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御堂家 防衛戦 Ⅱ
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火曜日の昼。
俺が午前のオペを終えて部屋に戻ったと同時に、早乙女から電話が来た。
「石神!」
「どうした?」
「大変だ! 都内の復讐箇所で「太陽界」がテロを起こした!」
「なんだって!」
「警察も対応に追われている。武装集団でのテロもあるが、中には「デミウルゴス」の怪物も幾つか目撃されている」
「分かった。うちの子どもたちに対応させる。十河さんはまだ使うな。磯良も慎重に、お前が同行してやれ」
「ああ。石神は?」
「俺はまだだ。一度家に戻る。子どもたちに話すんで、うちの出撃はそれからだ」
「分かった、なるべく早く頼む。俺も石神の家に一度行くよ」
「ああ、待ってる」
俺はすぐに分かった。
このテロ騒動は陽動だ。
御堂の家が襲われる。
一江に、俺の予定をすぐに調整させた。
「一江、大きな事件が起きるぞ」
「はい!」
「都内で「太陽界」のテロ騒ぎだ。でも、本当の大事件はこれからだ」
「それは?」
「「業」の軍の襲撃だ。御堂家が大規模な攻撃を受ける」
「え!」
一江が驚く。
「恐らく、陸戦タイプのジェヴォーダンが投入される。「業」の改造人間もな」
「じゃあ、本格的な戦争ですか!」
「いや、恐らくはまだだ。でも、あいつも本腰を入れて御堂を殺すつもりだ」
「そんな!」
「大丈夫だ。俺も準備をしていた」
「部長は知ってたんですか?」
「そうでもないんだけどな。まあ、イモムシの夢を見たからな」
「はい?」
一江が訳が分からないという顔をする。
「詳しい話は終わってからだ。お前は大森と一緒にいろ。それと、六花と鷹にも話しておいてくれ。こっちが襲われることは無いだろうが、六花には響子から離れるなと」
「はい!」
「俺は数日いなくなる。後は任せる」
「分かりました!」
「ヴァイツェン・ナガノは好きに喰え」
「はい!」
「トパダンの飲み放題券を後でやる」
「いりませんよ!」
俺は笑って一江の肩を叩いた。
「頼むぞ、右腕」
「はい! お任せ下さい!」
俺は白衣を脱ぎ、駐車場に向かった。
「タマ!」
「なんだ、主」
すぐに隣に着物姿のタマが現われた。
「俺の大事な人間たちを守れ。響子、六花、鷹、一江、大森、院長夫妻、早乙女夫妻……」
「分かった」
「頼むぞ!」
タマが消える。
俺はシボレー・コルベットに乗って、家に向かう。
ハンズフリーで亜紀ちゃんと話した。
「これから家に帰る。都内で「太陽界」の大規模テロだ。早乙女も向かっている」
「はい!」
亜紀ちゃんは一切動揺しない。
俺の指示を聞き洩らさないように集中している。
「だが、テロは陽動だ」
「はい! 御堂さんの家ですね」
「そうだ。そう間を置かずに始まるぞ」
「じゃあ、私たちは御堂さんの方に?」
「いや、まだだ。あっちはもう準備しているからな。こっちの騒動を治めてからで大丈夫だろう」
「はい」
「子どもたちは全員いるな?」
「はい!」
「じゃあ、詳しくは帰ってからだ」
「分かりました!」
俺は続けて左門に電話した。
「左門、こないだ話した通りだ」
「トラ兄さん! じゃあ、本格的な戦闘が!」
「ああ、御堂の家で始まる。観測員は置いているな?」
「うん! それと周辺も警戒しているよ。レーダーでも監視してる」
「巨大な生き物を運ぶからな。すぐに引っ掛かるだろう」
「攻撃はしないでいいんだね?」
「するな。まだお前たちは戦えない」
「分かった。じゃあ、記録に専念するよ」
アメリカ大使館のアビゲイルにも電話し、事前の段取りを進めるように伝えた。
アメリカは「業」の軍に襲われたことになっている。
その時、絶体絶命の危機を救った、「業」の対抗勢力、まあ俺たちなのだが、それが日本での防衛戦を展開する。
それをアメリカ政府が絶賛し、日本との共闘を宣言する。
俺たちは両国と連携して、「業」の軍と戦うようになる。
簡単に言えばそういうシナリオだ。
要は、御堂家の無茶苦茶な防衛システムの誤魔化しだ。
三つの電話を終え、俺は家に着いた。
子どもたちをリヴィングに集め、簡単なブリーフィングを始めた。
「都内の「太陽界」のテロは厄介だ。一つずつ潰さなければならん」
「御堂さんの家に、誰か向かわなくてもいいんですか?」
「まだだ。今回は、ある程度戦闘が拡大する必要がある。日本人の意識を変えなければならんからな」
「でも、御堂さんたちが」
「大丈夫だ。もう防衛施設に入ってる。あそこは何があってもみんなを守ってくれるよ」
「そうですけど」
亜紀ちゃんは心配している。
気持ちはよく分かる。
「亜紀ちゃん、心配するな。被害はそうは無い。いざとなれば、クロピョンで一瞬だからな」
「はい!」
「でも、まだクロピョンの力は知られたくない。最後の手段だけど、ちゃんと危うくなる前に使う」
「お願いします!」
早乙女が来た。
すぐにリヴィングに通す。
「おい、手ぶらかよ」
「石神!」
「お前、他人様のお宅を訪問する常識を勉強しろよ」
「そんな場合じゃないだろう!」
硬い顔をしていた早乙女が、いつもの顔に戻った。
「早速現状を説明しろ」
「ああ」
「太陽界」は、俺たちが把握していた以上に、「デミウルゴス」を蔓延させていたようだ。
やはり、教団は「業」の組織に操られ、乗っ取られていたと思われる。
早乙女が都内の地図を拡げる。
50か所以上に赤丸が付いている。
「今起きているテロの場所だ。多くは建物に立て籠って警官隊と応戦している」
「状況はどうなんだ?」
「相手の武器が重装備だ。警官隊にも被害が出ている」
「そうか。「デミウルゴス」は?」
「13か所だ。幸いにも、ほとんど同じく建物に入ったままなので、どこも警官隊が囲んで待機している」
「お前らじゃ何かあったら無理だろう」
「そうだ。順番に、至急対応していかなければならない」
「分かった。街中で暴れている奴もいるのか?」
「二か所だけ。池袋のサンシャイン通りと、原宿の竹下通りだ」
「密集地だな」
「都知事が自衛隊の出動を頼んだ」
「自衛隊でもきついかもな。戦場のように攻撃出来ないだろう」
「そうだ。石神、至急出てくれないか」
「分かった。マスコミは?」
「ある程度規制は掛けているが、基本的に自由の報道させている」
「そうか。よし!」
俺は子どもたちに各自の担当を与えた。
御堂家に動きが出るまでは、順次担当の戦闘を巡回させる。
早乙女に、磯良の担当も指示した。
「必ず変装させてな。それと、お前が必ず守ってやれ」
「どちらかと言うと、俺が守られる方だけど」
「ばかやろう! 大人は子どもを守るもんだぁ!」
「わ、分かった!」
「雪野さんのことは、俺に任せろ」
「いしがみー!」
早乙女は出て行った。
現場の最高指揮官になっている。
警察も、「太陽界」の異常なテロを認識していた。
これまでも、早乙女が幾つも対応し制圧していることが、高く評価されている。
子どもたちは既にコンバットスーツに着替えている。
タイガーストライプのものだが、「Ω」の翅を仕込んでいる。
顔は黒く塗り、ウィッグも被っている。
マスコミに撮影されても問題ない。
亜紀ちゃんと双子が出て行った。
皇紀は家で待機する。
家を守るのと、全員の連絡の統合と、ロボのご飯係だ。
左門から連絡が入った。
「トラ兄さん! 海自から連絡が入った。ロシアから日本へ向かうコンテナ船10隻をレーダーが捉えた!」
「そうか」
「異常なスピードだ! 100ノット出ているらしいよ!」
「分かった。攻撃はするな。恐らく海戦タイプのジェヴォーダンが牽引しているからな」
「うん! これで自衛隊もトラ兄さんの話を信じてくれるよ」
「そうなるといいな」
電話を切った。
恐らく、ジェヴォーダンを積んでいる。
数は、20頭くらいか。
その他に、改造人間もいるのだろう。
いよいよ、戦争が始まる。
俺が午前のオペを終えて部屋に戻ったと同時に、早乙女から電話が来た。
「石神!」
「どうした?」
「大変だ! 都内の復讐箇所で「太陽界」がテロを起こした!」
「なんだって!」
「警察も対応に追われている。武装集団でのテロもあるが、中には「デミウルゴス」の怪物も幾つか目撃されている」
「分かった。うちの子どもたちに対応させる。十河さんはまだ使うな。磯良も慎重に、お前が同行してやれ」
「ああ。石神は?」
「俺はまだだ。一度家に戻る。子どもたちに話すんで、うちの出撃はそれからだ」
「分かった、なるべく早く頼む。俺も石神の家に一度行くよ」
「ああ、待ってる」
俺はすぐに分かった。
このテロ騒動は陽動だ。
御堂の家が襲われる。
一江に、俺の予定をすぐに調整させた。
「一江、大きな事件が起きるぞ」
「はい!」
「都内で「太陽界」のテロ騒ぎだ。でも、本当の大事件はこれからだ」
「それは?」
「「業」の軍の襲撃だ。御堂家が大規模な攻撃を受ける」
「え!」
一江が驚く。
「恐らく、陸戦タイプのジェヴォーダンが投入される。「業」の改造人間もな」
「じゃあ、本格的な戦争ですか!」
「いや、恐らくはまだだ。でも、あいつも本腰を入れて御堂を殺すつもりだ」
「そんな!」
「大丈夫だ。俺も準備をしていた」
「部長は知ってたんですか?」
「そうでもないんだけどな。まあ、イモムシの夢を見たからな」
「はい?」
一江が訳が分からないという顔をする。
「詳しい話は終わってからだ。お前は大森と一緒にいろ。それと、六花と鷹にも話しておいてくれ。こっちが襲われることは無いだろうが、六花には響子から離れるなと」
「はい!」
「俺は数日いなくなる。後は任せる」
「分かりました!」
「ヴァイツェン・ナガノは好きに喰え」
「はい!」
「トパダンの飲み放題券を後でやる」
「いりませんよ!」
俺は笑って一江の肩を叩いた。
「頼むぞ、右腕」
「はい! お任せ下さい!」
俺は白衣を脱ぎ、駐車場に向かった。
「タマ!」
「なんだ、主」
すぐに隣に着物姿のタマが現われた。
「俺の大事な人間たちを守れ。響子、六花、鷹、一江、大森、院長夫妻、早乙女夫妻……」
「分かった」
「頼むぞ!」
タマが消える。
俺はシボレー・コルベットに乗って、家に向かう。
ハンズフリーで亜紀ちゃんと話した。
「これから家に帰る。都内で「太陽界」の大規模テロだ。早乙女も向かっている」
「はい!」
亜紀ちゃんは一切動揺しない。
俺の指示を聞き洩らさないように集中している。
「だが、テロは陽動だ」
「はい! 御堂さんの家ですね」
「そうだ。そう間を置かずに始まるぞ」
「じゃあ、私たちは御堂さんの方に?」
「いや、まだだ。あっちはもう準備しているからな。こっちの騒動を治めてからで大丈夫だろう」
「はい」
「子どもたちは全員いるな?」
「はい!」
「じゃあ、詳しくは帰ってからだ」
「分かりました!」
俺は続けて左門に電話した。
「左門、こないだ話した通りだ」
「トラ兄さん! じゃあ、本格的な戦闘が!」
「ああ、御堂の家で始まる。観測員は置いているな?」
「うん! それと周辺も警戒しているよ。レーダーでも監視してる」
「巨大な生き物を運ぶからな。すぐに引っ掛かるだろう」
「攻撃はしないでいいんだね?」
「するな。まだお前たちは戦えない」
「分かった。じゃあ、記録に専念するよ」
アメリカ大使館のアビゲイルにも電話し、事前の段取りを進めるように伝えた。
アメリカは「業」の軍に襲われたことになっている。
その時、絶体絶命の危機を救った、「業」の対抗勢力、まあ俺たちなのだが、それが日本での防衛戦を展開する。
それをアメリカ政府が絶賛し、日本との共闘を宣言する。
俺たちは両国と連携して、「業」の軍と戦うようになる。
簡単に言えばそういうシナリオだ。
要は、御堂家の無茶苦茶な防衛システムの誤魔化しだ。
三つの電話を終え、俺は家に着いた。
子どもたちをリヴィングに集め、簡単なブリーフィングを始めた。
「都内の「太陽界」のテロは厄介だ。一つずつ潰さなければならん」
「御堂さんの家に、誰か向かわなくてもいいんですか?」
「まだだ。今回は、ある程度戦闘が拡大する必要がある。日本人の意識を変えなければならんからな」
「でも、御堂さんたちが」
「大丈夫だ。もう防衛施設に入ってる。あそこは何があってもみんなを守ってくれるよ」
「そうですけど」
亜紀ちゃんは心配している。
気持ちはよく分かる。
「亜紀ちゃん、心配するな。被害はそうは無い。いざとなれば、クロピョンで一瞬だからな」
「はい!」
「でも、まだクロピョンの力は知られたくない。最後の手段だけど、ちゃんと危うくなる前に使う」
「お願いします!」
早乙女が来た。
すぐにリヴィングに通す。
「おい、手ぶらかよ」
「石神!」
「お前、他人様のお宅を訪問する常識を勉強しろよ」
「そんな場合じゃないだろう!」
硬い顔をしていた早乙女が、いつもの顔に戻った。
「早速現状を説明しろ」
「ああ」
「太陽界」は、俺たちが把握していた以上に、「デミウルゴス」を蔓延させていたようだ。
やはり、教団は「業」の組織に操られ、乗っ取られていたと思われる。
早乙女が都内の地図を拡げる。
50か所以上に赤丸が付いている。
「今起きているテロの場所だ。多くは建物に立て籠って警官隊と応戦している」
「状況はどうなんだ?」
「相手の武器が重装備だ。警官隊にも被害が出ている」
「そうか。「デミウルゴス」は?」
「13か所だ。幸いにも、ほとんど同じく建物に入ったままなので、どこも警官隊が囲んで待機している」
「お前らじゃ何かあったら無理だろう」
「そうだ。順番に、至急対応していかなければならない」
「分かった。街中で暴れている奴もいるのか?」
「二か所だけ。池袋のサンシャイン通りと、原宿の竹下通りだ」
「密集地だな」
「都知事が自衛隊の出動を頼んだ」
「自衛隊でもきついかもな。戦場のように攻撃出来ないだろう」
「そうだ。石神、至急出てくれないか」
「分かった。マスコミは?」
「ある程度規制は掛けているが、基本的に自由の報道させている」
「そうか。よし!」
俺は子どもたちに各自の担当を与えた。
御堂家に動きが出るまでは、順次担当の戦闘を巡回させる。
早乙女に、磯良の担当も指示した。
「必ず変装させてな。それと、お前が必ず守ってやれ」
「どちらかと言うと、俺が守られる方だけど」
「ばかやろう! 大人は子どもを守るもんだぁ!」
「わ、分かった!」
「雪野さんのことは、俺に任せろ」
「いしがみー!」
早乙女は出て行った。
現場の最高指揮官になっている。
警察も、「太陽界」の異常なテロを認識していた。
これまでも、早乙女が幾つも対応し制圧していることが、高く評価されている。
子どもたちは既にコンバットスーツに着替えている。
タイガーストライプのものだが、「Ω」の翅を仕込んでいる。
顔は黒く塗り、ウィッグも被っている。
マスコミに撮影されても問題ない。
亜紀ちゃんと双子が出て行った。
皇紀は家で待機する。
家を守るのと、全員の連絡の統合と、ロボのご飯係だ。
左門から連絡が入った。
「トラ兄さん! 海自から連絡が入った。ロシアから日本へ向かうコンテナ船10隻をレーダーが捉えた!」
「そうか」
「異常なスピードだ! 100ノット出ているらしいよ!」
「分かった。攻撃はするな。恐らく海戦タイプのジェヴォーダンが牽引しているからな」
「うん! これで自衛隊もトラ兄さんの話を信じてくれるよ」
「そうなるといいな」
電話を切った。
恐らく、ジェヴォーダンを積んでいる。
数は、20頭くらいか。
その他に、改造人間もいるのだろう。
いよいよ、戦争が始まる。
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