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トラ&六花 異世界召喚
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11月最後の月曜日。
いつものように一江から報告を聞き、部下たちにたんまりと論文を渡した。
「部長、いつもより多いような」
一江が言う。
「ああ、昨日は久しぶりに家に一日いたからな。結構論文が読めた」
「……」
「あ、破れてる!」
「ああ、ロボが遊んでな」
「なんか濡れてますけど」
「ロボが噛んだな」
「……」
「お前ら、まさかと思うけど、ロボが嫌いとかないよな?」
「はい!」
「おし!」
ロボはカワイイに決まってる。
俺は響子の部屋へ行った。
「タカトラー!」
響子はセグウェイの巡回から戻ったところだった。
俺に抱き着いて来る。
「よしよし、今日も元気だな!」
「うん!」
「『オケケ日記』はちゃんと付けてるか?」
「付けて無いよ!」
笑って、響子をベッドに座らせる。
「前に言ったけど、年末は顕さんが帰って来るからな」
「うん! 楽しみだね!」
「冬の別荘に行こうと思ってる。お前も来るよな?」
「もちろん!」
「去年も楽しかったよなー!」
「そうだよねー!」
「今年は私も行きますね!」
六花は地元に残ったので、冬の別荘には来ていない。
「ああ、大晦日に帰るから、それまでは一緒にな」
「はい!」
俺は自分の部屋に戻り、六花とは昼食を一緒に食べようと言った。
響子の食事が終わり、六花から内線が来て一緒に外へ出た。
オークラの「山里」を予約している。
江戸見坂を二人で並んで歩いた。
「あれ?」
六花が驚いている。
森の中だった。
俺は一瞬で記憶を取り戻した。
「六花!」
「石神先生! ここはどこですか!」
「心配するな! 異世界だ!」
「はい?」
「前にも来たことがある。俺たちは異世界に召喚された。大丈夫だ、元の世界に戻れるから」
「そうなんですか!」
六花は混乱しているだろうが、俺の言葉を即座に信じてくれた。
いい女だ。
「すぐに「イービルボア」というでかいイノシシが来る。俺が斃すから、お前は見ていろ」
「はい!」
体長10メートルのイービルボアが林の間から向かって来た。
「ジェヴォーダン!」
六花が叫んだ。
説明は後だ。
俺は「槍雷」を撃ち、イービルボアの頭を吹っ飛ばした。
「石神先生!」
駆け寄る六花を抱き締め、俺はここが異世界であり、こういう魔獣がいるのだと説明した。
「こいつも結構危険な奴なんだけどな。でも俺たちは規格外に強いから大丈夫だ」
俺は六花に「ステータスオープン」と唱えさせた。
「なんですか、これ!」
俺も一緒に見た。
レベル8999。
初期値は亜紀ちゃんより高かった。
魔法も結構使えるものが多い。
称号もある。
「虎神の愛人」「オチンチン係」「宇宙龍の友」。
俺も自分のステータスを六花に見せた。
「すごい、一杯ありますね!」
「ああ、今回で三度目だからなぁ」
「へぇー!」
六花が下を脱ぎ出した。
「何やってんだ?」
「取り敢えずヤって落ち着こうかと」
「おう!」
後ろから突き入れている時に、目の前の空間が光った。
「あのー! 困るんですけどー!」
「おう!」
「やめてくださいー!」
「ちょっと待ってろ!」
六花は夢中で気付いていない。
ようやく終わった。
六花は満足そうに笑って俺を見た。
「もう!」
「あれ、誰?」
「羽虫だ。こいつがいつも勝手に召喚しやがるんだ」
「へぇー」
「あの、本当に困るんですけど! もういいですか!」
俺たちは服を身に着けて「いいぞ」と言った。
「また魔王が出たのかよ?」
「いいえ、ちょっと困った問題が」
「なんだ?」
「あのね、魔王係がね」
「あ?」
「ここと幾つかの世界で定期的に魔王を生み出して、世界に重圧を掛けることになってるの」
「なんだそりゃ?」
「平和が続くと、生命って弱っちゃうのよ。だから時々試練的なものを与えて、必死にならせてるの」
「あ?」
「でもさ、この世界ってあんたをいつも呼ぶじゃん。そうすると、簡単に魔王を斃しちゃうじゃん」
「お前がやらせてるんだろう!」
「あー! だからさ、私もちょっと反省っていうか、安易過ぎたと思ってんのよ!」
「てめぇ! いい加減にしろ!」
冗談じゃねぇ。
羽虫の都合で勝手に呼ばれて、挙句の果てに簡単過ぎたとは何事か。
まあ、楽しかったが。
「召喚自体はさ! 悪いことじゃないのよ! この世界の連中で対応出来ないことが多いから、異世界から呼んだりは普通にあるの。でもさ、あんたがいつも強すぎなんだよね」
「じゃあ俺を呼ぶんじゃねぇ!」
「まーそうなんだけどさ。でも、その魔王係が今回はあんたでも斃せないような物凄い魔王を生んだのよ」
「なんだと?」
俺は警戒した。
「とにかく凄い奴なの。あんたが斃されれば、この世界は崩壊するのね」
「じゃあ、もっと強い奴を召喚しろよ」
「あんた以上の奴なんていないわよ!」
「その俺も敵わないんだろう!」
「ちょっと、そこは要相談って言うか」
羽虫が腕を組んで俺の傍に寄って来た。
思わず地面に叩き落とした。
「何すんのよ!」
「いや、ちょっと気持ち悪くてよ」
「もう!」
羽虫は顔に付いた泥をどこから出したか、ハンカチで拭いた。
「あんたはレベル「∞」だけど、実は限界じゃないのね」
「なんだ?」
「限界突破というか、数値的にはカンストだけど、まだまだ実際には成長してるのよ」
「ほう」
「今口に出すわけには行かないけど、ほら、あんた自身が封印していることがあるでしょ?」
「ああ」
魔法陣のことだろう。
それに「虎王」などのこともある。
「私は、あんたなら斃せると思ってる」
「もしも負けて死んだらどうなる?」
「え、死ぬじゃん」
もう一度羽虫を地面に叩き落とした。
「やめてよー!」
「うるせぇ! 何でこんなとこで俺が死ななきゃならねぇんだぁ!」
「仕方ないでしょ! 死にたく無かったら頑張ってよ!」
「勝手なことを言うな!」
俺だけのことではない。
今回は六花も一緒だ。
「あの「ガルマ」だけは、あんたじゃないと無理なのよ!」
「おい! もう一度言え!」
「え?」
「魔王の名前だ!」
「ああ、「ガルマ」?」
俺は獰猛に笑った。
六花も同じく笑っている。
「俄然やる気が出たぜぇ!」
「そうですね!」
「ほんとに?」
「ああ、その名前なら俺たちに任せろ! それと、情報は言わねぇんだろうから、今回の特典を教えろ」
「特典はね……」
羽虫が俺の耳元で囁いた。
「!」
「どうよ?」
「やってやるぜぇ!」
俺が大笑いするのを六花は不思議そうに見ていた。
六花は聞こえていない。
「じゃ、そういうことで!」
「おう! 任せろ!」
羽虫が消えた。
俺は六花にもう一度ステータスを出させ、魔法の習得を教えて行った。
歩きながら魔獣を探し、六花に魔法で仕留めさせていく。
そうすることで六花の魔法も上達し、更に派生する魔法も習得できる。
「石神先生! 面白いですね!」
「そうだろう? 使う程に上達するぞ!」
「分かりましたぁ!」
途中で俺はストレージを開き、この世界の服に着替える。
貴族のナイスでダンディな衣装を選ぶ。
女性用のものも入っている。
サイズも揃っている。
まあ、散々女たちと遊んだからだ。
開けた場所で火を起こし、「ウマヘビ」を焼く。
「美味しいですね!」
「おう、この世界で最高に美味い肉なんだよ。前回亜紀ちゃんと来た時にガンガン捕まえたからなぁ」
「そうなんですか!」
「このストレージに入れておくと、劣化しねぇんだ」
「へぇー!」
「六花もこれからどんどん溜めて行けよな。ああ、今金とかは移動しておくな」
「はい!」
六花は物質に拘らないが、念のためにいつでも困らないように金や食糧などを移動した。
「ウマヘビも入れておいたからな!」
「ありがとうございます!」
六花が美しい顔で笑った。
異世界でもどこでも、六花は最高に美しい。
いつものように一江から報告を聞き、部下たちにたんまりと論文を渡した。
「部長、いつもより多いような」
一江が言う。
「ああ、昨日は久しぶりに家に一日いたからな。結構論文が読めた」
「……」
「あ、破れてる!」
「ああ、ロボが遊んでな」
「なんか濡れてますけど」
「ロボが噛んだな」
「……」
「お前ら、まさかと思うけど、ロボが嫌いとかないよな?」
「はい!」
「おし!」
ロボはカワイイに決まってる。
俺は響子の部屋へ行った。
「タカトラー!」
響子はセグウェイの巡回から戻ったところだった。
俺に抱き着いて来る。
「よしよし、今日も元気だな!」
「うん!」
「『オケケ日記』はちゃんと付けてるか?」
「付けて無いよ!」
笑って、響子をベッドに座らせる。
「前に言ったけど、年末は顕さんが帰って来るからな」
「うん! 楽しみだね!」
「冬の別荘に行こうと思ってる。お前も来るよな?」
「もちろん!」
「去年も楽しかったよなー!」
「そうだよねー!」
「今年は私も行きますね!」
六花は地元に残ったので、冬の別荘には来ていない。
「ああ、大晦日に帰るから、それまでは一緒にな」
「はい!」
俺は自分の部屋に戻り、六花とは昼食を一緒に食べようと言った。
響子の食事が終わり、六花から内線が来て一緒に外へ出た。
オークラの「山里」を予約している。
江戸見坂を二人で並んで歩いた。
「あれ?」
六花が驚いている。
森の中だった。
俺は一瞬で記憶を取り戻した。
「六花!」
「石神先生! ここはどこですか!」
「心配するな! 異世界だ!」
「はい?」
「前にも来たことがある。俺たちは異世界に召喚された。大丈夫だ、元の世界に戻れるから」
「そうなんですか!」
六花は混乱しているだろうが、俺の言葉を即座に信じてくれた。
いい女だ。
「すぐに「イービルボア」というでかいイノシシが来る。俺が斃すから、お前は見ていろ」
「はい!」
体長10メートルのイービルボアが林の間から向かって来た。
「ジェヴォーダン!」
六花が叫んだ。
説明は後だ。
俺は「槍雷」を撃ち、イービルボアの頭を吹っ飛ばした。
「石神先生!」
駆け寄る六花を抱き締め、俺はここが異世界であり、こういう魔獣がいるのだと説明した。
「こいつも結構危険な奴なんだけどな。でも俺たちは規格外に強いから大丈夫だ」
俺は六花に「ステータスオープン」と唱えさせた。
「なんですか、これ!」
俺も一緒に見た。
レベル8999。
初期値は亜紀ちゃんより高かった。
魔法も結構使えるものが多い。
称号もある。
「虎神の愛人」「オチンチン係」「宇宙龍の友」。
俺も自分のステータスを六花に見せた。
「すごい、一杯ありますね!」
「ああ、今回で三度目だからなぁ」
「へぇー!」
六花が下を脱ぎ出した。
「何やってんだ?」
「取り敢えずヤって落ち着こうかと」
「おう!」
後ろから突き入れている時に、目の前の空間が光った。
「あのー! 困るんですけどー!」
「おう!」
「やめてくださいー!」
「ちょっと待ってろ!」
六花は夢中で気付いていない。
ようやく終わった。
六花は満足そうに笑って俺を見た。
「もう!」
「あれ、誰?」
「羽虫だ。こいつがいつも勝手に召喚しやがるんだ」
「へぇー」
「あの、本当に困るんですけど! もういいですか!」
俺たちは服を身に着けて「いいぞ」と言った。
「また魔王が出たのかよ?」
「いいえ、ちょっと困った問題が」
「なんだ?」
「あのね、魔王係がね」
「あ?」
「ここと幾つかの世界で定期的に魔王を生み出して、世界に重圧を掛けることになってるの」
「なんだそりゃ?」
「平和が続くと、生命って弱っちゃうのよ。だから時々試練的なものを与えて、必死にならせてるの」
「あ?」
「でもさ、この世界ってあんたをいつも呼ぶじゃん。そうすると、簡単に魔王を斃しちゃうじゃん」
「お前がやらせてるんだろう!」
「あー! だからさ、私もちょっと反省っていうか、安易過ぎたと思ってんのよ!」
「てめぇ! いい加減にしろ!」
冗談じゃねぇ。
羽虫の都合で勝手に呼ばれて、挙句の果てに簡単過ぎたとは何事か。
まあ、楽しかったが。
「召喚自体はさ! 悪いことじゃないのよ! この世界の連中で対応出来ないことが多いから、異世界から呼んだりは普通にあるの。でもさ、あんたがいつも強すぎなんだよね」
「じゃあ俺を呼ぶんじゃねぇ!」
「まーそうなんだけどさ。でも、その魔王係が今回はあんたでも斃せないような物凄い魔王を生んだのよ」
「なんだと?」
俺は警戒した。
「とにかく凄い奴なの。あんたが斃されれば、この世界は崩壊するのね」
「じゃあ、もっと強い奴を召喚しろよ」
「あんた以上の奴なんていないわよ!」
「その俺も敵わないんだろう!」
「ちょっと、そこは要相談って言うか」
羽虫が腕を組んで俺の傍に寄って来た。
思わず地面に叩き落とした。
「何すんのよ!」
「いや、ちょっと気持ち悪くてよ」
「もう!」
羽虫は顔に付いた泥をどこから出したか、ハンカチで拭いた。
「あんたはレベル「∞」だけど、実は限界じゃないのね」
「なんだ?」
「限界突破というか、数値的にはカンストだけど、まだまだ実際には成長してるのよ」
「ほう」
「今口に出すわけには行かないけど、ほら、あんた自身が封印していることがあるでしょ?」
「ああ」
魔法陣のことだろう。
それに「虎王」などのこともある。
「私は、あんたなら斃せると思ってる」
「もしも負けて死んだらどうなる?」
「え、死ぬじゃん」
もう一度羽虫を地面に叩き落とした。
「やめてよー!」
「うるせぇ! 何でこんなとこで俺が死ななきゃならねぇんだぁ!」
「仕方ないでしょ! 死にたく無かったら頑張ってよ!」
「勝手なことを言うな!」
俺だけのことではない。
今回は六花も一緒だ。
「あの「ガルマ」だけは、あんたじゃないと無理なのよ!」
「おい! もう一度言え!」
「え?」
「魔王の名前だ!」
「ああ、「ガルマ」?」
俺は獰猛に笑った。
六花も同じく笑っている。
「俄然やる気が出たぜぇ!」
「そうですね!」
「ほんとに?」
「ああ、その名前なら俺たちに任せろ! それと、情報は言わねぇんだろうから、今回の特典を教えろ」
「特典はね……」
羽虫が俺の耳元で囁いた。
「!」
「どうよ?」
「やってやるぜぇ!」
俺が大笑いするのを六花は不思議そうに見ていた。
六花は聞こえていない。
「じゃ、そういうことで!」
「おう! 任せろ!」
羽虫が消えた。
俺は六花にもう一度ステータスを出させ、魔法の習得を教えて行った。
歩きながら魔獣を探し、六花に魔法で仕留めさせていく。
そうすることで六花の魔法も上達し、更に派生する魔法も習得できる。
「石神先生! 面白いですね!」
「そうだろう? 使う程に上達するぞ!」
「分かりましたぁ!」
途中で俺はストレージを開き、この世界の服に着替える。
貴族のナイスでダンディな衣装を選ぶ。
女性用のものも入っている。
サイズも揃っている。
まあ、散々女たちと遊んだからだ。
開けた場所で火を起こし、「ウマヘビ」を焼く。
「美味しいですね!」
「おう、この世界で最高に美味い肉なんだよ。前回亜紀ちゃんと来た時にガンガン捕まえたからなぁ」
「そうなんですか!」
「このストレージに入れておくと、劣化しねぇんだ」
「へぇー!」
「六花もこれからどんどん溜めて行けよな。ああ、今金とかは移動しておくな」
「はい!」
六花は物質に拘らないが、念のためにいつでも困らないように金や食糧などを移動した。
「ウマヘビも入れておいたからな!」
「ありがとうございます!」
六花が美しい顔で笑った。
異世界でもどこでも、六花は最高に美しい。
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