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出産とナゾ牧場
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六花のマンションに寄ったので、午後の四時頃に家に帰った。
早乙女がいた。
「「「「「おかえりなさーい!」」」」」
「おう、ただいま」
「いしがみー!」
「なんだこいつ? なんで俺のいない間に上がり込んでるんだ?」
「おいー!」
「あ! さては亜紀ちゃん狙いかぁー!」
「違うよ!」
「じゃあ、柳かぁ!」
「違うって!」
「もしかして皇紀?」
「おい!」
みんなが笑った。
「ったく! 帰って早々になんだ!」
「あの、お前に子どもを見て欲しくて」
「うちの子どもたちで十分だ!」
「いしがみー」
子どもたちが笑った。
「ずっとタカさんの帰りを待ってたんですよ」
「自分の家で待て!」
「もっと早くお帰りかと思って」
「カワイイ響子とそんなすぐに離れられるか!」
離れたが。
「さっき響子ちゃんに電話したんですよ」
「……」
「タカさん……」
「おい! 早乙女、早く案内しろ! モタモタすんな!」
「……」
早乙女のポルシェに乗った。
早乙女は最初、うちの病院で出産したいと言っていた。
だが俺がなるべく俺たちの関りを知られない方がいいと言い、近くの病院で出産した。
車で10分もかからない距離だ。
駐車場に車を停め、二人で病室へ行った。
最初に雪野さんを見舞う。
俺は無事出産のお祝いを言い、雪野さんが元気そうだと言った。
急に連れ出されたのでと、出雲土産の「若草」を渡した。
「ありがとうございます。もう、赤ちゃんはご覧になりましたか?」
「いいえ、後で。先に雪野さんを見たくて」
「そうですか。初産だったんですが、陣痛からすぐに生まれてくれました」
「石神、お前は大丈夫だって言ってたけど、予定日よりも遅れて心配してたんだ」
「お母さんの中に出来るだけいたかったんだよ。きっとお母さんが大好きな子どもだぞ」
「そうか!」
「お父さんはどうでもいいんだな」
「いしがみー」
雪野さんが大笑いした。
「わざわざ来て頂いてすみません」
「ああ、旅行から帰ったら、こいつが俺の家で亜紀ちゃんをナンパしてやがって」
「おい! してないぞ!」
雪野さんがまた笑った。
俺も笑って、早くお父さん嫌いの娘を見せろと早乙女を誘った。
新生児室でガラス越しだったが、はっきりと見えた。
まあ、新生児の顔だ。
元気そうで問題ない。
病室へ戻った。
「雪野さん似でカワイイ子ですね!」
「そうですか!」
「うん!」
雪野さんが早乙女に「若草」を出すように頼んだ。
「こいつには後で渡すんで、別々に食べて下さい」
「いしがみー」」
三人で食べた。
「あ! 美味しいですね!」
「うん! 美味いよ、石神!」
俺は授乳に問題が無いか調べるので、オッパイを出すように雪野さんに言った。
すぐに出そうとするので、慌てて冗談だと言った。
「石神!」
「お前ら、ちょっと人を信用し過ぎだぞ」
「お前だからだろう!」
「アハハハハハ!」
何度も騙されてからかわれているのに、こいつらは何度でも信じる。
いい連中だ。
「ところで石神」
「ああ」
「あの子の名前なんだけどな」
「ああ。まあ、「怜花」でいいんじゃねぇか?」
「ほんとか!」
「いいんですか!」
見られたからには、仕方がない。
「俺が付けたんじゃねぇ。ネコの名前をお前らが勝手に使うだけだ」
「ありがとう!」
俺は「怜」の意味を二人に話した。
「「怜」は賢いことや慈しむ、憐れむという意味の漢字だ。りっしんべんは「心」を表わし、「令」は澄み渡るという意味がある。心の澄み渡った、という意味になるんだ。そういう「花」、つまり外見も美しくな。まあ、これは名前だから、お前たちがそういう子に育てろよ」
「ああ、分かった!」
「ありがとうございます!」
二人が喜んだ。
「じゃーなー。ネコは別なのを考えないとなー」
二人が笑った。
まあ、俺は口にしなかったが「怜」という音は二人も分かっているだろう。
俺のために死んだ「レイ」を思ってのことだ。
この世に再び、その音を取り戻したかった。
「じゃあ、俺は帰ってもいいかな?」
早乙女が送ると言ったが、俺は断ってタクシーで帰った。
幸せそうに笑う二人を引き離したくなかった。
家に戻ると、すぐに夕飯の準備が出来ると言われた。
ハーに聞いた。
「今日はなんだ?」
「ステーキ大会だよ?」
「久しぶりだな!」
「一昨日もそうだったけど」
「ワハハハハハ!」
俺は三日振りにステーキを堪能した。
食後にみんなを集め、百家での話をした。
俺たちの全てを話し、幾つかの動画も見せたことを伝えた。
「では百家も、今後私たちに協力してくれるんですか?」
亜紀ちゃんが聞いて来た。
「いや、特にそれは求めていない。でも、深い縁があることは確かだ。あそこは旧い家系だが、特に戦闘力があるわけでもない。巻き込みたくはないな。今回いろいろと教えてもらったことだけでも、ありがたいよ」
「じゃあ、どうして私たちのことを話したんですか?」
「知っていて欲しかった。これから世界が崩壊していくこと。それと俺たちが戦うこと。その中心に百家の血を引く響子がいて、俺たちがいること。それを知っていて欲しかったんだ」
「タカさん……」
「百家は名家だ。世界に誇れるような素晴らしい家系だ。その家系から、世界を救う人間が出た。そう思って欲しかった」
「分かりました」
風呂に入り、亜紀ちゃん、柳と酒を呑んだ。
先ほどは話さなかった、刀の話をした。
「残りの二本の銘が分かったんだ。「朧影」と「黒笛」だ」
俺は「朧影」の能力について話し、「黒笛」はまだ不明だと言った。
「響子が夢で見たんだ。静江さんの妹の響さんから教わったらしい」
「やっぱりスゴイ家ですねぇ」
「そうだな」
「石神さんは何か夢を見なかったんですか?」
柳に聞かれた。
俺は自分が見た夢を話した。
「話してると楽しくなってな、「ヒモダンス」を見せてやった」
「タカさん! あれは門外不出ですよ!」
「お前ら、散々他所でやってるだろう!」
「アハハハハハ!」
単に「門外不出」と言ってみたかっただけだ。
「それで、真珠のピンで刺されてな」
「ちょっと見せて下さい!」
亜紀ちゃんが俺の左手を取った。
「良かった! 何ともありませんね」
「当たり前だろう!」
「だってタカさん! 今まで人外と関わってとんでもないことばっかりだったじゃないですか!」
「あ、ああ」
確かにそうだった。
「カワイイ響子がチュウチュウしてくれたから大丈夫だ!」
「「はいはい」」
俺は思い出して、発着場に作った山頂の偽牧場の話をした。
「俺が見たらさ。二階建てなのに、上に上がる階段がねぇんだよ。手抜き工事しやがってよ!」
ネットで噂になっているらしいと言った。
亜紀ちゃんがすぐに自分のパソコンを持って来て検索した。
「ありましたよ!」
《出雲のナゾ牧場》
誰かが偶然に見つけ、興味を持った人間たちが探索しているらしい。
業者が作った道から偽牧場までの経路を撮影し、ナゾ建物の画像もあった。
1階の天井に大きな四角い穴があり、2階の壁に謎のドアが付いている。
牧草地の代わりに、広いアスファルトの敷地があり、ナゾ過ぎるというコメントだった。
「まいったな」
「好き勝手に書いてますねー」
「私有地に入ってるってことですよね?」
「今度地雷埋めときますか」
「「やめろ!」」
おいおい考えようということになり、俺たちは解散した。
ベッドでロボが前足でパンパンする。
早くここに寝ろと言っている。
俺は笑って横になった。
ロボがまた、俺の右腕に足を絡めた。
幸せだった。
早乙女がいた。
「「「「「おかえりなさーい!」」」」」
「おう、ただいま」
「いしがみー!」
「なんだこいつ? なんで俺のいない間に上がり込んでるんだ?」
「おいー!」
「あ! さては亜紀ちゃん狙いかぁー!」
「違うよ!」
「じゃあ、柳かぁ!」
「違うって!」
「もしかして皇紀?」
「おい!」
みんなが笑った。
「ったく! 帰って早々になんだ!」
「あの、お前に子どもを見て欲しくて」
「うちの子どもたちで十分だ!」
「いしがみー」
子どもたちが笑った。
「ずっとタカさんの帰りを待ってたんですよ」
「自分の家で待て!」
「もっと早くお帰りかと思って」
「カワイイ響子とそんなすぐに離れられるか!」
離れたが。
「さっき響子ちゃんに電話したんですよ」
「……」
「タカさん……」
「おい! 早乙女、早く案内しろ! モタモタすんな!」
「……」
早乙女のポルシェに乗った。
早乙女は最初、うちの病院で出産したいと言っていた。
だが俺がなるべく俺たちの関りを知られない方がいいと言い、近くの病院で出産した。
車で10分もかからない距離だ。
駐車場に車を停め、二人で病室へ行った。
最初に雪野さんを見舞う。
俺は無事出産のお祝いを言い、雪野さんが元気そうだと言った。
急に連れ出されたのでと、出雲土産の「若草」を渡した。
「ありがとうございます。もう、赤ちゃんはご覧になりましたか?」
「いいえ、後で。先に雪野さんを見たくて」
「そうですか。初産だったんですが、陣痛からすぐに生まれてくれました」
「石神、お前は大丈夫だって言ってたけど、予定日よりも遅れて心配してたんだ」
「お母さんの中に出来るだけいたかったんだよ。きっとお母さんが大好きな子どもだぞ」
「そうか!」
「お父さんはどうでもいいんだな」
「いしがみー」
雪野さんが大笑いした。
「わざわざ来て頂いてすみません」
「ああ、旅行から帰ったら、こいつが俺の家で亜紀ちゃんをナンパしてやがって」
「おい! してないぞ!」
雪野さんがまた笑った。
俺も笑って、早くお父さん嫌いの娘を見せろと早乙女を誘った。
新生児室でガラス越しだったが、はっきりと見えた。
まあ、新生児の顔だ。
元気そうで問題ない。
病室へ戻った。
「雪野さん似でカワイイ子ですね!」
「そうですか!」
「うん!」
雪野さんが早乙女に「若草」を出すように頼んだ。
「こいつには後で渡すんで、別々に食べて下さい」
「いしがみー」」
三人で食べた。
「あ! 美味しいですね!」
「うん! 美味いよ、石神!」
俺は授乳に問題が無いか調べるので、オッパイを出すように雪野さんに言った。
すぐに出そうとするので、慌てて冗談だと言った。
「石神!」
「お前ら、ちょっと人を信用し過ぎだぞ」
「お前だからだろう!」
「アハハハハハ!」
何度も騙されてからかわれているのに、こいつらは何度でも信じる。
いい連中だ。
「ところで石神」
「ああ」
「あの子の名前なんだけどな」
「ああ。まあ、「怜花」でいいんじゃねぇか?」
「ほんとか!」
「いいんですか!」
見られたからには、仕方がない。
「俺が付けたんじゃねぇ。ネコの名前をお前らが勝手に使うだけだ」
「ありがとう!」
俺は「怜」の意味を二人に話した。
「「怜」は賢いことや慈しむ、憐れむという意味の漢字だ。りっしんべんは「心」を表わし、「令」は澄み渡るという意味がある。心の澄み渡った、という意味になるんだ。そういう「花」、つまり外見も美しくな。まあ、これは名前だから、お前たちがそういう子に育てろよ」
「ああ、分かった!」
「ありがとうございます!」
二人が喜んだ。
「じゃーなー。ネコは別なのを考えないとなー」
二人が笑った。
まあ、俺は口にしなかったが「怜」という音は二人も分かっているだろう。
俺のために死んだ「レイ」を思ってのことだ。
この世に再び、その音を取り戻したかった。
「じゃあ、俺は帰ってもいいかな?」
早乙女が送ると言ったが、俺は断ってタクシーで帰った。
幸せそうに笑う二人を引き離したくなかった。
家に戻ると、すぐに夕飯の準備が出来ると言われた。
ハーに聞いた。
「今日はなんだ?」
「ステーキ大会だよ?」
「久しぶりだな!」
「一昨日もそうだったけど」
「ワハハハハハ!」
俺は三日振りにステーキを堪能した。
食後にみんなを集め、百家での話をした。
俺たちの全てを話し、幾つかの動画も見せたことを伝えた。
「では百家も、今後私たちに協力してくれるんですか?」
亜紀ちゃんが聞いて来た。
「いや、特にそれは求めていない。でも、深い縁があることは確かだ。あそこは旧い家系だが、特に戦闘力があるわけでもない。巻き込みたくはないな。今回いろいろと教えてもらったことだけでも、ありがたいよ」
「じゃあ、どうして私たちのことを話したんですか?」
「知っていて欲しかった。これから世界が崩壊していくこと。それと俺たちが戦うこと。その中心に百家の血を引く響子がいて、俺たちがいること。それを知っていて欲しかったんだ」
「タカさん……」
「百家は名家だ。世界に誇れるような素晴らしい家系だ。その家系から、世界を救う人間が出た。そう思って欲しかった」
「分かりました」
風呂に入り、亜紀ちゃん、柳と酒を呑んだ。
先ほどは話さなかった、刀の話をした。
「残りの二本の銘が分かったんだ。「朧影」と「黒笛」だ」
俺は「朧影」の能力について話し、「黒笛」はまだ不明だと言った。
「響子が夢で見たんだ。静江さんの妹の響さんから教わったらしい」
「やっぱりスゴイ家ですねぇ」
「そうだな」
「石神さんは何か夢を見なかったんですか?」
柳に聞かれた。
俺は自分が見た夢を話した。
「話してると楽しくなってな、「ヒモダンス」を見せてやった」
「タカさん! あれは門外不出ですよ!」
「お前ら、散々他所でやってるだろう!」
「アハハハハハ!」
単に「門外不出」と言ってみたかっただけだ。
「それで、真珠のピンで刺されてな」
「ちょっと見せて下さい!」
亜紀ちゃんが俺の左手を取った。
「良かった! 何ともありませんね」
「当たり前だろう!」
「だってタカさん! 今まで人外と関わってとんでもないことばっかりだったじゃないですか!」
「あ、ああ」
確かにそうだった。
「カワイイ響子がチュウチュウしてくれたから大丈夫だ!」
「「はいはい」」
俺は思い出して、発着場に作った山頂の偽牧場の話をした。
「俺が見たらさ。二階建てなのに、上に上がる階段がねぇんだよ。手抜き工事しやがってよ!」
ネットで噂になっているらしいと言った。
亜紀ちゃんがすぐに自分のパソコンを持って来て検索した。
「ありましたよ!」
《出雲のナゾ牧場》
誰かが偶然に見つけ、興味を持った人間たちが探索しているらしい。
業者が作った道から偽牧場までの経路を撮影し、ナゾ建物の画像もあった。
1階の天井に大きな四角い穴があり、2階の壁に謎のドアが付いている。
牧草地の代わりに、広いアスファルトの敷地があり、ナゾ過ぎるというコメントだった。
「まいったな」
「好き勝手に書いてますねー」
「私有地に入ってるってことですよね?」
「今度地雷埋めときますか」
「「やめろ!」」
おいおい考えようということになり、俺たちは解散した。
ベッドでロボが前足でパンパンする。
早くここに寝ろと言っている。
俺は笑って横になった。
ロボがまた、俺の右腕に足を絡めた。
幸せだった。
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