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百家訪問 Ⅶ
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俺は夢を見た。
あの、美しい蝶と石楠花の女性の夢だ。
以前に見たのと同じく、女性は俺の前で深々と畳に頭を下げている。
「響さんですね?」
女性は顔を上げ、にこやかに頷いた。
「やっと響子をここに連れて来られました」
女性はまた頷く。
俺は響子のことをいろいろと女性に話した。
女性がずっと聞いてくれ、時々笑った。
「ああ、響子に初潮が来たんですよ! それで俺の子どもたちと一緒に祝いのダンスをしました!」
俺は立ち上がって「ヒモダンス」を踊った。
女性は大笑いして見ていた。
俺に座れと示した。
女性が後ろから何かを俺に差し出した。
美しい螺鈿の小箱だった。
「これは?」
女性がその蓋を開いた。
美しい真珠が入っていた。
それを取り出すと、先にピンが付いている。
ラペルピンに加工したものか。
俺の左手を取り、そのピンを薬指に刺し込んだ。
「いてぇ!」
「タカトラー!」
響子に揺り起こされた。
「おう、おはよう」
「おはよう。なんか暴れてたよ?」
「そうか?」
「うん。両手を上に上げて」
「おお」
俺は響子のカワイイ頬を撫でた。
「あ! 血が出てるよ!」
「え?」
響子が俺の左手の薬指を掴んだ。
血が止まるようにと考えたか、チューチューと吸う。
「おい、大丈夫だよ」
「うん。あ、止まった!」
「響子のお陰だな」
「うん!」
俺は「Ω」の粉末と「オロチ」の皮を食べてから、傷の治りが異常に早い。
それ以前からもその傾向はあったが、格段に違う。
でも俺は人間だ。
響子と一緒に洗面所に行き、顔を洗った。
二人で着替える。
「あー、お腹空いたなー」
「おい、珍しいな」
「うん」
俺は笑って緑さんに内線した。
すぐに食堂へ来てくれと言われた。
8時を回っており、他のみなさんはもう朝食を済ませている。
百家の朝は早い。
その分、夜は早いのだが、夕べは随分と遅くまで起きていたはずだ。
俺が深夜まで付き合わせたことを詫びると、慣れていると言われた。
大体夜明けと共に起きるので、ほとんど寝ていないはずだが。
朝食は焼き鮭と目玉焼きに、ハムと野沢菜の漬物だった。
味噌汁はシジミだった。
響子が珍しく食欲がある。
ご飯をお替りし、鮭を全部食べた。
俺が笑って自分の鮭をやろうとすると、緑さんがすぐに焼くと言ってくれた。
味噌汁をその間に飲み、そっちもお替りする。
緑さんが鮭とハムの追加をくれた。
響子はもう一回お替りした。
「今日はすげぇな」
「うん!」
「ここにいると健康になるな!」
「そうだね!」
緑さんが笑った。
朝食後、尊教さんが応接室に来て欲しいと言った。
「緑から聞きまして調べてみました」
そう言って、旧い和綴じの分厚い書物を俺に見せた。
「神刀についての書物です」
もちろん手書きの草書で、俺には半分も読めない。
「「朧影」は「悪鬼を霧のごとくにして消す」とあります。凡そ1里先まで及ぶとも」
「そうですか」
「「黒笛」については分かりませんでした。申し訳ありません」
「とんでもない。あれから調べて下さったんですか?」
「ええ、この書物ならと思っていたんですが」
「じゃあ、全然寝ていないんじゃ」
「いえ、それはいつものことで」
俺は改めて礼を述べた。
尊教さんは、これほどの神剣の数々を目に出来て嬉しいと言ってくれた。
「特に、この「五芒虎王」です。目にした人間は皆無かと思います」
「そうですか。ちょっと握ってみますか?」
「いえ! とんでもありません!」
俺は笑って、まずは持ち上げて下さいと言った。
尊教さんは恐る恐る持ち上げようとした。
「重い! 私には無理です!」
「「虎王」! この尊教さんにはお世話になった。一度握らせてやってくれ」
「!」
「もう一度どうぞ」
尊教さんがまた触れた。
「あ! 今度は大丈夫です!」
喜んで持ち上げ、俺が鞘を抜くように言った。
「ああ! なんと美しい!」
五芒星が連続する波紋を見て感嘆した。
鞘に戻し、恭しく頭を下げて台に戻した。
「生涯最高の体験をさせていただきました」
「いいえ」
俺は刀と荷物をハマーに積んだ。
全て「Ωシート」にくるんである。
常人が触れれば、もしくは見ただけで何かが起こるかもしれないためだ。
百家の皆さんが見送りに来てくれた。
「大変お世話になりました」
「お世話になりました」
響子も挨拶する。
響子は皆さんに呼ばれて、抱き締められた。
「また是非来てね」
緑さんが泣きそうな顔で言った。
「はい!」
俺たちは出発した。
「響子、来て良かったか?」
「うん! いい所だったね!」
「そうだな」
「シズエのことも一杯知れた!」
「そうか」
響子は嬉しそうだった。
「タカトラ」
「なんだ?」
「お腹空かない?」
「え? お前、さっき食べたばかりだろう」
「うーん」
「今日は食べすぎじゃないのか?」
響子は腕を組んでいる。
カワイイ。
「でも、御蕎麦くらいは食べれるよ?」
「ほんとか?」
まあ、俺ももうちょっと喰いたい。
「じゃあ、寄ってくか」
「うん!」
響子は一昨日食べた蕎麦屋で、天ぷら蕎麦を食べた。
俺もまた割子蕎麦と天丼を食べた。
美味しいからまた寄ったのだと言うと、店の人が喜んでくれた。
市内を少し回ろうかと思っていたが、時間が無くなったのですぐに山頂の偽牧場へ向かった。
既に青嵐たちが準備を整えて待っていた。
「石神さん!」
「おう、また世話になるな」
「いいえ! あの、この建物の業者を問い詰めて、後から階段を取り付けるように手配しました」
「おお、そうか」
「調べていて分かったんですが、この辺の不思議スポットとして有名になっていたようで」
「え?」
「使われてない山頂の牧場って。その建物は二階に上がる階段がないって」
「ああ」
「UFOの秘密基地なんて言ってる人もいるようですよ」
「アハハハハ!」
まあ、似たようなものだが。
俺たちは出発し、東京へ戻った。
響子を病室へ連れて行くと、六花が待っていた。
「響子!」
「六花!」
二人が抱き合って喜んでいた。
まあ、たった二泊のことなんだが。
響子が六花に土産だと「若草」と「縁結び箸」を渡した。
六花が大喜びで包みを開いた。
「六花、このお箸は「良縁」になるんだって!」
「ほんとですか!」
六花が包を開いた。
「アレ?」
肝心の結び目が解けていた。
《縁を切りたい場合は、結び目を解いて下さい》
そういう注意書きがあった。
六花が泣きそうな顔になる。
「寄越せ!」
俺はしっかりと結び直し、自分の部屋から強力ボンドを持って来てしっかり固めた。
「これで永遠に大丈夫だ!」
「!」
「若草」を開いて六花の口に突っ込むと、六花はニコニコして食べた。
俺は心配になって、部屋を出て緑さんに電話した。
「え! ほんとですか! それは最良の縁の場合に起こることで!」
稀に手渡す時に解けていることがあるそうだ。
それを結び直すと、最良の縁となるものだという。
俺は何度も礼を言い、六花にそのことを伝えた。
六花は大喜びした。
俺がウサギのトートバッグを渡すと、一層喜んだ。
「早速、最良の縁を確認しましょう!」
六花に手を引かれ、マンションへ行った。
間違いなく、最良の縁だった。
あの、美しい蝶と石楠花の女性の夢だ。
以前に見たのと同じく、女性は俺の前で深々と畳に頭を下げている。
「響さんですね?」
女性は顔を上げ、にこやかに頷いた。
「やっと響子をここに連れて来られました」
女性はまた頷く。
俺は響子のことをいろいろと女性に話した。
女性がずっと聞いてくれ、時々笑った。
「ああ、響子に初潮が来たんですよ! それで俺の子どもたちと一緒に祝いのダンスをしました!」
俺は立ち上がって「ヒモダンス」を踊った。
女性は大笑いして見ていた。
俺に座れと示した。
女性が後ろから何かを俺に差し出した。
美しい螺鈿の小箱だった。
「これは?」
女性がその蓋を開いた。
美しい真珠が入っていた。
それを取り出すと、先にピンが付いている。
ラペルピンに加工したものか。
俺の左手を取り、そのピンを薬指に刺し込んだ。
「いてぇ!」
「タカトラー!」
響子に揺り起こされた。
「おう、おはよう」
「おはよう。なんか暴れてたよ?」
「そうか?」
「うん。両手を上に上げて」
「おお」
俺は響子のカワイイ頬を撫でた。
「あ! 血が出てるよ!」
「え?」
響子が俺の左手の薬指を掴んだ。
血が止まるようにと考えたか、チューチューと吸う。
「おい、大丈夫だよ」
「うん。あ、止まった!」
「響子のお陰だな」
「うん!」
俺は「Ω」の粉末と「オロチ」の皮を食べてから、傷の治りが異常に早い。
それ以前からもその傾向はあったが、格段に違う。
でも俺は人間だ。
響子と一緒に洗面所に行き、顔を洗った。
二人で着替える。
「あー、お腹空いたなー」
「おい、珍しいな」
「うん」
俺は笑って緑さんに内線した。
すぐに食堂へ来てくれと言われた。
8時を回っており、他のみなさんはもう朝食を済ませている。
百家の朝は早い。
その分、夜は早いのだが、夕べは随分と遅くまで起きていたはずだ。
俺が深夜まで付き合わせたことを詫びると、慣れていると言われた。
大体夜明けと共に起きるので、ほとんど寝ていないはずだが。
朝食は焼き鮭と目玉焼きに、ハムと野沢菜の漬物だった。
味噌汁はシジミだった。
響子が珍しく食欲がある。
ご飯をお替りし、鮭を全部食べた。
俺が笑って自分の鮭をやろうとすると、緑さんがすぐに焼くと言ってくれた。
味噌汁をその間に飲み、そっちもお替りする。
緑さんが鮭とハムの追加をくれた。
響子はもう一回お替りした。
「今日はすげぇな」
「うん!」
「ここにいると健康になるな!」
「そうだね!」
緑さんが笑った。
朝食後、尊教さんが応接室に来て欲しいと言った。
「緑から聞きまして調べてみました」
そう言って、旧い和綴じの分厚い書物を俺に見せた。
「神刀についての書物です」
もちろん手書きの草書で、俺には半分も読めない。
「「朧影」は「悪鬼を霧のごとくにして消す」とあります。凡そ1里先まで及ぶとも」
「そうですか」
「「黒笛」については分かりませんでした。申し訳ありません」
「とんでもない。あれから調べて下さったんですか?」
「ええ、この書物ならと思っていたんですが」
「じゃあ、全然寝ていないんじゃ」
「いえ、それはいつものことで」
俺は改めて礼を述べた。
尊教さんは、これほどの神剣の数々を目に出来て嬉しいと言ってくれた。
「特に、この「五芒虎王」です。目にした人間は皆無かと思います」
「そうですか。ちょっと握ってみますか?」
「いえ! とんでもありません!」
俺は笑って、まずは持ち上げて下さいと言った。
尊教さんは恐る恐る持ち上げようとした。
「重い! 私には無理です!」
「「虎王」! この尊教さんにはお世話になった。一度握らせてやってくれ」
「!」
「もう一度どうぞ」
尊教さんがまた触れた。
「あ! 今度は大丈夫です!」
喜んで持ち上げ、俺が鞘を抜くように言った。
「ああ! なんと美しい!」
五芒星が連続する波紋を見て感嘆した。
鞘に戻し、恭しく頭を下げて台に戻した。
「生涯最高の体験をさせていただきました」
「いいえ」
俺は刀と荷物をハマーに積んだ。
全て「Ωシート」にくるんである。
常人が触れれば、もしくは見ただけで何かが起こるかもしれないためだ。
百家の皆さんが見送りに来てくれた。
「大変お世話になりました」
「お世話になりました」
響子も挨拶する。
響子は皆さんに呼ばれて、抱き締められた。
「また是非来てね」
緑さんが泣きそうな顔で言った。
「はい!」
俺たちは出発した。
「響子、来て良かったか?」
「うん! いい所だったね!」
「そうだな」
「シズエのことも一杯知れた!」
「そうか」
響子は嬉しそうだった。
「タカトラ」
「なんだ?」
「お腹空かない?」
「え? お前、さっき食べたばかりだろう」
「うーん」
「今日は食べすぎじゃないのか?」
響子は腕を組んでいる。
カワイイ。
「でも、御蕎麦くらいは食べれるよ?」
「ほんとか?」
まあ、俺ももうちょっと喰いたい。
「じゃあ、寄ってくか」
「うん!」
響子は一昨日食べた蕎麦屋で、天ぷら蕎麦を食べた。
俺もまた割子蕎麦と天丼を食べた。
美味しいからまた寄ったのだと言うと、店の人が喜んでくれた。
市内を少し回ろうかと思っていたが、時間が無くなったのですぐに山頂の偽牧場へ向かった。
既に青嵐たちが準備を整えて待っていた。
「石神さん!」
「おう、また世話になるな」
「いいえ! あの、この建物の業者を問い詰めて、後から階段を取り付けるように手配しました」
「おお、そうか」
「調べていて分かったんですが、この辺の不思議スポットとして有名になっていたようで」
「え?」
「使われてない山頂の牧場って。その建物は二階に上がる階段がないって」
「ああ」
「UFOの秘密基地なんて言ってる人もいるようですよ」
「アハハハハ!」
まあ、似たようなものだが。
俺たちは出発し、東京へ戻った。
響子を病室へ連れて行くと、六花が待っていた。
「響子!」
「六花!」
二人が抱き合って喜んでいた。
まあ、たった二泊のことなんだが。
響子が六花に土産だと「若草」と「縁結び箸」を渡した。
六花が大喜びで包みを開いた。
「六花、このお箸は「良縁」になるんだって!」
「ほんとですか!」
六花が包を開いた。
「アレ?」
肝心の結び目が解けていた。
《縁を切りたい場合は、結び目を解いて下さい》
そういう注意書きがあった。
六花が泣きそうな顔になる。
「寄越せ!」
俺はしっかりと結び直し、自分の部屋から強力ボンドを持って来てしっかり固めた。
「これで永遠に大丈夫だ!」
「!」
「若草」を開いて六花の口に突っ込むと、六花はニコニコして食べた。
俺は心配になって、部屋を出て緑さんに電話した。
「え! ほんとですか! それは最良の縁の場合に起こることで!」
稀に手渡す時に解けていることがあるそうだ。
それを結び直すと、最良の縁となるものだという。
俺は何度も礼を言い、六花にそのことを伝えた。
六花は大喜びした。
俺がウサギのトートバッグを渡すと、一層喜んだ。
「早速、最良の縁を確認しましょう!」
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