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神の血
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しばらく前から、私には大きな悩みがあった。
それは、敬愛する石神様に一つの嘘をついている、ということだ。
他には何一つ石神様に嘘を言ったことはない。
しかし、この件だけは、そのままお話しすることは出来なかった。
石神様の御血のことだ。
石神様は昨年、一人の少女と知り合われた。
レイラという、事故で重傷を負っていた少女だ。
石神様は六花様とすぐに救助され、輸血が足りないという中で御自分の御血を与えられた。
その結果、少女は助かったばかりか常人を超える力「花岡」を使えるようになり、そのまま悪に染まって自滅した。
石神様は大変にお嘆きになり、ご自分の責任だと言われた。
私に、石神様の御血を徹底的に調べるように命じられた。
私がやろうとするのを御止めになり、ご自身で採血をされた。
必要以上に御血を出していくのを、私は止められなかった。
もちろん、即座に私は調べた。
その結果、私は一つのことに気付いた。
石神様の御血は通常の人間と異なることは無かった。
あらゆる血液型を確認し、血液細胞の検査もした。
血液から免疫的検査やあらゆる検査をした。
免疫力に関しては素晴らしく優秀であることの他、特に異常は無かった。
しかし、DNAを調べた際に、一つの異常が見出された。
「五重螺旋……」
人間のDNAは二重螺旋だ。
それが、石神様には、五本の塩基配列があった。
しかも、それは観察している間に消失し、通常の二重螺旋に戻った。
「これはいったい……」
もう一つの異常に気付いた。
石神様の血は、ごく短時間であったが透明になった。
最初は自分の目の錯覚かとも思った。
しかし、採血した試験管の一つを移動しようとした時、赤い血液が一瞬透明になった。
三度ほどそのような現象を目の当たりにし、ようやくその事実を認めた。
その原因は皆目わからない。
《アフロディーテーの血を流す、そは透明の清き液……故に人間の血に非ず、故に不滅の身と呼ばる》
ホメロスの『イーリアス』の中の言葉だ。
「イーコール( Īchōr:神の血)……」
自分の口を衝いて出た言葉に、自身が震えた。
あまりの突飛な想像に、石神様にはお話しできなかった。
一瞬で変化するこの現象は、私が黙っていることで誰にも知られない。
お話しするにしても、もう少しちゃんと結果を備えてからだ。
私は自分にそう言い聞かせ、石神様には黙っていた。
そのことが、今も私を苦しめている。
しかし、このことを知った石神様が、どれほどお嘆きになるかと思えば、今もまだ語ることは出来なかった。
道間家に行かれると聞いた。
私は道間家当主の麗星様に連絡した。
私の所見として、石神様の御意志により普通ではあり得ない現象が発現する可能性を話した。
「その可能性は大いにありそうですね」
「はい。今はまだ不確かなことですが、わたくしが必ず解明いたします。今はそれよりも、石神様の御心の平安をまずは」
「分かりました。蓮花様のご意見に、わたくしも同意して石神様には「御意志に関わる可能性」としてお話しいたします」
「ありがとうございます」
麗星様も協力して下さることになった。
私は密かに動物実験を行なった。
ラットに石神様の御血の血清を打った。
5マイクログラム。
3日間食餌を与えずに衰弱させたラットだった。
見る間に体力を取り戻し、動き始めた。
他のラット3匹のいるゲージに移すと、威嚇し始めた。
食餌を与えると、他のラットには近づけさせず、自分で全て食べた。
争いになったが、他のラットは簡単に退けられ、恐怖で二度と傍には寄らなかった。
10マイクログラム。
狂暴化することは予測出来たので、ゲージの中にマイクロ波の殺傷機を取り付けていた。
要は電子レンジだ。
別なラットをゲージに入れると、たちまちに襲い始めた。
「これは!」
ラットの戦いではなかった。
前足を振るい、その爪で他のラットを引き裂いて行く。
大きく切断されたラットの死骸が転がった。
私はすぐさま、マイクロ波を起動した。
苦しんで暴れる中で、ゲージの網を切り裂いた。
すんでの所で、ラットは死んだ。
20マイクログラム。
今回はマイクロ波に加え、特殊な首輪を付けておいた。
信号を受け取ると爆破するようになっている。
血清を打つと、ラットはすぐにゲージを引き裂いた。
「!」
触れていない。
前足を振るっただけで、ゲージの網が引き裂かれた。
私はすぐに首輪を爆破させた。
50マイクログラム。
今回は、事前にラットの足を切断しておいた。
血清を打つと、ラットは自分が動けないことに気付いた。
私の顔をじっと見ていた。
口を動かした。
何か音声を発している。
人間の言葉ではなかったが、明らかに知性が芽生えていた。
一通り喋り終えると、私から視線を外して横になった。
ラットが自爆した。
首輪ではない。
首輪は千切れてはいたが、そのまま爆発物を入れたままで残っていた。
「……」
これ以上、石神様に黙っていることは出来なかった。
私は石神様に全てをお話しするために、ご連絡した。
「蓮花さん! タカさんは今出かけてますよー」
ルーさんが電話に出られた。
「さようでございますか。それではまた改めて」
「待って! 蓮花さん、それちょっと待って!」
「はい?」
「蓮花さん、とても大事なことを思ってるでしょ!」
「はい、そのことで、石神様にお話をと」
ルーさんとハーさんの特別な力については知っている。
常人が見えない、感じられないことを見て感じられるのだと。
「それ、タカさんが聞いたら泣いちゃうよ」
「……」
「まず、私たちに教えて!」
「でも、それは……」
「いいから! 今、タカさんには教えないで! きっと何とかするから!」
私は戸惑いながらも、確信した御様子で話すルーさんの言葉に縋った。
レイラさんの事件にまつわる石神様の御血について、全てをお話しした。
「分かった。話してくれてありがとうございます。やっぱりタカさんが知ったら不味い話だった」
「さようでございますか」
「私とハーも協力する。今から行くね?」
「はい?」
「「飛行」を使えばすぐだから。すぐに行くからね!」
「分かりました。宜しくお願いします」
ルーさんとハーさんが本当にすぐに来られ、私は研究室へ案内した。
お二人は一通りのデータを確認し、サンプルで石神様の御血を預かると言った。
「タカさんの身体が普通じゃないのは分かってるの」
「でも、タカさんは自分の血が悪いモノだって思ったらショックを受けちゃうよ」
「私たちとも離れちゃうかもしれない」
「そんなのは絶対ダメ!」
お二人のお考えを伺った。
「もしもね、タカさんの体液が悪い作用をするなら、妊娠した栞さんや生まれて来た士王ちゃんにも影響があるはずなの」
「前にクロピョンの件とかで、私たちもタカさんの吐血を浴びてるの」
「タカさんとキスして、唾液も入ってるの」
「輸血が問題かもしれないけど、まだ結論付けないで!」
「私たちが絶対に「違う」って解明するから!」
お二人は必死で私にお話しになられた。
私はそれが嬉しかった。
「あの、お二人にもご協力頂いてもよろしいのですか?」
「もちろん!」
「まっかせなさーい!」
明るく笑って、そう仰った。
本当に嬉しかった。
「今ね、タカさん大阪に六花ちゃんと行ってるの」
「今日はこれを持って帰るね。また時々来るからね」
「蓮花さんも考えすぎちゃダメ! タカさんのためにがんばろ!」
「ね!」
涙が出る程に嬉しかった。
それは、敬愛する石神様に一つの嘘をついている、ということだ。
他には何一つ石神様に嘘を言ったことはない。
しかし、この件だけは、そのままお話しすることは出来なかった。
石神様の御血のことだ。
石神様は昨年、一人の少女と知り合われた。
レイラという、事故で重傷を負っていた少女だ。
石神様は六花様とすぐに救助され、輸血が足りないという中で御自分の御血を与えられた。
その結果、少女は助かったばかりか常人を超える力「花岡」を使えるようになり、そのまま悪に染まって自滅した。
石神様は大変にお嘆きになり、ご自分の責任だと言われた。
私に、石神様の御血を徹底的に調べるように命じられた。
私がやろうとするのを御止めになり、ご自身で採血をされた。
必要以上に御血を出していくのを、私は止められなかった。
もちろん、即座に私は調べた。
その結果、私は一つのことに気付いた。
石神様の御血は通常の人間と異なることは無かった。
あらゆる血液型を確認し、血液細胞の検査もした。
血液から免疫的検査やあらゆる検査をした。
免疫力に関しては素晴らしく優秀であることの他、特に異常は無かった。
しかし、DNAを調べた際に、一つの異常が見出された。
「五重螺旋……」
人間のDNAは二重螺旋だ。
それが、石神様には、五本の塩基配列があった。
しかも、それは観察している間に消失し、通常の二重螺旋に戻った。
「これはいったい……」
もう一つの異常に気付いた。
石神様の血は、ごく短時間であったが透明になった。
最初は自分の目の錯覚かとも思った。
しかし、採血した試験管の一つを移動しようとした時、赤い血液が一瞬透明になった。
三度ほどそのような現象を目の当たりにし、ようやくその事実を認めた。
その原因は皆目わからない。
《アフロディーテーの血を流す、そは透明の清き液……故に人間の血に非ず、故に不滅の身と呼ばる》
ホメロスの『イーリアス』の中の言葉だ。
「イーコール( Īchōr:神の血)……」
自分の口を衝いて出た言葉に、自身が震えた。
あまりの突飛な想像に、石神様にはお話しできなかった。
一瞬で変化するこの現象は、私が黙っていることで誰にも知られない。
お話しするにしても、もう少しちゃんと結果を備えてからだ。
私は自分にそう言い聞かせ、石神様には黙っていた。
そのことが、今も私を苦しめている。
しかし、このことを知った石神様が、どれほどお嘆きになるかと思えば、今もまだ語ることは出来なかった。
道間家に行かれると聞いた。
私は道間家当主の麗星様に連絡した。
私の所見として、石神様の御意志により普通ではあり得ない現象が発現する可能性を話した。
「その可能性は大いにありそうですね」
「はい。今はまだ不確かなことですが、わたくしが必ず解明いたします。今はそれよりも、石神様の御心の平安をまずは」
「分かりました。蓮花様のご意見に、わたくしも同意して石神様には「御意志に関わる可能性」としてお話しいたします」
「ありがとうございます」
麗星様も協力して下さることになった。
私は密かに動物実験を行なった。
ラットに石神様の御血の血清を打った。
5マイクログラム。
3日間食餌を与えずに衰弱させたラットだった。
見る間に体力を取り戻し、動き始めた。
他のラット3匹のいるゲージに移すと、威嚇し始めた。
食餌を与えると、他のラットには近づけさせず、自分で全て食べた。
争いになったが、他のラットは簡単に退けられ、恐怖で二度と傍には寄らなかった。
10マイクログラム。
狂暴化することは予測出来たので、ゲージの中にマイクロ波の殺傷機を取り付けていた。
要は電子レンジだ。
別なラットをゲージに入れると、たちまちに襲い始めた。
「これは!」
ラットの戦いではなかった。
前足を振るい、その爪で他のラットを引き裂いて行く。
大きく切断されたラットの死骸が転がった。
私はすぐさま、マイクロ波を起動した。
苦しんで暴れる中で、ゲージの網を切り裂いた。
すんでの所で、ラットは死んだ。
20マイクログラム。
今回はマイクロ波に加え、特殊な首輪を付けておいた。
信号を受け取ると爆破するようになっている。
血清を打つと、ラットはすぐにゲージを引き裂いた。
「!」
触れていない。
前足を振るっただけで、ゲージの網が引き裂かれた。
私はすぐに首輪を爆破させた。
50マイクログラム。
今回は、事前にラットの足を切断しておいた。
血清を打つと、ラットは自分が動けないことに気付いた。
私の顔をじっと見ていた。
口を動かした。
何か音声を発している。
人間の言葉ではなかったが、明らかに知性が芽生えていた。
一通り喋り終えると、私から視線を外して横になった。
ラットが自爆した。
首輪ではない。
首輪は千切れてはいたが、そのまま爆発物を入れたままで残っていた。
「……」
これ以上、石神様に黙っていることは出来なかった。
私は石神様に全てをお話しするために、ご連絡した。
「蓮花さん! タカさんは今出かけてますよー」
ルーさんが電話に出られた。
「さようでございますか。それではまた改めて」
「待って! 蓮花さん、それちょっと待って!」
「はい?」
「蓮花さん、とても大事なことを思ってるでしょ!」
「はい、そのことで、石神様にお話をと」
ルーさんとハーさんの特別な力については知っている。
常人が見えない、感じられないことを見て感じられるのだと。
「それ、タカさんが聞いたら泣いちゃうよ」
「……」
「まず、私たちに教えて!」
「でも、それは……」
「いいから! 今、タカさんには教えないで! きっと何とかするから!」
私は戸惑いながらも、確信した御様子で話すルーさんの言葉に縋った。
レイラさんの事件にまつわる石神様の御血について、全てをお話しした。
「分かった。話してくれてありがとうございます。やっぱりタカさんが知ったら不味い話だった」
「さようでございますか」
「私とハーも協力する。今から行くね?」
「はい?」
「「飛行」を使えばすぐだから。すぐに行くからね!」
「分かりました。宜しくお願いします」
ルーさんとハーさんが本当にすぐに来られ、私は研究室へ案内した。
お二人は一通りのデータを確認し、サンプルで石神様の御血を預かると言った。
「タカさんの身体が普通じゃないのは分かってるの」
「でも、タカさんは自分の血が悪いモノだって思ったらショックを受けちゃうよ」
「私たちとも離れちゃうかもしれない」
「そんなのは絶対ダメ!」
お二人のお考えを伺った。
「もしもね、タカさんの体液が悪い作用をするなら、妊娠した栞さんや生まれて来た士王ちゃんにも影響があるはずなの」
「前にクロピョンの件とかで、私たちもタカさんの吐血を浴びてるの」
「タカさんとキスして、唾液も入ってるの」
「輸血が問題かもしれないけど、まだ結論付けないで!」
「私たちが絶対に「違う」って解明するから!」
お二人は必死で私にお話しになられた。
私はそれが嬉しかった。
「あの、お二人にもご協力頂いてもよろしいのですか?」
「もちろん!」
「まっかせなさーい!」
明るく笑って、そう仰った。
本当に嬉しかった。
「今ね、タカさん大阪に六花ちゃんと行ってるの」
「今日はこれを持って帰るね。また時々来るからね」
「蓮花さんも考えすぎちゃダメ! タカさんのためにがんばろ!」
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涙が出る程に嬉しかった。
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