810 / 2,806
ナッツ・エミー
しおりを挟む
六月の下旬の土曜日。
俺は亜紀ちゃんと中元の整理をすることになっていた。
生鮮品の他は、一階の空き部屋へ突っ込んである。
朝食の後に、生鮮品から整理した。
亜紀ちゃんが読み上げながらデータを打ち込み、俺が処分を決定し、それも打ち込んでいく。
午前中一杯を使って、何とか生鮮品は終わった。
「こりゃ、今年も時間が掛かるなぁ」
「そうですね」
「もしも早く終わったら、六花と走りに行きたかったんだけどなぁ」
「絶対やめて下さい! 去年は私に押し付けてどっか行っちゃって! 大変だったんですから!」
「分かったよ」
俺は昼食の席で、レイと柳に手伝ってくれと言った。
二台のPCを使って、亜紀ちゃんと柳がデータ入力をする。
レイは品物の運び役だ。
「レイ、疲れてるところ、悪いな」
「平気ですよ!」
笑いながら言ってくれる。
「日本酒 『山田錦』 〇〇さん」
「うちで保管。礼状」
「モロゾフ クッキー詰め合わせ 〇〇製薬」
「病院へ持って行く。部下用」
「あ、また! ビール『バドザイザー』2ダース 〇〇製薬」
「さっきはうちで保管だったよな?」
「はい。2ダースです」
「じゃあ、これは六花」
「栃木の〇〇さん、ナゾ沢庵」
「便利屋」
結局4時過ぎまで掛かり、俺は続けて礼状の作成をした。
定型文なので、プリンターで印刷する。
亜紀ちゃんが手伝ってくれた。
「タカさん、なんかビールのバドワイザーが多いですよね」
「ああ」
「タカさん、ビールってほとんど飲みませんよね?」
「そうだけどな」
「でもたまーに、バドワイザー飲んでますけど」
「そうだな」
亜紀ちゃんが俺を見ている。
「カツ丼、とりますか?」
「なんでだよ」
「だからゲロしろって」
「なんなんだぁー!」
「洗いざらい吐いて、スッキリしましょうよ!」
俺は笑った。
話し出した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
大学時代。
俺は夏休みに聖のいるニューヨークへ遊びに行った。
聖は今の『セイントPMC』を立ち上げ、一人で頑張っていた。
一週間の予定で遊びに行き、仕事があれば手伝おうと思っていた。
行くと随分と落ち込んでいて、驚いた。
「どうしたよ?」
「トラ、騙された」
「誰に?」
「ジャンニーニ」
俺は詳しく話を聞いた。
スラムのギャングを始末したのに、報酬を踏み倒されたと聖は言った。
「俺、やっぱバカだからさ。ダメだな」
「何言ってる! お前は自分で決めて会社を興したんだろう。おし! 俺が手伝ってやる!」
「でも、相手はニューヨークを締めてるマフィアだぞ」
「俺とお前がいりゃ、全然楽勝だよ」
「ほんとか、トラ!」
「ああ、俺に任せろ!」
俺たちは拳銃とナイフだけでジャンニーニの屋敷へ乗り込み、ジャンニーニから二十万ドルずつをせしめた。
「トラ! ありがとう!」
「いいよ。お前には世話になったからな」
「そんなことないぜ! トラは本当にいい奴だな!」
聖は喜んでいた。
俺はこいつが喜ぶと最高に嬉しい。
いつでも聖には笑顔でいて欲しい。
それに俺も臨時収入で嬉しかった。
俺たちは祝杯を挙げようと、街へ繰り出した。
「どこへ行く?」
「高い店でシャンパンを浴びる程飲もう!」
「トラ、俺が奢るからな」
「何言ってんだ! ワリカンに決まってるだろう!」
そのことでちょっと言い争い、殴り合った。
警官が来たので、二人で肩を組んでニッコリ笑った。
激しい格闘ショーに周囲に人垣が出来ていて、そんな俺たちを囃し立てた。
俺と聖は笑顔で手を振って離れた。
「待って!」
後ろから声を掛けられた。
二人で振り向くと、黒人の少女が俺たちに駆け寄って来る。
「お酒を飲む場所を探してるんでしょ!」
「おう」
「うちに来て! サービスするから!」
俺たちは顔を見合わせた。
黒人の少女の服装はみすぼらしい。
真夏だが長袖のTシャツを着ていて、プリントされたディズニーのキャラクターは色褪せ、汚れている。
クルーネックだったはずだが、今は首が伸び、屈めば胸が見えてしまうだろう。
年齢は10歳くらいか。
「お願いします! お父さんが病気で、お金が必要なの!」
必死に頼まれる。
少女は「エミー」と名乗った。
俺は学校はどうしたと尋ねた。
「I'm nuts.(バカだから)」
「聖、酒はどこで飲んでも同じだよな」
「だな!」
俺たちが案内しろと言うと、少女は飛び上がって喜んだ。
俺たちは、トラ、セイントと名乗る。
店はスラムの奥にあった。
「汚ぇ店だな」
「まあ、いいけどな」
俺たちが入ると、周囲は黒人ばかりだった。
20人程で、2人はプエルトリカンか。
場末もいいとこの店だ。
ヤバイ混ぜ物をされると困る。
俺と聖は缶ビールを頼んだ。
つまみは適当にと言う。
エミーがバドワイザーを運んでくる。
ビールはよく冷えていた。
店の中は冷房もなく、蒸し暑い。
俺たちはガンガン飲んだ。
俺たちの飲みっぷりと楽しく飲んでいるのに、周囲の客たちも親し気になって来る。
「どっから来たんだ?」
「ディズニーランド」
「あ? アハハハハハ!」
「俺のミッキーマウスはすげぇぜ」
俺がパンツを降ろすと、客たちは爆笑した。
エミーが叫んで顔を手で覆った。
数人が同じくパンツを脱いで、俺に並ぶ。
長さではちょっと負けたが、太さでは勝った。
みんなが俺たちのテーブルに集まって来る。
店はエミーのお母さんが経営しているらしい。
俺たちのテーブルに酒や料理を運んでくるので、話をした。
エミーの父親は工事現場で落下し、背骨を傷めたそうだ。
「手術に10万ドルかかるんだって。そりゃ終わりだよね」
「そうか」
エミーは学校へも行かずに、毎日店を手伝っている。
エミーを呼んで飯を喰わせると、呼び込みは危ないからするなと怒られたと言った。
「じゃあ、どうして俺らに声を掛けたんだ?」
「うん。優しそうだったから」
俺も聖も相当飲んで食べたが、2000ドルもしなかった。
俺と聖は、翌日も昼からその店に行った。
エミーに昨日楽しかったプレゼントだと言い、俺がミッキーマウスの半袖のTシャツをやった。
エミーは嬉しそうに笑い、泣いた。
「おい、気を付けて箱を空けろよな」
俺らの奢りだと言い、エミーに知り合いを呼びに行かせた。
店に収まらない程の客が集まった。
名前も知らない連中と大騒ぎして楽しく飲んだ。
エミーは夜遅くなると、家に帰った。
俺たちはその後も飲み続けた。
一万ドルを使った。
帰ろうとする俺たちを、エミーが走って追いかけて来た。
俺がやったミッキーマウスのTシャツを着ている。
「おう! よく似合うじゃねぇか!」
「トラ! 箱の底に10万ドルが!」
「え? ああ、店員が間違えて入れたかな。ラッキーだったな、エミー!」
「トラ!」
エミーが抱き着いて来た。
「どうして、どうして」
エミーが泣きながら呟く。
「エミー、俺は去年の夏に最愛の恋人が死んでしまったんだ」
涙目でエミーが俺を見上げた。
「ナツエ、という名前なんだ」
「え?」
「お前、「I'm nuts」って言っただろ?」
「え、うん」
「ナッツ・エミー。俺にはそう響いた」
「?」
「ナツエ・ミー!(私、奈津江だよ!)ってな。奈津江が現われてくれたような気分になった」
「トラ……」
「嬉しかったんだ。ああ、奈津江もお前と同じで全然胸がなかった」
「私、まだ10歳だもん!」
「アハハハハハハ!」
「お前みたいに明るくて優しい女だった。ありがとうな、エミー」
俺は笑って家に帰れと言った。
歩き出すと、後ろでエミーが叫んだ。
「また来てね! いつでもトラにバドを飲ませてあげる!」
俺は手を振った。
奈津江がバドを、と言っているように勝手に思った。
「おい」
「あんだよ」
「お前、さっきのはワリカンだかんな」
「トラが勝手に奢るって言ったんだろう!」
「てめぇ! 雰囲気を読め!」
「俺はロリじゃねぇ」
「俺だって同じだぁ!」
「「やんのか!」」
流石に酔っているので、数分で息が上がった。
聖のアパートメントへ戻り、シャワーを浴びて寝た。
エミーに、ちょっとオッパイを見せてもらえば良かったと思った。
「また見損ねたかぁ」
俺はベッドで独り笑った。
俺は亜紀ちゃんと中元の整理をすることになっていた。
生鮮品の他は、一階の空き部屋へ突っ込んである。
朝食の後に、生鮮品から整理した。
亜紀ちゃんが読み上げながらデータを打ち込み、俺が処分を決定し、それも打ち込んでいく。
午前中一杯を使って、何とか生鮮品は終わった。
「こりゃ、今年も時間が掛かるなぁ」
「そうですね」
「もしも早く終わったら、六花と走りに行きたかったんだけどなぁ」
「絶対やめて下さい! 去年は私に押し付けてどっか行っちゃって! 大変だったんですから!」
「分かったよ」
俺は昼食の席で、レイと柳に手伝ってくれと言った。
二台のPCを使って、亜紀ちゃんと柳がデータ入力をする。
レイは品物の運び役だ。
「レイ、疲れてるところ、悪いな」
「平気ですよ!」
笑いながら言ってくれる。
「日本酒 『山田錦』 〇〇さん」
「うちで保管。礼状」
「モロゾフ クッキー詰め合わせ 〇〇製薬」
「病院へ持って行く。部下用」
「あ、また! ビール『バドザイザー』2ダース 〇〇製薬」
「さっきはうちで保管だったよな?」
「はい。2ダースです」
「じゃあ、これは六花」
「栃木の〇〇さん、ナゾ沢庵」
「便利屋」
結局4時過ぎまで掛かり、俺は続けて礼状の作成をした。
定型文なので、プリンターで印刷する。
亜紀ちゃんが手伝ってくれた。
「タカさん、なんかビールのバドワイザーが多いですよね」
「ああ」
「タカさん、ビールってほとんど飲みませんよね?」
「そうだけどな」
「でもたまーに、バドワイザー飲んでますけど」
「そうだな」
亜紀ちゃんが俺を見ている。
「カツ丼、とりますか?」
「なんでだよ」
「だからゲロしろって」
「なんなんだぁー!」
「洗いざらい吐いて、スッキリしましょうよ!」
俺は笑った。
話し出した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
大学時代。
俺は夏休みに聖のいるニューヨークへ遊びに行った。
聖は今の『セイントPMC』を立ち上げ、一人で頑張っていた。
一週間の予定で遊びに行き、仕事があれば手伝おうと思っていた。
行くと随分と落ち込んでいて、驚いた。
「どうしたよ?」
「トラ、騙された」
「誰に?」
「ジャンニーニ」
俺は詳しく話を聞いた。
スラムのギャングを始末したのに、報酬を踏み倒されたと聖は言った。
「俺、やっぱバカだからさ。ダメだな」
「何言ってる! お前は自分で決めて会社を興したんだろう。おし! 俺が手伝ってやる!」
「でも、相手はニューヨークを締めてるマフィアだぞ」
「俺とお前がいりゃ、全然楽勝だよ」
「ほんとか、トラ!」
「ああ、俺に任せろ!」
俺たちは拳銃とナイフだけでジャンニーニの屋敷へ乗り込み、ジャンニーニから二十万ドルずつをせしめた。
「トラ! ありがとう!」
「いいよ。お前には世話になったからな」
「そんなことないぜ! トラは本当にいい奴だな!」
聖は喜んでいた。
俺はこいつが喜ぶと最高に嬉しい。
いつでも聖には笑顔でいて欲しい。
それに俺も臨時収入で嬉しかった。
俺たちは祝杯を挙げようと、街へ繰り出した。
「どこへ行く?」
「高い店でシャンパンを浴びる程飲もう!」
「トラ、俺が奢るからな」
「何言ってんだ! ワリカンに決まってるだろう!」
そのことでちょっと言い争い、殴り合った。
警官が来たので、二人で肩を組んでニッコリ笑った。
激しい格闘ショーに周囲に人垣が出来ていて、そんな俺たちを囃し立てた。
俺と聖は笑顔で手を振って離れた。
「待って!」
後ろから声を掛けられた。
二人で振り向くと、黒人の少女が俺たちに駆け寄って来る。
「お酒を飲む場所を探してるんでしょ!」
「おう」
「うちに来て! サービスするから!」
俺たちは顔を見合わせた。
黒人の少女の服装はみすぼらしい。
真夏だが長袖のTシャツを着ていて、プリントされたディズニーのキャラクターは色褪せ、汚れている。
クルーネックだったはずだが、今は首が伸び、屈めば胸が見えてしまうだろう。
年齢は10歳くらいか。
「お願いします! お父さんが病気で、お金が必要なの!」
必死に頼まれる。
少女は「エミー」と名乗った。
俺は学校はどうしたと尋ねた。
「I'm nuts.(バカだから)」
「聖、酒はどこで飲んでも同じだよな」
「だな!」
俺たちが案内しろと言うと、少女は飛び上がって喜んだ。
俺たちは、トラ、セイントと名乗る。
店はスラムの奥にあった。
「汚ぇ店だな」
「まあ、いいけどな」
俺たちが入ると、周囲は黒人ばかりだった。
20人程で、2人はプエルトリカンか。
場末もいいとこの店だ。
ヤバイ混ぜ物をされると困る。
俺と聖は缶ビールを頼んだ。
つまみは適当にと言う。
エミーがバドワイザーを運んでくる。
ビールはよく冷えていた。
店の中は冷房もなく、蒸し暑い。
俺たちはガンガン飲んだ。
俺たちの飲みっぷりと楽しく飲んでいるのに、周囲の客たちも親し気になって来る。
「どっから来たんだ?」
「ディズニーランド」
「あ? アハハハハハ!」
「俺のミッキーマウスはすげぇぜ」
俺がパンツを降ろすと、客たちは爆笑した。
エミーが叫んで顔を手で覆った。
数人が同じくパンツを脱いで、俺に並ぶ。
長さではちょっと負けたが、太さでは勝った。
みんなが俺たちのテーブルに集まって来る。
店はエミーのお母さんが経営しているらしい。
俺たちのテーブルに酒や料理を運んでくるので、話をした。
エミーの父親は工事現場で落下し、背骨を傷めたそうだ。
「手術に10万ドルかかるんだって。そりゃ終わりだよね」
「そうか」
エミーは学校へも行かずに、毎日店を手伝っている。
エミーを呼んで飯を喰わせると、呼び込みは危ないからするなと怒られたと言った。
「じゃあ、どうして俺らに声を掛けたんだ?」
「うん。優しそうだったから」
俺も聖も相当飲んで食べたが、2000ドルもしなかった。
俺と聖は、翌日も昼からその店に行った。
エミーに昨日楽しかったプレゼントだと言い、俺がミッキーマウスの半袖のTシャツをやった。
エミーは嬉しそうに笑い、泣いた。
「おい、気を付けて箱を空けろよな」
俺らの奢りだと言い、エミーに知り合いを呼びに行かせた。
店に収まらない程の客が集まった。
名前も知らない連中と大騒ぎして楽しく飲んだ。
エミーは夜遅くなると、家に帰った。
俺たちはその後も飲み続けた。
一万ドルを使った。
帰ろうとする俺たちを、エミーが走って追いかけて来た。
俺がやったミッキーマウスのTシャツを着ている。
「おう! よく似合うじゃねぇか!」
「トラ! 箱の底に10万ドルが!」
「え? ああ、店員が間違えて入れたかな。ラッキーだったな、エミー!」
「トラ!」
エミーが抱き着いて来た。
「どうして、どうして」
エミーが泣きながら呟く。
「エミー、俺は去年の夏に最愛の恋人が死んでしまったんだ」
涙目でエミーが俺を見上げた。
「ナツエ、という名前なんだ」
「え?」
「お前、「I'm nuts」って言っただろ?」
「え、うん」
「ナッツ・エミー。俺にはそう響いた」
「?」
「ナツエ・ミー!(私、奈津江だよ!)ってな。奈津江が現われてくれたような気分になった」
「トラ……」
「嬉しかったんだ。ああ、奈津江もお前と同じで全然胸がなかった」
「私、まだ10歳だもん!」
「アハハハハハハ!」
「お前みたいに明るくて優しい女だった。ありがとうな、エミー」
俺は笑って家に帰れと言った。
歩き出すと、後ろでエミーが叫んだ。
「また来てね! いつでもトラにバドを飲ませてあげる!」
俺は手を振った。
奈津江がバドを、と言っているように勝手に思った。
「おい」
「あんだよ」
「お前、さっきのはワリカンだかんな」
「トラが勝手に奢るって言ったんだろう!」
「てめぇ! 雰囲気を読め!」
「俺はロリじゃねぇ」
「俺だって同じだぁ!」
「「やんのか!」」
流石に酔っているので、数分で息が上がった。
聖のアパートメントへ戻り、シャワーを浴びて寝た。
エミーに、ちょっとオッパイを見せてもらえば良かったと思った。
「また見損ねたかぁ」
俺はベッドで独り笑った。
1
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
イケメン歯科医の日常
moa
キャラ文芸
堺 大雅(さかい たいが)28歳。
親の医院、堺歯科医院で歯科医として働いている。
イケメンで笑顔が素敵な歯科医として近所では有名。
しかし彼には裏の顔が…
歯科医のリアルな日常を超短編小説で書いてみました。
※治療の描写や痛い描写もあるので苦手な方はご遠慮頂きますようよろしくお願いします。
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
諦めて溺愛されてください~皇帝陛下の湯たんぽ係やってます~
七瀬京
キャラ文芸
庶民中の庶民、王宮の洗濯係のリリアは、ある日皇帝陛下の『湯たんぽ』係に任命される。
冷酷無比極まりないと評判の皇帝陛下と毎晩同衾するだけの簡単なお仕事だが、皇帝陛下は妙にリリアを気に入ってしまい……??
幼馴染はとても病院嫌い!
ならくま。くん
キャラ文芸
三人は生まれた時からずっと一緒。
虹葉琉衣(にじは るい)はとても臆病で見た目が女の子っぽい整形外科医。口調も女の子っぽいので2人に女の子扱いされる。病院がマジで嫌い。ただ仕事モードに入るとてきぱき働く。病弱で持病を持っていてでもその薬がすごく苦手
氷川蓮(ひかわ れん)は琉衣の主治医。とてもイケメンで優しい小児科医。けっこうSなので幼馴染の反応を楽しみにしている。ただあまりにも琉衣がごねるととても怒る。
佐久間彩斗(さくま あやと)は小児科の看護師をしている優しい仕事ができるイケメン。琉衣のことを子供扱いする。二人と幼馴染。
病院の院長が蓮でこの病院には整形外科と小児科しかない
家は病院とつながっている。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる