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道間家最強の札
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「ねえ、雪野さん」
「はい、なんですか?」
「あの「柱」のことなんだけどさ」
「ああ」
俺は夕べのことに加え、さっき石神を見送った時にも「柱」が動いた話をした。
「えぇ!」
「ね! おかしいよね!」
「まあ、おかしいのは最初からですけど」
石神が以前に住んでいたマンションに置いた時にも、夜中に方向が変わっていた。
この新居に越して来た時には色がピンクに変わったと石神が言い、更に紫になった。
そして、昨日。
手が生えて、さらに移動して目の前で踊った。
「あのさ、やっぱり処分した方がと思うんだ」
「でも、折角石神さんが下さったんですよ?」
「そうなんだけど、どうにも気味が悪くて」
「はぁ」
雪野さんは釈然としない。
雪野さんも気持ち悪いのだろうが、石神の好意を無下にしたくないのだろう。
「じゃあ、麗星さんに相談してみようかな」
「そうですねぇ」
昼食の後で、麗星さんに電話した。
「あら、早乙女さんですか」
「はい、お忙しいところをすみません」
「まあ、忙しいのですが」
麗星さんは、石神にはベッタリだが、俺には素っ気ない。
「実は相談がありまして」
「はぁ、忙しいのですが、お聞きしましょうか」
「ありがとうございます。実は、うちで見られた「柱」のことなんですが」
「……」
「あの、麗星さん、聞こえますか?」
応答が無いが、幽かに「ぷぷぷぷぷ」という音が聞こえる。
「麗星さん!」
「あの、アレが何か?」
麗星さんの声が震えているように聞こえた。
「あれが夕べ歩いて来まして」
「ぷぷぷぷぷ」
「石神が娘の誕生祝をしてくれたんですが、そこで一緒に踊りまして」
「ぽぽぽぽぽ」
「ですので、何とかならないものかと」
電話が切れた。
困っていると、1時間後にメールが届いた。
《来週末金曜日の夜に伺います。石神様の御宅に泊めていだだけるよう、ご手配下さいませ》
俺は急いで返信し、礼と石神家の件は必ずなんとかすると伝えた。
もしも石神の都合が悪い場合は、うちへ御泊めすることも書いた。
すぐにまた返信が来た。
《お宅へは絶対に泊まりません。そこは必ずお願いします》
俺は石神の家に行った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「なんだって?」
「だから、来週の金曜日の夜に麗星さんが来てくれるんだ」
「それで、どうしてうちに泊めるんだよ!」
「麗星さんが、是非そうして欲しいと」
「うちは関係ねぇだろう!」
「お前が持って来た「柱」だろう!」
ちょっと押し問答になった。
だが、確かに早乙女の言う通りだった。
「なんでお前の家に泊めねぇんだ」
「麗星さんがうちは嫌だって言うんだよ!」
まあ、そりゃそうだろう。
「柱」に加えて「モハメド」もいる。
麗星には刺激が強すぎる。
「分かったよ! ちぇっ! こないだ来たばっかりなのによ!」
「頼む! 石神!」
「しょうがねぇ」
仕方なく承知した。
俺は思い出して、五平所も一緒に連れて来るように言った。
金曜日の夜。
早乙女に迎えに行かせた。
柳のアルファードを貸してやる。
俺はオペがあったので、8時頃に家に帰った。
既に子どもたちが食事(ビーフシチュー:ビーフ多目)を出して、麗星と五平所に食べてもらっていた。
「石神様!」
「私までお呼び頂きまして!」
二人に挨拶した。
「五平所さんもお元気そうで」
「あの、本当に私なども良かったのですか?」
「もちろんです。先日麗星さんが来てくれた時に、五平所さんにうちの温泉を味わって欲しいという話になりまして」
「温泉ですか?」
「まあ、実際はただの露天風呂なんですけどね。でも、特殊な金属を通したら、いろいろな病気に良いということが分かりまして」
「そうなのですか!」
「麗星さんが、五平所さんのことを真っ先に口にされましてね。大事にされてますね」
五平所が驚いて麗星を見る。
麗星は静かに微笑んでいた。
俺は早速五平所を隣の敷地に案内した。
「では、ゆっくり浸かって下さい。今日はここには誰も参りませんから」
「はい、ありがとうございます」
「あそこの座敷にちょっと日本酒とつまみを用意しました。よろしければ」
「は! ありがとうございます!」
五平所が嬉しそうに顔を綻ばせた。
京都では付き合う程度だったが、本来は酒が好きらしい。
俺は戻って夕飯を食べた。
麗星と、内風呂に入り、楽しんだ。
翌朝。
朝食に降りて来た五平所が見違えるようになっていた。
「石神様! 信じられません!」
興奮している。
「長年の腰痛がすっかり治りました! 膝も痛みがなく、夜中にトイレに起きることなく朝までグッスリでした!」
「そうですか」
「水虫や、あの、他の痒みもありません!」
「良かったですね」
「あの、髪の毛も少し増えた気が」
「そういえば!」
麗星も嬉しそうにしていた。
手に持っていた雑誌を五平所に拡げる。
「オォーーー!」
『プレイボーイ』のアメリカ版だった。
無修正のプレイメイトだ。
「これはぁ!」
屹立していた。
五平所は涙を流して麗星の手を握った。
「そんな恰好で近づかないように!」
麗星は『プレイボーイ』を五平所に渡した。
五平所は大事そうに膝の上に乗せて朝食を食べた。
雑誌がヘンに盛り上がっていた。
すぐに自室に帰った。
「それじゃあ、早乙女の家に行きますか」
俺は麗星を連れて、早乙女家に行った。
早乙女だけが降りて来た。
雪野さんと怜花は、何かあってはまずいと思ったのだろう。
麗星は、鞄から大きな御札を取り出した。
「うちで最も強力な魔封じの札「怒愚羅封殺札」です。強力な上位のあやかしも、これで鎮めることが出来ます」
「ありがとうございます!」
麗星は御札の裏側に糊をたっぷりと塗って、「柱」に貼りつけた。
「ほら、このように!」
「柱」が一瞬揺れて、そのまま硬直した。
「これで終わりでございます」
「麗星さん! 本当にありがとう!」
「おお!」
早乙女が喜んだ。
ちょっと涙ぐんでいる。
そんなに怖かったのか。
三人で喜び合い、俺たちはエレベーターで上に上がろうとした。
《ペリペリ》
音がして振り向くと、「柱」が自分の手で御札を剥がしていた。
「「「……」」」
俺は上で早乙女からマジックペンを借り、「柱」に丸い目と丸い口を描いた。
「おい、石神!」
「柱」が左手を直角に上げ、右手を直角に下げた。
「おお! 「踊る男女」像!」
埴輪のポーズだ。
「もう、これで怖くないな!」
「「……」」
家に帰ると、五平所がスッキリした顔で茶を飲んでいた。
俺はタクシーを呼び、早々に二人にお帰りいただいた。
皇紀が、五平所の部屋の片づけをした。
「はい、なんですか?」
「あの「柱」のことなんだけどさ」
「ああ」
俺は夕べのことに加え、さっき石神を見送った時にも「柱」が動いた話をした。
「えぇ!」
「ね! おかしいよね!」
「まあ、おかしいのは最初からですけど」
石神が以前に住んでいたマンションに置いた時にも、夜中に方向が変わっていた。
この新居に越して来た時には色がピンクに変わったと石神が言い、更に紫になった。
そして、昨日。
手が生えて、さらに移動して目の前で踊った。
「あのさ、やっぱり処分した方がと思うんだ」
「でも、折角石神さんが下さったんですよ?」
「そうなんだけど、どうにも気味が悪くて」
「はぁ」
雪野さんは釈然としない。
雪野さんも気持ち悪いのだろうが、石神の好意を無下にしたくないのだろう。
「じゃあ、麗星さんに相談してみようかな」
「そうですねぇ」
昼食の後で、麗星さんに電話した。
「あら、早乙女さんですか」
「はい、お忙しいところをすみません」
「まあ、忙しいのですが」
麗星さんは、石神にはベッタリだが、俺には素っ気ない。
「実は相談がありまして」
「はぁ、忙しいのですが、お聞きしましょうか」
「ありがとうございます。実は、うちで見られた「柱」のことなんですが」
「……」
「あの、麗星さん、聞こえますか?」
応答が無いが、幽かに「ぷぷぷぷぷ」という音が聞こえる。
「麗星さん!」
「あの、アレが何か?」
麗星さんの声が震えているように聞こえた。
「あれが夕べ歩いて来まして」
「ぷぷぷぷぷ」
「石神が娘の誕生祝をしてくれたんですが、そこで一緒に踊りまして」
「ぽぽぽぽぽ」
「ですので、何とかならないものかと」
電話が切れた。
困っていると、1時間後にメールが届いた。
《来週末金曜日の夜に伺います。石神様の御宅に泊めていだだけるよう、ご手配下さいませ》
俺は急いで返信し、礼と石神家の件は必ずなんとかすると伝えた。
もしも石神の都合が悪い場合は、うちへ御泊めすることも書いた。
すぐにまた返信が来た。
《お宅へは絶対に泊まりません。そこは必ずお願いします》
俺は石神の家に行った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「なんだって?」
「だから、来週の金曜日の夜に麗星さんが来てくれるんだ」
「それで、どうしてうちに泊めるんだよ!」
「麗星さんが、是非そうして欲しいと」
「うちは関係ねぇだろう!」
「お前が持って来た「柱」だろう!」
ちょっと押し問答になった。
だが、確かに早乙女の言う通りだった。
「なんでお前の家に泊めねぇんだ」
「麗星さんがうちは嫌だって言うんだよ!」
まあ、そりゃそうだろう。
「柱」に加えて「モハメド」もいる。
麗星には刺激が強すぎる。
「分かったよ! ちぇっ! こないだ来たばっかりなのによ!」
「頼む! 石神!」
「しょうがねぇ」
仕方なく承知した。
俺は思い出して、五平所も一緒に連れて来るように言った。
金曜日の夜。
早乙女に迎えに行かせた。
柳のアルファードを貸してやる。
俺はオペがあったので、8時頃に家に帰った。
既に子どもたちが食事(ビーフシチュー:ビーフ多目)を出して、麗星と五平所に食べてもらっていた。
「石神様!」
「私までお呼び頂きまして!」
二人に挨拶した。
「五平所さんもお元気そうで」
「あの、本当に私なども良かったのですか?」
「もちろんです。先日麗星さんが来てくれた時に、五平所さんにうちの温泉を味わって欲しいという話になりまして」
「温泉ですか?」
「まあ、実際はただの露天風呂なんですけどね。でも、特殊な金属を通したら、いろいろな病気に良いということが分かりまして」
「そうなのですか!」
「麗星さんが、五平所さんのことを真っ先に口にされましてね。大事にされてますね」
五平所が驚いて麗星を見る。
麗星は静かに微笑んでいた。
俺は早速五平所を隣の敷地に案内した。
「では、ゆっくり浸かって下さい。今日はここには誰も参りませんから」
「はい、ありがとうございます」
「あそこの座敷にちょっと日本酒とつまみを用意しました。よろしければ」
「は! ありがとうございます!」
五平所が嬉しそうに顔を綻ばせた。
京都では付き合う程度だったが、本来は酒が好きらしい。
俺は戻って夕飯を食べた。
麗星と、内風呂に入り、楽しんだ。
翌朝。
朝食に降りて来た五平所が見違えるようになっていた。
「石神様! 信じられません!」
興奮している。
「長年の腰痛がすっかり治りました! 膝も痛みがなく、夜中にトイレに起きることなく朝までグッスリでした!」
「そうですか」
「水虫や、あの、他の痒みもありません!」
「良かったですね」
「あの、髪の毛も少し増えた気が」
「そういえば!」
麗星も嬉しそうにしていた。
手に持っていた雑誌を五平所に拡げる。
「オォーーー!」
『プレイボーイ』のアメリカ版だった。
無修正のプレイメイトだ。
「これはぁ!」
屹立していた。
五平所は涙を流して麗星の手を握った。
「そんな恰好で近づかないように!」
麗星は『プレイボーイ』を五平所に渡した。
五平所は大事そうに膝の上に乗せて朝食を食べた。
雑誌がヘンに盛り上がっていた。
すぐに自室に帰った。
「それじゃあ、早乙女の家に行きますか」
俺は麗星を連れて、早乙女家に行った。
早乙女だけが降りて来た。
雪野さんと怜花は、何かあってはまずいと思ったのだろう。
麗星は、鞄から大きな御札を取り出した。
「うちで最も強力な魔封じの札「怒愚羅封殺札」です。強力な上位のあやかしも、これで鎮めることが出来ます」
「ありがとうございます!」
麗星は御札の裏側に糊をたっぷりと塗って、「柱」に貼りつけた。
「ほら、このように!」
「柱」が一瞬揺れて、そのまま硬直した。
「これで終わりでございます」
「麗星さん! 本当にありがとう!」
「おお!」
早乙女が喜んだ。
ちょっと涙ぐんでいる。
そんなに怖かったのか。
三人で喜び合い、俺たちはエレベーターで上に上がろうとした。
《ペリペリ》
音がして振り向くと、「柱」が自分の手で御札を剥がしていた。
「「「……」」」
俺は上で早乙女からマジックペンを借り、「柱」に丸い目と丸い口を描いた。
「おい、石神!」
「柱」が左手を直角に上げ、右手を直角に下げた。
「おお! 「踊る男女」像!」
埴輪のポーズだ。
「もう、これで怖くないな!」
「「……」」
家に帰ると、五平所がスッキリした顔で茶を飲んでいた。
俺はタクシーを呼び、早々に二人にお帰りいただいた。
皇紀が、五平所の部屋の片づけをした。
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