780 / 2,818
はじめてのけんか
しおりを挟む
ゴールデンウィークも残り二日。
俺は昼頃に響子に会いに行った。
アヴェンタドールを出す。
多分、六花もいるだろう。
いれば、一緒に昼食でも喰おう。
響子の病室に近づくと、六花と響子の声が聞こえた。
「響子、お願いだからもう一口食べて」
「もういらない!」
「そんなこと言わないで。もう一口だけ」
「いらないってば!」
どうやら、響子がわがままを言っているらしい。
最近は少なくなってきたが、何かでヘソを曲げたのだろう。
まあ、宥めてやるか。
「よう!」
俺は明るく手を挙げて部屋に入った。
「あ!」
いつもなら「タカトラー」と言いながら抱き着いて来るはずが、ベッドで俺を睨んでいる。
「おい、響子。どうした?」
六花が困った顔で俺を見ていた。
「私を置いて別荘に行ったー!」
なんで知ってんだ?
「レイを連れてって、私は置いてったー!」
「おい、誰から聞いた?」
六花を指さした。
六花は自分を指さしていた。
「……」
「響子、お前を連日連れて行くわけには行かないんだよ」
「やー!」
「それにレイは六花の仲間の所へは行けなかったじゃないか。だからだよ」
「私よりもレイがいいんだ!」
「そんなことを言うなよ。二人とも大事な人間だ」
「私も別荘に行きたかったー!」
「また夏に連れてってやるよ。タケのビルも楽しかったろ?」
「あんなとこより別荘がいい!」
「おい、響子!」
「あのガラスのお部屋がいいのー! あんなビルじゃいやなのー!」
「響子! お前、謝れ!」
「やー!」
俺は響子をベッドに立たせ、頭をベッドに押して引っくり返した。
響子は驚いている。
俺から暴力を振るわれたことが無かった。
「タカトラ……」
「てめぇ、ふざけんな! もうお前とは口を利かない! 二度とどこへも連れ出さない!」
「タカトラぁ!」
「六花! 飯を喰いに行くぞ!」
「石神先生!」
「早くしろ!」
俺は六花を無理矢理連れ出した。
オークラの「山里」に行く。
予約をしていなかったが、いい席に案内された。
「石神先生」
「なんだ、あの言い草は! 絶対に許さん!」
「石神先生、どうか」
「ガキでも言ってはならんことをあいつは言った。お前の大事な人間をバカにしやがって!」
「そんなことはいいんです。どうか響子と仲直りして下さい」
「絶対に嫌だね!」
思えば、初めての響子との喧嘩だった。
響子のことは、いつでも笑って聞き流して来た。
しかし、今日の言葉だけはそうは出来ない。
自分を一番大事にしてくれる六花の、その友達の家で世話になりながら「あんなビル」と言いやがった。
「俺が甘やかし過ぎたんだな」
「そんなことは。やっていたのなら、それは私です」
「そうじゃないよ、六花。俺が何でも響子のためにしてきたから、いつの間にかあいつはそれが当然だと思ってしまった。俺の責任だよ」
「石神先生……」
いつもニコニコと美味しい物を食べる六花が、暗い表情でいた。
「さあ、食べろよ。美味いだろ?」
「はい」
六花は最後まで暗い顔をしていた。
電話が入った。
病院の看護師からだった。
「なんだ?」
「すみません、お休み中に。あの、響子ちゃんが泣き叫んで暴れているんです」
「そうか」
「大きな声がするので様子を見に行ったら。一色さんがさっきまでいたんですが、今はいなくて困っているんです」
「六花は俺と一緒にいる。悪いが、しばらく放っておいてくれ。後で行くから」
「分かりました。申し訳ありません」
俺は六花に電話の内容を話した。
六花はすぐに席を立って行こうとする。
俺は止めた。
「しばらく、思い切り暴れさせてやれ」
「はい」
俺たちはゆっくりと食べ、コーヒーを飲んで一時間後に病院へ戻った。
戻ると響子が床に座っていた。
正座だ。
何度も俺が部下を叱っている現場を見ている。
「おい、なんかクソ生意気な奴が座ってるぞ」
「石神先生!」
「蹴りでも入れておくかぁ!」
「石神先生! お願いします!」
「ケッ!」
響子が土下座した。
それも俺の部下たちを見て知っている。
「タカトラ! ごめんなさいー!」
俺は頭を踏んづけた。
六花が隣で一緒に土下座する。
「謝る相手が違ぇ!」
響子が顔を上げた。
泣いている。
「六花! 本当にごめんなさい!」
「響子、いいんですよ」
「だって! あんなに楽しくさせてもらったのに! みんなあんなに優しかったのに、私……ウワーーーーン!」
「響子、もういいんです。響子の気持ちはよく分かっていますよ」
「ごめんなさいー!」
六花は座ったまま響子を抱き締めた。
俺はしばらくして、響子を抱き上げ、ベッドに乗せた。
「タカトラー!」
俺に抱き着いて来る。
「響子、覚えろ。絶対に言ってはいけないことがある」
「はい」
「それは自分に親切にしてくれた人を傷つける言葉だ。絶対に言うな」
「はい!」
「俺はあいつらが響子のために喜んで死ぬんだと言ったよな、忘れたか!」
「覚えてる! お風呂でタカトラがそう言った!」
「じゃあ、さっきの言葉はなんだぁ!」
「ごめんなさいー!」
俺は響子を抱き締めた。
「もう二度と言うなよ」
「はい!」
響子は六花と一緒に、「顕さんのゲーム」を始めた。
CGで家を散策してから、家の指定コースを走るゲームを始める。
途中でクリアするポイントがある。
ジュースを飲んだりおやつをたべたり、トイレまで行く。
ランダムでちっちゃいモンスターまで出る。
俺は何をするわけでもなく、響子を見ていた。
響子の顔が赤い。
俺はロッカーのカギを開け、薬を用意した。
「響子、そろそろやめろ」
響子が俺を見た。
六花が気付く。
響子は熱を出していた。
俺は解熱剤を飲ませた。
「しばらく横になれ。すぐに良くなる」
「うん」
「石神先生……」
「あれだけ興奮して暴れたんだ。熱も出るだろう」
「すみません、気が付かずに」
「いいさ。そのために俺がいたんだからな」
六花は響子を寝かせ、布団を掛けてやった。
額を撫でてやる。
「タカトラ、ごめんなさい」
「いいよ」
「みんな、こんなに私に優しくしてくれるのに」
「そうだな」
「私もみんなのために何かしたいのに、何もできないの。それなのにワガママばかり」
「いいよ、みんなお前が大好きだからしてるだけだ」
「でも」
響子がまた泣き出した。
「響子、なんでみんながお前に優しいか知っているか?」
「え?」
「それはなぁ! 響子が世界最高にカワイイからだぁ!」
響子が微笑んだ。
「おし! じゃあプリンを作って来てやろう。熱があっても食べられるだろう」
「うん! 嬉しい!」
「じゃあ一度帰るからな」
「ありがとう、タカトラ!」
俺は家に帰った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「六花、今日は本当にごめんなさい」
「いいんですよ。でも響子、もう石神先生にあんなことを言ってはダメ」
「うん」
「石神先生はね、絶対に許さないことがあるの」
「うん」
「それはね、石神先生が大事に思っている人を傷つけること。もしもそんなことをしたら、あの優しい石神先生が怒り狂うの」
「うん、知ってる」
「あの人は人間じゃないのかもしれない。大きな虎なの」
「えー!」
「普段はとっても優しくて美しいんだけどね。カワイイところもあるし。でも本当は虎だから、怒ったら大変なの」
「そうかー」
「世界で一番優しいんだけどね」
「そうだよね!」
響子が寝て起きると、石神がいた。
みんなでプリンを食べた。
とっても美味しかった。
いつもの、一番優しい味だった。
俺は昼頃に響子に会いに行った。
アヴェンタドールを出す。
多分、六花もいるだろう。
いれば、一緒に昼食でも喰おう。
響子の病室に近づくと、六花と響子の声が聞こえた。
「響子、お願いだからもう一口食べて」
「もういらない!」
「そんなこと言わないで。もう一口だけ」
「いらないってば!」
どうやら、響子がわがままを言っているらしい。
最近は少なくなってきたが、何かでヘソを曲げたのだろう。
まあ、宥めてやるか。
「よう!」
俺は明るく手を挙げて部屋に入った。
「あ!」
いつもなら「タカトラー」と言いながら抱き着いて来るはずが、ベッドで俺を睨んでいる。
「おい、響子。どうした?」
六花が困った顔で俺を見ていた。
「私を置いて別荘に行ったー!」
なんで知ってんだ?
「レイを連れてって、私は置いてったー!」
「おい、誰から聞いた?」
六花を指さした。
六花は自分を指さしていた。
「……」
「響子、お前を連日連れて行くわけには行かないんだよ」
「やー!」
「それにレイは六花の仲間の所へは行けなかったじゃないか。だからだよ」
「私よりもレイがいいんだ!」
「そんなことを言うなよ。二人とも大事な人間だ」
「私も別荘に行きたかったー!」
「また夏に連れてってやるよ。タケのビルも楽しかったろ?」
「あんなとこより別荘がいい!」
「おい、響子!」
「あのガラスのお部屋がいいのー! あんなビルじゃいやなのー!」
「響子! お前、謝れ!」
「やー!」
俺は響子をベッドに立たせ、頭をベッドに押して引っくり返した。
響子は驚いている。
俺から暴力を振るわれたことが無かった。
「タカトラ……」
「てめぇ、ふざけんな! もうお前とは口を利かない! 二度とどこへも連れ出さない!」
「タカトラぁ!」
「六花! 飯を喰いに行くぞ!」
「石神先生!」
「早くしろ!」
俺は六花を無理矢理連れ出した。
オークラの「山里」に行く。
予約をしていなかったが、いい席に案内された。
「石神先生」
「なんだ、あの言い草は! 絶対に許さん!」
「石神先生、どうか」
「ガキでも言ってはならんことをあいつは言った。お前の大事な人間をバカにしやがって!」
「そんなことはいいんです。どうか響子と仲直りして下さい」
「絶対に嫌だね!」
思えば、初めての響子との喧嘩だった。
響子のことは、いつでも笑って聞き流して来た。
しかし、今日の言葉だけはそうは出来ない。
自分を一番大事にしてくれる六花の、その友達の家で世話になりながら「あんなビル」と言いやがった。
「俺が甘やかし過ぎたんだな」
「そんなことは。やっていたのなら、それは私です」
「そうじゃないよ、六花。俺が何でも響子のためにしてきたから、いつの間にかあいつはそれが当然だと思ってしまった。俺の責任だよ」
「石神先生……」
いつもニコニコと美味しい物を食べる六花が、暗い表情でいた。
「さあ、食べろよ。美味いだろ?」
「はい」
六花は最後まで暗い顔をしていた。
電話が入った。
病院の看護師からだった。
「なんだ?」
「すみません、お休み中に。あの、響子ちゃんが泣き叫んで暴れているんです」
「そうか」
「大きな声がするので様子を見に行ったら。一色さんがさっきまでいたんですが、今はいなくて困っているんです」
「六花は俺と一緒にいる。悪いが、しばらく放っておいてくれ。後で行くから」
「分かりました。申し訳ありません」
俺は六花に電話の内容を話した。
六花はすぐに席を立って行こうとする。
俺は止めた。
「しばらく、思い切り暴れさせてやれ」
「はい」
俺たちはゆっくりと食べ、コーヒーを飲んで一時間後に病院へ戻った。
戻ると響子が床に座っていた。
正座だ。
何度も俺が部下を叱っている現場を見ている。
「おい、なんかクソ生意気な奴が座ってるぞ」
「石神先生!」
「蹴りでも入れておくかぁ!」
「石神先生! お願いします!」
「ケッ!」
響子が土下座した。
それも俺の部下たちを見て知っている。
「タカトラ! ごめんなさいー!」
俺は頭を踏んづけた。
六花が隣で一緒に土下座する。
「謝る相手が違ぇ!」
響子が顔を上げた。
泣いている。
「六花! 本当にごめんなさい!」
「響子、いいんですよ」
「だって! あんなに楽しくさせてもらったのに! みんなあんなに優しかったのに、私……ウワーーーーン!」
「響子、もういいんです。響子の気持ちはよく分かっていますよ」
「ごめんなさいー!」
六花は座ったまま響子を抱き締めた。
俺はしばらくして、響子を抱き上げ、ベッドに乗せた。
「タカトラー!」
俺に抱き着いて来る。
「響子、覚えろ。絶対に言ってはいけないことがある」
「はい」
「それは自分に親切にしてくれた人を傷つける言葉だ。絶対に言うな」
「はい!」
「俺はあいつらが響子のために喜んで死ぬんだと言ったよな、忘れたか!」
「覚えてる! お風呂でタカトラがそう言った!」
「じゃあ、さっきの言葉はなんだぁ!」
「ごめんなさいー!」
俺は響子を抱き締めた。
「もう二度と言うなよ」
「はい!」
響子は六花と一緒に、「顕さんのゲーム」を始めた。
CGで家を散策してから、家の指定コースを走るゲームを始める。
途中でクリアするポイントがある。
ジュースを飲んだりおやつをたべたり、トイレまで行く。
ランダムでちっちゃいモンスターまで出る。
俺は何をするわけでもなく、響子を見ていた。
響子の顔が赤い。
俺はロッカーのカギを開け、薬を用意した。
「響子、そろそろやめろ」
響子が俺を見た。
六花が気付く。
響子は熱を出していた。
俺は解熱剤を飲ませた。
「しばらく横になれ。すぐに良くなる」
「うん」
「石神先生……」
「あれだけ興奮して暴れたんだ。熱も出るだろう」
「すみません、気が付かずに」
「いいさ。そのために俺がいたんだからな」
六花は響子を寝かせ、布団を掛けてやった。
額を撫でてやる。
「タカトラ、ごめんなさい」
「いいよ」
「みんな、こんなに私に優しくしてくれるのに」
「そうだな」
「私もみんなのために何かしたいのに、何もできないの。それなのにワガママばかり」
「いいよ、みんなお前が大好きだからしてるだけだ」
「でも」
響子がまた泣き出した。
「響子、なんでみんながお前に優しいか知っているか?」
「え?」
「それはなぁ! 響子が世界最高にカワイイからだぁ!」
響子が微笑んだ。
「おし! じゃあプリンを作って来てやろう。熱があっても食べられるだろう」
「うん! 嬉しい!」
「じゃあ一度帰るからな」
「ありがとう、タカトラ!」
俺は家に帰った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「六花、今日は本当にごめんなさい」
「いいんですよ。でも響子、もう石神先生にあんなことを言ってはダメ」
「うん」
「石神先生はね、絶対に許さないことがあるの」
「うん」
「それはね、石神先生が大事に思っている人を傷つけること。もしもそんなことをしたら、あの優しい石神先生が怒り狂うの」
「うん、知ってる」
「あの人は人間じゃないのかもしれない。大きな虎なの」
「えー!」
「普段はとっても優しくて美しいんだけどね。カワイイところもあるし。でも本当は虎だから、怒ったら大変なの」
「そうかー」
「世界で一番優しいんだけどね」
「そうだよね!」
響子が寝て起きると、石神がいた。
みんなでプリンを食べた。
とっても美味しかった。
いつもの、一番優しい味だった。
1
お気に入りに追加
227
あなたにおすすめの小説
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
「知恵の味」
Alexs Aguirre
キャラ文芸
遥か昔、日本の江戸時代に、古びた町の狭い路地の中にひっそりと隠れた小さな謎めいた薬草園が存在していた。その場所では、そこに作られる飲み物が体を癒すだけでなく、心までも癒すと言い伝えられている。店を運営しているのはアリヤというエルフで、彼女は何世紀にもわたって生き続け、世界中の最も遠い場所から魔法の植物を集めてきた。彼女は草花や自然の力に対する深い知識を持ち、訪れる客に特別な飲み物を提供する。それぞれの飲み物には、世界のどこかの知恵の言葉が添えられており、その言葉は飲む人々の心と頭を開かせる力を持っているように思われる。
「ささやきの薬草園」は、古の知恵、微妙な魔法、そして自己探求への永遠の旅が織りなす物語である。各章は新しい物語、新しい教訓であり、言葉と植物の力がいかに心の最も深い部分を癒すかを発見するための招待状でもある。
---
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる