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挿話: ちびトラちゃん
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11月下旬の日曜日の朝。
いつものように双子に起こされた。
「タカさーん! ごはんですよー!」
「タカさーん! 大好きですよー!」
カワイイ。
俺は目を開き、いつものように双子を抱き締めパンツを降ろしてやろうと思った。
二人が来ない。
俺をじっと見ている。
「誰!!」
「タカさんは!」
二人が構えている。
「おい!」
俺はそう声を出して異常に気付いた。
声が高い。
「!」
俺は自分の身体が変わってしまったことを知った。
小さい。
ニャンコ柄パジャマがブカブカだ。
「なんだ!」
ロボが俺の顔を舐めた。
最近教えた「チュー」をして来る。
いつものことだ。
「え! タカさんなの!」
「どうしたの!」
双子が「見た」らしい。
俺の魂のままだと分かってくれたようだ。
「分からねぇ。起きたらこうなってた」
「「!」」
俺にも何が何だかわからん。
「「タカさーん!」」
二人が駆け寄って俺を抱き締めてくれた。
俺よりもずっと大きい。
顔に当たるほんのりオッパイが嬉しい。
「待て! 取り敢えず落ち着こう。まず現実を受け入れないとな」
「タカさん、身体は大丈夫?」
「ああ、痛みもだるさもない。命に別状は無さそうだ」
「攻撃?」
「分からん。でも、こんなことを出来るくらいなら、殺すことも簡単だっただろう」
「そっかー」
「まあ、まずはご飯かな?」
「そうだな」
三人で下に降りた。
ロボも付いて来る。
先にハーが駆け降り、状況を話す。
「タカさん!」
「どうしたんですか!」
「え! 石神さん?」
亜紀ちゃんと皇紀、柳が驚く。
まあ、そりゃそうだろう。
「おう、まあ突然にな」
「カワイイー!」
亜紀ちゃんが俺を抱き締める。
パンツもブカブカなので、下が脱げてしまった。
「あ! オチンチンもカワイイ!」
「おい!」
柳がまじまじと見ている。
俺は亜紀ちゃんを引き離し、食事をくれと言った。
亜紀ちゃんがキッチンで急いで俺の食事を作る。
オムライスだった。
「おい!」
上に旗が付いていた。
「響子ちゃんが前に使ったものがあったんで」
「俺は子どもじゃねぇ! それにもっと喰わせろ!」
小さな茶碗一杯もない。
お子様ランチのサイズだ。
「大丈夫ですか?」
取り敢えず食べた。
目玉焼きとウインナーを食べるとお腹いっぱいになった。
「あぁー」
コーヒーは辞めろと言われ、ホットミルク(甘)が出て俺は嘆いた。
食後に身長と体重を計った。
見た目は小学一年生頃くらいか。
身長125センチ、体重29キロ。
俺は大柄だったので、身長は高めだ。
体重も筋肉質で悪くはない。
「オチンチン13センチ」
亜紀ちゃんが勝手に測定していた。
まあ、悪くはない。
俺は肩幅、バスト、ウエスト、ヒップ、袖丈、股下などを測定させ、急いで服を買って来いと言った。
「ブリオーニでありますかね?」
「あるわけねぇだろう!」
亜紀ちゃんと柳が伊勢丹へ行った。
皇紀は急いで家の防衛システムに俺の登録をした。
俺は「虎王」を持って庭に出た。
重さはあるが、持てないことはない。
両手に握り、振ってみた。
分かる。
俺には「虎王」が使える。
これで最悪の事態ではないと悟った。
子どもたちを守ることが出来る。
「花岡」も使えそうだ。
威力は格段に落ちているが。
双子が一緒に付いて、心配そうに見ていた。
「タカさん、無理しないでね」
「オチンチン見えてるしね」
ズボンとパンツが下がるので、裸でやってた。
寒いので中へ入った。
ルーがミルクティ(甘)を淹れてくれた。
俺はソファで毛布にくるまっている。
ロボが嬉しそうに毛布に潜り込んで来た。
「タカさん、落ち込んでる?」
「いや、そうでもないな。戦えることも分かったしな」
「ダメだよ! 私たちがいるから!」
「そうだよ! とにかく今は大人しくして!」
二人に怒られた。
「まあ、当座はな。でも、いろいろとどうしようかなぁ」
「他の人には何て言おうか」
「それはそのまま話すしかねぇな」
「えーと、一江さんと大森さんたち、六花ちゃん、響子ちゃん、院長先生も?」
「うーん、しょうがねぇよな」
「栞さんには?」
「今は黙っておこう。今は仕事関係だけでな。突然行ったら驚くだろう」
栞は怖い。
「え! 明日仕事へ行くの!」
「当たり前だ! いろいろ指示しなきゃいかんしな」
「うーん、じゃあ一江さんたちは呼んでおこうか」
「そうだな、頼む」
ハーが一江に電話した。
昼前に亜紀ちゃんと柳が戻って来た。
アルファードに俺の服が目一杯入っている。
「午後にまた行きますから」
「おい、そんなにいらないぞ」
「いえ! ブリオーニとダンヒルにサイズは渡してますから、来週中にはシャツとかスーツも出来ますからね」
「うーん」
「イージーオーダーですけどね。それまでは、今日買って来たもので我慢して下さい」
「分かったよ」
亜紀ちゃんたちが買って来た洋服をリヴィングに拡げた。
子ども用のスーツもある。
俺の好みはどうしようもない。
今はサイズ優先だ。
通勤で使えそうなスーツなどの他、それ以外で着る物も多い。
セーターにジーンズなどもある。
下着も十分だ。
「おい!」
女の子用のワンピースやスカートもあった。
「タカさん、カワイイじゃないですか!」
「石神さんって、女の子みたいな顔ですよね!」
「ふざけんなぁ!」
ウィッグもあった。
着てみたら、結構可愛かった。
いつものように双子に起こされた。
「タカさーん! ごはんですよー!」
「タカさーん! 大好きですよー!」
カワイイ。
俺は目を開き、いつものように双子を抱き締めパンツを降ろしてやろうと思った。
二人が来ない。
俺をじっと見ている。
「誰!!」
「タカさんは!」
二人が構えている。
「おい!」
俺はそう声を出して異常に気付いた。
声が高い。
「!」
俺は自分の身体が変わってしまったことを知った。
小さい。
ニャンコ柄パジャマがブカブカだ。
「なんだ!」
ロボが俺の顔を舐めた。
最近教えた「チュー」をして来る。
いつものことだ。
「え! タカさんなの!」
「どうしたの!」
双子が「見た」らしい。
俺の魂のままだと分かってくれたようだ。
「分からねぇ。起きたらこうなってた」
「「!」」
俺にも何が何だかわからん。
「「タカさーん!」」
二人が駆け寄って俺を抱き締めてくれた。
俺よりもずっと大きい。
顔に当たるほんのりオッパイが嬉しい。
「待て! 取り敢えず落ち着こう。まず現実を受け入れないとな」
「タカさん、身体は大丈夫?」
「ああ、痛みもだるさもない。命に別状は無さそうだ」
「攻撃?」
「分からん。でも、こんなことを出来るくらいなら、殺すことも簡単だっただろう」
「そっかー」
「まあ、まずはご飯かな?」
「そうだな」
三人で下に降りた。
ロボも付いて来る。
先にハーが駆け降り、状況を話す。
「タカさん!」
「どうしたんですか!」
「え! 石神さん?」
亜紀ちゃんと皇紀、柳が驚く。
まあ、そりゃそうだろう。
「おう、まあ突然にな」
「カワイイー!」
亜紀ちゃんが俺を抱き締める。
パンツもブカブカなので、下が脱げてしまった。
「あ! オチンチンもカワイイ!」
「おい!」
柳がまじまじと見ている。
俺は亜紀ちゃんを引き離し、食事をくれと言った。
亜紀ちゃんがキッチンで急いで俺の食事を作る。
オムライスだった。
「おい!」
上に旗が付いていた。
「響子ちゃんが前に使ったものがあったんで」
「俺は子どもじゃねぇ! それにもっと喰わせろ!」
小さな茶碗一杯もない。
お子様ランチのサイズだ。
「大丈夫ですか?」
取り敢えず食べた。
目玉焼きとウインナーを食べるとお腹いっぱいになった。
「あぁー」
コーヒーは辞めろと言われ、ホットミルク(甘)が出て俺は嘆いた。
食後に身長と体重を計った。
見た目は小学一年生頃くらいか。
身長125センチ、体重29キロ。
俺は大柄だったので、身長は高めだ。
体重も筋肉質で悪くはない。
「オチンチン13センチ」
亜紀ちゃんが勝手に測定していた。
まあ、悪くはない。
俺は肩幅、バスト、ウエスト、ヒップ、袖丈、股下などを測定させ、急いで服を買って来いと言った。
「ブリオーニでありますかね?」
「あるわけねぇだろう!」
亜紀ちゃんと柳が伊勢丹へ行った。
皇紀は急いで家の防衛システムに俺の登録をした。
俺は「虎王」を持って庭に出た。
重さはあるが、持てないことはない。
両手に握り、振ってみた。
分かる。
俺には「虎王」が使える。
これで最悪の事態ではないと悟った。
子どもたちを守ることが出来る。
「花岡」も使えそうだ。
威力は格段に落ちているが。
双子が一緒に付いて、心配そうに見ていた。
「タカさん、無理しないでね」
「オチンチン見えてるしね」
ズボンとパンツが下がるので、裸でやってた。
寒いので中へ入った。
ルーがミルクティ(甘)を淹れてくれた。
俺はソファで毛布にくるまっている。
ロボが嬉しそうに毛布に潜り込んで来た。
「タカさん、落ち込んでる?」
「いや、そうでもないな。戦えることも分かったしな」
「ダメだよ! 私たちがいるから!」
「そうだよ! とにかく今は大人しくして!」
二人に怒られた。
「まあ、当座はな。でも、いろいろとどうしようかなぁ」
「他の人には何て言おうか」
「それはそのまま話すしかねぇな」
「えーと、一江さんと大森さんたち、六花ちゃん、響子ちゃん、院長先生も?」
「うーん、しょうがねぇよな」
「栞さんには?」
「今は黙っておこう。今は仕事関係だけでな。突然行ったら驚くだろう」
栞は怖い。
「え! 明日仕事へ行くの!」
「当たり前だ! いろいろ指示しなきゃいかんしな」
「うーん、じゃあ一江さんたちは呼んでおこうか」
「そうだな、頼む」
ハーが一江に電話した。
昼前に亜紀ちゃんと柳が戻って来た。
アルファードに俺の服が目一杯入っている。
「午後にまた行きますから」
「おい、そんなにいらないぞ」
「いえ! ブリオーニとダンヒルにサイズは渡してますから、来週中にはシャツとかスーツも出来ますからね」
「うーん」
「イージーオーダーですけどね。それまでは、今日買って来たもので我慢して下さい」
「分かったよ」
亜紀ちゃんたちが買って来た洋服をリヴィングに拡げた。
子ども用のスーツもある。
俺の好みはどうしようもない。
今はサイズ優先だ。
通勤で使えそうなスーツなどの他、それ以外で着る物も多い。
セーターにジーンズなどもある。
下着も十分だ。
「おい!」
女の子用のワンピースやスカートもあった。
「タカさん、カワイイじゃないですか!」
「石神さんって、女の子みたいな顔ですよね!」
「ふざけんなぁ!」
ウィッグもあった。
着てみたら、結構可愛かった。
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