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トラ&六花 異世界召喚 X
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王都では、以前にもらった豪奢な屋敷に入った。
既に王城で王やアイザック宰相、その他の主だった貴族たちに会い、俺たちの歓迎の宴も終わった。
屋敷の使用人も既に入り、俺たちはほとんどすることが無くなった。
魔王の情報は殆ど無い。
ただ、辺境のアイザック領を襲った新種の魔物のことは、王都でも衝撃をもたらしていた。
通常の武器も魔法も通用しない魔物への対抗手段は、今の所俺が持っている「黒笛」しかない。
今、アイザック宰相が騎士団に剣の上級者を選別している。
最終的には、俺が確認することになっている。
「石神先生、ヒマですねー」
「そうですねー」
ヤることしかやることがない。
「亜紀ちゃんと来た時にはどうしていたんですか?」
「ああ、この辺の魔獣は全て狩っちゃってなぁ。だからこないだ連れて行った海に行った」
「なるほどー」
まあ、「黒笛」の選別が終われば行くつもりではある。
六花のレベリングのためだ。
でも、今はヒマだ。
買い物も飽きた。
食べ歩きもいまいち。
俺の方が美味いものを作るし、屋敷の料理人には俺のレシピを教え、いい食材や調味料を渡している。
運動をしようと騎士団の訓練に参加したが、まるで相手にならない。
魔獣を狩ると冒険者たちが泣く。
六花もこの世界に慣れてきたことが緊張感を薄めた。
「響子に会いたいですー!」
飲んでいる時に泣き出した。
もう半年くらい、こちらの世界にいるか。
「よし!」
翌日から、街の診療所を巡った。
この世界にも医者はいる。
貴族には専門の治療院があり、平民は街の診療所へ行く。
大抵は薬を渡されるだけだが。
医療は現代日本のものとは違うが、漢方のように効果は結構ある。
医者は患者の容態を診て、それに見合った薬を渡している。
外傷に関しては非力だ。
開放骨折などは致死率が高い。
貴族の治療院にはヒールなどの治癒魔法があるので、まだいい。
しかし、街の診療所では誰も治癒魔法を使えない。
教会の神官で使える者がいるが、恐ろしく診療費が高い。
しかも、治療院にしても診療所にしても、外傷に関しては効果的な治療法がない。
俺はアイザック宰相の許可を得て、街に治療院を建てた。
《トラちゃん=リッカちゃん診療所》
別に何も必要ないので、空いた店舗にベッドとデスクと椅子。
それに待合の椅子などを入れただけだ。
俺は洋品店に注文し、白衣を作った。
六花も白衣だ。
「石神先生の白衣! 久し振りですね!」
「おう! お前も似合ってるぞ!」
「エヘヘヘヘ!」
俺の「エクストラ・ハイヒール」は、重篤のペスト患者も治し、欠損した部位も再生してしまう。
患者の容態によって「ヒール」から「エクストラ・ハイヒール」までを使い分けるだけだった。
料金も格安にし、誰でも利用できるようにした。
患者が殺到した。
六花は患者を捌くので忙しくなる。
外にも列を成すので、新たに人を雇ったりした。
貧しい者からは治療費を取らず、少し診療所の手伝いなどをさせた。
逆に栄養状態の悪い場合には、当座の食糧を渡したりすることもあった。
二週間後。
他の診療所から陳情が上がった。
俺は苦笑して、自分の所で賄えない場合はうちを紹介することとした。
そして、俺たちは外傷専門にすることに変更した。
これまでは開放骨折などは切断することが多かった。
適切な治療を施さなければ壊死を起こすためだ。
通常の骨折でもそれが起こることもある。
だが、切断すれば敗血症との戦いになり、半数以上は助からない。
現代日本でも、一度敗血症が起きれば数割の割合で死ぬ。
重度の外傷の場合、6時間以内に適切な処置が必要だ。
それ以上は、やはり敗血症の確立がグンと上がってしまう。
王都内では、作業中の落下事故による外傷が多かった。
稀に喧嘩や暴行での事件もある。
しかし、最も多いのは王都の外壁の外で作業している人間たちだ。
魔獣に襲われることが最も多いが、林業などでは酷い外傷も多い。
それらの人間が運び込まれるまでに結構な時間が経ち、助からないこともあった。
俺たちは救急医療を始め、狼煙を上げることで俺たちの方から出向く体制を整えた。
王都の外壁には常に見張りの人間が全周に立っている。
狼煙を発見した場合に、俺たちの診療所に知らせるようにした。
もちろん、アイザック宰相の協力のお陰だ。
外で作業する場合は、必ず俺たちが用意した狼煙を持つようにさせた。
それと、騎士団の訓練や討伐、冒険者たちも俺たちの患者になった。
まあ、忙しい時もあるが、それほどのこともなかった。
やはり、気軽に医療行為を受けられない世界では、みんなそれなりに注意している。
俺と六花のいいヒマ潰しになった。
俺は合間に、病気の予防対策や衛生管理、そして応急処置なとの知識を講習会を開いて行った。
そのうちに騎士団が本格的な要請をしてきて、特に応急処置について専門的なことを教えた。
この世界にも応急処置はあったが、縫合や副木の概念は無く、俺たちの知識は大いに歓迎された。
「よし! じゃあ実際に処置を見せるぞ!」
俺は患者役を募った。
「お前は右足脛部の開放骨折な!」
「はい!」
患者役の騎士団の兵が半笑いでみんなに手を振っている。
他の連中も笑っている。
「六花!」
「はーい!」
《ボキ》
「ギャァァァァーーー!」
六花が伸ばした足を蹴り上げて見事な開放骨折を作った。
「まずは、飛び出た骨を正常な位置に戻す!」
俺は足を引っ張りながら、骨を手で戻す。
「俺は慣れているが、通常は二人でやるようにな! 一人が足を引っ張り、もう一人が骨を戻す!」
「ギャァァァァーーー!」
「次に、傷口を徹底的に洗う! 生理食塩水を使え!」
《じゃばじゃば》
「ギャァァァァーーー!」
「ああ、結構痛いから、誰かが押さえながらな! やっぱり二人一組だ!」
失神した兵士の足に副木を充て、包帯で縛って行く。
「この状態で運べ! なるべく揺らさないようにな! 出来れば担架がいい。安静に出来る場所まで運んだら、もう一度骨の接合部を見て、ずれていたら戻せ!」
俺は包帯を一度外し、骨を微調整した。
「ギャァァァァーーー!」
「おし! 「エクストラ・ハイヒール」!」
兵士は意識を取り戻した。
大泣きしていた。
「じゃあ、お前らも実際にやってみろ! 患者役の希望者!」
みんな逃げて行った。
六花が捕まえて、10人程手足の骨を折って行く。
「まてぇー」
《ぼき、ぼき、ぼき、ぼき……》
「ギャァァァァーーー!」……
残った連中が俺の指示で処置をしていった。
あちこちで大絶叫が響いた。
六花が輝く笑顔でみんなを見ていた。
既に王城で王やアイザック宰相、その他の主だった貴族たちに会い、俺たちの歓迎の宴も終わった。
屋敷の使用人も既に入り、俺たちはほとんどすることが無くなった。
魔王の情報は殆ど無い。
ただ、辺境のアイザック領を襲った新種の魔物のことは、王都でも衝撃をもたらしていた。
通常の武器も魔法も通用しない魔物への対抗手段は、今の所俺が持っている「黒笛」しかない。
今、アイザック宰相が騎士団に剣の上級者を選別している。
最終的には、俺が確認することになっている。
「石神先生、ヒマですねー」
「そうですねー」
ヤることしかやることがない。
「亜紀ちゃんと来た時にはどうしていたんですか?」
「ああ、この辺の魔獣は全て狩っちゃってなぁ。だからこないだ連れて行った海に行った」
「なるほどー」
まあ、「黒笛」の選別が終われば行くつもりではある。
六花のレベリングのためだ。
でも、今はヒマだ。
買い物も飽きた。
食べ歩きもいまいち。
俺の方が美味いものを作るし、屋敷の料理人には俺のレシピを教え、いい食材や調味料を渡している。
運動をしようと騎士団の訓練に参加したが、まるで相手にならない。
魔獣を狩ると冒険者たちが泣く。
六花もこの世界に慣れてきたことが緊張感を薄めた。
「響子に会いたいですー!」
飲んでいる時に泣き出した。
もう半年くらい、こちらの世界にいるか。
「よし!」
翌日から、街の診療所を巡った。
この世界にも医者はいる。
貴族には専門の治療院があり、平民は街の診療所へ行く。
大抵は薬を渡されるだけだが。
医療は現代日本のものとは違うが、漢方のように効果は結構ある。
医者は患者の容態を診て、それに見合った薬を渡している。
外傷に関しては非力だ。
開放骨折などは致死率が高い。
貴族の治療院にはヒールなどの治癒魔法があるので、まだいい。
しかし、街の診療所では誰も治癒魔法を使えない。
教会の神官で使える者がいるが、恐ろしく診療費が高い。
しかも、治療院にしても診療所にしても、外傷に関しては効果的な治療法がない。
俺はアイザック宰相の許可を得て、街に治療院を建てた。
《トラちゃん=リッカちゃん診療所》
別に何も必要ないので、空いた店舗にベッドとデスクと椅子。
それに待合の椅子などを入れただけだ。
俺は洋品店に注文し、白衣を作った。
六花も白衣だ。
「石神先生の白衣! 久し振りですね!」
「おう! お前も似合ってるぞ!」
「エヘヘヘヘ!」
俺の「エクストラ・ハイヒール」は、重篤のペスト患者も治し、欠損した部位も再生してしまう。
患者の容態によって「ヒール」から「エクストラ・ハイヒール」までを使い分けるだけだった。
料金も格安にし、誰でも利用できるようにした。
患者が殺到した。
六花は患者を捌くので忙しくなる。
外にも列を成すので、新たに人を雇ったりした。
貧しい者からは治療費を取らず、少し診療所の手伝いなどをさせた。
逆に栄養状態の悪い場合には、当座の食糧を渡したりすることもあった。
二週間後。
他の診療所から陳情が上がった。
俺は苦笑して、自分の所で賄えない場合はうちを紹介することとした。
そして、俺たちは外傷専門にすることに変更した。
これまでは開放骨折などは切断することが多かった。
適切な治療を施さなければ壊死を起こすためだ。
通常の骨折でもそれが起こることもある。
だが、切断すれば敗血症との戦いになり、半数以上は助からない。
現代日本でも、一度敗血症が起きれば数割の割合で死ぬ。
重度の外傷の場合、6時間以内に適切な処置が必要だ。
それ以上は、やはり敗血症の確立がグンと上がってしまう。
王都内では、作業中の落下事故による外傷が多かった。
稀に喧嘩や暴行での事件もある。
しかし、最も多いのは王都の外壁の外で作業している人間たちだ。
魔獣に襲われることが最も多いが、林業などでは酷い外傷も多い。
それらの人間が運び込まれるまでに結構な時間が経ち、助からないこともあった。
俺たちは救急医療を始め、狼煙を上げることで俺たちの方から出向く体制を整えた。
王都の外壁には常に見張りの人間が全周に立っている。
狼煙を発見した場合に、俺たちの診療所に知らせるようにした。
もちろん、アイザック宰相の協力のお陰だ。
外で作業する場合は、必ず俺たちが用意した狼煙を持つようにさせた。
それと、騎士団の訓練や討伐、冒険者たちも俺たちの患者になった。
まあ、忙しい時もあるが、それほどのこともなかった。
やはり、気軽に医療行為を受けられない世界では、みんなそれなりに注意している。
俺と六花のいいヒマ潰しになった。
俺は合間に、病気の予防対策や衛生管理、そして応急処置なとの知識を講習会を開いて行った。
そのうちに騎士団が本格的な要請をしてきて、特に応急処置について専門的なことを教えた。
この世界にも応急処置はあったが、縫合や副木の概念は無く、俺たちの知識は大いに歓迎された。
「よし! じゃあ実際に処置を見せるぞ!」
俺は患者役を募った。
「お前は右足脛部の開放骨折な!」
「はい!」
患者役の騎士団の兵が半笑いでみんなに手を振っている。
他の連中も笑っている。
「六花!」
「はーい!」
《ボキ》
「ギャァァァァーーー!」
六花が伸ばした足を蹴り上げて見事な開放骨折を作った。
「まずは、飛び出た骨を正常な位置に戻す!」
俺は足を引っ張りながら、骨を手で戻す。
「俺は慣れているが、通常は二人でやるようにな! 一人が足を引っ張り、もう一人が骨を戻す!」
「ギャァァァァーーー!」
「次に、傷口を徹底的に洗う! 生理食塩水を使え!」
《じゃばじゃば》
「ギャァァァァーーー!」
「ああ、結構痛いから、誰かが押さえながらな! やっぱり二人一組だ!」
失神した兵士の足に副木を充て、包帯で縛って行く。
「この状態で運べ! なるべく揺らさないようにな! 出来れば担架がいい。安静に出来る場所まで運んだら、もう一度骨の接合部を見て、ずれていたら戻せ!」
俺は包帯を一度外し、骨を微調整した。
「ギャァァァァーーー!」
「おし! 「エクストラ・ハイヒール」!」
兵士は意識を取り戻した。
大泣きしていた。
「じゃあ、お前らも実際にやってみろ! 患者役の希望者!」
みんな逃げて行った。
六花が捕まえて、10人程手足の骨を折って行く。
「まてぇー」
《ぼき、ぼき、ぼき、ぼき……》
「ギャァァァァーーー!」……
残った連中が俺の指示で処置をしていった。
あちこちで大絶叫が響いた。
六花が輝く笑顔でみんなを見ていた。
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