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顕さんの帰国 Ⅱ
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顕さんとモニカをリヴィングへ案内した。
モニカはロボをカワイイと言い、ロボが喜んだ。
亜紀ちゃんが日本茶を淹れた。
しばらく、みんなで話す。
顕さんがモニカを紹介し、子どもたちも自己紹介していく。
「顕さん、食事の用意が出来ているんですが、大丈夫ですか?」
「ああ、実は昼も大して食べて無くてね」
「そうなんですか! じゃあすぐに!」
子どもたちが用意する。
俺と顕さん、モニカが一鍋。
あとは獣用のでかい鍋だ。
用意している間に、俺がモニカに注意事項を説明した。
「何があっても、あっちの鍋には近づかないで」
「はい?」
「あと、飛んで来たものは俺が防ぐけど、自分でも注意していてね」
「はい?」
「あんまり「美味しい」って言うと、あいつらが来るから。言い過ぎないように」
「はい?」
「肉が無くなれば人間に戻るからね」
「はぁ」
食材が置かれ、モニカがびっくりしている。
俺はキッチンのバットを示し、更にモニカが驚いた。
「今日は50キロある。肉だけね。俺たちは別に3キロ。大丈夫だぞ」
「はい?」
俺は立ち上がった。
既に鍋には火が入っている。
食材も投入してある。
「いいか! 今日は俺の大事な顕さんとその恋人のモニカさんが来ている!」
「「「「「はい!」」」」」
「今日は俺も久々に本気を出す! お二人に不快な思いをさせたら手足をへし折るからな!」
「「「「「はい!」」」」」
「じゃあ、いただきます!」
「「「「「いただきます!」」」」」
「いただきます」
「イタダキマス?」
モニカが唖然とした。
高速で繰り広げられる肉の争奪戦。
しかし、手の動きがモニカには見えない。
手足がぶつかる「ゴキンゴキン」という音。
「上品に喰え!」
2秒間、全員が日本舞踊を踊る。
俺が躾けた。
2秒が限界だった。
顕さんとモニカが笑う。
「さあ、あっちは気にしないで食べましょう」
いい煮え具合の肉や野菜を顕さんとモニカの器に入れる。
二人が美味さに嬉しそうな顔になる。
「あっちでは和食はありましたか?」
「あるにはあるんだが、あまり美味しくないんだよ。すき焼きは久しぶりだな」
「そうですか!」
俺はどんどんお二人に食べて頂いた。
「モニカ、卵黄を使ってみるか」
「ランオウ?」
俺は卵を割り、黄身だけモニカの器に入れた。
日本人は慣れているが、海外ではあまり生卵は食べない。
モニカは驚いていたが、俺と顕さんがやっているので黄身を崩して肉を食べた。
「美味しい!」
俺は頃合いを見て、蛤の吸い物を出した。
またモニカが驚く。
「顕さん、体調はどうですか?」
「ああ、まったく問題ないよ。むしろ前よりも調子がいい。石神くんのお陰だな」
「そんなことは。海外へ行くと食事も変わるんで、ちょっと心配でしたが」
「僕もなるべく自炊していたしね。折角石神くんが頑張ってくれたんだ。気を付けているよ」
「それは何よりです」
「私もよくアキラにご馳走になっているんです」
「そうなんですか!」
「ああ、モニカも料理が上手いんだよ」
「奈津江とは違いますね!」
「ワハハハハハ!」
獣鍋から肉が飛んできて俺の頭に当たった。
食事の後で、お二人を虎温泉に招待した。
「なんだ、これは!」
「子どもたちが作りましてね。お二人でどうぞ」
「え、いや、それは」
「いいじゃないですか。座敷に飲み物も用意してあります。じゃあ、ごゆっくり」
照れていたが、二人で入るようだった。
二人が帰って来て、俺が用意した浴衣になっていた。
「何だか身体が軽いよ!」
「とても気持ち良かったです!」
「そうですか。詳しい人に調べてもらったんですが、万病に効くらしいですよ」
「そうなのか!」
双子が肴を作っている。
湯豆腐。
ホタテとほうれん草のバターソテー。
ししゃも。
イカソウメン。
海藻サラダ。
厚切りベーコン(獣用)。
唐揚げ(獣用)。
今日はキリン・ラガーを用意している。
その後は熱燗だ。
「モニカは何を飲む?」
「何があるんですか?」
「何でもと思ってくれよ」
「カクテルなんかも?」
「任せろ!」
ジントニックをリクエストされた。
俺が手早く作り、「幻想空間」へ行く。
「おい! ここにも作ったのか!」
「はい。敷地が拡がりましたからね」
「なんだって、そんな」
「まあ、いろいろありまして。響子の実家が勝手にね」
「響子ちゃん?」
俺は響子がロックハート財閥の跡取りなのだと話した。
もう隠すこともないだろう。
「そうだったのか」
顕さんはそれほど驚かなかった。
知らなかっただろうが、普通の家ではないことは察していたようだ。
「ところで石神くん」
「はい」
「君たちはフィリピンまで来ただろう?」
「何のことですか?」
顕さんは、三合会との問題を話した。
「君たちによく似た顔を見て、電話をしたじゃない」
「ああ、ありましたね」
「あの直後に、揉めていたギャングとの問題が急に解決した」
「そうなんですか」
「君だろう?」
「アハハハハ」
俺ももう、恍けようとは思わなかった。
子どもたちもニコニコしている。
「まあ、バレたんならしょうがないですね」
「おい、一体何をしたんだ?」
「何をって。俺たちの大事な顕さんに迷惑かけやがった連中を、ちょっと締めてやりました」
「おい! 相手はギャングだぞ!」
顕さんが立ち上がったので、座って頂く。
「俺たちは特殊な力があるし、裏社会にもちょっと顔が効くんです。詳しいことはお話し出来ないんですけどね」
「石神くん……」
「力なんか無くたってね。顕さんが困ってるんなら、俺たちは何でもやりますから」
「おい……」
「さっきのこいつらの喰い方も見たでしょう? ギャングやヤクザなんて」
顕さんは下を向いていた。
「石神くん。俺は君にどれだけ世話になってしまったんだ」
「顕さん、全然ですよ。俺はまだまだ全然足りない」
「石神くん」
「顕さん、俺は顕さんに再会して、本当に救われたんです。俺はやっと、自分の幸せを味わうことが出来た。それに若い頃だってそうだ。散々顕さんに美味しい物をご馳走になって、奈津江と一緒に可愛がってもらった。それだけでも、俺は一生顕さんのために何かをしたいですよ」
「石神くん……」
俺は亜紀ちゃんに、士王の写真を持って来るように言った。
すぐにアルバムとPCを持って来る。
「顕さん、俺の子どもです。士王という名前です」
「カワイイな!」
「カワイイ!」
顕さんとモニカが微笑んで見ている。
「こいつらを引き取りましたけどね。だからますます自分の子どもなんて欲しいと思わなかったんですけど。でも、考え直しました。俺の大事な女たちにも、幸せになって欲しいから」
「そうか」
「顕さんも、やっと女性と付き合うようになった。俺はそれも嬉しいんですよ!」
「そうか」
顕さんも、何かを感じてくれたようだ。
「でもなぁ。なんでフィリピンまで来てくれて、僕に会ってくれなかったんだよ」
「すいません。顕さんには隠しておくつもりだったんですけど」
「なんだよ。僕はあの日、本当に嬉しかったんだ。思いがけず石神くんたちがいたから」
「咄嗟に逃げましたよね」
「そうだよ! ルーちゃんとハーちゃんにレチョンの豚の顔を押し付けてさ!」
みんなで笑った。
「あのレチョン、もっと食べたかったよね!」
「うん、美味しかったよね!」
双子が言った。
「今度また来てよ。ご馳走するよ」
「「うん!」」
「顕さん、こいつらね、自分でイノシシ狩って来て喰うんですよ?」
「なんだって!」
亜紀ちゃんがPCで画像を見せた。
顕さんとモニカが驚く。
「ね、俺らって結構強いんですよ」
「そういう問題じゃないだろう!」
双子のサバイバル・キャンプの話をし、顕さんたちに爆笑してもらった。
亜紀ちゃんに熱燗を作らせ、俺はモニカにカクテルを作った。
楽しく話して飲んだ。
俺たちは再会した。
いつまでも、俺たちは一緒だ。
モニカはロボをカワイイと言い、ロボが喜んだ。
亜紀ちゃんが日本茶を淹れた。
しばらく、みんなで話す。
顕さんがモニカを紹介し、子どもたちも自己紹介していく。
「顕さん、食事の用意が出来ているんですが、大丈夫ですか?」
「ああ、実は昼も大して食べて無くてね」
「そうなんですか! じゃあすぐに!」
子どもたちが用意する。
俺と顕さん、モニカが一鍋。
あとは獣用のでかい鍋だ。
用意している間に、俺がモニカに注意事項を説明した。
「何があっても、あっちの鍋には近づかないで」
「はい?」
「あと、飛んで来たものは俺が防ぐけど、自分でも注意していてね」
「はい?」
「あんまり「美味しい」って言うと、あいつらが来るから。言い過ぎないように」
「はい?」
「肉が無くなれば人間に戻るからね」
「はぁ」
食材が置かれ、モニカがびっくりしている。
俺はキッチンのバットを示し、更にモニカが驚いた。
「今日は50キロある。肉だけね。俺たちは別に3キロ。大丈夫だぞ」
「はい?」
俺は立ち上がった。
既に鍋には火が入っている。
食材も投入してある。
「いいか! 今日は俺の大事な顕さんとその恋人のモニカさんが来ている!」
「「「「「はい!」」」」」
「今日は俺も久々に本気を出す! お二人に不快な思いをさせたら手足をへし折るからな!」
「「「「「はい!」」」」」
「じゃあ、いただきます!」
「「「「「いただきます!」」」」」
「いただきます」
「イタダキマス?」
モニカが唖然とした。
高速で繰り広げられる肉の争奪戦。
しかし、手の動きがモニカには見えない。
手足がぶつかる「ゴキンゴキン」という音。
「上品に喰え!」
2秒間、全員が日本舞踊を踊る。
俺が躾けた。
2秒が限界だった。
顕さんとモニカが笑う。
「さあ、あっちは気にしないで食べましょう」
いい煮え具合の肉や野菜を顕さんとモニカの器に入れる。
二人が美味さに嬉しそうな顔になる。
「あっちでは和食はありましたか?」
「あるにはあるんだが、あまり美味しくないんだよ。すき焼きは久しぶりだな」
「そうですか!」
俺はどんどんお二人に食べて頂いた。
「モニカ、卵黄を使ってみるか」
「ランオウ?」
俺は卵を割り、黄身だけモニカの器に入れた。
日本人は慣れているが、海外ではあまり生卵は食べない。
モニカは驚いていたが、俺と顕さんがやっているので黄身を崩して肉を食べた。
「美味しい!」
俺は頃合いを見て、蛤の吸い物を出した。
またモニカが驚く。
「顕さん、体調はどうですか?」
「ああ、まったく問題ないよ。むしろ前よりも調子がいい。石神くんのお陰だな」
「そんなことは。海外へ行くと食事も変わるんで、ちょっと心配でしたが」
「僕もなるべく自炊していたしね。折角石神くんが頑張ってくれたんだ。気を付けているよ」
「それは何よりです」
「私もよくアキラにご馳走になっているんです」
「そうなんですか!」
「ああ、モニカも料理が上手いんだよ」
「奈津江とは違いますね!」
「ワハハハハハ!」
獣鍋から肉が飛んできて俺の頭に当たった。
食事の後で、お二人を虎温泉に招待した。
「なんだ、これは!」
「子どもたちが作りましてね。お二人でどうぞ」
「え、いや、それは」
「いいじゃないですか。座敷に飲み物も用意してあります。じゃあ、ごゆっくり」
照れていたが、二人で入るようだった。
二人が帰って来て、俺が用意した浴衣になっていた。
「何だか身体が軽いよ!」
「とても気持ち良かったです!」
「そうですか。詳しい人に調べてもらったんですが、万病に効くらしいですよ」
「そうなのか!」
双子が肴を作っている。
湯豆腐。
ホタテとほうれん草のバターソテー。
ししゃも。
イカソウメン。
海藻サラダ。
厚切りベーコン(獣用)。
唐揚げ(獣用)。
今日はキリン・ラガーを用意している。
その後は熱燗だ。
「モニカは何を飲む?」
「何があるんですか?」
「何でもと思ってくれよ」
「カクテルなんかも?」
「任せろ!」
ジントニックをリクエストされた。
俺が手早く作り、「幻想空間」へ行く。
「おい! ここにも作ったのか!」
「はい。敷地が拡がりましたからね」
「なんだって、そんな」
「まあ、いろいろありまして。響子の実家が勝手にね」
「響子ちゃん?」
俺は響子がロックハート財閥の跡取りなのだと話した。
もう隠すこともないだろう。
「そうだったのか」
顕さんはそれほど驚かなかった。
知らなかっただろうが、普通の家ではないことは察していたようだ。
「ところで石神くん」
「はい」
「君たちはフィリピンまで来ただろう?」
「何のことですか?」
顕さんは、三合会との問題を話した。
「君たちによく似た顔を見て、電話をしたじゃない」
「ああ、ありましたね」
「あの直後に、揉めていたギャングとの問題が急に解決した」
「そうなんですか」
「君だろう?」
「アハハハハ」
俺ももう、恍けようとは思わなかった。
子どもたちもニコニコしている。
「まあ、バレたんならしょうがないですね」
「おい、一体何をしたんだ?」
「何をって。俺たちの大事な顕さんに迷惑かけやがった連中を、ちょっと締めてやりました」
「おい! 相手はギャングだぞ!」
顕さんが立ち上がったので、座って頂く。
「俺たちは特殊な力があるし、裏社会にもちょっと顔が効くんです。詳しいことはお話し出来ないんですけどね」
「石神くん……」
「力なんか無くたってね。顕さんが困ってるんなら、俺たちは何でもやりますから」
「おい……」
「さっきのこいつらの喰い方も見たでしょう? ギャングやヤクザなんて」
顕さんは下を向いていた。
「石神くん。俺は君にどれだけ世話になってしまったんだ」
「顕さん、全然ですよ。俺はまだまだ全然足りない」
「石神くん」
「顕さん、俺は顕さんに再会して、本当に救われたんです。俺はやっと、自分の幸せを味わうことが出来た。それに若い頃だってそうだ。散々顕さんに美味しい物をご馳走になって、奈津江と一緒に可愛がってもらった。それだけでも、俺は一生顕さんのために何かをしたいですよ」
「石神くん……」
俺は亜紀ちゃんに、士王の写真を持って来るように言った。
すぐにアルバムとPCを持って来る。
「顕さん、俺の子どもです。士王という名前です」
「カワイイな!」
「カワイイ!」
顕さんとモニカが微笑んで見ている。
「こいつらを引き取りましたけどね。だからますます自分の子どもなんて欲しいと思わなかったんですけど。でも、考え直しました。俺の大事な女たちにも、幸せになって欲しいから」
「そうか」
「顕さんも、やっと女性と付き合うようになった。俺はそれも嬉しいんですよ!」
「そうか」
顕さんも、何かを感じてくれたようだ。
「でもなぁ。なんでフィリピンまで来てくれて、僕に会ってくれなかったんだよ」
「すいません。顕さんには隠しておくつもりだったんですけど」
「なんだよ。僕はあの日、本当に嬉しかったんだ。思いがけず石神くんたちがいたから」
「咄嗟に逃げましたよね」
「そうだよ! ルーちゃんとハーちゃんにレチョンの豚の顔を押し付けてさ!」
みんなで笑った。
「あのレチョン、もっと食べたかったよね!」
「うん、美味しかったよね!」
双子が言った。
「今度また来てよ。ご馳走するよ」
「「うん!」」
「顕さん、こいつらね、自分でイノシシ狩って来て喰うんですよ?」
「なんだって!」
亜紀ちゃんがPCで画像を見せた。
顕さんとモニカが驚く。
「ね、俺らって結構強いんですよ」
「そういう問題じゃないだろう!」
双子のサバイバル・キャンプの話をし、顕さんたちに爆笑してもらった。
亜紀ちゃんに熱燗を作らせ、俺はモニカにカクテルを作った。
楽しく話して飲んだ。
俺たちは再会した。
いつまでも、俺たちは一緒だ。
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