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ベルエポックにて
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「宇羅、準備はどうなっている?」
黒い煙のようなものを全身から吹き出しながら、「業」が問うた。
「業」は、いつものサハ・ハディドの巨大な椅子に腰かけている。
「はい、もう少しで終わりそうです。お待たせして申し訳ございません」
宇羅と呼ばれた男は、床に平伏していた。
「良い。お前には度々失望させられたが、この提案は非常に面白かった。お前を生かしておいて良かった」
「ハッ!」
「今回は失敗は無い。石神を苦しめることだけが目的だ」
「ハッ!」
「まあ、あいつか仲間を傷つけるか殺せれば尚いい」
「その可能性は非常に高いかと」
「そうだな。ああ、あいつが驚き苦しむ顔が見たいものだ」
「必ず、映像をお届けいたします」
「楽しみだ」
「ハッ!」
宇羅は立ち上がって一礼し、「業」の部屋を出た。
前回、万全と思われた上位妖魔による攻撃が、思いも寄らぬ石神の反撃によって失敗した。
まさか、上位妖魔二体が瞬殺されるとは考えていなかった。
御堂家を襲ったジェヴォーダンとバイオノイドたちが斃されることは、ある程度見込んでいた。
ただ、一矢も報いずに全滅するとは思いも寄らなかったが。
だが、それはミハイルの差配だ。
自分は決定的な勝利を収めるはずだった。
御堂家には対妖魔の備えは無いはずだった。
巨大な蛇の存在は把握していたが、それは撃破出来るはずだったのだ。
だが、異常に早く石神が到着し、しかも、剣の一閃で上級妖魔が斃されるとは思いも寄らなかった。
宇羅は「業」に作戦失敗の報告を奏上した時に、殺される覚悟だった。
しかし、咄嗟に思いついた作戦を、「業」は大層気に入ってくれた。
石神をこの上なく苦しめ、もしかしたら傷を負わせ斃すことが出来るかもしれない。
「業」はそこまでの成果は期待していないようだったが、それならば安心だ。
その上で本当に傷つけられれば、「業」は一層喜ぶだろう。
二人の拳法家と一人の剣士。
それが今回の宇羅の用意した兵士だった。
宇羅は自然に込み上げる笑みを、必死で抑えた。
まだ、更に洗脳しなければならない。
同じく「業」の右腕であるミハイルは、このところ様々な資源の不足で計画を大きく遅らせている。
突然の資源の枯渇は、深刻な遅延、もしくは頓挫となり、ミハイルを見舞っている。
宇羅には影響はさほどない。
ライバルの失墜しそうな姿に、また宇羅は笑いが込み上げて来た。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
11月の第4週。
今年は三連休となる。
月曜日の午前中に俺は一江から報告を聞き、俺の方から週末の予定を話した。
「極秘だがな。アラスカから栞と士王が来る」
「え!」
「もちろん大森以外には話すな。これはお前たち二人の他は、うちの子どもたちと蓮花研究所、それに斬しか知らない」
「どうして私たちが!」
「お前らも会いたいだろ?」
「!」
「特別に連れて行ってやる。まだアラスカには案内出来ないけど、そのうちにそっちもな」
「は、はい!」
「お前らにはいろいろ世話になってるからな」
「そんな!」
「一応、響子も六花も知らない。鷹もな。あいつらはアラスカで会っているから、今回はナシだ。人数を絞っておきたいんだ」
「分かりました!」
「大森には俺から話す。お前は誰とも喋るな」
「はい!」
栞に一度里帰りさせたいと思っていた。
今回実現できたのは、アラスカも蓮花研究所も途中の空路も全て安全が確保できたためだ。
以前に蓮花研究所は「業」に襲われて危うかったが、もうその防衛準備も整った。
栞と士王には、「モハメド」の分体も付ける。
それに俺自身が護衛に付く。
短時間だが、斬の屋敷にも行く予定だった。
そこも俺が護衛するから問題ないはずだった。
俺は金曜の夜にアラスカへ飛び、「タイガー・ファング」で二人と桜花たちを乗せて戻る。
士王には、響子に使った特別ポッドを使う予定だ。
物々しいことになるが、まあ里帰りだ。
楽しんでもらいたい。
栞も、久し振りの日本を楽しみにしている。
俺のオペは午後からだったので、響子と六花を誘ってオークラのベルエポックで食事に出た。
「久しぶりだね!」
響子がお出掛けで喜んだ。
念のために、電動の車いすに乗っている。
特別仕様で、後ろにもう一人乗って、万一の場合は高速で移動できるようになっている。
六花が乗る。
江戸見坂を上がり、本館のエレベーターに乗った。
響子は俺の腕を握っていた。
「今日のお昼は何かなー」
響子のメニューは事前に決まっているが、響子には教えないことにしている。
病室に閉じこもっていることの多い響子にとって、毎食の食事は重要な楽しみだからだ。
響子の好きなものだけではない。
嫌いなものが出るからこそ、好きなものが出た時の喜びがある。
事前に知ってしまえば、そういう楽しみが無くなってしまう。
「今日はイモムシだったよな?」
「はい! 栄養満点ですよ!」
「エェー!」
「案外美味しいですよ?」
「やだよ!」
「好き嫌いはダメです!」
「六花ぁー!」
響子ももう、冗談だということは分かっている。
しかし、俺たちは突拍子もないことを時々やるので、安心しきってはいない。
ベルエポックで、支配人が出迎えてくれた。
「今日のイモムシはいいものが手に入ったそうで」
「はい。南米のチリ産の良いものです。お楽しみ下さい」
「ほんとなのー!」
入り口で車いすを預け、俺たちは個室に案内された。
「タカトラ! 私イモムシは食べられないよ!」
「大丈夫だよ。一流のシェフがちゃんと料理するんだから」
「だって!」
「チリでは貴重なタンパク源なんだ。みんなムシャムシャ食べてるんだぞ?」
「えぇー!」
六花はニコニコして「楽しみですね」と言った。
前菜が来た。
完全なコースでは響子が食べきれないので、前菜とメイン、そしてスープのコースになっている。
俺と六花は別途ラムチョップを頼んでいた。
響子は一生懸命に前菜を食べていた。
ちゃんと食べることで、次の悲劇を回避できると思っているようだった。
俺と六花に、完食したことを見せる。
「おお、全部食べたか」
「偉いですね。この後のイモムシも是非」
「やだよー!」
笑っていると、次のメインの皿が来た。
ロールキャベツだ。
コーンポタージュのスープとロールパンも来る。
「ロールキャベツじゃん!」
「ああ、イモムシを引っ繰り返したんだな」
響子が安心して笑った。
挽肉に小さくカットしたトマトも入っている。
濃厚なトマトソース仕立てで、非常に美味しい。
俺と六花は後から来たラムチョップも食べ、響子に一口やる。
俺は食べながら、以前に見た夢の話をした。
「カフカの『変身』って、読んだことはあるか?」
「うん。突然ヘンな虫になっちゃう話だよね?」
六花は知らない。
「そうだ。そういう夢を見たんだ。亜紀ちゃんたち四人が、リヴィングで大きなイモムシになっちゃったのな」
俺は夢でどうしたのかを話した。
響子も六花も真剣に聞いていた。
「頼まれて双子の部屋に運んだんだ。そうしたら、俺が知らないうちに毒を四人が飲んだんだよ。もう俺の役に立たなくなったからって」
「そんな!」
響子が驚き、六花が泣いていた。
「リヴィングにまた戻してくれって言うから運んだら、そう言われた。俺は大泣きしたよ」
「タカトラ!」
六花も大泣きだ。
「双子に起こされて夢から覚めた。まだ泣いてたのな。本当にあの夢は辛かった」
「本当にね!」
「だからな」
「うん」
「俺は生涯イモムシは喰わないと誓った!」
「アハハハハハ!」
六花もやっと笑った。
俺は残りのラムチョップを口に突っ込んでやった。
「私も、一生イモムシは食べない!」
「いや、お前はダメだよ」
「そうですね。栄養満点ですからね」
「育ち盛りだからなぁ」
「やだよー!」
六花と笑った。
デザートにプリンを食べ、三人で仲良く帰った。
あの夢は、最近の俺の最も悲しい出来事だった。
夢でなければ、俺は耐えられなかったかもしれない。
紛れもなく、俺の弱点だ。
俺は家族、仲間が弱点なのだ。
「業」が悟れば、俺はこの戦いに勝てないかもしれない。
そんな自分を、それではいかんとも思う。
しかし、俺は……。
黒い煙のようなものを全身から吹き出しながら、「業」が問うた。
「業」は、いつものサハ・ハディドの巨大な椅子に腰かけている。
「はい、もう少しで終わりそうです。お待たせして申し訳ございません」
宇羅と呼ばれた男は、床に平伏していた。
「良い。お前には度々失望させられたが、この提案は非常に面白かった。お前を生かしておいて良かった」
「ハッ!」
「今回は失敗は無い。石神を苦しめることだけが目的だ」
「ハッ!」
「まあ、あいつか仲間を傷つけるか殺せれば尚いい」
「その可能性は非常に高いかと」
「そうだな。ああ、あいつが驚き苦しむ顔が見たいものだ」
「必ず、映像をお届けいたします」
「楽しみだ」
「ハッ!」
宇羅は立ち上がって一礼し、「業」の部屋を出た。
前回、万全と思われた上位妖魔による攻撃が、思いも寄らぬ石神の反撃によって失敗した。
まさか、上位妖魔二体が瞬殺されるとは考えていなかった。
御堂家を襲ったジェヴォーダンとバイオノイドたちが斃されることは、ある程度見込んでいた。
ただ、一矢も報いずに全滅するとは思いも寄らなかったが。
だが、それはミハイルの差配だ。
自分は決定的な勝利を収めるはずだった。
御堂家には対妖魔の備えは無いはずだった。
巨大な蛇の存在は把握していたが、それは撃破出来るはずだったのだ。
だが、異常に早く石神が到着し、しかも、剣の一閃で上級妖魔が斃されるとは思いも寄らなかった。
宇羅は「業」に作戦失敗の報告を奏上した時に、殺される覚悟だった。
しかし、咄嗟に思いついた作戦を、「業」は大層気に入ってくれた。
石神をこの上なく苦しめ、もしかしたら傷を負わせ斃すことが出来るかもしれない。
「業」はそこまでの成果は期待していないようだったが、それならば安心だ。
その上で本当に傷つけられれば、「業」は一層喜ぶだろう。
二人の拳法家と一人の剣士。
それが今回の宇羅の用意した兵士だった。
宇羅は自然に込み上げる笑みを、必死で抑えた。
まだ、更に洗脳しなければならない。
同じく「業」の右腕であるミハイルは、このところ様々な資源の不足で計画を大きく遅らせている。
突然の資源の枯渇は、深刻な遅延、もしくは頓挫となり、ミハイルを見舞っている。
宇羅には影響はさほどない。
ライバルの失墜しそうな姿に、また宇羅は笑いが込み上げて来た。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
11月の第4週。
今年は三連休となる。
月曜日の午前中に俺は一江から報告を聞き、俺の方から週末の予定を話した。
「極秘だがな。アラスカから栞と士王が来る」
「え!」
「もちろん大森以外には話すな。これはお前たち二人の他は、うちの子どもたちと蓮花研究所、それに斬しか知らない」
「どうして私たちが!」
「お前らも会いたいだろ?」
「!」
「特別に連れて行ってやる。まだアラスカには案内出来ないけど、そのうちにそっちもな」
「は、はい!」
「お前らにはいろいろ世話になってるからな」
「そんな!」
「一応、響子も六花も知らない。鷹もな。あいつらはアラスカで会っているから、今回はナシだ。人数を絞っておきたいんだ」
「分かりました!」
「大森には俺から話す。お前は誰とも喋るな」
「はい!」
栞に一度里帰りさせたいと思っていた。
今回実現できたのは、アラスカも蓮花研究所も途中の空路も全て安全が確保できたためだ。
以前に蓮花研究所は「業」に襲われて危うかったが、もうその防衛準備も整った。
栞と士王には、「モハメド」の分体も付ける。
それに俺自身が護衛に付く。
短時間だが、斬の屋敷にも行く予定だった。
そこも俺が護衛するから問題ないはずだった。
俺は金曜の夜にアラスカへ飛び、「タイガー・ファング」で二人と桜花たちを乗せて戻る。
士王には、響子に使った特別ポッドを使う予定だ。
物々しいことになるが、まあ里帰りだ。
楽しんでもらいたい。
栞も、久し振りの日本を楽しみにしている。
俺のオペは午後からだったので、響子と六花を誘ってオークラのベルエポックで食事に出た。
「久しぶりだね!」
響子がお出掛けで喜んだ。
念のために、電動の車いすに乗っている。
特別仕様で、後ろにもう一人乗って、万一の場合は高速で移動できるようになっている。
六花が乗る。
江戸見坂を上がり、本館のエレベーターに乗った。
響子は俺の腕を握っていた。
「今日のお昼は何かなー」
響子のメニューは事前に決まっているが、響子には教えないことにしている。
病室に閉じこもっていることの多い響子にとって、毎食の食事は重要な楽しみだからだ。
響子の好きなものだけではない。
嫌いなものが出るからこそ、好きなものが出た時の喜びがある。
事前に知ってしまえば、そういう楽しみが無くなってしまう。
「今日はイモムシだったよな?」
「はい! 栄養満点ですよ!」
「エェー!」
「案外美味しいですよ?」
「やだよ!」
「好き嫌いはダメです!」
「六花ぁー!」
響子ももう、冗談だということは分かっている。
しかし、俺たちは突拍子もないことを時々やるので、安心しきってはいない。
ベルエポックで、支配人が出迎えてくれた。
「今日のイモムシはいいものが手に入ったそうで」
「はい。南米のチリ産の良いものです。お楽しみ下さい」
「ほんとなのー!」
入り口で車いすを預け、俺たちは個室に案内された。
「タカトラ! 私イモムシは食べられないよ!」
「大丈夫だよ。一流のシェフがちゃんと料理するんだから」
「だって!」
「チリでは貴重なタンパク源なんだ。みんなムシャムシャ食べてるんだぞ?」
「えぇー!」
六花はニコニコして「楽しみですね」と言った。
前菜が来た。
完全なコースでは響子が食べきれないので、前菜とメイン、そしてスープのコースになっている。
俺と六花は別途ラムチョップを頼んでいた。
響子は一生懸命に前菜を食べていた。
ちゃんと食べることで、次の悲劇を回避できると思っているようだった。
俺と六花に、完食したことを見せる。
「おお、全部食べたか」
「偉いですね。この後のイモムシも是非」
「やだよー!」
笑っていると、次のメインの皿が来た。
ロールキャベツだ。
コーンポタージュのスープとロールパンも来る。
「ロールキャベツじゃん!」
「ああ、イモムシを引っ繰り返したんだな」
響子が安心して笑った。
挽肉に小さくカットしたトマトも入っている。
濃厚なトマトソース仕立てで、非常に美味しい。
俺と六花は後から来たラムチョップも食べ、響子に一口やる。
俺は食べながら、以前に見た夢の話をした。
「カフカの『変身』って、読んだことはあるか?」
「うん。突然ヘンな虫になっちゃう話だよね?」
六花は知らない。
「そうだ。そういう夢を見たんだ。亜紀ちゃんたち四人が、リヴィングで大きなイモムシになっちゃったのな」
俺は夢でどうしたのかを話した。
響子も六花も真剣に聞いていた。
「頼まれて双子の部屋に運んだんだ。そうしたら、俺が知らないうちに毒を四人が飲んだんだよ。もう俺の役に立たなくなったからって」
「そんな!」
響子が驚き、六花が泣いていた。
「リヴィングにまた戻してくれって言うから運んだら、そう言われた。俺は大泣きしたよ」
「タカトラ!」
六花も大泣きだ。
「双子に起こされて夢から覚めた。まだ泣いてたのな。本当にあの夢は辛かった」
「本当にね!」
「だからな」
「うん」
「俺は生涯イモムシは喰わないと誓った!」
「アハハハハハ!」
六花もやっと笑った。
俺は残りのラムチョップを口に突っ込んでやった。
「私も、一生イモムシは食べない!」
「いや、お前はダメだよ」
「そうですね。栄養満点ですからね」
「育ち盛りだからなぁ」
「やだよー!」
六花と笑った。
デザートにプリンを食べ、三人で仲良く帰った。
あの夢は、最近の俺の最も悲しい出来事だった。
夢でなければ、俺は耐えられなかったかもしれない。
紛れもなく、俺の弱点だ。
俺は家族、仲間が弱点なのだ。
「業」が悟れば、俺はこの戦いに勝てないかもしれない。
そんな自分を、それではいかんとも思う。
しかし、俺は……。
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