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道間家 Ⅳ
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既に時刻は深夜0時に近い。
しかし、誰も話し合いを終えるつもりはなかった。
「「業」のことは、今はまだ未知です。今は我々が協力し合って共に戦う決意があればと」
麗星が言った。
「そうですね。ただ、お互いが全てを曝け出すことは出来ない」
「石神様のおっしゃる通りです。ですが、私はそのことが今後の共闘の妨げにはならないかと考えております」
「まあ、そのうちにいい形になっていくでしょう」
俺も全面的に通じ合う必要はないと考えている。
俺たちは互いに自分の力を知っている。
そして相手の為すべきことも分かっている。
麗星が俺に問う。
「石神様は、これまで「あやかし」との交流の記憶はございますか?」
「「クロピョン」が最初だとは思いますが」
「いえ、初めてのことで、アレと交流できるとは思えません」
「そう言われても……」
「子どもの頃に、はっきりと邂逅があったと私には見えます」
「子どもの頃ですか?」
「はい。我々が「蒼天蛇」と呼んでいる者との関りです」
「そうですか」
「蛇の「あやかし」とお考え下さい」
「蛇……」
俺は記憶を辿った。
そうか、あれは確か…………
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
小学五年生になり、俺の身体は急激に大きくなった。
当時よく遊んだ本間はヤクザの息子であり、俺に喧嘩の楽しさと技術を与えてくれた。
駅前にバスに乗って行っては、俺たちは次々と喧嘩相手をぶちのめす。
楽しかった。
本間は負けた連中から金を巻き上げ、二人で大いに飲み食いした。
俺は本間にすべての金をやった。
毎回のバスの料金は本間が払ってくれ、缶ジュースなども気前よく俺に奢ってくれていたからだ。
駅前だけでなく、俺たちは山に入り、何となく遊んだ。
焚火をし、一晩語り合ったことも何度もある。
ある日、山の中の小さな池で、不思議なものを見つけた。
湧き水が窪地に溜まり、直径2メートル程の小さな池だ。
深さもそれほどない。
せいぜい50センチくらいだった。
その中心の底に、俺は奇妙な丸い物体を見つけた。
「おい、本間! 見てみろよ!」
俺が呼びかけ、本間が池を覗く。
「なんだ、これ!」
丸い玉は濁った半透明で、直径が20センチくらい。
上にリンゴのヘタのようなへこみがある。
そこから中心に、5センチほどの筒状のものが透けて見える。
本間が片足を池に突っ込み、持ち上げた。
「おい、触るなよ。何があるか分からないぞ」
俺は本間に警告した。
未知の病原菌や毒でもあれば大変だと思った。
そう思わせるほど、それは奇妙な物だった。
「ヌルヌルしてる」
本間が言った。
「結構硬いぞ。指でも押せない」
「もう離せよ」
本間は池に戻した。
その時、草むらからマムシが飛び出してきて、本間の足を噛んだ。
本間はマムシを掴み、遠くへ投げる。
「本間!」
「大丈夫だ、石神」
本間は持っていたナイフで傷口を切り、自分で口を当てて毒を吸い出した。
俺が本間を背負って山を下り、病院へ預けた。
本間の足はパンパンに腫れ、一週間学校へは来なかった。
俺はもうあの奇妙な物のことはすっかり忘れた。
翌週、本間がバケツを持って登校してきた。
俺が呼ばれて見ると、あの奇妙な物体だった。
「これ、高く売れるかもしれねぇぞ」
「お前! 取りに行ったのかよ!」
「石神、お前にも分け前をやるからな!」
「やめとけって、本間!」
しかし本間は普段は口も利かない理科の教師に、あの物体を見せて聞いた。
俺も付き合わされた。
「うーん、僕も見たことないなぁ」
「先生! これ何だと思います?」
「分からない。卵のようでもあるけど、キノコの一種かもしれないし」
「調べて下さいよ!」
「困ったなぁ。取り敢えず預かろうか」
理科の教師はそう言って、空いていた水槽に水を溜めて奇妙な物体を沈めた。
その夜、俺は夢を見た。
不思議な夢だった。
俺は夜の山の中にいた。
少し先で、女が動いている。
近寄ると、長い髪の裸の女だった。
下半身は蛇だった。
どれほどの長さがあるのかは分からない。
直径は80センチほどだったが、その胴体は山の頂上まで続いていて見えなかった。
月明かりの中で、女は何か探していた。
俺は恐ろしくて動けなかった。
女が俺を見つけた。
俺に顔を近づける。
女の顔は、涙に濡れていた。
「××××……」
女が口を開き何かを言ったが、俺には理解できなかった。
人間の言葉ではなかった。
そこで目が覚めた。
部屋が、やけに生臭かった。
明け方、俺は学校へ忍び込んだ。
あの夢の中の女は、本間が持って来たアレを探している。
不思議と、俺の中で確信になっていた。
そして、人間ではないあの女の悲しみに満ちた顔が忘れられなかった。
窓ガラスを割り、鍵を開けて中へ入った。
理科室の水槽からバケツにアレを移し、走って山に入った。
池に行き、バケツの中身を池に入れた。
「悪かった! 今戻した!」
俺が叫ぶと、急激に生臭さを感じた。
俺は意識を喪った。
それほどの時間を経ていなかったと思う。
俺が目覚め、池を覗くと、もうアレは無かった。
本間は理科の教師が盗んだと思ったようだった。
でも俺がやったと話すと、呆気なく俺を許した。
「お前だったか。じゃあ、しょうがないな」
「悪かった。どうしても、アレは持ってちゃいけないような気がしたんだ」
俺は夢や、明け方の出来事は本間には話さなかった。
「いいって! また駅前で暴れよう!」
「おう!」
俺たちは笑い合った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「蒼天蛇の幼生体に間違いありません」
俺の話を聞いて、麗星が言った。
「およそ百年に一度、蒼天蛇は自分の分身を生みます。石神様のおっしゃった形のものを。恐らく、その蒼天蛇は石神様に感謝していることでしょう」
「俺に?」
「はい。そうでなければ、今こうやって生きてはおりません」
「!」
「蒼天蛇は蛇の形を為す者たちの中心にいます。もっと強大な者もおりますが、一族のようなものの中心で、一族は蒼天蛇に従っているようでございます」
「そうですか」
さっぱり分らん。
「私は先日石神様とお会いして、強大な蛇のあやかしが石神様をお慕いしていると観ました」
「え?」
「何か心当たりがおありかと思いますが?」
亜紀ちゃんが何か叫びそうになったので、俺が止めた。
「あるような無いようなー」
「ウフフフフ」
麗星は笑っていた。
「お話にならなくても結構です。私も何が見えたのか話すつもりはございません。ただ、やはり石神様が子どもの頃からあやかしと関わっていたことが知れ、満足でございます」
麗星が、一つ教えてくれた。
「蒼天蛇は、「羅天遠呂智(ラテンオロチ)」と呼ばれるあやかしに仕えております。神話で有名な「ヤマタノオロチ」はその眷属に当たります」
「え、それよりか上?」
「はい。成長すれば龍になる者でございますが、それまではもっと小さな身体で長い時を過ごします」
「あの、大きさはどれくらい?」
「そうですね。一番長く過ごすのは、大体30メートルほどでしょうか」
「それで小さいんですか!」
「はい。何しろ「龍」ですので。「龍」は数百キロもございますゆえ」
「……」
心当たりが大ありだった。
一つだけ確認した。
「その羅天遠呂智は、人間との間に子を成すとか」
「よく御存知で。あやかしの中でも人間に親し気にする珍しい一族です。各地で「守り蛇」などと呼ばれることも多く」
「そうなんですか」
「ええ。人間の精を欲し、中でも特別に気に入った人間の精は、自分の子を産む時に求められるとか」
「へー」
麗星が俺をじっと見ているが、俺は話さなかった。
「石神様。何かお困りのことやお尋ねのことがありましたら、いつなんなりとでも」
「宜しくお願いします!」
麗星は笑い、ようやくお開きとなった。
俺たちもよくやったが、やはりアウェイだ。
麗星に、今回は多く持ってかれた。
仕方ねぇ。
俺は笑って寝た。
しかし、誰も話し合いを終えるつもりはなかった。
「「業」のことは、今はまだ未知です。今は我々が協力し合って共に戦う決意があればと」
麗星が言った。
「そうですね。ただ、お互いが全てを曝け出すことは出来ない」
「石神様のおっしゃる通りです。ですが、私はそのことが今後の共闘の妨げにはならないかと考えております」
「まあ、そのうちにいい形になっていくでしょう」
俺も全面的に通じ合う必要はないと考えている。
俺たちは互いに自分の力を知っている。
そして相手の為すべきことも分かっている。
麗星が俺に問う。
「石神様は、これまで「あやかし」との交流の記憶はございますか?」
「「クロピョン」が最初だとは思いますが」
「いえ、初めてのことで、アレと交流できるとは思えません」
「そう言われても……」
「子どもの頃に、はっきりと邂逅があったと私には見えます」
「子どもの頃ですか?」
「はい。我々が「蒼天蛇」と呼んでいる者との関りです」
「そうですか」
「蛇の「あやかし」とお考え下さい」
「蛇……」
俺は記憶を辿った。
そうか、あれは確か…………
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
小学五年生になり、俺の身体は急激に大きくなった。
当時よく遊んだ本間はヤクザの息子であり、俺に喧嘩の楽しさと技術を与えてくれた。
駅前にバスに乗って行っては、俺たちは次々と喧嘩相手をぶちのめす。
楽しかった。
本間は負けた連中から金を巻き上げ、二人で大いに飲み食いした。
俺は本間にすべての金をやった。
毎回のバスの料金は本間が払ってくれ、缶ジュースなども気前よく俺に奢ってくれていたからだ。
駅前だけでなく、俺たちは山に入り、何となく遊んだ。
焚火をし、一晩語り合ったことも何度もある。
ある日、山の中の小さな池で、不思議なものを見つけた。
湧き水が窪地に溜まり、直径2メートル程の小さな池だ。
深さもそれほどない。
せいぜい50センチくらいだった。
その中心の底に、俺は奇妙な丸い物体を見つけた。
「おい、本間! 見てみろよ!」
俺が呼びかけ、本間が池を覗く。
「なんだ、これ!」
丸い玉は濁った半透明で、直径が20センチくらい。
上にリンゴのヘタのようなへこみがある。
そこから中心に、5センチほどの筒状のものが透けて見える。
本間が片足を池に突っ込み、持ち上げた。
「おい、触るなよ。何があるか分からないぞ」
俺は本間に警告した。
未知の病原菌や毒でもあれば大変だと思った。
そう思わせるほど、それは奇妙な物だった。
「ヌルヌルしてる」
本間が言った。
「結構硬いぞ。指でも押せない」
「もう離せよ」
本間は池に戻した。
その時、草むらからマムシが飛び出してきて、本間の足を噛んだ。
本間はマムシを掴み、遠くへ投げる。
「本間!」
「大丈夫だ、石神」
本間は持っていたナイフで傷口を切り、自分で口を当てて毒を吸い出した。
俺が本間を背負って山を下り、病院へ預けた。
本間の足はパンパンに腫れ、一週間学校へは来なかった。
俺はもうあの奇妙な物のことはすっかり忘れた。
翌週、本間がバケツを持って登校してきた。
俺が呼ばれて見ると、あの奇妙な物体だった。
「これ、高く売れるかもしれねぇぞ」
「お前! 取りに行ったのかよ!」
「石神、お前にも分け前をやるからな!」
「やめとけって、本間!」
しかし本間は普段は口も利かない理科の教師に、あの物体を見せて聞いた。
俺も付き合わされた。
「うーん、僕も見たことないなぁ」
「先生! これ何だと思います?」
「分からない。卵のようでもあるけど、キノコの一種かもしれないし」
「調べて下さいよ!」
「困ったなぁ。取り敢えず預かろうか」
理科の教師はそう言って、空いていた水槽に水を溜めて奇妙な物体を沈めた。
その夜、俺は夢を見た。
不思議な夢だった。
俺は夜の山の中にいた。
少し先で、女が動いている。
近寄ると、長い髪の裸の女だった。
下半身は蛇だった。
どれほどの長さがあるのかは分からない。
直径は80センチほどだったが、その胴体は山の頂上まで続いていて見えなかった。
月明かりの中で、女は何か探していた。
俺は恐ろしくて動けなかった。
女が俺を見つけた。
俺に顔を近づける。
女の顔は、涙に濡れていた。
「××××……」
女が口を開き何かを言ったが、俺には理解できなかった。
人間の言葉ではなかった。
そこで目が覚めた。
部屋が、やけに生臭かった。
明け方、俺は学校へ忍び込んだ。
あの夢の中の女は、本間が持って来たアレを探している。
不思議と、俺の中で確信になっていた。
そして、人間ではないあの女の悲しみに満ちた顔が忘れられなかった。
窓ガラスを割り、鍵を開けて中へ入った。
理科室の水槽からバケツにアレを移し、走って山に入った。
池に行き、バケツの中身を池に入れた。
「悪かった! 今戻した!」
俺が叫ぶと、急激に生臭さを感じた。
俺は意識を喪った。
それほどの時間を経ていなかったと思う。
俺が目覚め、池を覗くと、もうアレは無かった。
本間は理科の教師が盗んだと思ったようだった。
でも俺がやったと話すと、呆気なく俺を許した。
「お前だったか。じゃあ、しょうがないな」
「悪かった。どうしても、アレは持ってちゃいけないような気がしたんだ」
俺は夢や、明け方の出来事は本間には話さなかった。
「いいって! また駅前で暴れよう!」
「おう!」
俺たちは笑い合った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「蒼天蛇の幼生体に間違いありません」
俺の話を聞いて、麗星が言った。
「およそ百年に一度、蒼天蛇は自分の分身を生みます。石神様のおっしゃった形のものを。恐らく、その蒼天蛇は石神様に感謝していることでしょう」
「俺に?」
「はい。そうでなければ、今こうやって生きてはおりません」
「!」
「蒼天蛇は蛇の形を為す者たちの中心にいます。もっと強大な者もおりますが、一族のようなものの中心で、一族は蒼天蛇に従っているようでございます」
「そうですか」
さっぱり分らん。
「私は先日石神様とお会いして、強大な蛇のあやかしが石神様をお慕いしていると観ました」
「え?」
「何か心当たりがおありかと思いますが?」
亜紀ちゃんが何か叫びそうになったので、俺が止めた。
「あるような無いようなー」
「ウフフフフ」
麗星は笑っていた。
「お話にならなくても結構です。私も何が見えたのか話すつもりはございません。ただ、やはり石神様が子どもの頃からあやかしと関わっていたことが知れ、満足でございます」
麗星が、一つ教えてくれた。
「蒼天蛇は、「羅天遠呂智(ラテンオロチ)」と呼ばれるあやかしに仕えております。神話で有名な「ヤマタノオロチ」はその眷属に当たります」
「え、それよりか上?」
「はい。成長すれば龍になる者でございますが、それまではもっと小さな身体で長い時を過ごします」
「あの、大きさはどれくらい?」
「そうですね。一番長く過ごすのは、大体30メートルほどでしょうか」
「それで小さいんですか!」
「はい。何しろ「龍」ですので。「龍」は数百キロもございますゆえ」
「……」
心当たりが大ありだった。
一つだけ確認した。
「その羅天遠呂智は、人間との間に子を成すとか」
「よく御存知で。あやかしの中でも人間に親し気にする珍しい一族です。各地で「守り蛇」などと呼ばれることも多く」
「そうなんですか」
「ええ。人間の精を欲し、中でも特別に気に入った人間の精は、自分の子を産む時に求められるとか」
「へー」
麗星が俺をじっと見ているが、俺は話さなかった。
「石神様。何かお困りのことやお尋ねのことがありましたら、いつなんなりとでも」
「宜しくお願いします!」
麗星は笑い、ようやくお開きとなった。
俺たちもよくやったが、やはりアウェイだ。
麗星に、今回は多く持ってかれた。
仕方ねぇ。
俺は笑って寝た。
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