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真冬の別荘 Ⅲ
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翌朝、ベッドの中で響子とイチャイチャしていた。
「おい、もっと俺にケポリンを見せろ!」
「やだー!」
「なんでだぁ!」
「タカトラはエッチだから」
「あんだとー!」
響子のお尻を出して頬ずりする。
そこにケポリンはいないが。
ルーとハーが朝食を呼びに来た。
「お前らのケポリンをよこせー!」
「「やー!」」
二人をベッドに引きずり込み、お尻を出す。
頬ずりをする。
「何やってんの! タカさんを呼んできてって言ったじゃない!」
亜紀ちゃんが来た。
三人がお尻を出しているのを見る。
「お前のケポリンを」
物凄く怒られた。
そう言えばケポリンのベテランの子だった。
朝食は鷹が監修しての美味い和食だった。
俺の好きなナスの煮びたし。
出汁巻き卵。
鰆の西京焼き。
インゲンの胡麻和え。
これに刻みネギ付きの納豆。
味噌汁は俺の大好きなジャガイモとタマネギだった。
鷹もあまり聞いたことがないと言っていたが、俺が一番好きなのだと言うとよく作ってくれるようになった。
本当に美味い。
やはり鷹の和食は最高だ。
料亭ならばもっと豪華で美味しい料理が出るだろう。
しかし、鷹の家庭料理は毎日食べたいくらいに美味い。
俺たちのために作ってくれているという何かが入っているのを感ずる。
「亜紀ちゃん、今日は買い出しに行くよな?」
「はい! でも予約しているものだけでいいですよね?」
「そうだなー。鷹、どう思う?」
「そうですね。今晩はカニ鍋ですよね?」
「ああ、飛んでくる爪に注意してな!」
「アハハハ。でしたら最後にお豆腐を入れた餡かけ雑炊とか」
「いいな! 亜紀ちゃん、トウフ追加!」
「はーい!」
「あと、折角ですから焼きガニの辛子山椒なんていうのも口が変わっていいかと」
「最高だぁ! 亜紀ちゃん、カニの追加!」
「はーい!」
「お昼は御蕎麦ですよね?」
「ああ、ステーキ薬味のな」
「アハハハハハ!」
鷹がいると、本当に食事が楽しい。
買い出しは俺と鷹で行くことにした。
昼食後、俺は雪道を慎重に運転していく。
まあ、俺たちならどんな事故を起こしても大丈夫なのだが。
でも帰りの車が無くなるのは辛い。
それに買い物帰りの目的もある。
「あの、石神先生」
「あんだ?」
「どうして毛布を積んでいるんですか?」
「あー、帰りはちょっと寒いからな」
「そうなんですか?」
鷹とスーパーに行くと、また店長が出て来てくれる。
『ワルキューレの騎行』が流れ、鷹が笑う。
「今回は冬にまでお越し頂きまして!」
「たまには雪の別荘も味わいたくて。またお世話になります」
「はい!」
鷹と楽しく買い物をし、フードコーナーでコーヒーを飲んだ。
店長からまたお土産にタイ焼きを頂く。
「じゃあ帰るか!」
「はい」
ハマーに乗り込み、俺は途中で河原に寄った。
「石神先生、ここは?」
「誰も来ない場所」
「はい?」
「鷹を愛する場所」
「ウフフフフ」
1時間以上、愛し合った。
匂いを消すために、窓を全開にして帰った。
「ああ、このための毛布だったんですね」
「そうだよ、ウフフフフ」
二人で笑った。
別荘の手前で窓を上げた。
二人で買物の荷物を降ろす。
子どもたちが運びに来た。
響子が昼寝から起きたので、みんなで雪の積もった庭に出る。
雪合戦をした。
「ぶつかった奴は両手を上に上げて「ガオー」って言うんだぞ!」
「「「「「はーい!」」」」」
「ガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオ……」
皇紀が集中攻撃を喰らっていた。
腰の上まで埋まった。
響子と鷹と一緒に、三人で雪だるまを作る。
皇紀と双子がでかいカニの雪像を作った。
亜紀ちゃんが直径50センチのケーキみたいな奴を作り、「電子レンジ」で溶かしていた。
「ガハハハハハハハ!」
「……」
鷹が響子のために、可愛らしい雪ウサギを作った。
響子が大興奮で喜ぶ。
「響子、カワイイか?」
「うん!」
「皇紀!」
「はい!」
「急いで小型の冷凍ケースを作れ!」
「はい?」
「鷹の作ったウサギを持ち帰るぞ!」
「へ?」
「病院の響子の部屋に置くからな!」
「わ、分かりましたー」
なんか出来るらしい。
ジョークで言ったのだが。
予備の窓ガラスを使って、高さ80センチの台に乗ったショーケースを1時間で作った。
台の中にはアイスクリームを冷やすコンプレッサーなどが入っている。
近くのコンビニに大金を払い、双子がケースを一つ譲ってもらって来た。
庭の雪を敷き、木の枝と砂利を少し置いて雪ウサギを置いた。
響子が喜ぶ。
ジョークだったのに。
鷹と子どもたちが夕飯の準備をしている間、俺は響子とチェスをした。
当然、俺は甘くない。
「くっそー」
豪華なカニ鍋が出来た。
うちは喰い切り制なので、時間が掛かるカニは争いを生まない。
みんな楽しく、大人しく味わって行った。
焼きガニも美味かった。
流石は鷹の提案だ。
響子を風呂に入れ、入れ替わりに鷹と一緒に入った。
風呂場でまた少し愛し合う。
「みんなにバレないようにな!」
「ウフフフフ」
二人で出ると、亜紀ちゃんと双子が脱衣所で待っていた。
「「……」」
「「「……」」」
「オーホホホホホホ!」
俺が麗星のモノマネをして誤魔化した。
「「「ギャハハハハハハハ!」」」
三人が爆笑した。
良かった。
今晩も俺と鷹、亜紀ちゃんが熱燗を飲む。
響子はミルクティーにし、皇紀と双子は葛湯にした。
焼きナス。
身欠きにしん。
柳が見つけた新ショウガの漬物。
ウインナー(大量)。
カラスミ。
チーズ各種。
焼きおにぎり(結構多い)。
味噌おにぎり(俺の好物)。
みんなで屋上に上がった。
「今日は「ニューヨーク恋物語」だ」
盛大な拍手が沸いた。
「おい、もっと俺にケポリンを見せろ!」
「やだー!」
「なんでだぁ!」
「タカトラはエッチだから」
「あんだとー!」
響子のお尻を出して頬ずりする。
そこにケポリンはいないが。
ルーとハーが朝食を呼びに来た。
「お前らのケポリンをよこせー!」
「「やー!」」
二人をベッドに引きずり込み、お尻を出す。
頬ずりをする。
「何やってんの! タカさんを呼んできてって言ったじゃない!」
亜紀ちゃんが来た。
三人がお尻を出しているのを見る。
「お前のケポリンを」
物凄く怒られた。
そう言えばケポリンのベテランの子だった。
朝食は鷹が監修しての美味い和食だった。
俺の好きなナスの煮びたし。
出汁巻き卵。
鰆の西京焼き。
インゲンの胡麻和え。
これに刻みネギ付きの納豆。
味噌汁は俺の大好きなジャガイモとタマネギだった。
鷹もあまり聞いたことがないと言っていたが、俺が一番好きなのだと言うとよく作ってくれるようになった。
本当に美味い。
やはり鷹の和食は最高だ。
料亭ならばもっと豪華で美味しい料理が出るだろう。
しかし、鷹の家庭料理は毎日食べたいくらいに美味い。
俺たちのために作ってくれているという何かが入っているのを感ずる。
「亜紀ちゃん、今日は買い出しに行くよな?」
「はい! でも予約しているものだけでいいですよね?」
「そうだなー。鷹、どう思う?」
「そうですね。今晩はカニ鍋ですよね?」
「ああ、飛んでくる爪に注意してな!」
「アハハハ。でしたら最後にお豆腐を入れた餡かけ雑炊とか」
「いいな! 亜紀ちゃん、トウフ追加!」
「はーい!」
「あと、折角ですから焼きガニの辛子山椒なんていうのも口が変わっていいかと」
「最高だぁ! 亜紀ちゃん、カニの追加!」
「はーい!」
「お昼は御蕎麦ですよね?」
「ああ、ステーキ薬味のな」
「アハハハハハ!」
鷹がいると、本当に食事が楽しい。
買い出しは俺と鷹で行くことにした。
昼食後、俺は雪道を慎重に運転していく。
まあ、俺たちならどんな事故を起こしても大丈夫なのだが。
でも帰りの車が無くなるのは辛い。
それに買い物帰りの目的もある。
「あの、石神先生」
「あんだ?」
「どうして毛布を積んでいるんですか?」
「あー、帰りはちょっと寒いからな」
「そうなんですか?」
鷹とスーパーに行くと、また店長が出て来てくれる。
『ワルキューレの騎行』が流れ、鷹が笑う。
「今回は冬にまでお越し頂きまして!」
「たまには雪の別荘も味わいたくて。またお世話になります」
「はい!」
鷹と楽しく買い物をし、フードコーナーでコーヒーを飲んだ。
店長からまたお土産にタイ焼きを頂く。
「じゃあ帰るか!」
「はい」
ハマーに乗り込み、俺は途中で河原に寄った。
「石神先生、ここは?」
「誰も来ない場所」
「はい?」
「鷹を愛する場所」
「ウフフフフ」
1時間以上、愛し合った。
匂いを消すために、窓を全開にして帰った。
「ああ、このための毛布だったんですね」
「そうだよ、ウフフフフ」
二人で笑った。
別荘の手前で窓を上げた。
二人で買物の荷物を降ろす。
子どもたちが運びに来た。
響子が昼寝から起きたので、みんなで雪の積もった庭に出る。
雪合戦をした。
「ぶつかった奴は両手を上に上げて「ガオー」って言うんだぞ!」
「「「「「はーい!」」」」」
「ガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオ……」
皇紀が集中攻撃を喰らっていた。
腰の上まで埋まった。
響子と鷹と一緒に、三人で雪だるまを作る。
皇紀と双子がでかいカニの雪像を作った。
亜紀ちゃんが直径50センチのケーキみたいな奴を作り、「電子レンジ」で溶かしていた。
「ガハハハハハハハ!」
「……」
鷹が響子のために、可愛らしい雪ウサギを作った。
響子が大興奮で喜ぶ。
「響子、カワイイか?」
「うん!」
「皇紀!」
「はい!」
「急いで小型の冷凍ケースを作れ!」
「はい?」
「鷹の作ったウサギを持ち帰るぞ!」
「へ?」
「病院の響子の部屋に置くからな!」
「わ、分かりましたー」
なんか出来るらしい。
ジョークで言ったのだが。
予備の窓ガラスを使って、高さ80センチの台に乗ったショーケースを1時間で作った。
台の中にはアイスクリームを冷やすコンプレッサーなどが入っている。
近くのコンビニに大金を払い、双子がケースを一つ譲ってもらって来た。
庭の雪を敷き、木の枝と砂利を少し置いて雪ウサギを置いた。
響子が喜ぶ。
ジョークだったのに。
鷹と子どもたちが夕飯の準備をしている間、俺は響子とチェスをした。
当然、俺は甘くない。
「くっそー」
豪華なカニ鍋が出来た。
うちは喰い切り制なので、時間が掛かるカニは争いを生まない。
みんな楽しく、大人しく味わって行った。
焼きガニも美味かった。
流石は鷹の提案だ。
響子を風呂に入れ、入れ替わりに鷹と一緒に入った。
風呂場でまた少し愛し合う。
「みんなにバレないようにな!」
「ウフフフフ」
二人で出ると、亜紀ちゃんと双子が脱衣所で待っていた。
「「……」」
「「「……」」」
「オーホホホホホホ!」
俺が麗星のモノマネをして誤魔化した。
「「「ギャハハハハハハハ!」」」
三人が爆笑した。
良かった。
今晩も俺と鷹、亜紀ちゃんが熱燗を飲む。
響子はミルクティーにし、皇紀と双子は葛湯にした。
焼きナス。
身欠きにしん。
柳が見つけた新ショウガの漬物。
ウインナー(大量)。
カラスミ。
チーズ各種。
焼きおにぎり(結構多い)。
味噌おにぎり(俺の好物)。
みんなで屋上に上がった。
「今日は「ニューヨーク恋物語」だ」
盛大な拍手が沸いた。
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