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アラスカ・パッション Ⅳ
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子どもたちが夕飯の支度をした。
それほど広いキッチンではないので、子どもたちに任せる。
桜花たちが帰って来た。
今は俺たちがいるので、三人に出掛けるように言っていた。
ちゃんと、銀行口座も確認しろと言った。
「石神様、栞様ただいま戻りました」
三人が挨拶に来る。
「おう、お帰り! 楽しんだか?」
「はい。普段は行けない基地の中を散策して参りました」
「そうか。昼はどうした?」
「石神様から言われたフレンチ・レストランに。大変美味しゅうございました」
「それは良かった」
三人が顔を見合わせて嬉しそうに笑いながら俺に言った。
麗星が何とも言えない顔をした。
「あの、石神様」
「なんだ?」
「銀行口座を確認いたしました」
「そうか」
「それで、少々頂き過ぎではないかと三人で話しまして」
俺は笑った。
「何を言う。本当はあんなものでは足りないし、それに休暇だってもっとやらなきゃいけないと思っている」
「でも、毎月一人1000万円とは」
「それだけの働きをしてくれてるんだ。それに今更何を言ってんだよ。もう半年以上も振り込まれて何も言って来なかったくせに」
「「「石神様!」」」
「アハハハハハ!」
「あの、私たちは、別に欲しい物もございませんし」
「じゃあ、貯めておけばいいじゃないか」
「いえ、もっと他のことにお使い頂いた方が」
「バカを言うな! お前たちのために俺が使いたいんだ!」
三人は恐縮している。
「でも、使われないお金は」
「今はな」
「はい?」
「この戦いが終わった後はどうするんだ?」
「「「!」」」
「おい、俺は「業」なんかに負けるつもりはねぇし、ちゃんとぶっ潰して終わらせるつもりだぞ?」
「それはもちろんでございます!」
「じゃあ、その後でお前らはどうするんだよ」
「あの、そのまま栞様と士王様のお世話を」
そう言うだろうとは思ったが。
「お前らだって年取って行くんだ。そのうちお前らの面倒を誰かが見なきゃならん」
「はぁ」
「士王だって年頃になれば、彼女なんか連れて来るかもしれん」
「はい!」
「その時に、栞の他におっかない顔をした女たちが三人で睨んじゃ、彼女も可愛そうだろう」
「そのようなことは決して!」
俺は三人を抱き寄せた。
「まあ、お前らが栞や士王の傍にいてくれるっていうなら、大歓迎だけどな。でも、もしかしたら別な道に進みたくなるかもしれん」
「いえ、そんなことは!」
「いいじゃねぇか。お前らだって誰かを好きになって一緒にいたいと思うかもしれない」
「そんな」
「俺はむしろ、そういう生き方をして欲しいけどな。別に俺たちでもいいけど、別な人間でもいい」
「はい」
「金は愛を育むために使えばいいんだよ。使わなくたっていいんだしな」
「はい」
桜花たちは一応は納得してくれた。
しかし、恐らく桜花たちの寿命は短い。
「業」に壊された脳や身体は、ブランたちに緩慢な死を決定づけていた。
俺や蓮花は何とかしようとしているが、それでも普通の人間よりも短い生になるだろう。
40代まで生きることが出来るかどうか。
この宇宙の時間に比べれば、人間の生など、一瞬の花火だ。
俺はブランたちに、できるだけ生を謳歌して欲しいだけだ。
「まあ、今日はゆっくりしろよ。夕飯を今作っているから、一緒に食べよう」
「あ! 私たちが準備を!」
「いいって。それに栞だって俺たちの料理を久しぶりに食べたいだろうよ」
「ああ、なるほど」
桜花たちを部屋に戻した。
響子が六花と起きて来た。
「よう! 体調は大丈夫か?」
「うん! 士王ちゃんは?」
「今寝てる。後でな」
亜紀ちゃんが響子と六花に紅茶を持って来てくれた。
飲んでいると、士王の声が聞こえた。
授乳の時間だ。
栞が先ほどはいなかった響子と六花を呼んで、授乳を見させた。
「すごく良く飲むのよ」
「へぇー!」
二人とも、笑顔で見ている。
士王は夢中で吸っている。
「ケプ」
「「カワイー!」」
「あなたも飲む?」
「え、いいよ!」
みんなで笑った。
あとでちょっと飲ませてもらおう。
夕飯はカリブーのステーキとシチューだ。
シチューの肉は鶏肉だ。
それにビーンズとジャガイモの煮物。
魚介類の焼き物。
スープはミネストローネにした。
カリブーの肉は低脂肪で日本の高級和牛に比べて少し堅い。
だが口の中でほぐれるような感覚で、食べやすい。
臭みは牛肉よりも少ない。
今日は塩コショウで味付けしているが、グレーヴィー・ソースもある。
どう食べても美味しい。
「カリブーはハンティングで結構狩られていたけどな。今は俺たちがアラスカを支配しているので、今後は徐々に増えて行くだろう」
「美味しいですよね!」
亜紀ちゃんが喜ぶ。
「そのうち、逆に俺たちが間引きしなきゃならんかもしれん。まあ、お前たちが時々来れば安心だけどな!」
みんなが笑った。
アラスカは俺たちの協力者しかいない。
イヌイットは基本的に残し、接収した白人たちの仕事や施設を使わせている。
イヌイット以外でも、俺たちに協力する人間には、優先していいものを与えていた。
基地の仕事に従事する人間も多い。
地産地消で生活できるようになっているが、まだまだ余裕はあった。
食後に栞と一緒に士王を風呂に入れた。
長くは浸かれない士王を椿姫に預け、俺たちは愛し合った。
他の人間が風呂を使っている間に、俺は響子を連れ出した。
電動移送車で、ヘッジホッグの外を案内する。
7時を過ぎているが、街に人通りは多い。
「すごいね! 本当に街が出来ているのね!」
「ああ。まだまだ大きくなるよ。農業部門や畜産も拡張中だしな」
「そうなんだ」
響子は灯に溢れた町を眺めている。
「栞と士王ちゃんのために作ったのね」
「それは違うよ」
「え?」
響子が俺を見た。
「「業」と戦う目的もあるけどな。本当の目的は、響子のためだ」
「私の?」
「そうだ。お前が安心して暮らせる場所を作りたかった。今は不自由させているけどな。いずれはここでお前に住んでもらう。お前を守り、お前が楽しく幸せに暮らせる街を作りたかった。ここはお前の街だ、響子」
「タカトラ……」
俺は町の外れにあるモニュメントへ行った。
高さ20メートルの大理石とチタンの碑が建っている。
車を降りて、碑の前に立った。
《Mother KYOKO City》
「響子、お前はここで俺の子を産んでくれ。そしてこの街をお前の優しさで包んでくれ」
「タカトラ!」
「しばらく後だけどな。お前のために作った場所だ。受け取ってくれ」
響子は叫んで俺に抱き着いて来た。
俺も響子を抱き締めた。
「愛している、響子」
「私も、タカトラ!」
オーロラが空を駆けた。
美しいグリーンのカーテンのようにゆっくりと揺れた。
二人でそれを眺めた。
部屋に戻ると、士王が六花におしめを替えられていた。
六花が士王の股間をじっと見ている。
「まだまだですね」
俺は響子と笑った。
六花も輝く笑顔で俺たちを見て微笑んだ。
それほど広いキッチンではないので、子どもたちに任せる。
桜花たちが帰って来た。
今は俺たちがいるので、三人に出掛けるように言っていた。
ちゃんと、銀行口座も確認しろと言った。
「石神様、栞様ただいま戻りました」
三人が挨拶に来る。
「おう、お帰り! 楽しんだか?」
「はい。普段は行けない基地の中を散策して参りました」
「そうか。昼はどうした?」
「石神様から言われたフレンチ・レストランに。大変美味しゅうございました」
「それは良かった」
三人が顔を見合わせて嬉しそうに笑いながら俺に言った。
麗星が何とも言えない顔をした。
「あの、石神様」
「なんだ?」
「銀行口座を確認いたしました」
「そうか」
「それで、少々頂き過ぎではないかと三人で話しまして」
俺は笑った。
「何を言う。本当はあんなものでは足りないし、それに休暇だってもっとやらなきゃいけないと思っている」
「でも、毎月一人1000万円とは」
「それだけの働きをしてくれてるんだ。それに今更何を言ってんだよ。もう半年以上も振り込まれて何も言って来なかったくせに」
「「「石神様!」」」
「アハハハハハ!」
「あの、私たちは、別に欲しい物もございませんし」
「じゃあ、貯めておけばいいじゃないか」
「いえ、もっと他のことにお使い頂いた方が」
「バカを言うな! お前たちのために俺が使いたいんだ!」
三人は恐縮している。
「でも、使われないお金は」
「今はな」
「はい?」
「この戦いが終わった後はどうするんだ?」
「「「!」」」
「おい、俺は「業」なんかに負けるつもりはねぇし、ちゃんとぶっ潰して終わらせるつもりだぞ?」
「それはもちろんでございます!」
「じゃあ、その後でお前らはどうするんだよ」
「あの、そのまま栞様と士王様のお世話を」
そう言うだろうとは思ったが。
「お前らだって年取って行くんだ。そのうちお前らの面倒を誰かが見なきゃならん」
「はぁ」
「士王だって年頃になれば、彼女なんか連れて来るかもしれん」
「はい!」
「その時に、栞の他におっかない顔をした女たちが三人で睨んじゃ、彼女も可愛そうだろう」
「そのようなことは決して!」
俺は三人を抱き寄せた。
「まあ、お前らが栞や士王の傍にいてくれるっていうなら、大歓迎だけどな。でも、もしかしたら別な道に進みたくなるかもしれん」
「いえ、そんなことは!」
「いいじゃねぇか。お前らだって誰かを好きになって一緒にいたいと思うかもしれない」
「そんな」
「俺はむしろ、そういう生き方をして欲しいけどな。別に俺たちでもいいけど、別な人間でもいい」
「はい」
「金は愛を育むために使えばいいんだよ。使わなくたっていいんだしな」
「はい」
桜花たちは一応は納得してくれた。
しかし、恐らく桜花たちの寿命は短い。
「業」に壊された脳や身体は、ブランたちに緩慢な死を決定づけていた。
俺や蓮花は何とかしようとしているが、それでも普通の人間よりも短い生になるだろう。
40代まで生きることが出来るかどうか。
この宇宙の時間に比べれば、人間の生など、一瞬の花火だ。
俺はブランたちに、できるだけ生を謳歌して欲しいだけだ。
「まあ、今日はゆっくりしろよ。夕飯を今作っているから、一緒に食べよう」
「あ! 私たちが準備を!」
「いいって。それに栞だって俺たちの料理を久しぶりに食べたいだろうよ」
「ああ、なるほど」
桜花たちを部屋に戻した。
響子が六花と起きて来た。
「よう! 体調は大丈夫か?」
「うん! 士王ちゃんは?」
「今寝てる。後でな」
亜紀ちゃんが響子と六花に紅茶を持って来てくれた。
飲んでいると、士王の声が聞こえた。
授乳の時間だ。
栞が先ほどはいなかった響子と六花を呼んで、授乳を見させた。
「すごく良く飲むのよ」
「へぇー!」
二人とも、笑顔で見ている。
士王は夢中で吸っている。
「ケプ」
「「カワイー!」」
「あなたも飲む?」
「え、いいよ!」
みんなで笑った。
あとでちょっと飲ませてもらおう。
夕飯はカリブーのステーキとシチューだ。
シチューの肉は鶏肉だ。
それにビーンズとジャガイモの煮物。
魚介類の焼き物。
スープはミネストローネにした。
カリブーの肉は低脂肪で日本の高級和牛に比べて少し堅い。
だが口の中でほぐれるような感覚で、食べやすい。
臭みは牛肉よりも少ない。
今日は塩コショウで味付けしているが、グレーヴィー・ソースもある。
どう食べても美味しい。
「カリブーはハンティングで結構狩られていたけどな。今は俺たちがアラスカを支配しているので、今後は徐々に増えて行くだろう」
「美味しいですよね!」
亜紀ちゃんが喜ぶ。
「そのうち、逆に俺たちが間引きしなきゃならんかもしれん。まあ、お前たちが時々来れば安心だけどな!」
みんなが笑った。
アラスカは俺たちの協力者しかいない。
イヌイットは基本的に残し、接収した白人たちの仕事や施設を使わせている。
イヌイット以外でも、俺たちに協力する人間には、優先していいものを与えていた。
基地の仕事に従事する人間も多い。
地産地消で生活できるようになっているが、まだまだ余裕はあった。
食後に栞と一緒に士王を風呂に入れた。
長くは浸かれない士王を椿姫に預け、俺たちは愛し合った。
他の人間が風呂を使っている間に、俺は響子を連れ出した。
電動移送車で、ヘッジホッグの外を案内する。
7時を過ぎているが、街に人通りは多い。
「すごいね! 本当に街が出来ているのね!」
「ああ。まだまだ大きくなるよ。農業部門や畜産も拡張中だしな」
「そうなんだ」
響子は灯に溢れた町を眺めている。
「栞と士王ちゃんのために作ったのね」
「それは違うよ」
「え?」
響子が俺を見た。
「「業」と戦う目的もあるけどな。本当の目的は、響子のためだ」
「私の?」
「そうだ。お前が安心して暮らせる場所を作りたかった。今は不自由させているけどな。いずれはここでお前に住んでもらう。お前を守り、お前が楽しく幸せに暮らせる街を作りたかった。ここはお前の街だ、響子」
「タカトラ……」
俺は町の外れにあるモニュメントへ行った。
高さ20メートルの大理石とチタンの碑が建っている。
車を降りて、碑の前に立った。
《Mother KYOKO City》
「響子、お前はここで俺の子を産んでくれ。そしてこの街をお前の優しさで包んでくれ」
「タカトラ!」
「しばらく後だけどな。お前のために作った場所だ。受け取ってくれ」
響子は叫んで俺に抱き着いて来た。
俺も響子を抱き締めた。
「愛している、響子」
「私も、タカトラ!」
オーロラが空を駆けた。
美しいグリーンのカーテンのようにゆっくりと揺れた。
二人でそれを眺めた。
部屋に戻ると、士王が六花におしめを替えられていた。
六花が士王の股間をじっと見ている。
「まだまだですね」
俺は響子と笑った。
六花も輝く笑顔で俺たちを見て微笑んだ。
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