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「おかーさん」
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朝の7時。
私たちの誰かが、栞様を起こしに行く。
起きていたことは、滅多にない。
士王様は逆に、ほとんど起きている。
栞様の髪を撫でていたり、お顔に触っていることもある。
でも、私たちが入って行くと、必ず気付いてこちらを向く。
士王様の可愛らしいお顔を一撫でしてから、栞様にお声を掛ける。
「栞様、朝でございます」
それで起きたことは一度も無い。
「栞様、朝でございます!」
少し大きな声で言う。
三度繰り返してから、肩を揺する。
これで大半は起きる。
士王様がずっと見ている。
気付かれた栞様が、つぶらな瞳に微笑み掛ける。
「うーん」
「栞様、どうぞお目覚め下さい」
「はーい」
栞様は洗顔に向かわれる。
私が士王様をお預かりし、少し濡らしたタオルで顔を拭い、食堂へお連れする。
以前は栞様がすぐに授乳をされていたが、もう夜の時間にしかお与えにならない。
本来は離乳食だけでいいのだが、石神様のご意向で、今も母乳を与えられる。
「桜花、特に栞様は御変わりない?」
椿姫に聞かれた。
「大丈夫。いつものようにお元気です」
「そう」
栞様が食堂へ入って来られ、椿姫と一緒に改めてご挨拶する。
「おはよう。三人とも変わりはない?」
毎朝、栞様がそう尋ねられる。
私たちとまったく同じなので、いつも笑いそうになってしまう。
「はい。睡蓮は今休ませていただいていますが、三人とも変わりはありません」
「そう、良かった!」
栞様が明るく笑われる。
毎朝、その笑顔を見るのが、私たちの楽しみだ。
士王様のお食事は、栞様と私たちで交代で行なう。
栞様が、そのように決められた。
士王様が、三人の誰にでも不安なく思えるようにとのことだった。
石神様には恐ろしい敵がいて、いつどのような状況になるのか分からない。
もしかしたら、栞様がいらっしゃらない場合も考えられる。
そのような時に、士王様が安心して過ごせるようにとのご配慮だった。
今日は私が食事のお世話をした。
「士王が、もう少しで言葉を喋りそうなんだよね」
「さようでございますね」
「今ね、毎日「おかーさん」って話し掛けてるの」
「ウフフフフ」
「最初に言ってほしーなー!」
「そうですね」
椿姫と一緒に笑った。
「楽しみですね」
「うん!」
士王様は私たちの会話を聞いて、みんなの顔を見る。
ちょっと笑っている。
何が楽しいのだろう。
「笑ってらっしゃいますね」
「士王はね、人間の感情に敏感なの。温かい人の傍にいると、いつもご機嫌なのよ」
「さようでございますか。では、栞様のお傍にいれば安心ですね」
「あなたたちもよ、桜花。それに、何と言ってもあの旦那よー! なんなのよ、来るといつも士王が最高にご機嫌になるんだから!」
「石神様は特別でございましょう。あの方の優しさは無辺ですから」
「そうなんだけどねー。でもさー、ちょっとずるくない? いつもほとんどいないくせに、ちょっと来るだけでアレだよ?」
「仕方ございません」
「だけどなー。「おかーさん」は先に言って欲しいなー」
「大丈夫でございましょう」
「そう思う?」
「はい、もちろん!」
栞様が嬉しそうに笑われた。
こればかりは石神様には申し訳ないが、栞様のことを士王様に最初に喋って頂きたい。
朝食を食べ終わると、栞様は士王様と一緒に音楽を聴かれる。
クラシックが多いが、石神様がお好きな音楽を流すことが多い。
時折栞様がピアノを弾かれる。
また、石神様のCDを流すことも多い。
その時には、私たちも呼んで頂く。
家事の手を止め、喜んで一緒に聴かせて頂く。
石神様のお知り合いの高名なピアニストの方に言われて録音されたそうだ。
ある日、その詳しい経緯を栞様から伺った。
三人で泣いた。
日本に戻ることがあれば、門土様のお墓に参らせていただくのが、私たちの夢の一つになった。
音楽の後は、士王様は少し眠られる。
栞様は本を読まれるか、最近は外にも出られることもある。
電動移動車で買物や、市街地に向かわれる。
もちろん、必ず私たちの一人が護衛に付く。
お昼前には必ず戻られ、みんなで一緒に昼食を頂く。
今日はタコとカラスミのホワイトソースのパスタだ。
中央に半熟の卵黄を乗せる。
栞様はタコがお好きだ。
昼食の後は、栞様は短い時間眠られることが多い。
士王様も一緒だ。
ただ、士王様は午前の眠りが十分な場合は起きていらっしゃることもある。
今日も栞様の横で、士王様は眠らずにいた。
栞様をお起こししないよう、そっと士王様を抱き上げる。
何故か私の当番の時に、起きていらっしゃることが多い。
私は士王様に絵本を読んで差し上げたり、おもちゃで一緒に遊んだりする。
士王様は白いネコのぬいぐるみが大好きだ。
以前に石神様がお連れになった「ロボさん」のことを思い出しているのだろう。
お二人は、非常に仲良しだった。
「だぁー」
士王様は何か語り掛けながが、ネコのぬいぐるみを動かす。
私はソファに一緒に座りながら、士王様を見ている。
ぬいぐるみが士王様の手から落ちた。
「拾いますね」
そう声をお掛けして、床のぬいぐるみを拾った。
士王様に手渡す。
「どうぞ」
「おーか」
「!」
私は咄嗟に周囲を見渡した。
栞様はいない。
椿姫は他の部屋の掃除をし、睡蓮は買い物に出ている。
ホッとした。
「士王様、「おかーさん」と仰いませ」
「だぁー」
私は聞き間違いだろうと自分に言い聞かせた。
士王様が私にぬいぐるみを手渡す。
「おーか」
「……」
私は微笑んでぬいぐるみを動かし、士王様が笑った。
栞様が起きて来られた。
「桜花、ごめんね」
「い、いいえ! 楽しかったですよ」
栞様が私の隣の士王様を抱き上げた。
「おーか!」
「「!」」
士王様が私に手を伸ばして叫ばれた。
「士王、今なんて?」
「ばーぶー」
「桜花、聞いた?」
「いえ、何も!」
栞様が涙を零された。
「栞様!」
私は急いで東雲さんに連絡し、石神様をお呼びして欲しいと頼んだ。
「何があったんだ!」
「士王様が、初めて喋られて」
「なんだ?」
「それが、「おかーさん」ではなくて「桜花」と」
「おい!」
「はい!」
「そりゃ、大変じゃねぇか!」
「はい!」
東雲さんはすぐに察して下さった。
あの方も、石神様はもちろん、栞様や士王様、そして私たちのことも大事に思って下さる。
時々ここにも来て下さり、栞様に士王様が最初に自分を呼んでくれることを楽しみにしていることも知っている。
まさかとは思ったが、石神様が本当にすぐにいらしてくださった。
大笑いされて、部屋へ入って来られた。
「桜花、大変だったな!」
「い、いいえ!」
石神様は栞様の部屋へ入られた。
しばらくしてから栞様を連れて、リヴィングへ出て来られた。
士王様を抱いていらっしゃる。
「栞、桜花たちを困らせるな。ほら、謝れ」
「桜花、ごめんなさい」
「と、とんでもございません! 私の方こそ、なんということを!」
「おい、よせって。士王だって、別に何か特別なことで喋ろうとしているわけじゃないんだ」
石神様はそう話され、栞様を慰めておられた。
「いろんな言葉を覚えようとしている時期だ。何が出て来ても不思議はない。栞が眠っている間に、「おかーさん」と言ってたかもしれないしな」
「そうか!」
「そうだよ。一番大事な人間を一番最初に口にするわけじゃない。たまたま、言葉になったものからだ」
「そうだよね!」
「なあ、士王。そうだろ?」
「おとさん!」
士王様がそう言って石神様のお顔に手を伸ばした。
「おう!」
「あなた!」
「あ!」
栞様が怖いお顔をなさっていた。
「おい! 今話しただろう!」
「私が毎日一緒にいるのにー!」
「だから!」
石神様はすぐにお帰りになるおつもりだったようだが、栞様のご機嫌が直るまでいらっしゃった。
みんなで「おかーさん」と士王様に呼び掛けた。
夕飯後、やっと士王様が「おかーさん」と栞様に呼び掛けた。
「やったぁー!」
栞様が大喜びなされ、みんなで拍手し、石神様は笑いながらお帰りになった。
私たちの誰かが、栞様を起こしに行く。
起きていたことは、滅多にない。
士王様は逆に、ほとんど起きている。
栞様の髪を撫でていたり、お顔に触っていることもある。
でも、私たちが入って行くと、必ず気付いてこちらを向く。
士王様の可愛らしいお顔を一撫でしてから、栞様にお声を掛ける。
「栞様、朝でございます」
それで起きたことは一度も無い。
「栞様、朝でございます!」
少し大きな声で言う。
三度繰り返してから、肩を揺する。
これで大半は起きる。
士王様がずっと見ている。
気付かれた栞様が、つぶらな瞳に微笑み掛ける。
「うーん」
「栞様、どうぞお目覚め下さい」
「はーい」
栞様は洗顔に向かわれる。
私が士王様をお預かりし、少し濡らしたタオルで顔を拭い、食堂へお連れする。
以前は栞様がすぐに授乳をされていたが、もう夜の時間にしかお与えにならない。
本来は離乳食だけでいいのだが、石神様のご意向で、今も母乳を与えられる。
「桜花、特に栞様は御変わりない?」
椿姫に聞かれた。
「大丈夫。いつものようにお元気です」
「そう」
栞様が食堂へ入って来られ、椿姫と一緒に改めてご挨拶する。
「おはよう。三人とも変わりはない?」
毎朝、栞様がそう尋ねられる。
私たちとまったく同じなので、いつも笑いそうになってしまう。
「はい。睡蓮は今休ませていただいていますが、三人とも変わりはありません」
「そう、良かった!」
栞様が明るく笑われる。
毎朝、その笑顔を見るのが、私たちの楽しみだ。
士王様のお食事は、栞様と私たちで交代で行なう。
栞様が、そのように決められた。
士王様が、三人の誰にでも不安なく思えるようにとのことだった。
石神様には恐ろしい敵がいて、いつどのような状況になるのか分からない。
もしかしたら、栞様がいらっしゃらない場合も考えられる。
そのような時に、士王様が安心して過ごせるようにとのご配慮だった。
今日は私が食事のお世話をした。
「士王が、もう少しで言葉を喋りそうなんだよね」
「さようでございますね」
「今ね、毎日「おかーさん」って話し掛けてるの」
「ウフフフフ」
「最初に言ってほしーなー!」
「そうですね」
椿姫と一緒に笑った。
「楽しみですね」
「うん!」
士王様は私たちの会話を聞いて、みんなの顔を見る。
ちょっと笑っている。
何が楽しいのだろう。
「笑ってらっしゃいますね」
「士王はね、人間の感情に敏感なの。温かい人の傍にいると、いつもご機嫌なのよ」
「さようでございますか。では、栞様のお傍にいれば安心ですね」
「あなたたちもよ、桜花。それに、何と言ってもあの旦那よー! なんなのよ、来るといつも士王が最高にご機嫌になるんだから!」
「石神様は特別でございましょう。あの方の優しさは無辺ですから」
「そうなんだけどねー。でもさー、ちょっとずるくない? いつもほとんどいないくせに、ちょっと来るだけでアレだよ?」
「仕方ございません」
「だけどなー。「おかーさん」は先に言って欲しいなー」
「大丈夫でございましょう」
「そう思う?」
「はい、もちろん!」
栞様が嬉しそうに笑われた。
こればかりは石神様には申し訳ないが、栞様のことを士王様に最初に喋って頂きたい。
朝食を食べ終わると、栞様は士王様と一緒に音楽を聴かれる。
クラシックが多いが、石神様がお好きな音楽を流すことが多い。
時折栞様がピアノを弾かれる。
また、石神様のCDを流すことも多い。
その時には、私たちも呼んで頂く。
家事の手を止め、喜んで一緒に聴かせて頂く。
石神様のお知り合いの高名なピアニストの方に言われて録音されたそうだ。
ある日、その詳しい経緯を栞様から伺った。
三人で泣いた。
日本に戻ることがあれば、門土様のお墓に参らせていただくのが、私たちの夢の一つになった。
音楽の後は、士王様は少し眠られる。
栞様は本を読まれるか、最近は外にも出られることもある。
電動移動車で買物や、市街地に向かわれる。
もちろん、必ず私たちの一人が護衛に付く。
お昼前には必ず戻られ、みんなで一緒に昼食を頂く。
今日はタコとカラスミのホワイトソースのパスタだ。
中央に半熟の卵黄を乗せる。
栞様はタコがお好きだ。
昼食の後は、栞様は短い時間眠られることが多い。
士王様も一緒だ。
ただ、士王様は午前の眠りが十分な場合は起きていらっしゃることもある。
今日も栞様の横で、士王様は眠らずにいた。
栞様をお起こししないよう、そっと士王様を抱き上げる。
何故か私の当番の時に、起きていらっしゃることが多い。
私は士王様に絵本を読んで差し上げたり、おもちゃで一緒に遊んだりする。
士王様は白いネコのぬいぐるみが大好きだ。
以前に石神様がお連れになった「ロボさん」のことを思い出しているのだろう。
お二人は、非常に仲良しだった。
「だぁー」
士王様は何か語り掛けながが、ネコのぬいぐるみを動かす。
私はソファに一緒に座りながら、士王様を見ている。
ぬいぐるみが士王様の手から落ちた。
「拾いますね」
そう声をお掛けして、床のぬいぐるみを拾った。
士王様に手渡す。
「どうぞ」
「おーか」
「!」
私は咄嗟に周囲を見渡した。
栞様はいない。
椿姫は他の部屋の掃除をし、睡蓮は買い物に出ている。
ホッとした。
「士王様、「おかーさん」と仰いませ」
「だぁー」
私は聞き間違いだろうと自分に言い聞かせた。
士王様が私にぬいぐるみを手渡す。
「おーか」
「……」
私は微笑んでぬいぐるみを動かし、士王様が笑った。
栞様が起きて来られた。
「桜花、ごめんね」
「い、いいえ! 楽しかったですよ」
栞様が私の隣の士王様を抱き上げた。
「おーか!」
「「!」」
士王様が私に手を伸ばして叫ばれた。
「士王、今なんて?」
「ばーぶー」
「桜花、聞いた?」
「いえ、何も!」
栞様が涙を零された。
「栞様!」
私は急いで東雲さんに連絡し、石神様をお呼びして欲しいと頼んだ。
「何があったんだ!」
「士王様が、初めて喋られて」
「なんだ?」
「それが、「おかーさん」ではなくて「桜花」と」
「おい!」
「はい!」
「そりゃ、大変じゃねぇか!」
「はい!」
東雲さんはすぐに察して下さった。
あの方も、石神様はもちろん、栞様や士王様、そして私たちのことも大事に思って下さる。
時々ここにも来て下さり、栞様に士王様が最初に自分を呼んでくれることを楽しみにしていることも知っている。
まさかとは思ったが、石神様が本当にすぐにいらしてくださった。
大笑いされて、部屋へ入って来られた。
「桜花、大変だったな!」
「い、いいえ!」
石神様は栞様の部屋へ入られた。
しばらくしてから栞様を連れて、リヴィングへ出て来られた。
士王様を抱いていらっしゃる。
「栞、桜花たちを困らせるな。ほら、謝れ」
「桜花、ごめんなさい」
「と、とんでもございません! 私の方こそ、なんということを!」
「おい、よせって。士王だって、別に何か特別なことで喋ろうとしているわけじゃないんだ」
石神様はそう話され、栞様を慰めておられた。
「いろんな言葉を覚えようとしている時期だ。何が出て来ても不思議はない。栞が眠っている間に、「おかーさん」と言ってたかもしれないしな」
「そうか!」
「そうだよ。一番大事な人間を一番最初に口にするわけじゃない。たまたま、言葉になったものからだ」
「そうだよね!」
「なあ、士王。そうだろ?」
「おとさん!」
士王様がそう言って石神様のお顔に手を伸ばした。
「おう!」
「あなた!」
「あ!」
栞様が怖いお顔をなさっていた。
「おい! 今話しただろう!」
「私が毎日一緒にいるのにー!」
「だから!」
石神様はすぐにお帰りになるおつもりだったようだが、栞様のご機嫌が直るまでいらっしゃった。
みんなで「おかーさん」と士王様に呼び掛けた。
夕飯後、やっと士王様が「おかーさん」と栞様に呼び掛けた。
「やったぁー!」
栞様が大喜びなされ、みんなで拍手し、石神様は笑いながらお帰りになった。
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