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アニマル・ヘッド・ショルダー
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「それで、負債は幾らなの?」
「実は14億ほどありまして」
「えぇー!」
「申し訳ありません。帳簿や仕入れの記録を見直したところ、倍になっていました」
新宿の路面店の「ボローニャ・スタイル」の社長・若竹雄二は二人の出資者に土下座していた。
経営不振で店を閉じようとしたところに現われた救世主。
幾つかの条件はあったが、自分を社長のままに置き、負債をすべて請け負ってくれるということだった。
従業員もそのままだ。
「若竹さん!」
「はい!」
「何よ、その安さは!」
「へ?」
「その十倍はあるかと思ってたのに!」
「い、いいえ」
「もう株も売っちゃったのに!」
「えーと」
「しょうがないなぁ。じゃあ、設備投資と人材雇用に回すかぁ!」
「はい?」
若竹は出資者の二人、石神瑠璃と玻璃を見た。
まだ小学生だ。
「150億円あるから。あなたから投資の必要なものを挙げてね。ああ、何人かタカさんから雇うように言われている人がいるの。好条件で雇ってね。縫製の人だって。姉山さんっていうご夫婦よ」」
「は、はい! 分かりました!」
「いろいろな機械とか社員さんの寮とか、何でも言ってね。それと優秀なデザイナーでも何でも、お金で解決するならどんどん雇って」
「はい!」
「それと、お店の名前は変えるからね。「RUH=HER」。私たちの名前だから」
「いいお名前です!」
「そう? じゃあ、準備にかかって。しばらくはお店を閉じるけど、従業員さんのお給料は今までの1.2倍払うから」
「ありがとうございます!」
「役員報酬は5割減。これは仕方ないよね」
「もちろんです!」
「それと、不正を働いた人はもちろん解雇と訴訟。経理部長と仕入れ担当だったよね?」
「はい。すべて仰せの通りに」
「ボローニャ・スタイル」は自社ビルだった。
4階までが店舗で、5階が事務スペース、6階はデザイナーたちの部屋、そして7階が社長室と広い会議室、地下が倉庫スペースだ。
各階の面積は200坪。
まあまあのビルだ。
若竹は社長だが代表権はなくなった。
経営には携わるが、経営権は瑠璃と玻璃にある。
雇われ社長だ。
軌道に乗れば、それなりの役職が約束されている。
今までの派手目の路線は継続する。
人気が衰えたわけではない。
ただ、回転資金で行き詰まり、銀行への借入金の返済がどうしようもなくなった。
今は無借金経営となり、安泰となったが、CEOとなった双子の経営者から、特別なデザインを求められた。
「アニマルヘッド・ショルダーよ!」
最初に聞いた時には、驚いた。
服の肩に、動物の頭を縫いつけるのだと言う。
しかも普通の動物ではない。
サメ、ウツボ、ワニ、ピラニア、イノシシ、鹿、アナグマ、ウサギなど。
また、胸にコウモリを付けたり、フードが熊の頭であったり。
奇抜過ぎる。
若竹はそう思った。
確かに今までに無いデザインだが、だからと言って、売れるものにはならない。
長年アパレル業界の飯を食べて来た自分には分かる。
素人のアイデアだ。
しかし、破産を救ってくれた二人には逆らえない。
難色を示すデザイナーたちを説得し、双子がデッサンしたデザイン画を元に、試作品を作った。
何度も突き返された。
本物のディテールとバランスに異常に拘っていた。
4度目のダメ出しに、デザイナーが怒った。
すると双子は本物のヘッドを持って来た。
しかも、自分たちで作ったであろう、「アニマルヘッド・ショルダー」を着てプレゼンを始めた。
ベルトで吊ったものだ。
「いい? 自分で狩った動物に感謝しているの。この子たちが私たちの命を支えてくれたの!」
「いい女は肩で風を切るの! そこに自分以上の「何か」が必要なの!」
よく分からなかったが、インパクトは十分すぎるほどにあった。
双子は全裸だった。
「私たちはね、無人島で裸だったの!」
「命がけでこれを手に入れて、ようやく「人間」になったの!」
「何が必要なんじゃない!」
「コレが必要なのよ!」
「「「「「はい!」」」」」
五人のデザイナーが燃えた。
「あなたたちも、裸になってこれを着けてみなさい」
「「「「「はい!」」」」」
男女関わりなく、全員が脱いだ。
「アニマルヘッド・ショルダー」を装着する。
「あ! 分かったぁ!」
「恥ずかしさが、別な何かで吹っ飛んだ!」
「これだったのかぁ!」
双子は満足した。
若竹は涙していた。
ヤケクソ泣きだった。
一か月後。
「もうちょっとなんだがなぁ」
「そうだね。ここからはデザインの領域じゃないね」
双子がデザイナーたちの部屋に来た。
「あ、CEO!」
「進捗はどう?」
「はい! デザイン的には限界まで攻めてみたんですが、どうにも材料が」
「どういうこと?」
「手に入る素材が、もうこれ以上は」
「ああ、トリケラ商会が手伝ってくれればなぁ」
「トリケラ商会?」
「はい。フェイク・ファーの最大手です。あそこの技術でうちが求めるものを作ってもらえれば」
「分かった。じゃあ、買って来るよ」
「へ?」
「2週間待っててね!」
二週間後、トリケラ商会が「RUH=HER」の傘下に入った。
ついにルーとハーの満足する試作品が出来た。
何着かサイズを揃えて、双子が何カ所かに配った。
渋谷の「田輪レコード」の前に設営された特別会場でファッションショーが開かれる。
モデルは全員素人だ。
しかし、只者たちではなかった。
異常なほど顔が整ったスタイル抜群のオッドアイのハーフ。
金髪の180センチの美しい外国人。
黒髪の日本的な巨乳美人。
でかいアフロヘアだが、整った顔の清楚な美人。
まだ10歳ほどの超絶に可愛らしい外国人の美少女。
女子高生くらいの、CEOによくにた美少女。
そしてCEOの二人。
彼女らは音楽に合わせてウォーキングしただけではない。
全員が数十メートルの高度に跳び、アフロはどういう仕掛けか、空中を舞った。
何と言っても、ファッションショーには珍しいギターの生演奏。
そのギターの超絶テクや上手さもさることながら、演奏者の美しさとダンディさがモデルたち以上に目を引いた。
謎のギタリストの経歴やCDの問い合わせが田輪レコードに殺到した。
大成功で終わり、マスコミの多くも扱ったファッションショーの後、新宿のゲイたちの間で「アニマルヘッド・ショルダー」の服が流行し出した。
ファッション雑誌に、大手モデル事務所の「アスト」のモデルたちが、「アニマルヘッド・ショルダー」を着て掲載される。
銀座の夜の蝶たちに次第に広まる。
若い女性たちの間に浸透するまでは一挙だった。
全てのファッション誌で毎回「アニマルヘッド・ショルダー」、通称「アニヘショ」の特集や新作紹介が載る。
新宿の「RUH=HER」には、連日長蛇の列が出来、午後には全商品が売り切れるという盛況だった。
すぐにメンズにも展開し、やがて「アニヘショ・スーツ」が広まった。
大手自動車メーカーが「アニマルヘッド・ショルダー」のサイズに合わせた車を販売し、航空機でも専用座席の予約が殺到する。
やがて「RUH=HER」は海外進出を果たし、パリ、ローマ、ロンドン、ニューヨークへ進出し、その後各国へ支店が出来て行った。
後発の二番煎じが多く出たが、「RUH=HER」のリアリズムは圧倒的で、単なる遊びファッションとは一線を画した。
数年後の冬。
石神は娘の亜紀と銀座を歩いていた。
行き交う人々の多くが「アニヘショ」だった。
「なんだよ、この動物王国は?」
「タカさん、双子がやっちゃいましたねー」
「なんだかなぁ」
「でも、原因はタカさんですよ?」
「やめてくれよー」
「タカさんのそれも、みんなが見てますよ」
「おい、これはジャンニーニが探して送ってくれたんだぞ。今の動物モドキとは違うよ」
「でも、それだって双子がジャンニーニさんに頼んでくれたお陰ですよね?」
「う、まあ、そうだけどな」
石神は狼の頭のついた毛皮のロングコートを着ていた。
すれ違う人間が、みんな立ち止まって見ている。
「お似合いですよ!」
「そ、そうか?」
嬉しそうに笑う石神に、亜紀が腕を絡めた。
「さあ、美味しいお寿司を食べに行きましょう!」
「おう!」
二人が歩くと、人々が避けて行った。
そして、幸せそうな長身のダンディと美しい女性に、見た人間もまた幸せを感じた。
「実は14億ほどありまして」
「えぇー!」
「申し訳ありません。帳簿や仕入れの記録を見直したところ、倍になっていました」
新宿の路面店の「ボローニャ・スタイル」の社長・若竹雄二は二人の出資者に土下座していた。
経営不振で店を閉じようとしたところに現われた救世主。
幾つかの条件はあったが、自分を社長のままに置き、負債をすべて請け負ってくれるということだった。
従業員もそのままだ。
「若竹さん!」
「はい!」
「何よ、その安さは!」
「へ?」
「その十倍はあるかと思ってたのに!」
「い、いいえ」
「もう株も売っちゃったのに!」
「えーと」
「しょうがないなぁ。じゃあ、設備投資と人材雇用に回すかぁ!」
「はい?」
若竹は出資者の二人、石神瑠璃と玻璃を見た。
まだ小学生だ。
「150億円あるから。あなたから投資の必要なものを挙げてね。ああ、何人かタカさんから雇うように言われている人がいるの。好条件で雇ってね。縫製の人だって。姉山さんっていうご夫婦よ」」
「は、はい! 分かりました!」
「いろいろな機械とか社員さんの寮とか、何でも言ってね。それと優秀なデザイナーでも何でも、お金で解決するならどんどん雇って」
「はい!」
「それと、お店の名前は変えるからね。「RUH=HER」。私たちの名前だから」
「いいお名前です!」
「そう? じゃあ、準備にかかって。しばらくはお店を閉じるけど、従業員さんのお給料は今までの1.2倍払うから」
「ありがとうございます!」
「役員報酬は5割減。これは仕方ないよね」
「もちろんです!」
「それと、不正を働いた人はもちろん解雇と訴訟。経理部長と仕入れ担当だったよね?」
「はい。すべて仰せの通りに」
「ボローニャ・スタイル」は自社ビルだった。
4階までが店舗で、5階が事務スペース、6階はデザイナーたちの部屋、そして7階が社長室と広い会議室、地下が倉庫スペースだ。
各階の面積は200坪。
まあまあのビルだ。
若竹は社長だが代表権はなくなった。
経営には携わるが、経営権は瑠璃と玻璃にある。
雇われ社長だ。
軌道に乗れば、それなりの役職が約束されている。
今までの派手目の路線は継続する。
人気が衰えたわけではない。
ただ、回転資金で行き詰まり、銀行への借入金の返済がどうしようもなくなった。
今は無借金経営となり、安泰となったが、CEOとなった双子の経営者から、特別なデザインを求められた。
「アニマルヘッド・ショルダーよ!」
最初に聞いた時には、驚いた。
服の肩に、動物の頭を縫いつけるのだと言う。
しかも普通の動物ではない。
サメ、ウツボ、ワニ、ピラニア、イノシシ、鹿、アナグマ、ウサギなど。
また、胸にコウモリを付けたり、フードが熊の頭であったり。
奇抜過ぎる。
若竹はそう思った。
確かに今までに無いデザインだが、だからと言って、売れるものにはならない。
長年アパレル業界の飯を食べて来た自分には分かる。
素人のアイデアだ。
しかし、破産を救ってくれた二人には逆らえない。
難色を示すデザイナーたちを説得し、双子がデッサンしたデザイン画を元に、試作品を作った。
何度も突き返された。
本物のディテールとバランスに異常に拘っていた。
4度目のダメ出しに、デザイナーが怒った。
すると双子は本物のヘッドを持って来た。
しかも、自分たちで作ったであろう、「アニマルヘッド・ショルダー」を着てプレゼンを始めた。
ベルトで吊ったものだ。
「いい? 自分で狩った動物に感謝しているの。この子たちが私たちの命を支えてくれたの!」
「いい女は肩で風を切るの! そこに自分以上の「何か」が必要なの!」
よく分からなかったが、インパクトは十分すぎるほどにあった。
双子は全裸だった。
「私たちはね、無人島で裸だったの!」
「命がけでこれを手に入れて、ようやく「人間」になったの!」
「何が必要なんじゃない!」
「コレが必要なのよ!」
「「「「「はい!」」」」」
五人のデザイナーが燃えた。
「あなたたちも、裸になってこれを着けてみなさい」
「「「「「はい!」」」」」
男女関わりなく、全員が脱いだ。
「アニマルヘッド・ショルダー」を装着する。
「あ! 分かったぁ!」
「恥ずかしさが、別な何かで吹っ飛んだ!」
「これだったのかぁ!」
双子は満足した。
若竹は涙していた。
ヤケクソ泣きだった。
一か月後。
「もうちょっとなんだがなぁ」
「そうだね。ここからはデザインの領域じゃないね」
双子がデザイナーたちの部屋に来た。
「あ、CEO!」
「進捗はどう?」
「はい! デザイン的には限界まで攻めてみたんですが、どうにも材料が」
「どういうこと?」
「手に入る素材が、もうこれ以上は」
「ああ、トリケラ商会が手伝ってくれればなぁ」
「トリケラ商会?」
「はい。フェイク・ファーの最大手です。あそこの技術でうちが求めるものを作ってもらえれば」
「分かった。じゃあ、買って来るよ」
「へ?」
「2週間待っててね!」
二週間後、トリケラ商会が「RUH=HER」の傘下に入った。
ついにルーとハーの満足する試作品が出来た。
何着かサイズを揃えて、双子が何カ所かに配った。
渋谷の「田輪レコード」の前に設営された特別会場でファッションショーが開かれる。
モデルは全員素人だ。
しかし、只者たちではなかった。
異常なほど顔が整ったスタイル抜群のオッドアイのハーフ。
金髪の180センチの美しい外国人。
黒髪の日本的な巨乳美人。
でかいアフロヘアだが、整った顔の清楚な美人。
まだ10歳ほどの超絶に可愛らしい外国人の美少女。
女子高生くらいの、CEOによくにた美少女。
そしてCEOの二人。
彼女らは音楽に合わせてウォーキングしただけではない。
全員が数十メートルの高度に跳び、アフロはどういう仕掛けか、空中を舞った。
何と言っても、ファッションショーには珍しいギターの生演奏。
そのギターの超絶テクや上手さもさることながら、演奏者の美しさとダンディさがモデルたち以上に目を引いた。
謎のギタリストの経歴やCDの問い合わせが田輪レコードに殺到した。
大成功で終わり、マスコミの多くも扱ったファッションショーの後、新宿のゲイたちの間で「アニマルヘッド・ショルダー」の服が流行し出した。
ファッション雑誌に、大手モデル事務所の「アスト」のモデルたちが、「アニマルヘッド・ショルダー」を着て掲載される。
銀座の夜の蝶たちに次第に広まる。
若い女性たちの間に浸透するまでは一挙だった。
全てのファッション誌で毎回「アニマルヘッド・ショルダー」、通称「アニヘショ」の特集や新作紹介が載る。
新宿の「RUH=HER」には、連日長蛇の列が出来、午後には全商品が売り切れるという盛況だった。
すぐにメンズにも展開し、やがて「アニヘショ・スーツ」が広まった。
大手自動車メーカーが「アニマルヘッド・ショルダー」のサイズに合わせた車を販売し、航空機でも専用座席の予約が殺到する。
やがて「RUH=HER」は海外進出を果たし、パリ、ローマ、ロンドン、ニューヨークへ進出し、その後各国へ支店が出来て行った。
後発の二番煎じが多く出たが、「RUH=HER」のリアリズムは圧倒的で、単なる遊びファッションとは一線を画した。
数年後の冬。
石神は娘の亜紀と銀座を歩いていた。
行き交う人々の多くが「アニヘショ」だった。
「なんだよ、この動物王国は?」
「タカさん、双子がやっちゃいましたねー」
「なんだかなぁ」
「でも、原因はタカさんですよ?」
「やめてくれよー」
「タカさんのそれも、みんなが見てますよ」
「おい、これはジャンニーニが探して送ってくれたんだぞ。今の動物モドキとは違うよ」
「でも、それだって双子がジャンニーニさんに頼んでくれたお陰ですよね?」
「う、まあ、そうだけどな」
石神は狼の頭のついた毛皮のロングコートを着ていた。
すれ違う人間が、みんな立ち止まって見ている。
「お似合いですよ!」
「そ、そうか?」
嬉しそうに笑う石神に、亜紀が腕を絡めた。
「さあ、美味しいお寿司を食べに行きましょう!」
「おう!」
二人が歩くと、人々が避けて行った。
そして、幸せそうな長身のダンディと美しい女性に、見た人間もまた幸せを感じた。
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