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大阪 再会 Ⅱ
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店の奥さんが、持っていたステンレスの盆を落とした。
大きな音が響く。
「石神くんなの?」
「おい、杉本か!」
年を取っているが、確かに杉本だった。
高校時代、俺が付き合おうと言って、去って行った女。
杉本がしゃがみ込んで大泣きした。
店主が慌てて出て来る。
俺たちは入り口に立ったままだった。
俺は近づいて、杉本を立たせた。
両肩を掴んだ。
「お前、どうして……会いたかったぞ」
「うん」
杉本はようやく、それだけを言った。
店主が俺たちを空いたテーブルに座らせた。
杉本も一緒に座る。
店主が持って来た水を飲み、ようやく少し落ち着いた。
皇紀も風花も驚いている。
杉本は少しずつ話し始めた。
高校を転校し、大阪に住むようになった。
経緯は分かっている。
杉本の手紙に、妊娠し堕胎したことが書かれてあった。
杉本は高校を卒業し、飲食店で働くようになったが、ここの主人と知り合い、結婚した。
「主人には全部話してるんです。私がバカなことをして妊娠して子どもを堕ろしたことも。それでも私なんかがいいって言ってくれて」
「そうか。良かったな」
「石神くんのことはずっと忘れたことはないの。でも、今はこの生活が大事」
「ああ、幸せそうだな、杉本。ああ、今は違う名前か」
「うん。吉岡っていうの。子どもも二人いるのよ」
「本当に良かったな!」
杉本はまた少し泣いた。
店主が来て杉本の肩に手を置いた。
「石神さんのお話は、妻から聞いてました。ダメになった自分のために、全部捨ててくれようとしたって。だから妻も立ち直れたんだと」
「いや、俺なんて」
「ありがとうございます」
店主が頭を下げた。
「何言ってんだよ、杉本! 俺なんて金が無くて、ジュース一本奢っただけだろう!」
「ウフフフ」
杉本が少し笑った。
「俺の息子が大分世話になったってなぁ。いつも自分なんかに優しくしてくれるんだって、今日も来るときに話してたよ」
「だって「石神」って名前なんだもん。嬉しくなっちゃって。まさか石神くんのお子さんだなんて思ってもみなかった」
「ああ。それにこの風花な! 俺の恋人の妹なんだ。風花もいつもここが美味しくて暖かくてって言ってる。今日も俺たちを案内してくれたんだ」
「そうなんだ。風花ちゃん、本当にありがとう!」
「いえ、私なんて。でもびっくりしちゃいました」
「そうね。私もだよ」
「そうだ、早く喰わせてくれ! 風花も皇紀も、ここが相当美味いって言ってたからな!」
「わかりました!」
店主と杉本は笑って厨房に入った。
風花と皇紀に聞いて注文をどんどん入れた。
俺はビールも頼む。
大量の品が次々にテーブルに運ばれた。
早い。
いい店の証拠だ。
俺と皇紀がガンガン食べるのを、風花が嬉しそうに見ていた。
「おい、風花! 本当に美味いな!」
「そうですか。良かったです!」
杉本と店主が運んでくれ、俺は美味いと言い追加を頼む。
三人で十二人前を食べ、俺はゆっくりと飲んだ。
風花と皇紀は、少しずつ摘まみながらジュースを飲んだ。
9時になり、店主が注文を聞きに来た。
「10時閉店ですので。何かまだ召し上がりますか?」
「じゃあ、最後に美味かった唐揚げを!」
「まだ食べはりますか!」
「美味いですからねぇ!」
「ありがとうございます」
「あ! それとレバニラも! あれも美味かった!」
「分かりました」
「それと、申し訳ないけど、茶漬けって出来ます?」
「はい! ご用意します!」
もう店に客はいない。
店主と杉本もテーブルに座った。
俺は一年遅れで東大に入り、医者になったと話した。
今は港区の病院で働いており、親友だった山中の子どもたちを引き取った話もする。
「じゃあ、皇紀くんは」
「ああ。山中の子どもなんだ。四人兄弟でな。姉と双子の妹がいる」
「そうなんだ!」
「まあ、俺も賑やかにやってるよ」
風花が俺の家の話などをする。
「私、梅田精肉店で働いてるじゃないですか! それで石神さんのお宅が大得意になってて」
うちの肉喰いの話で、みんなが笑った。
杉本が明るく笑うのを見て、俺も本当に嬉しかった。
「タカさんから、ああ父のことをみんなそう呼ぶんです。タカさんから前に杉本さんの話は聞いてたんです」
皇紀が話した。
「タカさんが別な高校に行って杉本さんを取り返したって。でも、杉本さんはいなくなってしまって」
「石神くん……」
「それで、喧嘩友達の聖さんが、杉本さんがいなくなってショックを受けてたタカさんを、一晩一緒にいて……」
皇紀の話で俺は泣きそうになった。
茶漬けを思い切り啜って涙を堪えた。
ここで泣いては、店主の旦那さんが気を遣う。
「聖はバカだけど、優しい奴なんだ。俺が杉本がいなくなって自殺しようとしてたのを何度も止めてくれた」
「え!」
「タカさん! 嘘はダメですよ!」
「アハハハハ」
杉本と店主がホッとした顔をした。
「でも、本当に良かった。こんな優しいご主人といい店でな。良かったよ」
「ありがとう、石神くん」
「幸せにな! ああ、不幸になりそうになったら言ってくれ。俺が絶対に何とかするからな!」
「ありがとう」
俺は店主に、俺が杉本に助けてもらった話をした。
店主も喜んで聞いてくれた。
「優しい奴だったんです、子どもの頃から」
「はい。私もそう思います」
俺たちは切り上げることにした。
予想はしていたが、支払いを断られた。
「そうは行かない! 一体何人前喰い散らかしたと!」
「いいえ、妻の恩人です。どうか今日は!」
「杉本は俺の大恩人です!」
俺は財布から帯封のままの一万円の束を抜いて置いた。
「石神高虎! 俺が出張ったからには1円たりともー!」
「石神さん、いいですって、それは」
風花が笑って言った。
「あの、石神さんは物凄いお金持ちですから。ええと、100兆円?」
「今は900兆円を超えたぁー!」
「アハハハハハ!」
「「エェー!」」
店主と杉本が驚いていた。
「本当なんですよ! 私も最初にブランドの服を山ほど買われて、マンションももらって! びっくりなんてものじゃ無かったです」
「ほんとに?」
「はい! 石神さんはやると言ったら絶対に退いてくれません」
「そうだそうだ!」
俺たちは笑って無理に支払い、店を出た。
「じゃあ、また来るから!」
二人は深々と頭を下げて、俺たちを見送ってくれた。
風花がマンションに寄って欲しいと言った。
三人で並んで歩いた。
「あー、全然足りねぇなぁ」
「石神さん、もうあれで辞めてあげて下さい」
「そうはいかん。何たって、杉本だぞ!」
「お願いですから!」
皇紀は笑っていた。
風花のマンションで、コーヒーをもらった。
「おう、ここが大阪の皇紀の愛の巣になるんだな!」
「タカさん! 何言ってんですか!」
「ホテル代が浮くな!」
風花が笑った。
リヴィングには、ビヨウヤナギの壁紙が回してある。
「おう、確かにここだな!」
「ちょっと、タカさん!」
「?」
俺は壁に行ってダンスをした。
「い、石神さん!」
「アハハハハハ!」
風花が真っ赤になる。
「みんなチャンネル登録してるからな! 新作を待ってるぞ!」
「なんで!」
「皇紀が次は水着がいいって言ってた」
「皇紀さん、そうなんですか?」
風花がおずおずと皇紀に聞いた。
「いえ! タカさんが言ったんですよ!」
「石神さん!」
「じゃあ、俺は先に帰るな。ああ、皇紀、今日はホテルに戻らなくてもいいぞ? 明日の朝に帰って来い」
「タカさん!」
「……」
「風花、ご馳走様! じゃあ、皇紀を頼むな!」
「タカさん、僕も一緒に帰りますよ!」
「あ、そうだ! 風花、皇紀がやったオルゴールを見せてくれ」
「はい?」
風花がオルゴールを持って来た。
寝室に置いていたらしい。
俺はその裏の隠し蓋を開けた。
「じゃあ、これな!」
コンドームを二枚取り出し、風花に渡した。
「キャー!」
「アハハハハハ!」
「タカさん!」
俺が靴を履いて玄関を出ると、皇紀が慌てて追いかけて来た。
「もう! 何するんですか!」
「ナニするように言ったんだが?」
「勘弁してください!」
「ワハハハハハハハ!」
道がよく分からないので、タクシーを捕まえて帰った。
皇紀が車の中で風花に電話し、必死に謝っていた。
俺は大笑いした。
大きな音が響く。
「石神くんなの?」
「おい、杉本か!」
年を取っているが、確かに杉本だった。
高校時代、俺が付き合おうと言って、去って行った女。
杉本がしゃがみ込んで大泣きした。
店主が慌てて出て来る。
俺たちは入り口に立ったままだった。
俺は近づいて、杉本を立たせた。
両肩を掴んだ。
「お前、どうして……会いたかったぞ」
「うん」
杉本はようやく、それだけを言った。
店主が俺たちを空いたテーブルに座らせた。
杉本も一緒に座る。
店主が持って来た水を飲み、ようやく少し落ち着いた。
皇紀も風花も驚いている。
杉本は少しずつ話し始めた。
高校を転校し、大阪に住むようになった。
経緯は分かっている。
杉本の手紙に、妊娠し堕胎したことが書かれてあった。
杉本は高校を卒業し、飲食店で働くようになったが、ここの主人と知り合い、結婚した。
「主人には全部話してるんです。私がバカなことをして妊娠して子どもを堕ろしたことも。それでも私なんかがいいって言ってくれて」
「そうか。良かったな」
「石神くんのことはずっと忘れたことはないの。でも、今はこの生活が大事」
「ああ、幸せそうだな、杉本。ああ、今は違う名前か」
「うん。吉岡っていうの。子どもも二人いるのよ」
「本当に良かったな!」
杉本はまた少し泣いた。
店主が来て杉本の肩に手を置いた。
「石神さんのお話は、妻から聞いてました。ダメになった自分のために、全部捨ててくれようとしたって。だから妻も立ち直れたんだと」
「いや、俺なんて」
「ありがとうございます」
店主が頭を下げた。
「何言ってんだよ、杉本! 俺なんて金が無くて、ジュース一本奢っただけだろう!」
「ウフフフ」
杉本が少し笑った。
「俺の息子が大分世話になったってなぁ。いつも自分なんかに優しくしてくれるんだって、今日も来るときに話してたよ」
「だって「石神」って名前なんだもん。嬉しくなっちゃって。まさか石神くんのお子さんだなんて思ってもみなかった」
「ああ。それにこの風花な! 俺の恋人の妹なんだ。風花もいつもここが美味しくて暖かくてって言ってる。今日も俺たちを案内してくれたんだ」
「そうなんだ。風花ちゃん、本当にありがとう!」
「いえ、私なんて。でもびっくりしちゃいました」
「そうね。私もだよ」
「そうだ、早く喰わせてくれ! 風花も皇紀も、ここが相当美味いって言ってたからな!」
「わかりました!」
店主と杉本は笑って厨房に入った。
風花と皇紀に聞いて注文をどんどん入れた。
俺はビールも頼む。
大量の品が次々にテーブルに運ばれた。
早い。
いい店の証拠だ。
俺と皇紀がガンガン食べるのを、風花が嬉しそうに見ていた。
「おい、風花! 本当に美味いな!」
「そうですか。良かったです!」
杉本と店主が運んでくれ、俺は美味いと言い追加を頼む。
三人で十二人前を食べ、俺はゆっくりと飲んだ。
風花と皇紀は、少しずつ摘まみながらジュースを飲んだ。
9時になり、店主が注文を聞きに来た。
「10時閉店ですので。何かまだ召し上がりますか?」
「じゃあ、最後に美味かった唐揚げを!」
「まだ食べはりますか!」
「美味いですからねぇ!」
「ありがとうございます」
「あ! それとレバニラも! あれも美味かった!」
「分かりました」
「それと、申し訳ないけど、茶漬けって出来ます?」
「はい! ご用意します!」
もう店に客はいない。
店主と杉本もテーブルに座った。
俺は一年遅れで東大に入り、医者になったと話した。
今は港区の病院で働いており、親友だった山中の子どもたちを引き取った話もする。
「じゃあ、皇紀くんは」
「ああ。山中の子どもなんだ。四人兄弟でな。姉と双子の妹がいる」
「そうなんだ!」
「まあ、俺も賑やかにやってるよ」
風花が俺の家の話などをする。
「私、梅田精肉店で働いてるじゃないですか! それで石神さんのお宅が大得意になってて」
うちの肉喰いの話で、みんなが笑った。
杉本が明るく笑うのを見て、俺も本当に嬉しかった。
「タカさんから、ああ父のことをみんなそう呼ぶんです。タカさんから前に杉本さんの話は聞いてたんです」
皇紀が話した。
「タカさんが別な高校に行って杉本さんを取り返したって。でも、杉本さんはいなくなってしまって」
「石神くん……」
「それで、喧嘩友達の聖さんが、杉本さんがいなくなってショックを受けてたタカさんを、一晩一緒にいて……」
皇紀の話で俺は泣きそうになった。
茶漬けを思い切り啜って涙を堪えた。
ここで泣いては、店主の旦那さんが気を遣う。
「聖はバカだけど、優しい奴なんだ。俺が杉本がいなくなって自殺しようとしてたのを何度も止めてくれた」
「え!」
「タカさん! 嘘はダメですよ!」
「アハハハハ」
杉本と店主がホッとした顔をした。
「でも、本当に良かった。こんな優しいご主人といい店でな。良かったよ」
「ありがとう、石神くん」
「幸せにな! ああ、不幸になりそうになったら言ってくれ。俺が絶対に何とかするからな!」
「ありがとう」
俺は店主に、俺が杉本に助けてもらった話をした。
店主も喜んで聞いてくれた。
「優しい奴だったんです、子どもの頃から」
「はい。私もそう思います」
俺たちは切り上げることにした。
予想はしていたが、支払いを断られた。
「そうは行かない! 一体何人前喰い散らかしたと!」
「いいえ、妻の恩人です。どうか今日は!」
「杉本は俺の大恩人です!」
俺は財布から帯封のままの一万円の束を抜いて置いた。
「石神高虎! 俺が出張ったからには1円たりともー!」
「石神さん、いいですって、それは」
風花が笑って言った。
「あの、石神さんは物凄いお金持ちですから。ええと、100兆円?」
「今は900兆円を超えたぁー!」
「アハハハハハ!」
「「エェー!」」
店主と杉本が驚いていた。
「本当なんですよ! 私も最初にブランドの服を山ほど買われて、マンションももらって! びっくりなんてものじゃ無かったです」
「ほんとに?」
「はい! 石神さんはやると言ったら絶対に退いてくれません」
「そうだそうだ!」
俺たちは笑って無理に支払い、店を出た。
「じゃあ、また来るから!」
二人は深々と頭を下げて、俺たちを見送ってくれた。
風花がマンションに寄って欲しいと言った。
三人で並んで歩いた。
「あー、全然足りねぇなぁ」
「石神さん、もうあれで辞めてあげて下さい」
「そうはいかん。何たって、杉本だぞ!」
「お願いですから!」
皇紀は笑っていた。
風花のマンションで、コーヒーをもらった。
「おう、ここが大阪の皇紀の愛の巣になるんだな!」
「タカさん! 何言ってんですか!」
「ホテル代が浮くな!」
風花が笑った。
リヴィングには、ビヨウヤナギの壁紙が回してある。
「おう、確かにここだな!」
「ちょっと、タカさん!」
「?」
俺は壁に行ってダンスをした。
「い、石神さん!」
「アハハハハハ!」
風花が真っ赤になる。
「みんなチャンネル登録してるからな! 新作を待ってるぞ!」
「なんで!」
「皇紀が次は水着がいいって言ってた」
「皇紀さん、そうなんですか?」
風花がおずおずと皇紀に聞いた。
「いえ! タカさんが言ったんですよ!」
「石神さん!」
「じゃあ、俺は先に帰るな。ああ、皇紀、今日はホテルに戻らなくてもいいぞ? 明日の朝に帰って来い」
「タカさん!」
「……」
「風花、ご馳走様! じゃあ、皇紀を頼むな!」
「タカさん、僕も一緒に帰りますよ!」
「あ、そうだ! 風花、皇紀がやったオルゴールを見せてくれ」
「はい?」
風花がオルゴールを持って来た。
寝室に置いていたらしい。
俺はその裏の隠し蓋を開けた。
「じゃあ、これな!」
コンドームを二枚取り出し、風花に渡した。
「キャー!」
「アハハハハハ!」
「タカさん!」
俺が靴を履いて玄関を出ると、皇紀が慌てて追いかけて来た。
「もう! 何するんですか!」
「ナニするように言ったんだが?」
「勘弁してください!」
「ワハハハハハハハ!」
道がよく分からないので、タクシーを捕まえて帰った。
皇紀が車の中で風花に電話し、必死に謝っていた。
俺は大笑いした。
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