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れいせいちゃんが、また行く
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バーベキューの後、俺はアナイアレーターの連中と一緒に風呂に入った。
流石に人数が多く、手狭だ。
男女が一緒だが、気にしない。
俺たちは戦友だ。
簡単にだが、全員の背中を流す。
湯船に浸かるわけには行かず、シャワーを浴びて出た。
それでも全員が喜んでくれた。
食堂で、蓮花が酒の用意をしてくれた。
子どもたちと柳、そしてミユキだ。
ルーとハーには梅酒のソーダ割り、あとはワイルドターキーだった。
つまみはマグロや鯛、ヒラメなどの刺身。
山菜の天ぷら。
ソーセージ各種(大量)。
カプレーゼ。
ナスの素揚げ。
俺たちの好物だ。
「今日はお疲れ様でした」
蓮花が言う。
「まあ、初日はこんなものだろう。よくやったとは言えんが、まずまずだ」
「「「「はい!」」」」
「タカさん、明日はきっと」
亜紀ちゃんが言う。
まあ、多少の戦略は練ったようだ。
「明日は午前中に基礎訓練。午後は演習だ。ミユキたちが普段何をやっているのか見ろ。四人は一緒の部屋にしているけどな。あまり遅くまで起きてるんじゃねぇぞ! 明日の朝に眠そうな面をしてたらぶっ飛ばす」
「「「「はい!」」」」
「まあ、酒を飲んで説教はしたくねぇ。楽しくやれよ」
みんなが笑った。
子どもたちは蓮花が作ったつまみを美味そうに食べている。
「石神様、先日は申し上げられませんでしたが、鷹様がお元気そうで何よりでございました」
「ああ、蓮花には本当に助けられたな。ありがとう」
「いいえ、とんでもございません。あのような方の決意を、絶対に無駄にするわけにはまいりませんでした」
「そうだな」
「でももう、あのようなことは」
「まったくだ。絶対に許さん。俺の甘さのせいで起きたことだ」
「いいえ、石神様は……」
「タカさん、今度は麗星さんがタカさんのために……」
ルーが口にした。
俺は睨みつけて怒鳴った。
「バカヤロー! 名前を出すなって言っただろう!」
「あ!」
「来るぞ! おい、亜紀ちゃん! 俺の部屋からスマホを持って来い!」
「は、はい!」
「カァー! まずいぞ」
「あの、石神様の御宅でお目にかかった」
蓮花がよく分からずに俺に聞いた。
「だからよせって! あいつが来ると大変なことになるんだ!」
「よく分かりませんが?」
俺は御堂の家での騒動や、別荘に押しかけて来たことなどを話す。
蓮花は大笑いした。
「楽しそうな方ですね」
「蓮花、お前笑ってられるのもいまのうちだぞ」
「そうなのですか?」
「ここが半壊しても、不思議じゃねぇ」
「そんなバカな」
「場合によっては、明日帰るからな」
「え!」
「それほど油断できねぇ奴なんだ。悪気がねぇからますます悪い。花火大会に核弾頭を打ち上げるような奴だ。「綺麗ですよ」って言いながらな」
蓮花が驚いている。
亜紀ちゃんがスマホを持って来た。
俺はすぐに道間家へ電話する。
ワンコールで五平所が出た。
「石神さん!」
「麗星を止めてくれ」
「それが、先ほど抜け出したようでして」
「なんだと!」
「事前に飛行系のあやかしを用意していたようです。自分の部屋から直接飛び立ちました」
「飛んでくるのか!」
「はい。長距離を飛行できるタイプですが、今14人が追っています。スピードのある者たちですので、何とか途中で撃墜いたします!」
「頼むぞ!」
俺への手前、物騒なことを口にする五平所たちの苦労が憐れだった。
「ルー!」
「ごめんなさい!」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「石神さまぁー!」
麗星は「蒼大空魏恵王」に跨り、一路群馬へ向かっていた。
「口ではあのようにおっしゃられても、やはり寂しくて、わたくしをお呼びになりましたのねぇー!」
麗星は満面の笑顔だ。
しかし、その笑顔が強張る。
追っ手の気配を感じた。
「まーてぇー!」
道間飛空隊が追って来ている。
予想よりもずっと早い。
「あいつらー! 当主のわたくしを信用せずに、見張っておりましたのね!」
普段の行動を観れば、当たり前だった。
麗星は首の数珠を手に持った。
糸を抜き、数珠を後ろへ放つ。
空中に無数の蛇が現われる。
「なっ! 「蛇輪地獄」! 殺す気かぁ!」
「オーホホホホ!」
「か、回避ぃー! 急げぇー!」
「オーホホホホ!」
「こうなったら! おい! 「卦外弊砲」を撃てぇー!」
「はい!」
誰も反対しない。
後方から幾つもの緑色の線が拡がり、麗星に向かって集束していく。
「あ! あいつらぁ! 当主のわたくしに向かって無茶な攻撃を!」
「ワハハハハハ! ザマァ!」
麗星は躊躇せずに「蒼大空魏恵王」の頭の羽を毟った。
尋常ではない叫びを上げ、「蒼大空魏恵王」は急激にスピードを上げる。
「あぁー! あいつ、「玉破羽」を毟りやがったぁー!」
「それじゃ、制御ができませんよ!」
「何をトチ狂いやがったか」
「とにかく戻るぞ! 五平所様にお知らせせねば」
「このままどっかに飛んでってくれねぇかなぁ」
「それを言うな! もう道間家の血筋はあいつしかいねぇんだ」
報告を聞いた五平所は卒倒しかけた。
「いかん。石神様にご報告してからだ」
電話を掛けた。
「……というわけなのです。力及ばず申し訳ございません」
「あんたも大変だな」
「まったくで」
「温泉でも行って来いよ」
「なるほど! はい、そうさせていただきます」
申し訳はないが、麗星が留守なのは嬉しい。
五平所たちはネットで温泉宿を検索した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
俺はルーを連れて外へ出た。
蓮花や他の子どもたちも付いて来る。
「でかい奴が制御出来ないままで突っ込んでくるらしい」
「エェー!」
その時、警報が鳴った。
研究所の全防衛システムが起動する。
「未確認の飛翔体がこちらへ向かってきます!」
蓮花が叫んだ。
手に小型の端末を持っている。
完全武装のブランたちとデュール・ゲリエ200体が俺たちに向かって来た。
俺の警護のためだ。
「タカさん、防衛システムを止めなくていいの?」
ルーが心配そうに言う。
「まあ、大丈夫だろう」
「距離、150キロです!」
蓮花が俺に言った。
レールガンの射程にもうすぐ入る。
「クロピョン!」
俺が叫ぶと同時に、蓮花が言った。
「飛翔体、墜落!」
「おし! ルー、拾いに行くぞ」
「え?」
俺はハマーで向かった。
麗星は50キロ先の畑の中で寝ていた。
傍に、麗星の荷物らしいものもあった。
クロピョンが上手く弾いてくれたのだ。
ルーが担ぎ、車内に入れる。
乗って来た者の姿は無かった。
「タカさん、何があったの?」
「ああ、クロピョンの触手ではたき落とした」
「えぇー!」
「大丈夫だ。加減するように命じたからな。でかい奴は向こうへ投げ返した」
「えぇー!」
「五平所たちが何とかするだろうよ」
「蒼大空魏恵王」は、京都の道間家の敷地に落ちた。
驚嘆すべき、「クロピョン」の精度であった。
頭の急所の羽を毟られ狂騒状態になっていたが、瀕死の傷を負い、沈静化していた。
しかし、治癒を施せる高位幹部たちは出掛けており、数日のたうち回って苦しんだ。
半年を掛けて傷を癒され、二度と麗星の言うことを聞かなかった。
流石に人数が多く、手狭だ。
男女が一緒だが、気にしない。
俺たちは戦友だ。
簡単にだが、全員の背中を流す。
湯船に浸かるわけには行かず、シャワーを浴びて出た。
それでも全員が喜んでくれた。
食堂で、蓮花が酒の用意をしてくれた。
子どもたちと柳、そしてミユキだ。
ルーとハーには梅酒のソーダ割り、あとはワイルドターキーだった。
つまみはマグロや鯛、ヒラメなどの刺身。
山菜の天ぷら。
ソーセージ各種(大量)。
カプレーゼ。
ナスの素揚げ。
俺たちの好物だ。
「今日はお疲れ様でした」
蓮花が言う。
「まあ、初日はこんなものだろう。よくやったとは言えんが、まずまずだ」
「「「「はい!」」」」
「タカさん、明日はきっと」
亜紀ちゃんが言う。
まあ、多少の戦略は練ったようだ。
「明日は午前中に基礎訓練。午後は演習だ。ミユキたちが普段何をやっているのか見ろ。四人は一緒の部屋にしているけどな。あまり遅くまで起きてるんじゃねぇぞ! 明日の朝に眠そうな面をしてたらぶっ飛ばす」
「「「「はい!」」」」
「まあ、酒を飲んで説教はしたくねぇ。楽しくやれよ」
みんなが笑った。
子どもたちは蓮花が作ったつまみを美味そうに食べている。
「石神様、先日は申し上げられませんでしたが、鷹様がお元気そうで何よりでございました」
「ああ、蓮花には本当に助けられたな。ありがとう」
「いいえ、とんでもございません。あのような方の決意を、絶対に無駄にするわけにはまいりませんでした」
「そうだな」
「でももう、あのようなことは」
「まったくだ。絶対に許さん。俺の甘さのせいで起きたことだ」
「いいえ、石神様は……」
「タカさん、今度は麗星さんがタカさんのために……」
ルーが口にした。
俺は睨みつけて怒鳴った。
「バカヤロー! 名前を出すなって言っただろう!」
「あ!」
「来るぞ! おい、亜紀ちゃん! 俺の部屋からスマホを持って来い!」
「は、はい!」
「カァー! まずいぞ」
「あの、石神様の御宅でお目にかかった」
蓮花がよく分からずに俺に聞いた。
「だからよせって! あいつが来ると大変なことになるんだ!」
「よく分かりませんが?」
俺は御堂の家での騒動や、別荘に押しかけて来たことなどを話す。
蓮花は大笑いした。
「楽しそうな方ですね」
「蓮花、お前笑ってられるのもいまのうちだぞ」
「そうなのですか?」
「ここが半壊しても、不思議じゃねぇ」
「そんなバカな」
「場合によっては、明日帰るからな」
「え!」
「それほど油断できねぇ奴なんだ。悪気がねぇからますます悪い。花火大会に核弾頭を打ち上げるような奴だ。「綺麗ですよ」って言いながらな」
蓮花が驚いている。
亜紀ちゃんがスマホを持って来た。
俺はすぐに道間家へ電話する。
ワンコールで五平所が出た。
「石神さん!」
「麗星を止めてくれ」
「それが、先ほど抜け出したようでして」
「なんだと!」
「事前に飛行系のあやかしを用意していたようです。自分の部屋から直接飛び立ちました」
「飛んでくるのか!」
「はい。長距離を飛行できるタイプですが、今14人が追っています。スピードのある者たちですので、何とか途中で撃墜いたします!」
「頼むぞ!」
俺への手前、物騒なことを口にする五平所たちの苦労が憐れだった。
「ルー!」
「ごめんなさい!」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「石神さまぁー!」
麗星は「蒼大空魏恵王」に跨り、一路群馬へ向かっていた。
「口ではあのようにおっしゃられても、やはり寂しくて、わたくしをお呼びになりましたのねぇー!」
麗星は満面の笑顔だ。
しかし、その笑顔が強張る。
追っ手の気配を感じた。
「まーてぇー!」
道間飛空隊が追って来ている。
予想よりもずっと早い。
「あいつらー! 当主のわたくしを信用せずに、見張っておりましたのね!」
普段の行動を観れば、当たり前だった。
麗星は首の数珠を手に持った。
糸を抜き、数珠を後ろへ放つ。
空中に無数の蛇が現われる。
「なっ! 「蛇輪地獄」! 殺す気かぁ!」
「オーホホホホ!」
「か、回避ぃー! 急げぇー!」
「オーホホホホ!」
「こうなったら! おい! 「卦外弊砲」を撃てぇー!」
「はい!」
誰も反対しない。
後方から幾つもの緑色の線が拡がり、麗星に向かって集束していく。
「あ! あいつらぁ! 当主のわたくしに向かって無茶な攻撃を!」
「ワハハハハハ! ザマァ!」
麗星は躊躇せずに「蒼大空魏恵王」の頭の羽を毟った。
尋常ではない叫びを上げ、「蒼大空魏恵王」は急激にスピードを上げる。
「あぁー! あいつ、「玉破羽」を毟りやがったぁー!」
「それじゃ、制御ができませんよ!」
「何をトチ狂いやがったか」
「とにかく戻るぞ! 五平所様にお知らせせねば」
「このままどっかに飛んでってくれねぇかなぁ」
「それを言うな! もう道間家の血筋はあいつしかいねぇんだ」
報告を聞いた五平所は卒倒しかけた。
「いかん。石神様にご報告してからだ」
電話を掛けた。
「……というわけなのです。力及ばず申し訳ございません」
「あんたも大変だな」
「まったくで」
「温泉でも行って来いよ」
「なるほど! はい、そうさせていただきます」
申し訳はないが、麗星が留守なのは嬉しい。
五平所たちはネットで温泉宿を検索した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
俺はルーを連れて外へ出た。
蓮花や他の子どもたちも付いて来る。
「でかい奴が制御出来ないままで突っ込んでくるらしい」
「エェー!」
その時、警報が鳴った。
研究所の全防衛システムが起動する。
「未確認の飛翔体がこちらへ向かってきます!」
蓮花が叫んだ。
手に小型の端末を持っている。
完全武装のブランたちとデュール・ゲリエ200体が俺たちに向かって来た。
俺の警護のためだ。
「タカさん、防衛システムを止めなくていいの?」
ルーが心配そうに言う。
「まあ、大丈夫だろう」
「距離、150キロです!」
蓮花が俺に言った。
レールガンの射程にもうすぐ入る。
「クロピョン!」
俺が叫ぶと同時に、蓮花が言った。
「飛翔体、墜落!」
「おし! ルー、拾いに行くぞ」
「え?」
俺はハマーで向かった。
麗星は50キロ先の畑の中で寝ていた。
傍に、麗星の荷物らしいものもあった。
クロピョンが上手く弾いてくれたのだ。
ルーが担ぎ、車内に入れる。
乗って来た者の姿は無かった。
「タカさん、何があったの?」
「ああ、クロピョンの触手ではたき落とした」
「えぇー!」
「大丈夫だ。加減するように命じたからな。でかい奴は向こうへ投げ返した」
「えぇー!」
「五平所たちが何とかするだろうよ」
「蒼大空魏恵王」は、京都の道間家の敷地に落ちた。
驚嘆すべき、「クロピョン」の精度であった。
頭の急所の羽を毟られ狂騒状態になっていたが、瀕死の傷を負い、沈静化していた。
しかし、治癒を施せる高位幹部たちは出掛けており、数日のたうち回って苦しんだ。
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