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御堂家、大騒動
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土曜日の朝6時。
俺たちはハマーに荷物を積み込んでいる。
朝食はサンドイッチを前の晩に作っている。
俺はリヴィングで食いながら。
子どもたちは出発してから車の中で食べる。
レイの分もテーブルに用意してある。
《レイのサンドイッチ 食べたらタカさんパンチの上、ロボのウンチ》
張り紙がしてあった。
レイはどう思うだろうか。
「タカさん! 荷物が積み終わりました!」
皇紀が呼びに来た。
俺はゆっくりとコーヒーを飲み干した。
皇紀が食器を片付ける。
寝てていいと言ったが、やはりレイが起きて来た。
「出発ですね」
「ああ」
俺はレイを抱き締めてキスをした。
「悪いが、留守番を頼むな」
「はい、いってらっしゃい」
レイは明るく笑った。
テーブルの張り紙に気付く。
驚いているが、笑った。
「ここでいいよ。じゃあ、行って来るな」
「はい」
ハマーが走り出すと、子どもたちが早速サンドイッチを食べ始める。
一番人気はタンドリーチキンだ。
葉野菜と共に、ヨーグルト・ドレッシングをかけてある。
俺が作った。
次いでローストビーフとビーフカツ。
俺が作った。
子どもたちは、普通のハムサンドや卵、ツナなどを大量に作った。
ロボは俺がマグロを炙ったものを食べている。
以前に、俺が好きなサンドイッチということで、「赤とんぼ」のものを喰わせたことがある。
一つが5センチ角くらいの小さなもので、子どもたちにはその量の少なさが災いして何も伝わらなかった。
俺はよく病院で食べていた。
近所に「赤とんぼ」の店があり、しょっちゅう部下に買いに行かせていた。
諸事情で閉店してからも、デパートで買っている。
それほどに美味いのだが。
柳も負けじと食べていた。
最近、「花岡」の技もある程度になり、子どもたちとの食事の奪い合いも混ざれるようになっている。
まあ、本人は基本的にゆっくりと喰いたいようだが。
但し、大学では大食いだと思われていると俺に言って来たことがある。
本人の意志に関わらず、すっかり洗脳されているようだ。
早朝に出発したのは、昼食を是非うちで食べて欲しいという御堂の願いからだ。
二泊ということで、御堂家の方々が一回でも多く、子どもたちのやんちゃな「喰い」を見たいということだった。
世の中には、変わった趣味の人間がいる。
助手席は誰も座っていない。
奪い合いに参加できないためだ。
子どもたちの食事も終わり、東名に乗った所でサービスエリアに寄った。
飲み物を買い、柳が助手席に乗った。
「柳、本当にロボまで大丈夫だったかな」
「大丈夫ですよ。お父さんも会ってますし」
「そうか」
ロボをどうするかで、少し迷った。
いくら家族だとはいえ、他人様の家に連れて行くのはどうなのだろう。
しかし、御堂は快諾してくれ、他の家族にも話しておくと言った。
まあ、俺の傍にいれば問題もないだろう。
オロチ以外は。
「もしもオロチとロボが衝突したら、俺たちで止めるぞ」
「私もですかぁー!」
「当たり前だ! 今週のオロチ当番だろう!」
「こないだもそんなこと言ってましたけどー!」
30分ほど走り、中央自動車道に入る。
亜紀ちゃんが寝始めると、皇紀も双子も眠った。
「柳、お前も寝ていいんだぞ?」
「大丈夫ですよ。石神さん、寂しいじゃないですか」
「お前! そんな気遣いが出来るよになったか!」
「ちょっと、酷くないですか?」
ロボが寝心地が良さそうな場所を探している。
亜紀ちゃんと双子の膝の上に乗った。
「みんな寝ちゃいましたね」
「喰ったら寝る、という野生の獣だからな」
二人で静かに笑った。
「昨日の銀三さんのお話、素敵でした」
「そうか」
「最初は悲しいお話で終わるのかと思いましたが」
「ああ」
「奥様を一生大事にされたんですね」
「そうだなぁ」
道はそれほど混んでいない。
早朝に出発したのは良かったのかもしれない。
「昔は、そういうことが多かったんだよな」
「どういうことです?」
「惚れ合ったとかじゃなく、互いが必要で一緒に暮らす、というな。昔は女性の職業は少ない。だから男性と一緒にならなければ、生きて行けなかったわけだ」
「そうですね」
「でもな。男だって家の世話をしてくれる人間がいなきゃ悲惨なんだよ。今みたいに食堂があちこちにあるわけでもないし、コンビニだってねぇ。買い物をして食事を用意してくれる人間がいなかったら大変なんだ」
「なるほど」
「今は女性が虐げられていたなんて言うけど、要は役割分担だったんだよ。まあ、もちろんそうは言っても、男性が上に立っていたことは確かだけどな」
「そうですね」
「御堂家は今でもそうじゃない。でも、別に悪いものでもないだろ?」
「まあ、いろいろ言いたいことはありますけど」
「アハハハハ! まあ、それは男の方でもそうなんだよ。上に立ってればありがたいということでもないからな」
「はぁ」
「石神家は完全な男女平等だ」
「そうですか?」
「お前! 何で疑問形なんだ!」
「アハハハハ」
「俺は男女問わずにぶん殴るし。男女問わずに一緒に風呂に入るしな!」
「アハハハハハ!」
「まあ、家長は俺だから俺が一番偉い。食事も俺の邪魔はさせねぇし、一品多くつくことも多い」
「そうですね」
「でも、俺は家長をやりたがってるわけじゃないんだ。俺の役目だからやっているだけでな」
「はい!」
「俺は別にあいつらと殴り合って飯を喰ってもいいんだよ。楽しいしな」
「楽しいですか!」
「そうだよ。あいつらだって、楽しいからやってるんだからなぁ」
「え、自分が食べたいからじゃなく?」
「違うよ。亜紀ちゃんだって、長女だから頑張って奪って多く喰おうとしてるんだ。皇紀は優しいから、妹たちに譲るけどな。ルーもハーも、自分たちが下だから一生懸命に姉兄に負けないように喰ってるんだよ」
「ちょっと分かりません」
「仲良し兄弟だからな。みんなああやって元気だって示してるんだ」
「へぇー」
柳は後ろで寝ている子どもたちを見た。
「前にな。双子がボロボロになって、飯が食えない時があったんだ」
「え! あのルーちゃんとハーちゃんが!」
「ああ、俺が思い切り殴り飛ばしてな」
「……」
「その時はさ。亜紀ちゃんも皇紀も肉を双子の前に置いたりしてたよ。二人は喧嘩しながら喰ってたけどな」
「へぇー!」
「だからさ、あれはこいつらの日常のじゃれ合いみたいなものなんだ。大体、どうしたって二人前以上は絶対に喰ってるんだからな。大人しくしてても命に別状は絶対ねぇ」
「アハハハハハ!」
「正巳さんたちが嬉しそうに見て下さるのは、こいつらの仲の良さなんだよな。本当の仲良しだから、あんなことが出来るんだ」
「はい。私が正利のご飯を取ったら、ただのいじめですもんね」
「まあな。まあ、仲が悪くないから奪わないんだし、仲良しだから喧嘩しながら喰うってことだな」
「なんとなく分かりました」
柳と楽しく話しながら、高速を疾走した。
「でもなぁ。外でこいつらが困らないかって時々思うんだよ」
「そうですねぇ」
「前に亜紀ちゃんの学校から連絡が来てさ」
「なんだったんですか?」
「それがな。学食で食べる場合は事前に連絡してくれって」
「アハハハハハハハハ!!」
柳が大笑いした。
「俺も驚いたよ。亜紀ちゃんが来ると、他の生徒が喰いっぱぐれるんだと」
「大変ですね」
「しかもよ。それでいて自分が大食いなのを隠そうとしてるらしいよ。人で壁を作って、食事も数人前ずつ運ばせて」
「そんな人間がいるんですか!」
「亜紀ちゃんを締めようとした先輩たちらしいよ。もちろん逆に締められてパシリになってんだな」
柳がまた笑った。
「ああ、双子はさ。給食の時間はでかい皿が置かれるんだよ」
「?」
「その皿に、クラスの連中が次々に給食を入れてくの。凄いだろ?」
「アハハハハハ!」
甲府で降り、御堂家に向かった。
「もうすぐだな、柳」
「はい!」
やはり柳も実家は嬉しいらしい。
そりゃそうだ。
御堂がいるんだからな!
俺たちはハマーに荷物を積み込んでいる。
朝食はサンドイッチを前の晩に作っている。
俺はリヴィングで食いながら。
子どもたちは出発してから車の中で食べる。
レイの分もテーブルに用意してある。
《レイのサンドイッチ 食べたらタカさんパンチの上、ロボのウンチ》
張り紙がしてあった。
レイはどう思うだろうか。
「タカさん! 荷物が積み終わりました!」
皇紀が呼びに来た。
俺はゆっくりとコーヒーを飲み干した。
皇紀が食器を片付ける。
寝てていいと言ったが、やはりレイが起きて来た。
「出発ですね」
「ああ」
俺はレイを抱き締めてキスをした。
「悪いが、留守番を頼むな」
「はい、いってらっしゃい」
レイは明るく笑った。
テーブルの張り紙に気付く。
驚いているが、笑った。
「ここでいいよ。じゃあ、行って来るな」
「はい」
ハマーが走り出すと、子どもたちが早速サンドイッチを食べ始める。
一番人気はタンドリーチキンだ。
葉野菜と共に、ヨーグルト・ドレッシングをかけてある。
俺が作った。
次いでローストビーフとビーフカツ。
俺が作った。
子どもたちは、普通のハムサンドや卵、ツナなどを大量に作った。
ロボは俺がマグロを炙ったものを食べている。
以前に、俺が好きなサンドイッチということで、「赤とんぼ」のものを喰わせたことがある。
一つが5センチ角くらいの小さなもので、子どもたちにはその量の少なさが災いして何も伝わらなかった。
俺はよく病院で食べていた。
近所に「赤とんぼ」の店があり、しょっちゅう部下に買いに行かせていた。
諸事情で閉店してからも、デパートで買っている。
それほどに美味いのだが。
柳も負けじと食べていた。
最近、「花岡」の技もある程度になり、子どもたちとの食事の奪い合いも混ざれるようになっている。
まあ、本人は基本的にゆっくりと喰いたいようだが。
但し、大学では大食いだと思われていると俺に言って来たことがある。
本人の意志に関わらず、すっかり洗脳されているようだ。
早朝に出発したのは、昼食を是非うちで食べて欲しいという御堂の願いからだ。
二泊ということで、御堂家の方々が一回でも多く、子どもたちのやんちゃな「喰い」を見たいということだった。
世の中には、変わった趣味の人間がいる。
助手席は誰も座っていない。
奪い合いに参加できないためだ。
子どもたちの食事も終わり、東名に乗った所でサービスエリアに寄った。
飲み物を買い、柳が助手席に乗った。
「柳、本当にロボまで大丈夫だったかな」
「大丈夫ですよ。お父さんも会ってますし」
「そうか」
ロボをどうするかで、少し迷った。
いくら家族だとはいえ、他人様の家に連れて行くのはどうなのだろう。
しかし、御堂は快諾してくれ、他の家族にも話しておくと言った。
まあ、俺の傍にいれば問題もないだろう。
オロチ以外は。
「もしもオロチとロボが衝突したら、俺たちで止めるぞ」
「私もですかぁー!」
「当たり前だ! 今週のオロチ当番だろう!」
「こないだもそんなこと言ってましたけどー!」
30分ほど走り、中央自動車道に入る。
亜紀ちゃんが寝始めると、皇紀も双子も眠った。
「柳、お前も寝ていいんだぞ?」
「大丈夫ですよ。石神さん、寂しいじゃないですか」
「お前! そんな気遣いが出来るよになったか!」
「ちょっと、酷くないですか?」
ロボが寝心地が良さそうな場所を探している。
亜紀ちゃんと双子の膝の上に乗った。
「みんな寝ちゃいましたね」
「喰ったら寝る、という野生の獣だからな」
二人で静かに笑った。
「昨日の銀三さんのお話、素敵でした」
「そうか」
「最初は悲しいお話で終わるのかと思いましたが」
「ああ」
「奥様を一生大事にされたんですね」
「そうだなぁ」
道はそれほど混んでいない。
早朝に出発したのは良かったのかもしれない。
「昔は、そういうことが多かったんだよな」
「どういうことです?」
「惚れ合ったとかじゃなく、互いが必要で一緒に暮らす、というな。昔は女性の職業は少ない。だから男性と一緒にならなければ、生きて行けなかったわけだ」
「そうですね」
「でもな。男だって家の世話をしてくれる人間がいなきゃ悲惨なんだよ。今みたいに食堂があちこちにあるわけでもないし、コンビニだってねぇ。買い物をして食事を用意してくれる人間がいなかったら大変なんだ」
「なるほど」
「今は女性が虐げられていたなんて言うけど、要は役割分担だったんだよ。まあ、もちろんそうは言っても、男性が上に立っていたことは確かだけどな」
「そうですね」
「御堂家は今でもそうじゃない。でも、別に悪いものでもないだろ?」
「まあ、いろいろ言いたいことはありますけど」
「アハハハハ! まあ、それは男の方でもそうなんだよ。上に立ってればありがたいということでもないからな」
「はぁ」
「石神家は完全な男女平等だ」
「そうですか?」
「お前! 何で疑問形なんだ!」
「アハハハハ」
「俺は男女問わずにぶん殴るし。男女問わずに一緒に風呂に入るしな!」
「アハハハハハ!」
「まあ、家長は俺だから俺が一番偉い。食事も俺の邪魔はさせねぇし、一品多くつくことも多い」
「そうですね」
「でも、俺は家長をやりたがってるわけじゃないんだ。俺の役目だからやっているだけでな」
「はい!」
「俺は別にあいつらと殴り合って飯を喰ってもいいんだよ。楽しいしな」
「楽しいですか!」
「そうだよ。あいつらだって、楽しいからやってるんだからなぁ」
「え、自分が食べたいからじゃなく?」
「違うよ。亜紀ちゃんだって、長女だから頑張って奪って多く喰おうとしてるんだ。皇紀は優しいから、妹たちに譲るけどな。ルーもハーも、自分たちが下だから一生懸命に姉兄に負けないように喰ってるんだよ」
「ちょっと分かりません」
「仲良し兄弟だからな。みんなああやって元気だって示してるんだ」
「へぇー」
柳は後ろで寝ている子どもたちを見た。
「前にな。双子がボロボロになって、飯が食えない時があったんだ」
「え! あのルーちゃんとハーちゃんが!」
「ああ、俺が思い切り殴り飛ばしてな」
「……」
「その時はさ。亜紀ちゃんも皇紀も肉を双子の前に置いたりしてたよ。二人は喧嘩しながら喰ってたけどな」
「へぇー!」
「だからさ、あれはこいつらの日常のじゃれ合いみたいなものなんだ。大体、どうしたって二人前以上は絶対に喰ってるんだからな。大人しくしてても命に別状は絶対ねぇ」
「アハハハハハ!」
「正巳さんたちが嬉しそうに見て下さるのは、こいつらの仲の良さなんだよな。本当の仲良しだから、あんなことが出来るんだ」
「はい。私が正利のご飯を取ったら、ただのいじめですもんね」
「まあな。まあ、仲が悪くないから奪わないんだし、仲良しだから喧嘩しながら喰うってことだな」
「なんとなく分かりました」
柳と楽しく話しながら、高速を疾走した。
「でもなぁ。外でこいつらが困らないかって時々思うんだよ」
「そうですねぇ」
「前に亜紀ちゃんの学校から連絡が来てさ」
「なんだったんですか?」
「それがな。学食で食べる場合は事前に連絡してくれって」
「アハハハハハハハハ!!」
柳が大笑いした。
「俺も驚いたよ。亜紀ちゃんが来ると、他の生徒が喰いっぱぐれるんだと」
「大変ですね」
「しかもよ。それでいて自分が大食いなのを隠そうとしてるらしいよ。人で壁を作って、食事も数人前ずつ運ばせて」
「そんな人間がいるんですか!」
「亜紀ちゃんを締めようとした先輩たちらしいよ。もちろん逆に締められてパシリになってんだな」
柳がまた笑った。
「ああ、双子はさ。給食の時間はでかい皿が置かれるんだよ」
「?」
「その皿に、クラスの連中が次々に給食を入れてくの。凄いだろ?」
「アハハハハハ!」
甲府で降り、御堂家に向かった。
「もうすぐだな、柳」
「はい!」
やはり柳も実家は嬉しいらしい。
そりゃそうだ。
御堂がいるんだからな!
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