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早乙女達に新居(ワハハハハ!)を紹介した翌日の金曜日。
朝食後に早乙女達は帰り、俺たちは別荘に向かった。
「ロボいるかー」
「はーい!」
毎回確認するようにしている。
前は「紅六花」ビルに忘れて、可愛そうなことをした。
今は荷台の「響子ベッド」に入っている。
「よし、行くぞー!」
「「「「はーい!」」」」
ハマーを発進させる。
高速を乗り換えて行き、上信越自動車道を走っていた。
「タカさん、ちょっと運転しますよ!」
亜紀ちゃんが言った。
「あ?」
「私、運転だけなら出来ますから」
「何言ってんだよ」
「大丈夫ですって! 見てて下さい」
亜紀ちゃんはまだ免許を持っていない。
9月下旬の誕生日なので、月末から教習所に通いたいと言っている。
「だって、亜紀ちゃん、全然動かしたこともないだろう」
「タカさん! 私、タカさんの隣でいつも見てるんですよ!」
「まあ、そうかもしれないが」
「もう全部分かってます! アヴェンタドールだって運転出来ますって」
「いや、あのな」
亜紀ちゃんがしつこく俺にせがんだ。
「お願いしますー」
「分かったよ!」
まあ、運動神経のいい亜紀ちゃんだ。
咄嗟の時に運転することも必要かもしれない。
俺はサービスエリアに寄り、交代した。
「次のサービスエリアまでな!」
「やったぁー!」
亜紀ちゃんは、本当にスムーズに発進させた。
「おお、言うだけあるな」
「エヘヘヘヘ!」
笑顔で高速に乗る。
アクセルを踏み込んで、すぐに周囲の車と並行して走るようになった。
「亜紀ちゃん、上手い!」
「アハハハハハ!」
後ろで子どもたちも見ている。
誰も心配はしていない。
俺のスマホが鳴った。
早乙女からだった。
「石神、今どこなんだ?」
「今別荘に向かってる途中だ。何かあったのか?」
「ちょっと話したいことがあるんだ。でも運転中なら後でもいい」
「いや、今亜紀ちゃんが運転してるから大丈夫だぞ?」
俺は喋ってから、しまったと思った。
一応あいつも警察官だ。
案の定、怒り出した。
亜紀ちゃんは運転席で上機嫌でハマーを操縦している。
ギアに手を掛けた。
俺の電話を気にしている。
タイヤが軋む、物凄いスキール音がした。
「亜紀ちゃん! 下がってるよ!」
「亜紀ちゃん! 前に走ってぇ!」
「あ、これバックなんだ」
亜紀ちゃんの額を引っぱたいた。
ハマーは激しく横滑りし、俺がハンドルを横から合わせて何とか横転せずに止まった。
亜紀ちゃんが深呼吸をして、また走らせる。
俺は次のサービスエリアで折り返すと早乙女に言った。
「お前! 何やってんだ!」
「だって、タカさんがギアチェンジするのがカッコ良くて!」
もう一度引っぱたいた。
サービスエリアでハマーを停めさせる。
もう、一瞬も目を離さなかった。
「お前を信じた俺がバカだった!」
「すみません……」
俺は早乙女に電話した。
早乙女は李愛鈴に「アドヴェロス」へ誘ったと話した。
俺たちはそんなことも話していたが、慎重に身辺調査をしてからのはずだった。
あいつはきっと、李愛鈴に情を掛けてしまったのだろう。
そういう優し過ぎる男だ。
俺の認識が甘かった。
とにかく、もう話してしまったことだ。
俺はタマを送ることを決めた。
最初からタマを使えば話は早かったのだが、なるべく妖魔を簡単には使いたくない。
もう妖魔の力が必要なのは分かってはいるが、安易にあいつらを頼りたくは無かった。
それは人間と妖魔の思考形式が異なるためだ。
妖魔は力を行使することに、一切の躊躇が無い。
人間がやり過ぎだと感ずることも、妖魔には関係ない。
やると決めれば何億人でも殺し、人間が絶対に避けるような酷いことも平然と行なう。
クロピョンは世界経済が傾くような巨大なダイヤモンド鉱脈を俺に与えた。
まあ、俺も資源獲得で散々利用しているのだが。
それでも、俺の中では必要なことに限定しようとはしている。
調子に乗っていることもあるが、大体はそうだ。
早乙女に幾つかの指示をし、電話を切った。
「少し早いが、ここで食事にするか」
「「「「わーい!」」」」
食事に関して、うちの子らも一切の躊躇は無い。
そして化け物のように喰う。
俺は車の中でロボの食事を用意し、子どもたちに先に行かせた。
11時過ぎのフードコートは、既に結構混み始めていた。
すぐに場所は分かった。
既に大量の食事が集められつつある。
俺は少し離れた席で食べようとした。
「タカさーん、こっちですよー」
亜紀ちゃんにでかい声で呼ばれた。
身体の大きな俺が一番喰うのだろうという目で見られた。
亜紀ちゃんがニコニコした顔で、俺の前にカレーを置いてくれる。
子どもたちはまだ食事を集めている。
掲示板に番号が出ると何人かで取りに行く。
その間に、テーブルの食事はどんどん減って行った。
皇紀が外から入って来て、懸命に食べ始めた。
「お前、どこ行ってたんだ?」
「外の屋台でケバブと唐揚げを頼んでました」
「そうか」
一切の見逃しの無い子どもたちだった。
食事を終え、コーヒーを飲んだ。
子どもたちはアイスクリームを買いに出た。
またバカみたいに買って来た。
「早乙女さん、何かあったんですか?」
亜紀ちゃんが聞いて来たので、俺は李愛鈴を仲間にしたがっているとみんなに話した。
「そうですか。私は信頼できる人だと思いましたが」
亜紀ちゃんが戦闘の中で感じたことだ。
きっと正しい判断なのだろう。
「「モハメド」ちゃんが手を出そうとしませんでしたからね。愛鈴さんが守るのが分かったんでしょう」
「そうだろうな。亜紀ちゃんもいたしな」
「私もそうですけど。でもオーガタイプの攻撃を片手で防ぐなんて、結構なものだと思いますよ」
「まだ全力でもないだろうしな」
「はい」
部位変形をする者がいることは分かっている。
でもそれは、全力ではない。
俺は分かっていた。
李愛鈴は、自分が化け物になってしまったことを悲しんでいる。
早乙女もそこに同情し、先走ったのだろう。
李愛鈴の全力を確認する必要がある。
でもそれは、彼女が全身を変形させなければならない。
写真を見たが、美しい女性だった。
その悲しみは深いだろう。
しかし、俺たちはやらねばならない。
「デミウルゴス」はその人間の個人的な願望や資質によって怪物化を展開することが分かっている。
オーガタイプと呼んでいる鬼のような姿になる者が多いのは、恐らく多くの人間に共通した資質なのだろう。
李愛鈴のような、爬虫類タイプは少ない。
ヘビのような形は幾つかあるが、李愛鈴は両腕が鋭い鉤爪があったと言う。
ヘビは人間が見慣れている動物なので、その姿を取ることは分かる。
でも李愛鈴はそうではない。
李愛鈴は、「ダイナソータイプ」という特異な存在だった。
俺たちはこの後でそれを知り、その強力な破壊力に驚くことになった。
朝食後に早乙女達は帰り、俺たちは別荘に向かった。
「ロボいるかー」
「はーい!」
毎回確認するようにしている。
前は「紅六花」ビルに忘れて、可愛そうなことをした。
今は荷台の「響子ベッド」に入っている。
「よし、行くぞー!」
「「「「はーい!」」」」
ハマーを発進させる。
高速を乗り換えて行き、上信越自動車道を走っていた。
「タカさん、ちょっと運転しますよ!」
亜紀ちゃんが言った。
「あ?」
「私、運転だけなら出来ますから」
「何言ってんだよ」
「大丈夫ですって! 見てて下さい」
亜紀ちゃんはまだ免許を持っていない。
9月下旬の誕生日なので、月末から教習所に通いたいと言っている。
「だって、亜紀ちゃん、全然動かしたこともないだろう」
「タカさん! 私、タカさんの隣でいつも見てるんですよ!」
「まあ、そうかもしれないが」
「もう全部分かってます! アヴェンタドールだって運転出来ますって」
「いや、あのな」
亜紀ちゃんがしつこく俺にせがんだ。
「お願いしますー」
「分かったよ!」
まあ、運動神経のいい亜紀ちゃんだ。
咄嗟の時に運転することも必要かもしれない。
俺はサービスエリアに寄り、交代した。
「次のサービスエリアまでな!」
「やったぁー!」
亜紀ちゃんは、本当にスムーズに発進させた。
「おお、言うだけあるな」
「エヘヘヘヘ!」
笑顔で高速に乗る。
アクセルを踏み込んで、すぐに周囲の車と並行して走るようになった。
「亜紀ちゃん、上手い!」
「アハハハハハ!」
後ろで子どもたちも見ている。
誰も心配はしていない。
俺のスマホが鳴った。
早乙女からだった。
「石神、今どこなんだ?」
「今別荘に向かってる途中だ。何かあったのか?」
「ちょっと話したいことがあるんだ。でも運転中なら後でもいい」
「いや、今亜紀ちゃんが運転してるから大丈夫だぞ?」
俺は喋ってから、しまったと思った。
一応あいつも警察官だ。
案の定、怒り出した。
亜紀ちゃんは運転席で上機嫌でハマーを操縦している。
ギアに手を掛けた。
俺の電話を気にしている。
タイヤが軋む、物凄いスキール音がした。
「亜紀ちゃん! 下がってるよ!」
「亜紀ちゃん! 前に走ってぇ!」
「あ、これバックなんだ」
亜紀ちゃんの額を引っぱたいた。
ハマーは激しく横滑りし、俺がハンドルを横から合わせて何とか横転せずに止まった。
亜紀ちゃんが深呼吸をして、また走らせる。
俺は次のサービスエリアで折り返すと早乙女に言った。
「お前! 何やってんだ!」
「だって、タカさんがギアチェンジするのがカッコ良くて!」
もう一度引っぱたいた。
サービスエリアでハマーを停めさせる。
もう、一瞬も目を離さなかった。
「お前を信じた俺がバカだった!」
「すみません……」
俺は早乙女に電話した。
早乙女は李愛鈴に「アドヴェロス」へ誘ったと話した。
俺たちはそんなことも話していたが、慎重に身辺調査をしてからのはずだった。
あいつはきっと、李愛鈴に情を掛けてしまったのだろう。
そういう優し過ぎる男だ。
俺の認識が甘かった。
とにかく、もう話してしまったことだ。
俺はタマを送ることを決めた。
最初からタマを使えば話は早かったのだが、なるべく妖魔を簡単には使いたくない。
もう妖魔の力が必要なのは分かってはいるが、安易にあいつらを頼りたくは無かった。
それは人間と妖魔の思考形式が異なるためだ。
妖魔は力を行使することに、一切の躊躇が無い。
人間がやり過ぎだと感ずることも、妖魔には関係ない。
やると決めれば何億人でも殺し、人間が絶対に避けるような酷いことも平然と行なう。
クロピョンは世界経済が傾くような巨大なダイヤモンド鉱脈を俺に与えた。
まあ、俺も資源獲得で散々利用しているのだが。
それでも、俺の中では必要なことに限定しようとはしている。
調子に乗っていることもあるが、大体はそうだ。
早乙女に幾つかの指示をし、電話を切った。
「少し早いが、ここで食事にするか」
「「「「わーい!」」」」
食事に関して、うちの子らも一切の躊躇は無い。
そして化け物のように喰う。
俺は車の中でロボの食事を用意し、子どもたちに先に行かせた。
11時過ぎのフードコートは、既に結構混み始めていた。
すぐに場所は分かった。
既に大量の食事が集められつつある。
俺は少し離れた席で食べようとした。
「タカさーん、こっちですよー」
亜紀ちゃんにでかい声で呼ばれた。
身体の大きな俺が一番喰うのだろうという目で見られた。
亜紀ちゃんがニコニコした顔で、俺の前にカレーを置いてくれる。
子どもたちはまだ食事を集めている。
掲示板に番号が出ると何人かで取りに行く。
その間に、テーブルの食事はどんどん減って行った。
皇紀が外から入って来て、懸命に食べ始めた。
「お前、どこ行ってたんだ?」
「外の屋台でケバブと唐揚げを頼んでました」
「そうか」
一切の見逃しの無い子どもたちだった。
食事を終え、コーヒーを飲んだ。
子どもたちはアイスクリームを買いに出た。
またバカみたいに買って来た。
「早乙女さん、何かあったんですか?」
亜紀ちゃんが聞いて来たので、俺は李愛鈴を仲間にしたがっているとみんなに話した。
「そうですか。私は信頼できる人だと思いましたが」
亜紀ちゃんが戦闘の中で感じたことだ。
きっと正しい判断なのだろう。
「「モハメド」ちゃんが手を出そうとしませんでしたからね。愛鈴さんが守るのが分かったんでしょう」
「そうだろうな。亜紀ちゃんもいたしな」
「私もそうですけど。でもオーガタイプの攻撃を片手で防ぐなんて、結構なものだと思いますよ」
「まだ全力でもないだろうしな」
「はい」
部位変形をする者がいることは分かっている。
でもそれは、全力ではない。
俺は分かっていた。
李愛鈴は、自分が化け物になってしまったことを悲しんでいる。
早乙女もそこに同情し、先走ったのだろう。
李愛鈴の全力を確認する必要がある。
でもそれは、彼女が全身を変形させなければならない。
写真を見たが、美しい女性だった。
その悲しみは深いだろう。
しかし、俺たちはやらねばならない。
「デミウルゴス」はその人間の個人的な願望や資質によって怪物化を展開することが分かっている。
オーガタイプと呼んでいる鬼のような姿になる者が多いのは、恐らく多くの人間に共通した資質なのだろう。
李愛鈴のような、爬虫類タイプは少ない。
ヘビのような形は幾つかあるが、李愛鈴は両腕が鋭い鉤爪があったと言う。
ヘビは人間が見慣れている動物なので、その姿を取ることは分かる。
でも李愛鈴はそうではない。
李愛鈴は、「ダイナソータイプ」という特異な存在だった。
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