1,011 / 2,818
奈津江、南原家へ Ⅳ
しおりを挟む
お袋に、そろそろ奈津江の部屋へ行ってやれと言われた。
奈津江の部屋へ行くと、奈津江が起きていた。
着替えてちゃんとしている。
「大丈夫か?」
「うん。ぐっすり寝たから」
「無理をさせたな」
「そんなこと」
俺は一つ提案をした。
奈津江は驚いていたが、出来ればやりたいと言った。
俺はお袋と南原さんに頼んだ。
「今晩は、俺と奈津江で夕飯を作らせてもらえませんか」
南原さんは最初は戸惑っていたが、奈津江が気にしていることを分かってくれ、承諾してもらった。
厨房へ行くと、幸い材料は揃っている。
ハンバーグのつもりだったが、今日はステーキの予定だったらしく、牛肉は十分にあった。
ハンバーグには少々もったいないのだが。
奈津江を呼んで、一緒に作り始めた。
俺が挽肉を作っている間に、奈津江は米を研ぎ、飯を炊いた。
料理人の長谷川さんには申し訳ないが、奈津江の手助けを頼む。
俺は一度挽肉を冷凍庫へ仕舞った。
奈津江に付け合わせを作らせる。
俺がメイクイーンの皮を剥き、奈津江に切らせる。
人参も同様に。
切るのが遅い奈津江の作業中に、俺は手早くデミグラスソースを作った。
奈津江にハンバーグのタネを作らせる。
もちろん、卵やタマネギや調味料などは俺が入れた。
ボウルに氷水を用意した。
バットを二枚重ね、その下にも氷水を入れる。
「いいか奈津江。手の温度で牛肉の脂が温まって流れてしまう。だから手を冷やしながら作るんだ」
「分かった」
「作ったタネも、このバットで冷やしておく」
「うん」
「真ん中は少しへこませる」
「火が通りやすいようにだよね」
俺はその間にミネストローネを作り、オーブンで海老とペンネのグラタンを作った。
奈津江がタネを作り終えた。
手が赤くなっている。
本当に真面目に手を冷やしながらやったのだ。
俺はその手を握りしめた。
「冷たかっただろう」
「平気だよ!」
フライパンに牛脂を敷き、ハンバーグを炒めていく。
大きなフライパンだったので、一度に三枚。
火加減は俺が調整した。
油をスプーンで上にもかけて行く。
俺の指示で面を変える。
俺はその間に別なコンロで付け合わせを作って行った。
サラダは長谷川さんに頼んだ。
メイドの方に用意が出来たことを伝えてもらい、俺たちは料理を運んだ。
南原家のみなさんが、ニコニコして待っていた。
「奈津江がハンバーグを作りました。後は二人で手分けして一緒に作ったものです」
「そんなことないよ! 他のは全部高虎が作ったじゃない!」
「ああ、サラダは長谷川さんです」
「高虎!」
「まあまあ、じゃあ頂こう。美味しそうじゃないか」
南原さんがそう言った。
みんな、ハンバーグから食べてくれる。
「美味しい!」
「肉汁が凄いね!」
「奈津江さん、美味しいよ!」
「うん、美味しい!」
奈津江が泣き出した。
「おい、なんだよ。みんな美味しいってさ」
「だって……」
「ああ、皆さん。念のため胃薬も用意してますから!」
奈津江に腕を叩かれた。
みんなが笑った。
夕飯の後で、南原さんに呼ばれた。
「高虎くん。君とはちゃんと話しておきたかったんだ」
南原さんは、財産分与について話された。
「前に、君は孝子さんと君への遺産はいらないと言っていたね」
「はい、その通りです」
「でもね、僕はちゃんとしたいんだ。孝子さんと子どもたちで三等分するつもりだ」
「いえ、それは!」
「待って、最後まで聞いて。孝子さんが亡くなった後は、孝子さんが相続したものは全て君に渡す」
「南原さん!」
「君も僕の子どものつもりなんだ」
そう南原さんは言った。
「ありがとうございます。本当に嬉しいです。俺も南原さんのことが大好きで、陽子さんも左門も大好きです」
「ありがとう」
「南原さんの所へ来て、お袋は幸せそうです。何ですか、あの出不精のお袋が、あんなに旅行が好きになってて驚きましたよ」
「うん」
「楽しそうに、俺に旅行の写真を見せて話してくれました。本当にありがとうございます。本当に嬉しかったや」
「こちらこそ」
「だから、俺はもう十分です。それに、俺も資産はもうあるんですよ」
「ああ、4千万円持ってると言っていたね?」
「そうじゃないんです。お袋には心配させるんで言わないで欲しいんですが、実は2億円持ってまして」
「え!」
「犯罪じゃないんですよ? でも命を落とすような危険な仕事で。それで稼いだんです。いろいろアメリカでも助けてくれる人もいましたので、予想外の収入になりました」
「そうなのかい?」
「はい。だから俺には南原さんの遺産なんて、もったいなくてとても頂けません。どうかお二人のお子さんへ」
「でも」
「お袋が死んだら、それはまた陽子さんと左門に。あんなにお袋に優しくしてくれる二人から、南原さんの遺産をもらうわけには行きません」
「でも僕は、高虎くんも大事なんだよ」
「ありがとうございます。でも俺は大丈夫ですよ。これから自分でも稼いで行きますし。奈津江もいますからね」
南原さんは微笑んで俺の肩に手を置いてくれた。
「分かった。だけど、高虎くんのことは本当に大好きなんだ。何か困ったことがあったら、必ず言ってね」
「はい、ありがとうございます」
その日は酒宴は無かった。
連日飲むような習慣は、南原さんには無かった。
そういうことも、好感が持てた。
俺と奈津江は陽子さんと左門の部屋で、楽しく話した。
翌朝。
朝食を頂いて、俺と奈津江はまた陽子さんに空港まで送って頂いた。
「トラちゃん、奈津江さん、絶対にまた来てね」
「はい、お世話になりました」
「ありがとうございました」
「結婚式が楽しみだね!」
「「はい!」」
「学生結婚でもいいのに」
「いや、それは」
俺たちは笑って別れた。
俺たちは時間まで、空港内のレストランで食事をした。
二人で奮発して、和食の膳を頼んだ。
「高虎、ありがとうね」
「いや、俺の方こそ」
「お母さんと話が出来た」
「そうか」
まあ、あまり機会も無かったはずだと思っていた。
「あのね、昨日起きてから、高虎を探したの」
「そうだったか」
「そうしたらお母さんと会って、部屋に呼ばれたの」
「え?」
奈津江がお袋と話したらしい。
「高虎のことを宜しくって頭を下げられちゃって」
「そうか」
「高虎が20歳まで生きられないと言われたって。でも絶対にそんなことないと信じてたら、本当に高虎が元気になって」
「ああ、お袋のお陰だ」
「でも、いろいろ危なっかしい子だからって」
「アハハハハハ!」
「私が傍にいて助けて欲しいって言ってた」
「ああ、そうだよな」
「高虎は私の言うことなら聞きそうだってさ」
「その通りだな!」
奈津江が嬉しそうに笑った。
「お袋は俺のことしか考えない人なんだ」
「うん、分かるよ」
「まあ、最近じゃ旅行を楽しんでくれてるみたいだけどな」
「うん」
「ゴルフも始めたそうだ。南原さんから聞いた。まだ嫌々付き合ってるみたいだけどな」
「へぇー」
「俺も驚いたよ。南原さんのお陰だ」
「うん」
「奈津江を見て、お袋も安心してくれたんだと思う。もう俺のことはお前に任せて大丈夫そうだってな」
「!」
「お袋は俺に関しては絶対なんだ。だから任せられない人間に、そんなことは言わねぇ」
「高虎!」
奈津江が涙ぐんだ。
「お母さんがね、言ってたの」
「なんだって?」
「みんな高虎のことを大好きな人間は「トラ」って呼ぶんだって」
「うん、そうだな」
「でもね、お母さんと私だけが「高虎」って呼ぶんだって。特別の中の特別なんだってさ」
「ああ! そういえばそうだな!」
「ね!」
奈津江が本当に嬉しそうに微笑んだ。
奈津江があまりにも嬉しそうなので、俺も本当に嬉しくなった。
「高虎」
「おう!」
俺たちは笑い合った。
奈津江の部屋へ行くと、奈津江が起きていた。
着替えてちゃんとしている。
「大丈夫か?」
「うん。ぐっすり寝たから」
「無理をさせたな」
「そんなこと」
俺は一つ提案をした。
奈津江は驚いていたが、出来ればやりたいと言った。
俺はお袋と南原さんに頼んだ。
「今晩は、俺と奈津江で夕飯を作らせてもらえませんか」
南原さんは最初は戸惑っていたが、奈津江が気にしていることを分かってくれ、承諾してもらった。
厨房へ行くと、幸い材料は揃っている。
ハンバーグのつもりだったが、今日はステーキの予定だったらしく、牛肉は十分にあった。
ハンバーグには少々もったいないのだが。
奈津江を呼んで、一緒に作り始めた。
俺が挽肉を作っている間に、奈津江は米を研ぎ、飯を炊いた。
料理人の長谷川さんには申し訳ないが、奈津江の手助けを頼む。
俺は一度挽肉を冷凍庫へ仕舞った。
奈津江に付け合わせを作らせる。
俺がメイクイーンの皮を剥き、奈津江に切らせる。
人参も同様に。
切るのが遅い奈津江の作業中に、俺は手早くデミグラスソースを作った。
奈津江にハンバーグのタネを作らせる。
もちろん、卵やタマネギや調味料などは俺が入れた。
ボウルに氷水を用意した。
バットを二枚重ね、その下にも氷水を入れる。
「いいか奈津江。手の温度で牛肉の脂が温まって流れてしまう。だから手を冷やしながら作るんだ」
「分かった」
「作ったタネも、このバットで冷やしておく」
「うん」
「真ん中は少しへこませる」
「火が通りやすいようにだよね」
俺はその間にミネストローネを作り、オーブンで海老とペンネのグラタンを作った。
奈津江がタネを作り終えた。
手が赤くなっている。
本当に真面目に手を冷やしながらやったのだ。
俺はその手を握りしめた。
「冷たかっただろう」
「平気だよ!」
フライパンに牛脂を敷き、ハンバーグを炒めていく。
大きなフライパンだったので、一度に三枚。
火加減は俺が調整した。
油をスプーンで上にもかけて行く。
俺の指示で面を変える。
俺はその間に別なコンロで付け合わせを作って行った。
サラダは長谷川さんに頼んだ。
メイドの方に用意が出来たことを伝えてもらい、俺たちは料理を運んだ。
南原家のみなさんが、ニコニコして待っていた。
「奈津江がハンバーグを作りました。後は二人で手分けして一緒に作ったものです」
「そんなことないよ! 他のは全部高虎が作ったじゃない!」
「ああ、サラダは長谷川さんです」
「高虎!」
「まあまあ、じゃあ頂こう。美味しそうじゃないか」
南原さんがそう言った。
みんな、ハンバーグから食べてくれる。
「美味しい!」
「肉汁が凄いね!」
「奈津江さん、美味しいよ!」
「うん、美味しい!」
奈津江が泣き出した。
「おい、なんだよ。みんな美味しいってさ」
「だって……」
「ああ、皆さん。念のため胃薬も用意してますから!」
奈津江に腕を叩かれた。
みんなが笑った。
夕飯の後で、南原さんに呼ばれた。
「高虎くん。君とはちゃんと話しておきたかったんだ」
南原さんは、財産分与について話された。
「前に、君は孝子さんと君への遺産はいらないと言っていたね」
「はい、その通りです」
「でもね、僕はちゃんとしたいんだ。孝子さんと子どもたちで三等分するつもりだ」
「いえ、それは!」
「待って、最後まで聞いて。孝子さんが亡くなった後は、孝子さんが相続したものは全て君に渡す」
「南原さん!」
「君も僕の子どものつもりなんだ」
そう南原さんは言った。
「ありがとうございます。本当に嬉しいです。俺も南原さんのことが大好きで、陽子さんも左門も大好きです」
「ありがとう」
「南原さんの所へ来て、お袋は幸せそうです。何ですか、あの出不精のお袋が、あんなに旅行が好きになってて驚きましたよ」
「うん」
「楽しそうに、俺に旅行の写真を見せて話してくれました。本当にありがとうございます。本当に嬉しかったや」
「こちらこそ」
「だから、俺はもう十分です。それに、俺も資産はもうあるんですよ」
「ああ、4千万円持ってると言っていたね?」
「そうじゃないんです。お袋には心配させるんで言わないで欲しいんですが、実は2億円持ってまして」
「え!」
「犯罪じゃないんですよ? でも命を落とすような危険な仕事で。それで稼いだんです。いろいろアメリカでも助けてくれる人もいましたので、予想外の収入になりました」
「そうなのかい?」
「はい。だから俺には南原さんの遺産なんて、もったいなくてとても頂けません。どうかお二人のお子さんへ」
「でも」
「お袋が死んだら、それはまた陽子さんと左門に。あんなにお袋に優しくしてくれる二人から、南原さんの遺産をもらうわけには行きません」
「でも僕は、高虎くんも大事なんだよ」
「ありがとうございます。でも俺は大丈夫ですよ。これから自分でも稼いで行きますし。奈津江もいますからね」
南原さんは微笑んで俺の肩に手を置いてくれた。
「分かった。だけど、高虎くんのことは本当に大好きなんだ。何か困ったことがあったら、必ず言ってね」
「はい、ありがとうございます」
その日は酒宴は無かった。
連日飲むような習慣は、南原さんには無かった。
そういうことも、好感が持てた。
俺と奈津江は陽子さんと左門の部屋で、楽しく話した。
翌朝。
朝食を頂いて、俺と奈津江はまた陽子さんに空港まで送って頂いた。
「トラちゃん、奈津江さん、絶対にまた来てね」
「はい、お世話になりました」
「ありがとうございました」
「結婚式が楽しみだね!」
「「はい!」」
「学生結婚でもいいのに」
「いや、それは」
俺たちは笑って別れた。
俺たちは時間まで、空港内のレストランで食事をした。
二人で奮発して、和食の膳を頼んだ。
「高虎、ありがとうね」
「いや、俺の方こそ」
「お母さんと話が出来た」
「そうか」
まあ、あまり機会も無かったはずだと思っていた。
「あのね、昨日起きてから、高虎を探したの」
「そうだったか」
「そうしたらお母さんと会って、部屋に呼ばれたの」
「え?」
奈津江がお袋と話したらしい。
「高虎のことを宜しくって頭を下げられちゃって」
「そうか」
「高虎が20歳まで生きられないと言われたって。でも絶対にそんなことないと信じてたら、本当に高虎が元気になって」
「ああ、お袋のお陰だ」
「でも、いろいろ危なっかしい子だからって」
「アハハハハハ!」
「私が傍にいて助けて欲しいって言ってた」
「ああ、そうだよな」
「高虎は私の言うことなら聞きそうだってさ」
「その通りだな!」
奈津江が嬉しそうに笑った。
「お袋は俺のことしか考えない人なんだ」
「うん、分かるよ」
「まあ、最近じゃ旅行を楽しんでくれてるみたいだけどな」
「うん」
「ゴルフも始めたそうだ。南原さんから聞いた。まだ嫌々付き合ってるみたいだけどな」
「へぇー」
「俺も驚いたよ。南原さんのお陰だ」
「うん」
「奈津江を見て、お袋も安心してくれたんだと思う。もう俺のことはお前に任せて大丈夫そうだってな」
「!」
「お袋は俺に関しては絶対なんだ。だから任せられない人間に、そんなことは言わねぇ」
「高虎!」
奈津江が涙ぐんだ。
「お母さんがね、言ってたの」
「なんだって?」
「みんな高虎のことを大好きな人間は「トラ」って呼ぶんだって」
「うん、そうだな」
「でもね、お母さんと私だけが「高虎」って呼ぶんだって。特別の中の特別なんだってさ」
「ああ! そういえばそうだな!」
「ね!」
奈津江が本当に嬉しそうに微笑んだ。
奈津江があまりにも嬉しそうなので、俺も本当に嬉しくなった。
「高虎」
「おう!」
俺たちは笑い合った。
2
お気に入りに追加
227
あなたにおすすめの小説
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
「知恵の味」
Alexs Aguirre
キャラ文芸
遥か昔、日本の江戸時代に、古びた町の狭い路地の中にひっそりと隠れた小さな謎めいた薬草園が存在していた。その場所では、そこに作られる飲み物が体を癒すだけでなく、心までも癒すと言い伝えられている。店を運営しているのはアリヤというエルフで、彼女は何世紀にもわたって生き続け、世界中の最も遠い場所から魔法の植物を集めてきた。彼女は草花や自然の力に対する深い知識を持ち、訪れる客に特別な飲み物を提供する。それぞれの飲み物には、世界のどこかの知恵の言葉が添えられており、その言葉は飲む人々の心と頭を開かせる力を持っているように思われる。
「ささやきの薬草園」は、古の知恵、微妙な魔法、そして自己探求への永遠の旅が織りなす物語である。各章は新しい物語、新しい教訓であり、言葉と植物の力がいかに心の最も深い部分を癒すかを発見するための招待状でもある。
---
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる