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亜蘭、その熟睡
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しばらく飲んで、俺が解散を宣言した。
諸見を誘った。
「諸見、ちょっと散歩に付き合え」
「はい!」
尾根に向かって歩く。
周囲は真っ暗だ。
今日は月明かりも無い。
木々が途切れた場所があり、俺たちは岩に腰かけた。
「どうだ、訓練は」
「はい、自分は足手まといで申し訳ありません」
「そんなことはない。お前はお前の役割をちゃんと果たしていたぞ」
「そうですか」
相変わらず無口な男だ。
だが、無理をして付き合う男ではない。
諸見はその場その場で、自分が邪魔にならないように考える。
まあ、不器用だが。
しかし、そのせいで一緒にいる人間も気遣わずに済む。
話し掛ければ返事をちゃんとする。
いい男だ。
「お前は「花岡」の才能はねぇな」
「すみません」
「謝ることじゃねぇ。無いというだけのことだ」
「はい」
諸見は俺と一緒に、黒い山の輪郭を見ている。
何も無い風景を見ている。
「皇紀の防衛システムの輸送の話は聞いたな」
「はい」
「レイは瀕死の重傷を負った。あそこで死んでいて何の不思議もないほどの傷だった。奇跡的に生き延びたがな」
「はい。ご立派な方です」
「そうだ。レイはあの時は特に、「花岡」もほとんど使えなかった。普通の女と言ってもいい。でも、その普通の女が、マリーンもビビるような状況で、死に物狂いで双子を助け、傷つきながらレールガンを撃った。そのお陰で僅かな時間が稼げ、亜紀ちゃんが間に合った」
「はい」
諸見は自分でその時のレイを想像しようとしていた。
目を閉じて、遠くを見詰めた。
「全部が終わり、やっと俺と連絡が取れた。あいつが俺に喋った第一声がな、「石神さん、自分は最後まで戦うことを諦めませんでした」。そう言ったんだ」
「……」
「俺が日本でレイに何度か言った言葉だよ。それをレイは胸に秘めて大事にしていた。すべてはそのお陰だ」
「石神さん……」
「人間はよ、諸見。何が大事かって、それよ。それしかねぇ。身体が大きくて鍛えれば喧嘩は強い。でもな、そんなことはどうでもいいことなんだ。人間は大事な物を抱えて、それに命を燃やせばいい。何の才能なんて、どうでもいいんだ」
「はい!」
「諸見、お前はたとえ弱くたって全然構わない。俺は強い人間を集めてるんじゃねぇ。お前のような、大事な物を持っている人間と一緒にいたいだけだ」
「はい」
《Douce plage où naquit mon âme; (我が魂が生まれた)》
「ポール・ジャン・トゥーレの詩だ。俺たちは魂なんだ。肉じゃねぇ。魂がねぇ奴は人間じゃないし、俺の仲間でもない」
「はい」
《La vie est plus vaine une image Que l'ombre sur le mur.(命とは、壁に映りし影よりもなお 虚しき幻なり)》
「この世の生は幻だ。俺たちはここで火花を散らして去ればいいだけよ」
「はい!」
《さよなら、さよなら! あなたはそんなにパラソルを振る 僕にはあんまり眩しいのです あなたはそんなにパラソルを振る》
「中原中也の『別離』の一節だ。あいつ、思い切り眩しく輝いて逝きやがった。まったくよ」
「……」
「忘れられねぇじゃねぇかなぁ!」
「はい、忘れません」
「酷い奴だ。困っちまうよな」
「はい、まったく」
俺は笑って諸見の肩を組んだ。
諸見が笑っていた。
「お前、笑ってるのか?」
「はい。何だか楽しくなりました」
「お前も変わってんな!」
「はい!」
「あいつは俺たちにいつまでも泣いて欲しいとは思わないだろうよ」
「はい」
「だったらな。辛ぇけどな」
「はい!」
俺たちは黒い山を眺めた。
「石神さん、ありがとうございます」
諸見が小声で言った。
「レイさん……」
諸見はもっと小さな声で呟いた。
俺には聞こえなかった。
そう呟いただろうと思っただけだ。
翌朝。
朝食の後で、組み手をした。
亜紀ちゃんと双子が一人一人に指導していく。
俺と亜紀ちゃんは帰るつもりだったが、昨日の成果が良かったということで、キャンプはお開きになることとなった。
昼食を食べて、みんなで帰る。
亜蘭が残念がった。
俺はロボを連れて散歩に出た。
昨日の訓練で使った窪地に行く。
「タマ」
俺が呼ぶと、美しい着物姿の女が現われる。
ロボが尾を振って喜ぶ。
「呼んだか」
「ああ。一度、お前の攻撃力を見ておきたい。出来るか?」
「分かった」
俺はデュール・ゲリエを一体出した。
「アレを破壊しろ」
「あれだけでいいのか?」
「ああ」
タマが口をすぼめて息を吐くような仕草をした。
口先から「暗黒」が流れ、デュール・ゲリエの上半身が抉れた。
「何が起きた?」
「あの存在の一部を「無」にした」
「どのくらいの範囲で出せる?」
「大体三里か。俺からの距離と幅だ」
「分かった。「エクリプス・ネメシス」と名付けよう」
「なんだ、それは?」
「《神罰の蝕》という意味だ。存在の根源を消すのだろう?」
「分かるのか」
「この世の存在にはすべて「罪」がある。それをお前が動かすのだろう」
「その通りだ。無垢な者などいないからな」
俺はタマを戻し、ロボとゆっくりとベースキャンプに向かった。
亜紀ちゃんと双子は昼食の準備を始めていた。
亜蘭は東雲たちと組み手をしているが、相手になってない。
「花岡」をぶっ放すのは天才だが、格闘技は全然センスがないことが分かった。
典型的な「拠点防衛タイプ」だ。
昼食は狩った得物を使った。
俺が残さずに喰えと命じた。
まあ、うちの子どもらがいるので、残らなかった。
また二台の車に分乗して帰る。
俺は亜蘭を助手席に乗せた。
双子と座りたいのだろうが、鼻血で車内を汚したくなかった。
「亜蘭、疲れただろう」
「いいえ! 楽しかったですよ!」
そうだろうな。
「まあ、寝てていいぞ。着いたら起こしてやるから」
「大丈夫ですよ」
亜紀ちゃんと双子は後ろのシートで楽し気に話している。
ロボが助手席の背に上半身を乗せて来た。
「そうだ、亜蘭、お前の家まで送ってやるよ」
「……」
返事が無いので横を向くと、ロボの爪が亜蘭の頭から抜けたところだった。
抜けた瞬間に、亜蘭の身体がビクンとした。
「!」
しばらく走っていると、ハーが言った。
「亜蘭ちゃん、寝ちゃったの?」
「あ、ああ。やっぱ疲れてたんだろうよ」
「ふーん」
ちゃんと起きるだろうか。
ロボは毛布を敷いた自分のシートに戻ってスヤスヤと寝た。
まあ、もう思い残すこともないだろう。
諸見を誘った。
「諸見、ちょっと散歩に付き合え」
「はい!」
尾根に向かって歩く。
周囲は真っ暗だ。
今日は月明かりも無い。
木々が途切れた場所があり、俺たちは岩に腰かけた。
「どうだ、訓練は」
「はい、自分は足手まといで申し訳ありません」
「そんなことはない。お前はお前の役割をちゃんと果たしていたぞ」
「そうですか」
相変わらず無口な男だ。
だが、無理をして付き合う男ではない。
諸見はその場その場で、自分が邪魔にならないように考える。
まあ、不器用だが。
しかし、そのせいで一緒にいる人間も気遣わずに済む。
話し掛ければ返事をちゃんとする。
いい男だ。
「お前は「花岡」の才能はねぇな」
「すみません」
「謝ることじゃねぇ。無いというだけのことだ」
「はい」
諸見は俺と一緒に、黒い山の輪郭を見ている。
何も無い風景を見ている。
「皇紀の防衛システムの輸送の話は聞いたな」
「はい」
「レイは瀕死の重傷を負った。あそこで死んでいて何の不思議もないほどの傷だった。奇跡的に生き延びたがな」
「はい。ご立派な方です」
「そうだ。レイはあの時は特に、「花岡」もほとんど使えなかった。普通の女と言ってもいい。でも、その普通の女が、マリーンもビビるような状況で、死に物狂いで双子を助け、傷つきながらレールガンを撃った。そのお陰で僅かな時間が稼げ、亜紀ちゃんが間に合った」
「はい」
諸見は自分でその時のレイを想像しようとしていた。
目を閉じて、遠くを見詰めた。
「全部が終わり、やっと俺と連絡が取れた。あいつが俺に喋った第一声がな、「石神さん、自分は最後まで戦うことを諦めませんでした」。そう言ったんだ」
「……」
「俺が日本でレイに何度か言った言葉だよ。それをレイは胸に秘めて大事にしていた。すべてはそのお陰だ」
「石神さん……」
「人間はよ、諸見。何が大事かって、それよ。それしかねぇ。身体が大きくて鍛えれば喧嘩は強い。でもな、そんなことはどうでもいいことなんだ。人間は大事な物を抱えて、それに命を燃やせばいい。何の才能なんて、どうでもいいんだ」
「はい!」
「諸見、お前はたとえ弱くたって全然構わない。俺は強い人間を集めてるんじゃねぇ。お前のような、大事な物を持っている人間と一緒にいたいだけだ」
「はい」
《Douce plage où naquit mon âme; (我が魂が生まれた)》
「ポール・ジャン・トゥーレの詩だ。俺たちは魂なんだ。肉じゃねぇ。魂がねぇ奴は人間じゃないし、俺の仲間でもない」
「はい」
《La vie est plus vaine une image Que l'ombre sur le mur.(命とは、壁に映りし影よりもなお 虚しき幻なり)》
「この世の生は幻だ。俺たちはここで火花を散らして去ればいいだけよ」
「はい!」
《さよなら、さよなら! あなたはそんなにパラソルを振る 僕にはあんまり眩しいのです あなたはそんなにパラソルを振る》
「中原中也の『別離』の一節だ。あいつ、思い切り眩しく輝いて逝きやがった。まったくよ」
「……」
「忘れられねぇじゃねぇかなぁ!」
「はい、忘れません」
「酷い奴だ。困っちまうよな」
「はい、まったく」
俺は笑って諸見の肩を組んだ。
諸見が笑っていた。
「お前、笑ってるのか?」
「はい。何だか楽しくなりました」
「お前も変わってんな!」
「はい!」
「あいつは俺たちにいつまでも泣いて欲しいとは思わないだろうよ」
「はい」
「だったらな。辛ぇけどな」
「はい!」
俺たちは黒い山を眺めた。
「石神さん、ありがとうございます」
諸見が小声で言った。
「レイさん……」
諸見はもっと小さな声で呟いた。
俺には聞こえなかった。
そう呟いただろうと思っただけだ。
翌朝。
朝食の後で、組み手をした。
亜紀ちゃんと双子が一人一人に指導していく。
俺と亜紀ちゃんは帰るつもりだったが、昨日の成果が良かったということで、キャンプはお開きになることとなった。
昼食を食べて、みんなで帰る。
亜蘭が残念がった。
俺はロボを連れて散歩に出た。
昨日の訓練で使った窪地に行く。
「タマ」
俺が呼ぶと、美しい着物姿の女が現われる。
ロボが尾を振って喜ぶ。
「呼んだか」
「ああ。一度、お前の攻撃力を見ておきたい。出来るか?」
「分かった」
俺はデュール・ゲリエを一体出した。
「アレを破壊しろ」
「あれだけでいいのか?」
「ああ」
タマが口をすぼめて息を吐くような仕草をした。
口先から「暗黒」が流れ、デュール・ゲリエの上半身が抉れた。
「何が起きた?」
「あの存在の一部を「無」にした」
「どのくらいの範囲で出せる?」
「大体三里か。俺からの距離と幅だ」
「分かった。「エクリプス・ネメシス」と名付けよう」
「なんだ、それは?」
「《神罰の蝕》という意味だ。存在の根源を消すのだろう?」
「分かるのか」
「この世の存在にはすべて「罪」がある。それをお前が動かすのだろう」
「その通りだ。無垢な者などいないからな」
俺はタマを戻し、ロボとゆっくりとベースキャンプに向かった。
亜紀ちゃんと双子は昼食の準備を始めていた。
亜蘭は東雲たちと組み手をしているが、相手になってない。
「花岡」をぶっ放すのは天才だが、格闘技は全然センスがないことが分かった。
典型的な「拠点防衛タイプ」だ。
昼食は狩った得物を使った。
俺が残さずに喰えと命じた。
まあ、うちの子どもらがいるので、残らなかった。
また二台の車に分乗して帰る。
俺は亜蘭を助手席に乗せた。
双子と座りたいのだろうが、鼻血で車内を汚したくなかった。
「亜蘭、疲れただろう」
「いいえ! 楽しかったですよ!」
そうだろうな。
「まあ、寝てていいぞ。着いたら起こしてやるから」
「大丈夫ですよ」
亜紀ちゃんと双子は後ろのシートで楽し気に話している。
ロボが助手席の背に上半身を乗せて来た。
「そうだ、亜蘭、お前の家まで送ってやるよ」
「……」
返事が無いので横を向くと、ロボの爪が亜蘭の頭から抜けたところだった。
抜けた瞬間に、亜蘭の身体がビクンとした。
「!」
しばらく走っていると、ハーが言った。
「亜蘭ちゃん、寝ちゃったの?」
「あ、ああ。やっぱ疲れてたんだろうよ」
「ふーん」
ちゃんと起きるだろうか。
ロボは毛布を敷いた自分のシートに戻ってスヤスヤと寝た。
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