685 / 2,808
タンデムの女 Ⅱ
しおりを挟む
高校に入り、俺は杉本と再会した。
杉本は髪を明るい茶に染め、薄く化粧をしていた。
「杉本、久しぶり」
「石神くん、またおっきくなったね」
俺たちは笑いながら再会を喜んだ。
杉本は1年10組だった。
あまり接点は無かったが、廊下で会ったりすれば挨拶し、少し話すこともあった。
しかし、それは俺の取り巻きにいい印象を与えなかった。
俺が知らない場所で、杉本は俺と距離を置くように言われていた。
ある日、同じクラスの男子がヘンなことを言っていた。
「10組の杉本ってさ、ヤリマンなんだって」
「ほんとかよ!」
「ああ、同じ中学だった奴から聞いたんだ。金を渡せば誰でもやらせてくれるんだってよ!」
「おい! 幾らだよ!」
「3000円だってさ」
「俺、やるよ!」
俺が近づくと、話していた三人が俺を見た。
「石神くん……」
「おい、あんまり下らないことを言うなよな」
「え、でも」
「杉本はそんな奴じゃない。俺は小学校から知ってるんだ」
「そうでも、僕はちゃんと」
俺はそいつの髪を掴んだ。
「俺が言ってんだけど?」
「うん、分ったよ!」
それからも、度々そんな噂を聞いた。
派手な見た目になった杉本は、その噂を肯定しているように見られていた。
最初は仲の良かった女子生徒も、杉本から離れて行った。
高校二年の夏休みが終わると、杉本はあまり学校へ来なくなった。
俺はいろいろな噂話に詳しい、取り巻きの女に聞いてみた。
「あー、杉本ね。あの子、〇〇高の不良と付き合ってるらしいよ?」
「そうなのか」
「うん。よく駅前であいつらの仲間とつるんでるって」
「ありがとう」
俺はそいつの名前を聞いた。
〇〇高に、バイクで出掛けた。
下校時刻に俺が校門で立っていると、不良たちが集まって来る。
腕を組んで、俺を見ている。
「なんだ、てめぇは?」
10人も集まった後で、俺に一人が聞いて来た。
「岩崎って奴を連れて来い」
「あんだと!」
俺はそいつの鼻を潰した。
残りが取り囲んでくる。
「あ! トラさん!」
族の後輩が俺を呼んだ。
「なにやってんすか?」
「二年の岩崎って知ってるか?」
「はい、そいつに御用で?」
「連れて来てくれよ」
「分かりました!」
「おい、お前!」
取り囲んだ一人が呼び止めた。
「あのね、この方は「ルート20」の赤虎ですよ?」
「「「「「「「「「!!!!」」」」」」」」」
九人が一斉に退いた。
後輩が岩崎を連れて来た。
ツレらしい数人も一緒だ。
「俺になんか用っすか」
「杉本を知っているか?」
「え? はい」
「どういう関係なんだよ」
「どうって、まあ一緒につるんでるというか」
「付き合ってんじゃねぇのか?」
「とんでもない! あの女は俺たちにくっついてるだけで」
「手は出してないのか」
「え、それは、あの」
岩崎の仲間の一人が言った。
「あの、すいません。もしかして杉本は赤虎さんの女なんでしょうか?」
「そうじゃねぇよ」
「あ、よかった!」
「俺の大恩人だ」
「「「「ヒィッ!!」」」」
岩崎たちは土下座し、二度と杉本には近づかないと言った。
翌週、杉本が久し振りに学校に出てきた。
俺の教室へ来て、俺を呼びだした。
二人で屋上に上がった。
「石神くん、岩崎たちに会ったんだって?」
「ああ」
「どうしてよ!」
「杉本を返して欲しかったんだ」
「なんでよ!」
「お前が楽しそうじゃなかったからさ」
「楽しかったわよ!」
杉本が俺を睨んだ。
目が潤んでいた。
「あたしに付き合ってくれたのはあいつらだけよ! それをどうして!」
「俺が幾らでも付き合うよ」
「え?」
杉本が驚いた顔で俺を見た。
「お前を笑わせてやる。必ずだ」
「だめよ、石神くんは一杯女の子たちがいるじゃない」
「全部切る。杉本だけと付き合う」
「無理よ! そんなことできるはずない!」
「俺はやると言ったらやるよ」
杉本は泣き出した。
俺たちは壁を背に、座った。
「石神くんと、ずっと一緒だったらな」
「どうした?」
「あのまま小学校も中学校も一緒だったら良かったのに」
「そうかよ」
杉本は俺を見ないで空を仰いだ。
「あたしね。中学校で一つ上の先輩と付き合ってたの」
「へぇ」
「今から思うと、ただあたしとやりたかっただけ。他にやれる女が出来たら捨てられちゃった」
「そうか」
「その先輩がね、いろいろな連中に話したらしいの、あたしとやったって」
「……」
「それが、この高校でも広まって、あたしはヤリマンだって」
「ふざけんなよな」
「でも、全部が嘘じゃないもの。噂が広まってからは、岩崎たちとも散々やったし」
「やめろよ」
「本当だよ?」
「やめろ、どうでもいい」
「どうでもいいの?」
「俺はこれから杉本だけを見る。今までなんて関係ない」
杉本の目から、大粒の涙が零れた。
「本当に?」
「ああ。俺はお前だけだ」
杉本が俺に抱き着いて来た。
声を上げて泣いた。
「ねえ、海が見たいな」
「おお! 俺に任せろ!」
俺は放課後に着替えて来いと言って、杉本の家の傍の公園で待ち合わせた。
俺はRZに乗って迎えに行った。
ヘルメットはレディースの仲間に借りた。
大きなハートのある物で、可愛らしい杉本にピッタリだと思った。
俺は杉本を乗せ、金沢文庫に向かった。
杉本は最初はタンデムを怖がったが、俺にしがみついているうちに慣れて行った。
途中に寺があった。
海はすぐそこだったが、俺たちは興味を持って中へ入った。
大きな寺だった。
奥に、膨大な人形が置かれていた。
不気味な雰囲気だった。
「ちょっと! 石神くん、怖いよ、ここ!」
「いいじゃんか。好きなの持って帰れよ」
「冗談じゃないよ!」
怒る杉本を笑いながら腰を抱き、俺たちは出た。
「早く海に行こうよ」
「ああ!」
9月も終わりで、もう人気は少なかった。
俺たちは浜に出て、砂の上に座った。
しばらく二人で黙って海を見ていた。
陽が暮れて行った。
「綺麗だね」
「そうだな」
杉本が俺の手に、自分の手を重ねた。
「良かった」
杉本が呟いた。
「何がだよ?」
「石神くんが、本当に私を海に連れて来てくれた」
「そうするって言っただろう」
「うん」
杉本が笑った。
あの、小学生時代の、あどけない笑顔だった。
「杉本、あの時はありがとうな」
「え?」
「俺が猪俣にやられてる時、お前が他の先生を呼びに行ってくれたじゃん」
「ああ、あれ」
「あの時から、お前が俺の一等大事な人間なんだ」
「ウフフフフ」
杉本が、俺の肩に手を回してきた。
身体の大きな俺に、杉本は必死で捕まった。
「あー、もうこの姿勢、苦しいね」
「絶対やめるなよな」
「アハハハハ」
俺が寝転ぶと、杉本は肩に手を回したまま一緒に寝転んだ。
星が見えて来た。
「なあ」
「何?」
「俺って貧乏で、こんなことしかできないや」
「うん」
「美味い飯でもおごってやりたいけど、ジュースで我慢してくれ」
「アハハハハ!」
杉本が笑った。
「でも、俺は精一杯やるから。お前のために出来ることを全部やる」
「嬉しいな」
「今はこんなだけどよ。もうちょっとすればもっといい目に遭わせてやる」
「うん、待ってる」
俺たちはキスをした。
「石神くん」
「ああ」
「なんであの日、私が教室を飛び出したのか」
「うん」
「大事な石神くんが、壊されちゃうと思ったの」
「そうだったか」
「本当に怖かったけど、必死に助けを呼んだの」
「ありがとう、本当に」
「ずっと好きだった」
「ありがとう」
「引っ越して友達もいなくて」
「そうか」
「だから寂しくて」
「そうだな」
「ごめんね」
「謝ることなんてないよ」
「私の初めては、石神くんにもらって欲しかった」
「俺たちはこれからだよ」
「ほんとに?」
「そうだ」
俺たちはもう一度キスをした。
ジュースを飲んで、俺たちは帰った。
その翌週、杉本は突然退学した。
そのまま引っ越し、行方は分からなくなった。
その後、俺に杉本から手紙が来た。
大阪の消印だった。
住所は無かった。
妊娠していたこと。
誰の子か分からないこと。
両親に相談し、堕胎することを決めたこと。
遠くに引っ越して、一からやり直すということ。
そして、海と星が綺麗だったということ。
「またいつか、どこかで再会したら」
手紙はそこで途絶えていた。
杉本は髪を明るい茶に染め、薄く化粧をしていた。
「杉本、久しぶり」
「石神くん、またおっきくなったね」
俺たちは笑いながら再会を喜んだ。
杉本は1年10組だった。
あまり接点は無かったが、廊下で会ったりすれば挨拶し、少し話すこともあった。
しかし、それは俺の取り巻きにいい印象を与えなかった。
俺が知らない場所で、杉本は俺と距離を置くように言われていた。
ある日、同じクラスの男子がヘンなことを言っていた。
「10組の杉本ってさ、ヤリマンなんだって」
「ほんとかよ!」
「ああ、同じ中学だった奴から聞いたんだ。金を渡せば誰でもやらせてくれるんだってよ!」
「おい! 幾らだよ!」
「3000円だってさ」
「俺、やるよ!」
俺が近づくと、話していた三人が俺を見た。
「石神くん……」
「おい、あんまり下らないことを言うなよな」
「え、でも」
「杉本はそんな奴じゃない。俺は小学校から知ってるんだ」
「そうでも、僕はちゃんと」
俺はそいつの髪を掴んだ。
「俺が言ってんだけど?」
「うん、分ったよ!」
それからも、度々そんな噂を聞いた。
派手な見た目になった杉本は、その噂を肯定しているように見られていた。
最初は仲の良かった女子生徒も、杉本から離れて行った。
高校二年の夏休みが終わると、杉本はあまり学校へ来なくなった。
俺はいろいろな噂話に詳しい、取り巻きの女に聞いてみた。
「あー、杉本ね。あの子、〇〇高の不良と付き合ってるらしいよ?」
「そうなのか」
「うん。よく駅前であいつらの仲間とつるんでるって」
「ありがとう」
俺はそいつの名前を聞いた。
〇〇高に、バイクで出掛けた。
下校時刻に俺が校門で立っていると、不良たちが集まって来る。
腕を組んで、俺を見ている。
「なんだ、てめぇは?」
10人も集まった後で、俺に一人が聞いて来た。
「岩崎って奴を連れて来い」
「あんだと!」
俺はそいつの鼻を潰した。
残りが取り囲んでくる。
「あ! トラさん!」
族の後輩が俺を呼んだ。
「なにやってんすか?」
「二年の岩崎って知ってるか?」
「はい、そいつに御用で?」
「連れて来てくれよ」
「分かりました!」
「おい、お前!」
取り囲んだ一人が呼び止めた。
「あのね、この方は「ルート20」の赤虎ですよ?」
「「「「「「「「「!!!!」」」」」」」」」
九人が一斉に退いた。
後輩が岩崎を連れて来た。
ツレらしい数人も一緒だ。
「俺になんか用っすか」
「杉本を知っているか?」
「え? はい」
「どういう関係なんだよ」
「どうって、まあ一緒につるんでるというか」
「付き合ってんじゃねぇのか?」
「とんでもない! あの女は俺たちにくっついてるだけで」
「手は出してないのか」
「え、それは、あの」
岩崎の仲間の一人が言った。
「あの、すいません。もしかして杉本は赤虎さんの女なんでしょうか?」
「そうじゃねぇよ」
「あ、よかった!」
「俺の大恩人だ」
「「「「ヒィッ!!」」」」
岩崎たちは土下座し、二度と杉本には近づかないと言った。
翌週、杉本が久し振りに学校に出てきた。
俺の教室へ来て、俺を呼びだした。
二人で屋上に上がった。
「石神くん、岩崎たちに会ったんだって?」
「ああ」
「どうしてよ!」
「杉本を返して欲しかったんだ」
「なんでよ!」
「お前が楽しそうじゃなかったからさ」
「楽しかったわよ!」
杉本が俺を睨んだ。
目が潤んでいた。
「あたしに付き合ってくれたのはあいつらだけよ! それをどうして!」
「俺が幾らでも付き合うよ」
「え?」
杉本が驚いた顔で俺を見た。
「お前を笑わせてやる。必ずだ」
「だめよ、石神くんは一杯女の子たちがいるじゃない」
「全部切る。杉本だけと付き合う」
「無理よ! そんなことできるはずない!」
「俺はやると言ったらやるよ」
杉本は泣き出した。
俺たちは壁を背に、座った。
「石神くんと、ずっと一緒だったらな」
「どうした?」
「あのまま小学校も中学校も一緒だったら良かったのに」
「そうかよ」
杉本は俺を見ないで空を仰いだ。
「あたしね。中学校で一つ上の先輩と付き合ってたの」
「へぇ」
「今から思うと、ただあたしとやりたかっただけ。他にやれる女が出来たら捨てられちゃった」
「そうか」
「その先輩がね、いろいろな連中に話したらしいの、あたしとやったって」
「……」
「それが、この高校でも広まって、あたしはヤリマンだって」
「ふざけんなよな」
「でも、全部が嘘じゃないもの。噂が広まってからは、岩崎たちとも散々やったし」
「やめろよ」
「本当だよ?」
「やめろ、どうでもいい」
「どうでもいいの?」
「俺はこれから杉本だけを見る。今までなんて関係ない」
杉本の目から、大粒の涙が零れた。
「本当に?」
「ああ。俺はお前だけだ」
杉本が俺に抱き着いて来た。
声を上げて泣いた。
「ねえ、海が見たいな」
「おお! 俺に任せろ!」
俺は放課後に着替えて来いと言って、杉本の家の傍の公園で待ち合わせた。
俺はRZに乗って迎えに行った。
ヘルメットはレディースの仲間に借りた。
大きなハートのある物で、可愛らしい杉本にピッタリだと思った。
俺は杉本を乗せ、金沢文庫に向かった。
杉本は最初はタンデムを怖がったが、俺にしがみついているうちに慣れて行った。
途中に寺があった。
海はすぐそこだったが、俺たちは興味を持って中へ入った。
大きな寺だった。
奥に、膨大な人形が置かれていた。
不気味な雰囲気だった。
「ちょっと! 石神くん、怖いよ、ここ!」
「いいじゃんか。好きなの持って帰れよ」
「冗談じゃないよ!」
怒る杉本を笑いながら腰を抱き、俺たちは出た。
「早く海に行こうよ」
「ああ!」
9月も終わりで、もう人気は少なかった。
俺たちは浜に出て、砂の上に座った。
しばらく二人で黙って海を見ていた。
陽が暮れて行った。
「綺麗だね」
「そうだな」
杉本が俺の手に、自分の手を重ねた。
「良かった」
杉本が呟いた。
「何がだよ?」
「石神くんが、本当に私を海に連れて来てくれた」
「そうするって言っただろう」
「うん」
杉本が笑った。
あの、小学生時代の、あどけない笑顔だった。
「杉本、あの時はありがとうな」
「え?」
「俺が猪俣にやられてる時、お前が他の先生を呼びに行ってくれたじゃん」
「ああ、あれ」
「あの時から、お前が俺の一等大事な人間なんだ」
「ウフフフフ」
杉本が、俺の肩に手を回してきた。
身体の大きな俺に、杉本は必死で捕まった。
「あー、もうこの姿勢、苦しいね」
「絶対やめるなよな」
「アハハハハ」
俺が寝転ぶと、杉本は肩に手を回したまま一緒に寝転んだ。
星が見えて来た。
「なあ」
「何?」
「俺って貧乏で、こんなことしかできないや」
「うん」
「美味い飯でもおごってやりたいけど、ジュースで我慢してくれ」
「アハハハハ!」
杉本が笑った。
「でも、俺は精一杯やるから。お前のために出来ることを全部やる」
「嬉しいな」
「今はこんなだけどよ。もうちょっとすればもっといい目に遭わせてやる」
「うん、待ってる」
俺たちはキスをした。
「石神くん」
「ああ」
「なんであの日、私が教室を飛び出したのか」
「うん」
「大事な石神くんが、壊されちゃうと思ったの」
「そうだったか」
「本当に怖かったけど、必死に助けを呼んだの」
「ありがとう、本当に」
「ずっと好きだった」
「ありがとう」
「引っ越して友達もいなくて」
「そうか」
「だから寂しくて」
「そうだな」
「ごめんね」
「謝ることなんてないよ」
「私の初めては、石神くんにもらって欲しかった」
「俺たちはこれからだよ」
「ほんとに?」
「そうだ」
俺たちはもう一度キスをした。
ジュースを飲んで、俺たちは帰った。
その翌週、杉本は突然退学した。
そのまま引っ越し、行方は分からなくなった。
その後、俺に杉本から手紙が来た。
大阪の消印だった。
住所は無かった。
妊娠していたこと。
誰の子か分からないこと。
両親に相談し、堕胎することを決めたこと。
遠くに引っ越して、一からやり直すということ。
そして、海と星が綺麗だったということ。
「またいつか、どこかで再会したら」
手紙はそこで途絶えていた。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる