柳はフルーツポンチと梅酒、他はみんなフルーツポンチだ。
ハーが指を入れて「フルーツチンポ」と言った。
皇紀とルーが「ギャハハハハ!」と笑った。
「0歳児の前で下品なことを言うな!」
「「「はーい」」」
「1歳になるまで待て!」
「「「はーい」」」
「石神ー!」
みんなで笑った。
「栞さんたちは寂しいですね」
亜紀ちゃんが言う。
「そうかもな。でも、アラスカでも盛大にやってるようだしな」
「そうなんですか!」
「そりゃ、向こうは殆どがクリスチャンなんだ。今年は花火なんかもやるみたいだぞ?」
「えー! 見たいですねー」
「でもな、あっちじゃ防衛システムが何しろ強烈だからな。その調整で大分苦労したみたいだ」
「アハハハハ!」
「最終的にはよ、ターナー少将から泣きつかれて、俺の命令で「目を瞑れ」ということにした。とてもじゃないが、花火が攻撃ではないと戦術AIに理解させることが難しくてなぁ」
みんなで笑った。
「ロックハート家ではどうだったんだ?」
「シズエの提案でね。夕方までに一杯料理を作るの。それで大食堂でみんなで食べるの」
「へぇー! いいな!」
「うん! その日はもう全員お仕事は無しなの。みんなで夜中まで楽しく話すの」
「そうか。流石は静江さんだな」
「タカトラたちも、いつか来て!」
「まあ、俺らが行くと、みんなの食べる分が無くなっちゃうじゃん」
「そっか!」
またみんなで笑った。
「でも、いつか行きたいな」
「うん!」
響子は夕飯を結構食べたはずだが、フルーツポンチもどんどん食べて行った。
「石神、楽しいクリスマスだな」
「そうか、そりゃ良かったよ」
「家族でっていうのもいいんだけど。こうして石神たちと楽しくやるのがまたいい」
「お前は雪野教徒だけどな!」
「ウフフフフ」
雪野さんが笑った。
「ユキノチャンじゃん!」
「タカさん、今は怜花ちゃんもいますよ」
「あー。早くも宗派が分裂したかぁ」
「石神!」
雪野さんが大笑いした。
「ねぇ、タカトラ」
「なんだ?」
響子が聞いて来た。
「ナツエとはどんなクリスマスだったの?」
亜紀ちゃんの顔が強張る。
俺は手で大丈夫だと示した。
「美味しいお店とか言った?」
「まあ、俺たちは金が無かったからな。こんな豪勢なクリスマスじゃなかったよ」
「そうかー」
「でもな、お互いの家に行ったりして、楽しかったよ」
「そう!」
俺は笑って話し出した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
クリスマスをどうしようかと話していた。
「なんか、美味しいものが食べたいね!」
「おし! じゃあインペリアルを予約すっか!」
「え、無理じゃん」
「そうだね!」
奈津江に肩を叩かれた。
「でも、美味しいものが食べたいなー」
「うーん。じゃあ、俺が作ろうか?」
「ほんとに!」
「うちのマンションに来いよ」
「うん!」
大学三年の時だった。
「でもエッチなことはダメだよ!」
「わ、分かってるよ!」
俺は前日の夜から仕込みをした。
いいキッチンが入っているが、それでも家庭用だ。
せめて、オーブンがあるのが有難かった。
ただ、生憎俺はまともなクリスマスなんて過ごしたことがない。
子どもの頃には数回、アイスケーキやプリンが出たくらいで、食事なんていつものものだった。
「ルート20」では遠征してみんなで適当に飲み食いしただけ。
日本に戻ってからは何もしてない。
「俺、知らないじゃん!」
御堂に聞いた。
「うちも特にはね。正月は大変だったけど」
「そうかー」
山中に聞いた。
「うちもケーキくらいかな」
「ちなみに、どんなケーキ?」
「え? 普通の」
「もういいよ」
「なんだよ!」
花岡さんには聞きにくい。
他の女たちも同じだ。
聞けば俺が誘ったと捉えかねない。
木村や駿河などの親しい友達に聞いてもいいのだが、俺は一番確実な人に聞いた。
「トラちゃん!」
「陽子さん! お元気ですか!」
「うん! トラちゃんから電話もらって嬉しいよ!」
「アハハハハ! すいません。それでですね……」
陽子さんはやっぱりいろいろアドバイスしてくれた。
「奈津江さんに宜しくね!」
「はい!」
メニューを決めた。
ローストビーフ。
コンソメスープ。
アスパラとスズキの焼き物、バルサミコソース。
アサリと野菜のリゾット。
ヒラメのハーブ焼き。
カプレーゼ。
そしてフルーツポンチ。
安いシャンパン。
当日、俺は駅で奈津江と待ち合わせた。
寒さが苦手な奈津江は、また着ぶくれていた。
「奈津江のプーちゃんだぁ!」
「おい!」
奈津江に肩を叩かれた。
笑って奈津江の荷物を持つ。
♪ くまのプー くまのプー まるまるとした ちっちゃいくま ♪
俺が歩きながら歌うと、奈津江が笑った。
「おい、荷物が多いな」
「うん。お兄ちゃんがね、いろいろ持って行けって」
「おう?」
マンションの前まで来ると、俺はいきなり抱き着かれた。
早乙女たちは遠慮して内風呂だ。
皇紀は目隠しだ。
双子が身体を洗っている。
「チンコは自分で洗って」
「うん」
今日の功労者の鷹をみんなで洗った。
鷹が異常に恥ずかしがるのが可愛かった。
温めの湯にして、ゆっくり浸かれるようにした。
響子が俺の隣に来て笑った。
「タカトラ、ありがとうね」
「楽しいか」
「うん!」
風呂から上がり、子どもたちが「幻想空間」の準備をする。
大人たちは酒を呑むが、響子たちのために、フルーツポンチを作った。
大人たちも欲しがったので、結構な量を作る。
大きなガラス製のボールで3つになった。
「幻想空間」に運ぶ。
運び終わってからライトを消し、クリスマスらしくキャンドルに火を付けた。
揺らめく炎がまたいい。
しばらく、みんな黙って雰囲気を味わった。
響子が俺を見て微笑んだ。
肩を抱いてやると喜んだ。
俺の隣に響子と鷹。
右に六花と亜紀ちゃんと柳。
左に早乙女と雪野さん。
向かいに皇紀と双子。
怜花は、少し離れた場所で揺り籠。
ロボは俺の後ろ。
鷹が焼いたカニを食べている。
幸せそうだ。
「怜花は大丈夫か?」
「ええ、さっきちょっと起きてましたけど、楽しそうでしたよ」
「ここは安心できるんだろう。よく寝てるよ」
早乙女と雪野さんが幸せそうに笑う。
「まあ、ある意味で世界で一番安全な場所だからな!」
「「アハハハハハ!」」
俺と早乙女、亜紀ちゃんはワイルドターキーを飲み、六花はハイネケン、鷹はフルーツポンチ。
柳はフルーツポンチと梅酒、他はみんなフルーツポンチだ。
ハーが指を入れて「フルーツチンポ」と言った。
皇紀とルーが「ギャハハハハ!」と笑った。
「0歳児の前で下品なことを言うな!」
「「「はーい」」」
「1歳になるまで待て!」
「「「はーい」」」
「石神ー!」
みんなで笑った。
「栞さんたちは寂しいですね」
亜紀ちゃんが言う。
「そうかもな。でも、アラスカでも盛大にやってるようだしな」
「そうなんですか!」
「そりゃ、向こうは殆どがクリスチャンなんだ。今年は花火なんかもやるみたいだぞ?」
「えー! 見たいですねー」
「でもな、あっちじゃ防衛システムが何しろ強烈だからな。その調整で大分苦労したみたいだ」
「アハハハハ!」
「最終的にはよ、ターナー少将から泣きつかれて、俺の命令で「目を瞑れ」ということにした。とてもじゃないが、花火が攻撃ではないと戦術AIに理解させることが難しくてなぁ」
みんなで笑った。
「ロックハート家ではどうだったんだ?」
「シズエの提案でね。夕方までに一杯料理を作るの。それで大食堂でみんなで食べるの」
「へぇー! いいな!」
「うん! その日はもう全員お仕事は無しなの。みんなで夜中まで楽しく話すの」
「そうか。流石は静江さんだな」
「タカトラたちも、いつか来て!」
「まあ、俺らが行くと、みんなの食べる分が無くなっちゃうじゃん」
「そっか!」
またみんなで笑った。
「でも、いつか行きたいな」
「うん!」
響子は夕飯を結構食べたはずだが、フルーツポンチもどんどん食べて行った。
「石神、楽しいクリスマスだな」
「そうか、そりゃ良かったよ」
「家族でっていうのもいいんだけど。こうして石神たちと楽しくやるのがまたいい」
「お前は雪野教徒だけどな!」
「ウフフフフ」
雪野さんが笑った。
「ユキノチャンじゃん!」
「タカさん、今は怜花ちゃんもいますよ」
「あー。早くも宗派が分裂したかぁ」
「石神!」
雪野さんが大笑いした。
「ねぇ、タカトラ」
「なんだ?」
響子が聞いて来た。
「ナツエとはどんなクリスマスだったの?」
亜紀ちゃんの顔が強張る。
俺は手で大丈夫だと示した。
「美味しいお店とか言った?」
「まあ、俺たちは金が無かったからな。こんな豪勢なクリスマスじゃなかったよ」
「そうかー」
「でもな、お互いの家に行ったりして、楽しかったよ」
「そう!」
俺は笑って話し出した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
クリスマスをどうしようかと話していた。
「なんか、美味しいものが食べたいね!」
「おし! じゃあインペリアルを予約すっか!」
「え、無理じゃん」
「そうだね!」
奈津江に肩を叩かれた。
「でも、美味しいものが食べたいなー」
「うーん。じゃあ、俺が作ろうか?」
「ほんとに!」
「うちのマンションに来いよ」
「うん!」
大学三年の時だった。
「でもエッチなことはダメだよ!」
「わ、分かってるよ!」
俺は前日の夜から仕込みをした。
いいキッチンが入っているが、それでも家庭用だ。
せめて、オーブンがあるのが有難かった。
ただ、生憎俺はまともなクリスマスなんて過ごしたことがない。
子どもの頃には数回、アイスケーキやプリンが出たくらいで、食事なんていつものものだった。
「ルート20」では遠征してみんなで適当に飲み食いしただけ。
日本に戻ってからは何もしてない。
「俺、知らないじゃん!」
御堂に聞いた。
「うちも特にはね。正月は大変だったけど」
「そうかー」
山中に聞いた。
「うちもケーキくらいかな」
「ちなみに、どんなケーキ?」
「え? 普通の」
「もういいよ」
「なんだよ!」
花岡さんには聞きにくい。
他の女たちも同じだ。
聞けば俺が誘ったと捉えかねない。
木村や駿河などの親しい友達に聞いてもいいのだが、俺は一番確実な人に聞いた。
「トラちゃん!」
「陽子さん! お元気ですか!」
「うん! トラちゃんから電話もらって嬉しいよ!」
「アハハハハ! すいません。それでですね……」
陽子さんはやっぱりいろいろアドバイスしてくれた。
「奈津江さんに宜しくね!」
「はい!」
メニューを決めた。
ローストビーフ。
コンソメスープ。
アスパラとスズキの焼き物、バルサミコソース。
アサリと野菜のリゾット。
ヒラメのハーブ焼き。
カプレーゼ。
そしてフルーツポンチ。
安いシャンパン。
当日、俺は駅で奈津江と待ち合わせた。
寒さが苦手な奈津江は、また着ぶくれていた。
「奈津江のプーちゃんだぁ!」
「おい!」
奈津江に肩を叩かれた。
笑って奈津江の荷物を持つ。
♪ くまのプー くまのプー まるまるとした ちっちゃいくま ♪
俺が歩きながら歌うと、奈津江が笑った。
「おい、荷物が多いな」
「うん。お兄ちゃんがね、いろいろ持って行けって」
「おう?」
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