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奈津江、南原家へ
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大学に入り、俺は山口に行ったお袋と月に一度は電話で話していた。
お袋の様子を聞くと共に、お袋も独り暮らしをするようになった俺を心配していた。
俺は中野に買ったマンションに住んでいた。
4000万円で現金で購入した。
お袋には、賃貸と伝えている。
他の金は貯金と、株式を買った。
銀行の預金制限以上の金があったためだ。
それが後に大化けするのだが。
俺は自分のことでは、御堂や山中、そして奈津江や栞の話をした。
特に御堂が最高で、また奈津江と正式に交際していることを話した。
「卒業したら結婚しようって言ってる」
「高虎! 本当に?」
「ああ。まさか、自分でもこんなに早く結婚を決めるとは思ってなかったよ」
「そうなの! 嬉しいわ!」
「アハハハハ」
奈津江とどこへ行ったとか、明るくて美人で優しい女なのだとお袋にいつも言っていた。
「今度私にも会わせて」
そう言われた。
まあ、当たり前だ。
「分かった。奈津江に相談してみるよ」
「うん。必ずね」
飛行機で行っても、一泊は必要だ。
でもお袋もゆっくりしてもらいたいと思うだろう。
二泊はするつもりで行かなければならない。
知らない家で、しかも交際相手の親がいる。
奈津江も気詰まりだろう。
別に学生時代に会わなくてもいい。
俺は無理のない程度に話してみようと思った。
「ということでさ。お袋が奈津江に会いたがってるんだけど」
「ほんとう!」
「ああ。でも山口だから、日帰りは出来ないし、行くのなら二泊はしないと」
「うん、分かった!」
奈津江は即決だった。
「え? いいのか?」
「もちろんだよ! 私の方こそお母さんに会いたかったもん!」
「そうなのかよ。でも、全然知らない家だぞ?」
「いいよ! それよりも予定を組まなきゃ!」
大学一年の三月下旬頃だった。
俺たちは、ゴールデンウィークに行こうと話し合った。
お袋に伝えると、大喜びだった。
俺たちは予定を組み、南原さんたちにも宜しくと伝えた。
奈津江と旅行の段取りを話し合っている中で、奈津江が叫んだ。
「アァ!」
「どうした!」
「大変なことに気付いた!」
「なんだよ?」
「私が向こうに行ったら、絶対に食事の用意を手伝わなきゃだよね!」
「あぁ!」
「私、それほど得意じゃないじゃない!」
「それほどじゃねぇだろう!」
「アハハハハ」
「笑ってる場合か! やっぱりやめようか」
「ダメだよ! 何言ってんの!」
「だってよ」
俺たちは悩んだ。
学生なのだから、それほどの技量は求められないだろうが。
でも、何も出来ない、包丁も全然使えない、じゃ話にならない。
女性は料理が出来て当たり前、と当時は思われていた。
特に地方だ。
その可能性は非常に高い。
俺は全然奈津江が料理を出来なくても構わない。
だが、奈津江が恥をかいたと悲しむのが可哀そうだった。
「私、特訓する!」
「やるのか!」
「うん!」
俺たちは握手をし、特訓が始まった。
授業が終わり、奈津江のバイトなどが無い日は俺のマンションか学校近くの御堂のマンションを借りて、練習を始めた。
奈津江が包丁を持参した。
「見て! カワイイでしょ?」
刃の部分に、でかいニャンコの顔が描いてあった。
ケースを見ると
《子供用 三歳から十歳まで》
と書いてあった。
俺と御堂が爆笑した。
「なによ!」
「いや、よくぞ買って来たな!」
「だって! 初めてだから危なくないものをって」
「お前、よく買えたよなぁ」
腹を殴られた。
「さー! やるよー!」
「おう!」
持ち方からの練習だった。
決して不器用な女でも、頭が悪い女でもない。
しかし、どういうわけか、料理の上達は上手く行かない。
奈津江は真面目に取り組んではいた。
「お前、なんか病気なんじゃねぇの?」
腹を殴られた。
それでも、数週間が経つと、何とかサマになって来た。
桂剥きは無理でも、リンゴの皮むきくらいはたどたどしくも出来るようになった。
でも、そこからの実際に何かを作る作業は、奈津江を更に混乱させた。
「そんな強火じゃダメだ!」
「まだ煮えてねぇ!」
「油の音を聴け!」
耳を近づけすぎて火傷した。
「塩を袋で入れようとするなぁ!」
「引っ繰り返せって言ったよな?」
「なんでバナナ入ってんの?」
「ネコに喰わせんな!」
予想外の行動で、俺も疲れた。
でも、旅行の前に、何とか味噌汁くらいは作れるようになった。
あとは俺がついて一緒にやれば大丈夫だろう。
まあ、向こうで奈津江一人が作らされることもないだろうしな。
奈津江も疲労困憊だった。
顕さんから電話が来た。
「いよいよ出発だね」
「はい! 奈津江をお借りします」
「うん。あー、これでやっとまともな食事が出来る」
「え?」
「毎日大変だったんだよ。三日くらい下痢が止まらないこともあったしね」
「はい?」
「僕が作ろうとすると怒るんだよ。だから仕方なく付き合ったけど。10キロ痩せちゃった」
「それは、何と申し上げていいか……」
「まあ、あとは石神くんにお任せするから」
「はい。申し訳ありませんでした」
奈津江よー。
山口の空港には、陽子さんがわざわざ迎えに来てくれた。
「トラちゃん!」
「陽子さん、お久しぶりです」
「この綺麗な子がトラちゃんの彼女?」
「はい!」
「紺野奈津江です。宜しくお願いします」
「うん! 私はトラちゃんの姉の南原陽子です。こちらこそ宜しくね!」
陽子さんは明るい。
奈津江も明るいが、陽子さんは相手を包み込む温かさがある。
「私の妹かー! 妹が欲しかったんだ!」
「ほんとですか!」
「うん。しかもこんなに綺麗な妹なんて、最高!」
「エヘヘヘヘ!」
すぐに打ち解けた。
まあ、陽子さんを相手に、嫌う人間などいないだろう。
奈津江を助手席に乗せ、ずっと二人で楽しく話していた。
陽子さんの気遣いだ。
初めての奈津江を歓迎してくれ、緊張をほぐそうとしてくれている。
奈津江はずっと楽しそうに笑っていた。
南原家に着いた。
俺は自分と奈津江の荷物をトランクから降ろした。
玄関から、南原さん、お袋が出迎えてくれ、そして左門もいた。
左門は中学二年生になっていた。
みんなで挨拶をする。
「左門! 大きくなったな!」
「トラ兄さんには負けますよ」
左門の身長は、165センチになっていた。
一年で7センチ伸びたらしい。
リヴィングに通され、俺は土産を渡した。
奈津江がお袋の前で緊張している。
「本当に綺麗な方ね、高虎」
「そうだろ? それに明るくて優しいんだ」
「うん、見れば分かるよ」
「だってさ、奈津江」
「ありがとうございます」
「おい、いつもみたいに俺を殴ってもいいんだぞ?」
「高虎!」
みんなが笑った。
お互いの近況を話しながら、俺は奈津江が如何に明るくて優しいのかを話した。
奈津江が恥ずかしがって、もうやめろと言った。
夕飯の時間になった。
お袋が立ち上がって、準備をすると言った。
南原家では料理を作る人間がいる。
お袋もたまには作るようだが、基本的には時々手伝うくらいだ。
しかし、奈津江が言った。
「私、手伝います!」
嫌な予感がした。
お袋の様子を聞くと共に、お袋も独り暮らしをするようになった俺を心配していた。
俺は中野に買ったマンションに住んでいた。
4000万円で現金で購入した。
お袋には、賃貸と伝えている。
他の金は貯金と、株式を買った。
銀行の預金制限以上の金があったためだ。
それが後に大化けするのだが。
俺は自分のことでは、御堂や山中、そして奈津江や栞の話をした。
特に御堂が最高で、また奈津江と正式に交際していることを話した。
「卒業したら結婚しようって言ってる」
「高虎! 本当に?」
「ああ。まさか、自分でもこんなに早く結婚を決めるとは思ってなかったよ」
「そうなの! 嬉しいわ!」
「アハハハハ」
奈津江とどこへ行ったとか、明るくて美人で優しい女なのだとお袋にいつも言っていた。
「今度私にも会わせて」
そう言われた。
まあ、当たり前だ。
「分かった。奈津江に相談してみるよ」
「うん。必ずね」
飛行機で行っても、一泊は必要だ。
でもお袋もゆっくりしてもらいたいと思うだろう。
二泊はするつもりで行かなければならない。
知らない家で、しかも交際相手の親がいる。
奈津江も気詰まりだろう。
別に学生時代に会わなくてもいい。
俺は無理のない程度に話してみようと思った。
「ということでさ。お袋が奈津江に会いたがってるんだけど」
「ほんとう!」
「ああ。でも山口だから、日帰りは出来ないし、行くのなら二泊はしないと」
「うん、分かった!」
奈津江は即決だった。
「え? いいのか?」
「もちろんだよ! 私の方こそお母さんに会いたかったもん!」
「そうなのかよ。でも、全然知らない家だぞ?」
「いいよ! それよりも予定を組まなきゃ!」
大学一年の三月下旬頃だった。
俺たちは、ゴールデンウィークに行こうと話し合った。
お袋に伝えると、大喜びだった。
俺たちは予定を組み、南原さんたちにも宜しくと伝えた。
奈津江と旅行の段取りを話し合っている中で、奈津江が叫んだ。
「アァ!」
「どうした!」
「大変なことに気付いた!」
「なんだよ?」
「私が向こうに行ったら、絶対に食事の用意を手伝わなきゃだよね!」
「あぁ!」
「私、それほど得意じゃないじゃない!」
「それほどじゃねぇだろう!」
「アハハハハ」
「笑ってる場合か! やっぱりやめようか」
「ダメだよ! 何言ってんの!」
「だってよ」
俺たちは悩んだ。
学生なのだから、それほどの技量は求められないだろうが。
でも、何も出来ない、包丁も全然使えない、じゃ話にならない。
女性は料理が出来て当たり前、と当時は思われていた。
特に地方だ。
その可能性は非常に高い。
俺は全然奈津江が料理を出来なくても構わない。
だが、奈津江が恥をかいたと悲しむのが可哀そうだった。
「私、特訓する!」
「やるのか!」
「うん!」
俺たちは握手をし、特訓が始まった。
授業が終わり、奈津江のバイトなどが無い日は俺のマンションか学校近くの御堂のマンションを借りて、練習を始めた。
奈津江が包丁を持参した。
「見て! カワイイでしょ?」
刃の部分に、でかいニャンコの顔が描いてあった。
ケースを見ると
《子供用 三歳から十歳まで》
と書いてあった。
俺と御堂が爆笑した。
「なによ!」
「いや、よくぞ買って来たな!」
「だって! 初めてだから危なくないものをって」
「お前、よく買えたよなぁ」
腹を殴られた。
「さー! やるよー!」
「おう!」
持ち方からの練習だった。
決して不器用な女でも、頭が悪い女でもない。
しかし、どういうわけか、料理の上達は上手く行かない。
奈津江は真面目に取り組んではいた。
「お前、なんか病気なんじゃねぇの?」
腹を殴られた。
それでも、数週間が経つと、何とかサマになって来た。
桂剥きは無理でも、リンゴの皮むきくらいはたどたどしくも出来るようになった。
でも、そこからの実際に何かを作る作業は、奈津江を更に混乱させた。
「そんな強火じゃダメだ!」
「まだ煮えてねぇ!」
「油の音を聴け!」
耳を近づけすぎて火傷した。
「塩を袋で入れようとするなぁ!」
「引っ繰り返せって言ったよな?」
「なんでバナナ入ってんの?」
「ネコに喰わせんな!」
予想外の行動で、俺も疲れた。
でも、旅行の前に、何とか味噌汁くらいは作れるようになった。
あとは俺がついて一緒にやれば大丈夫だろう。
まあ、向こうで奈津江一人が作らされることもないだろうしな。
奈津江も疲労困憊だった。
顕さんから電話が来た。
「いよいよ出発だね」
「はい! 奈津江をお借りします」
「うん。あー、これでやっとまともな食事が出来る」
「え?」
「毎日大変だったんだよ。三日くらい下痢が止まらないこともあったしね」
「はい?」
「僕が作ろうとすると怒るんだよ。だから仕方なく付き合ったけど。10キロ痩せちゃった」
「それは、何と申し上げていいか……」
「まあ、あとは石神くんにお任せするから」
「はい。申し訳ありませんでした」
奈津江よー。
山口の空港には、陽子さんがわざわざ迎えに来てくれた。
「トラちゃん!」
「陽子さん、お久しぶりです」
「この綺麗な子がトラちゃんの彼女?」
「はい!」
「紺野奈津江です。宜しくお願いします」
「うん! 私はトラちゃんの姉の南原陽子です。こちらこそ宜しくね!」
陽子さんは明るい。
奈津江も明るいが、陽子さんは相手を包み込む温かさがある。
「私の妹かー! 妹が欲しかったんだ!」
「ほんとですか!」
「うん。しかもこんなに綺麗な妹なんて、最高!」
「エヘヘヘヘ!」
すぐに打ち解けた。
まあ、陽子さんを相手に、嫌う人間などいないだろう。
奈津江を助手席に乗せ、ずっと二人で楽しく話していた。
陽子さんの気遣いだ。
初めての奈津江を歓迎してくれ、緊張をほぐそうとしてくれている。
奈津江はずっと楽しそうに笑っていた。
南原家に着いた。
俺は自分と奈津江の荷物をトランクから降ろした。
玄関から、南原さん、お袋が出迎えてくれ、そして左門もいた。
左門は中学二年生になっていた。
みんなで挨拶をする。
「左門! 大きくなったな!」
「トラ兄さんには負けますよ」
左門の身長は、165センチになっていた。
一年で7センチ伸びたらしい。
リヴィングに通され、俺は土産を渡した。
奈津江がお袋の前で緊張している。
「本当に綺麗な方ね、高虎」
「そうだろ? それに明るくて優しいんだ」
「うん、見れば分かるよ」
「だってさ、奈津江」
「ありがとうございます」
「おい、いつもみたいに俺を殴ってもいいんだぞ?」
「高虎!」
みんなが笑った。
お互いの近況を話しながら、俺は奈津江が如何に明るくて優しいのかを話した。
奈津江が恥ずかしがって、もうやめろと言った。
夕飯の時間になった。
お袋が立ち上がって、準備をすると言った。
南原家では料理を作る人間がいる。
お袋もたまには作るようだが、基本的には時々手伝うくらいだ。
しかし、奈津江が言った。
「私、手伝います!」
嫌な予感がした。
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