865 / 2,880
御堂家、大騒動 Ⅷ
しおりを挟む
昼食後も引き続き掃除をさせてもらい、2時過ぎに俺が満足する仕上がりになった。
御堂と澪さんに礼を言われる。
風呂をいただき、みんなでお茶にした。
俺の土産の鈴伝の栗が出される。
今日もバーベキューということなので、澪さんと柳を連れ、買い出しに行かせてもらった。
「石神、食材は十分にあるんだよ」
「いや、俺の気が済まない!」
元々買い出しはさせてもらいたかった。
いい言い訳が出来た。
甲府市内のデパートへ行き、いい食材を片っ端から買う。
伊勢海老やハマグリのいいものがあった。
肉も最高級の山形牛のものを手に入れた。
もちろん、御堂家のみなさんのためのものだ。
買い物を終え、急いで帰った。
「夕べのあれ、凄かったですね」
「申し訳ない!」
柳に謝った。
澪さんは笑っていた。
「澪さん、眠れなかったでしょう」
「いいえ、そんなことは」
「疲れているのに、本当に申し訳ありません!」
「大丈夫ですよ。それに一杯笑わせてもらいましたから」
「そうだよね!」
「柳、お前……」
「お母さん、石神さんのお宅でも毎日楽しいの!」
柳が話し始めた。
「こないだもね、石神さんが大事にしてたバイクをね……」
俺が止めるのも聞かず、柳はずっと澪さんに話し続けた。
澪さんはずっと微笑んで聞いていた。
車を降り、柳が後ろの荷物を取り出しに走った。
俺も行こうとすると、澪さんに手を握られた。
「石神さん」
「はい?」
「ありがとうございます」
澪さんが頭を下げた。
子どもたちは、ちゃんと夕飯の支度を始めていた。
バーベキューの準備の他、炊き込みご飯を作っている。
正巳さんたちには、連日のバーベキューはきついという澪さんの判断だ。
亜紀ちゃんがその用意をしていた。
俺は買って来た食材の処理を始める。
柳が手伝う。
6時を過ぎ、まだ陽があるうちに、バーベキューを始めた。
正巳さんがまた焼きたがったが、今日は早めに上がった。
みんなに好きなように焼かせ、俺は御堂家の方々のために、いい食材を焼く。
相変わらず子どもたちはよく食べる。
柳も、2キロは食べるようになった。
「石神さん、楽しいね」
正巳さんがご機嫌で仰った。
「そう思って頂けると。頂けないと、本当に身の置き所がないんで」
正巳さんが大笑いした。
「今日はゆっくり召し上がって下さい」
「ああ。明日は帰ってしまうのか」
「すみません」
正巳さんは寂しそうだった。
正巳さんと菊子さんに、伊勢海老の炙り物を置いた。
わさび醤油で召し上がっていただく。
俺は御堂と澪さんに伊勢海老のテルミドールを。
正利には両方を食べてもらった。
「お前は後継ぎだからな」
そう言うと、正利は喜んだ。
俺たちはゆっくりと酒を飲んだ。
今日は日本酒の冷酒だ。
いい酒だった。
ハイエナたちが、美味そうな匂いを感知して近寄って来る。
あっちには伊勢海老や最高級山形牛は無い。
「お前ら、覚悟があるんだな?」
「……」
俺が立ちはだかると唸り出す。
「ロボ、食べてますよね?」
亜紀ちゃんが言う。
「お前ら、自分がロボ以上だと?」
「「「「「!」」」」」
ロボはこの上なくカワイイ。
俺は作っておいた出し汁を温めてテーブルに運んだ。
みなさんに炊き込みご飯をよそり、出し汁をかける。
出汁茶漬けだ。
「美味いね! 石神さん!」
正巳さんが喜ぶ。
麗星は子どもたちと一緒のテーブルにいる。
流石に遠慮しているようだ。
俺は声を掛けに行った。
「食べれてますか?」
「はい!」
俺が近付くと嬉しそうな顔をした。
麗星にも、炊き込みご飯茶漬けを作ってやる。
「道間家じゃ、バーベキューなんかあまりやらないでしょう」
「そうでもありません。人数が多いので、時々楽しんでおりますよ」
「そうですか」
そういえば、伺った時に手際が良かったことを思い出した。
「京野菜のバーベキューは美味しかったですね」
「また是非。本当にお待ちしておりますのよ?」
「分かりました」
「わたくしも石神様の御宅へ伺ってもよろしいですか?」
「本当にメンタル強いですよね」
「えぇー!」
「冗談ですよ」
俺は笑った。
「是非来てください。ああ、手ぶらで来て下さいね。いつももらい過ぎだ」
「そんな」
「本当に。麗星さんにはこれからもいろいろとお世話になるんですし」
「こちらの方こそ。もうわたくしの一生分では賄えないほど助けて頂きました」
「俺が急に呼んだのに、御堂の家にも何か持って来たんでしょう?」
「いいえ、大したものでは」
麗星は変わってはいるが、本当にいい人間だ。
澪さんが来た。
「お酒が無くなりそうなので持ってまいります。石神さんはワイルドターキーになさいますか?」
「いいえ。みんなと同じ日本酒でいいですよ」
「分かりました。ゆっくり飲んでいて下さいね」
「すみません。ああ、手伝いますよ」
澪さんは笑って大丈夫だと言った。
亜紀ちゃんも満腹でテーブルに来た。
ちゃっかりと日本酒のグラスを持っている。
柳はサイダーを持って来た。
しばらく話していると、澪さんが御堂家のテーブルで酒を注いでいるのが見えた。
御堂がこちらへ来た。
ワイルドターキーを持っている。
澪さんが気を遣ったのだろう。
「石神、今日は僕と一緒にやろうか」
「そうだな! 久しぶりにやるか!」
俺たちは家に楽器を取りに行こうとした。
澪さんが騒いでいる。
俺と御堂はテーブルに向かった。
「まさみちゃんニャンコですよー」
「……」
振り返った。
亜紀ちゃんが俺を見て駆けて来る。
「エヘヘヘ、あきちゃんニャンコですよー」
「おい!」
「石神、なんだこれは!」
「何でも俺のせいにするなぁ!」
「まさみちゃんニャンコ、かわいがっていいですよー」
「あきちゃんニャンコ、かわいいですよー」
麗星が俺を見ている。
「てめぇー!」
必死に手を振っている。
「アァァー! 柳! テメェー!」
柳が一気にグラスを煽った。
駆け寄ったが遅かった。
「御堂! 大丈夫だ、害はねぇ! ただ、一晩かわいがってやらなきゃならん!」
「どういうことだ?」
「この麗星がまたろくでも……あぁ! お前まで逃げんじゃねぇ!」
麗星も一気に飲んでいた。
俺は御堂に「霊破」という酒の説明をした。
澪さんがいただいた酒を出そうと思ったらしい。
正巳さんは菊子さんに可愛がられた。
俺は亜紀ちゃんと柳と麗星と一緒に風呂で可愛がり、一緒の布団で朝方まで可愛がった。
麗星は想像通りのダイナマイト・ボディだった。
不埒な真似をしないように、ちょっと頑張った。
御堂はずっと大笑いしていた。
このやろうと思い、俺は澪さんに無理矢理飲ませた。
御堂も朝方まで澪さんを可愛がった。
「エヘヘ、みおちゃんニャンコですよー」
「うんうん」
「みおちゃんニャンコ、かわいがっていいですよー」
「うん、可愛いよ」
「エヘヘヘヘ」
御堂と澪さんに礼を言われる。
風呂をいただき、みんなでお茶にした。
俺の土産の鈴伝の栗が出される。
今日もバーベキューということなので、澪さんと柳を連れ、買い出しに行かせてもらった。
「石神、食材は十分にあるんだよ」
「いや、俺の気が済まない!」
元々買い出しはさせてもらいたかった。
いい言い訳が出来た。
甲府市内のデパートへ行き、いい食材を片っ端から買う。
伊勢海老やハマグリのいいものがあった。
肉も最高級の山形牛のものを手に入れた。
もちろん、御堂家のみなさんのためのものだ。
買い物を終え、急いで帰った。
「夕べのあれ、凄かったですね」
「申し訳ない!」
柳に謝った。
澪さんは笑っていた。
「澪さん、眠れなかったでしょう」
「いいえ、そんなことは」
「疲れているのに、本当に申し訳ありません!」
「大丈夫ですよ。それに一杯笑わせてもらいましたから」
「そうだよね!」
「柳、お前……」
「お母さん、石神さんのお宅でも毎日楽しいの!」
柳が話し始めた。
「こないだもね、石神さんが大事にしてたバイクをね……」
俺が止めるのも聞かず、柳はずっと澪さんに話し続けた。
澪さんはずっと微笑んで聞いていた。
車を降り、柳が後ろの荷物を取り出しに走った。
俺も行こうとすると、澪さんに手を握られた。
「石神さん」
「はい?」
「ありがとうございます」
澪さんが頭を下げた。
子どもたちは、ちゃんと夕飯の支度を始めていた。
バーベキューの準備の他、炊き込みご飯を作っている。
正巳さんたちには、連日のバーベキューはきついという澪さんの判断だ。
亜紀ちゃんがその用意をしていた。
俺は買って来た食材の処理を始める。
柳が手伝う。
6時を過ぎ、まだ陽があるうちに、バーベキューを始めた。
正巳さんがまた焼きたがったが、今日は早めに上がった。
みんなに好きなように焼かせ、俺は御堂家の方々のために、いい食材を焼く。
相変わらず子どもたちはよく食べる。
柳も、2キロは食べるようになった。
「石神さん、楽しいね」
正巳さんがご機嫌で仰った。
「そう思って頂けると。頂けないと、本当に身の置き所がないんで」
正巳さんが大笑いした。
「今日はゆっくり召し上がって下さい」
「ああ。明日は帰ってしまうのか」
「すみません」
正巳さんは寂しそうだった。
正巳さんと菊子さんに、伊勢海老の炙り物を置いた。
わさび醤油で召し上がっていただく。
俺は御堂と澪さんに伊勢海老のテルミドールを。
正利には両方を食べてもらった。
「お前は後継ぎだからな」
そう言うと、正利は喜んだ。
俺たちはゆっくりと酒を飲んだ。
今日は日本酒の冷酒だ。
いい酒だった。
ハイエナたちが、美味そうな匂いを感知して近寄って来る。
あっちには伊勢海老や最高級山形牛は無い。
「お前ら、覚悟があるんだな?」
「……」
俺が立ちはだかると唸り出す。
「ロボ、食べてますよね?」
亜紀ちゃんが言う。
「お前ら、自分がロボ以上だと?」
「「「「「!」」」」」
ロボはこの上なくカワイイ。
俺は作っておいた出し汁を温めてテーブルに運んだ。
みなさんに炊き込みご飯をよそり、出し汁をかける。
出汁茶漬けだ。
「美味いね! 石神さん!」
正巳さんが喜ぶ。
麗星は子どもたちと一緒のテーブルにいる。
流石に遠慮しているようだ。
俺は声を掛けに行った。
「食べれてますか?」
「はい!」
俺が近付くと嬉しそうな顔をした。
麗星にも、炊き込みご飯茶漬けを作ってやる。
「道間家じゃ、バーベキューなんかあまりやらないでしょう」
「そうでもありません。人数が多いので、時々楽しんでおりますよ」
「そうですか」
そういえば、伺った時に手際が良かったことを思い出した。
「京野菜のバーベキューは美味しかったですね」
「また是非。本当にお待ちしておりますのよ?」
「分かりました」
「わたくしも石神様の御宅へ伺ってもよろしいですか?」
「本当にメンタル強いですよね」
「えぇー!」
「冗談ですよ」
俺は笑った。
「是非来てください。ああ、手ぶらで来て下さいね。いつももらい過ぎだ」
「そんな」
「本当に。麗星さんにはこれからもいろいろとお世話になるんですし」
「こちらの方こそ。もうわたくしの一生分では賄えないほど助けて頂きました」
「俺が急に呼んだのに、御堂の家にも何か持って来たんでしょう?」
「いいえ、大したものでは」
麗星は変わってはいるが、本当にいい人間だ。
澪さんが来た。
「お酒が無くなりそうなので持ってまいります。石神さんはワイルドターキーになさいますか?」
「いいえ。みんなと同じ日本酒でいいですよ」
「分かりました。ゆっくり飲んでいて下さいね」
「すみません。ああ、手伝いますよ」
澪さんは笑って大丈夫だと言った。
亜紀ちゃんも満腹でテーブルに来た。
ちゃっかりと日本酒のグラスを持っている。
柳はサイダーを持って来た。
しばらく話していると、澪さんが御堂家のテーブルで酒を注いでいるのが見えた。
御堂がこちらへ来た。
ワイルドターキーを持っている。
澪さんが気を遣ったのだろう。
「石神、今日は僕と一緒にやろうか」
「そうだな! 久しぶりにやるか!」
俺たちは家に楽器を取りに行こうとした。
澪さんが騒いでいる。
俺と御堂はテーブルに向かった。
「まさみちゃんニャンコですよー」
「……」
振り返った。
亜紀ちゃんが俺を見て駆けて来る。
「エヘヘヘ、あきちゃんニャンコですよー」
「おい!」
「石神、なんだこれは!」
「何でも俺のせいにするなぁ!」
「まさみちゃんニャンコ、かわいがっていいですよー」
「あきちゃんニャンコ、かわいいですよー」
麗星が俺を見ている。
「てめぇー!」
必死に手を振っている。
「アァァー! 柳! テメェー!」
柳が一気にグラスを煽った。
駆け寄ったが遅かった。
「御堂! 大丈夫だ、害はねぇ! ただ、一晩かわいがってやらなきゃならん!」
「どういうことだ?」
「この麗星がまたろくでも……あぁ! お前まで逃げんじゃねぇ!」
麗星も一気に飲んでいた。
俺は御堂に「霊破」という酒の説明をした。
澪さんがいただいた酒を出そうと思ったらしい。
正巳さんは菊子さんに可愛がられた。
俺は亜紀ちゃんと柳と麗星と一緒に風呂で可愛がり、一緒の布団で朝方まで可愛がった。
麗星は想像通りのダイナマイト・ボディだった。
不埒な真似をしないように、ちょっと頑張った。
御堂はずっと大笑いしていた。
このやろうと思い、俺は澪さんに無理矢理飲ませた。
御堂も朝方まで澪さんを可愛がった。
「エヘヘ、みおちゃんニャンコですよー」
「うんうん」
「みおちゃんニャンコ、かわいがっていいですよー」
「うん、可愛いよ」
「エヘヘヘヘ」
1
お気に入りに追加
232
あなたにおすすめの小説
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
恋愛
公爵家の末娘として生まれた8歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1巻重版)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
義妹が私に毒を盛ったので、飲んだふりをして周りの反応を見て見る事にしました
新野乃花(大舟)
恋愛
義姉であるラナーと義妹であるレベッカは、ラナーの婚約者であるロッドを隔ててぎくしゃくとした関係にあった。というのも、義妹であるレベッカが一方的にラナーの事を敵対視し、関係を悪化させていたのだ。ある日、ラナーの事が気に入らないレベッカは、ラナーに渡すワインの中にちょっとした仕掛けを施した…。その結果、2人を巻き込む関係は思わぬ方向に進んでいくこととなるのだった…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる