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「紅六花」ビル
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翌朝。
六花がロボに起こされていた。
俺が起きて顔を洗って来たので、ロボがもう起きる時間だと判断した。
顔を前足でペシペシやっている。
「うーん、ろぼ~」
顔を舐める。
「にゃー、やめて~」
ネコキックをする。
「お前ぇ、あたしがおとなしくしてりゃぁ! あ、石神先生」
「おはよう、よく眠れたか?」
「おはようございます。って! また起こしてくれなかったんですね!」
「お前が寝てたんだろう!」
「もう!」
ちょっと怒りながら、六花は顔を洗いに行った。
多分そのまま自分の部屋に行って化粧をするはずだ。
俺はロボとベッドで戯れて待った。
六花と食堂に行く。
ティーグフに乗りたがるので、呼んでやる。
研究所内のあちこちにあるセンサーが、俺の「ティーグフ」という声に応答してやってくる。
「おはようございます」
蓮花が食堂で俺たちを迎えた。
俺たちが顔を洗っているのを知って、用意するのだ。
俺たちは蓮花の作ってくれた食事を食べた。
「蓮花、世話になったな」
「とんでもございません。わたくしの方こそ。特に六花様には、デュール・ゲリエに協力していただいて」
「ヴィビヴェ」
六花が口に詰め込みながら「とんでもありません。自分の方こそ毎回こんなに美味しい食事を蓮花さんに作ってもらって、ありがとうございました」と言った。
ちゃんと蓮花にも伝わっているだろう。
俺と六花は荷物をまとめた。
ミユキたちが来て、俺たちの荷物を持った。
「石神様、またのお越しをお待ちしております」
「ああ、また来る。ミユキたちも無理はするなよ」
「「「はい!」」」
俺たちは出発した。
ロボは、後ろのシートに毛布を敷いてやると、その上で寝た。
六花がニコニコしている。
「石神先生! 楽しみですね!」
「そうですね!」
六花が窓を開けて箱乗りをする。
「ロボが寒がるだろう!」
六花はそのままルーフに上がった。
後ろからパトカーが来た。
「六花降りろ! パトだぁ!」
六花は素早く窓から潜り込んだ。
パトカーに止められた。
「今、屋根に人が乗ってましたよね?」
「いいえ!」
「ダメですよ、見てました」
「これから、こいつの姉の墓参りに行くんです」
「はい?」
「俺の恋人だったんです」
「何を?」
「きっと、嬉しくてついてきたんでしょう」
「あんた、何言ってんの?」
誤魔化しきれなかった。
六花がニコニコ笑って警官を見た。
「まあいいですよ。でも、危険運転はしないで下さいね」
「「はい!」」
見逃してもらい、俺たちは走り出した。
六花の頭を引っぱたいた。
「てめぇ! 年末の忙しい時だから見逃してもらえたけどなぁ!」
「すいません」
六花が俺の股間を撫で始めた。
「お詫びをします」
「やめろ!」
六花が下を脱いだ。
「どうぞ」
「脱ぐな!」
六花が俺を濡れた瞳で見た。
美しい。
「そういえば、カーセックスはしたことないですね?」
「なかったなぁ!」
タケの所へ行くのが、少し遅れた。
「石神さん! 総長!」
タケが車に寄って来た。
80人程の「紅六花」が集まっている。
俺と六花は車を降りて手を振った。
『ウォォォーーーッス』
全員が怒号を放った。
車の中で、ロボの尾がパチパチ鳴った。
やめろと言った。
タケのビルは結構大きなものだった。
壁面にガラスを多用したモノコック構造の洒落たビルだ。
何人かで俺たちの荷物を運んでくれる。
車の鍵を預け、駐車場に入れてもらう。
俺はロボを抱いて、ビルの中に入った。
俺たちは二階の食堂へ上がり、荷物を持った連中は、どうやら最上階に行くようだ。
窓際のテーブルに案内された。
すぐにコーヒーが出る。
「タケ、二日間世話になるな」
「はい! みんなでお待ちしてました」
「タケ、元気そうだな」
「はい! 総長も!」
よしこと何人かが来て、俺たちのテーブルに座る。
知らない二人はヒロミとミカと紹介された。
「ヒロミって、喫茶店か何かの?」
「よく御存知で!」
前にここに来て、俺がコーヒーが飲みたいと言うと、六花が名前を出していた。
「まあ、喫茶店じゃなくカフェバーなんですけどね」
「そうなのか」
「ミカの旦那は土建屋です」
「そうか、じゃあこのビルも?」
「はい! 副総長のために気合入れさせていただきました!」
俺は笑った。
いい連中だ。
一人が俺にハマーのキーを返しに来た。
「あの、車のゴミは捨てさせていただきました!」
「!」
「ありがとう、キョウ」
「い、いいえです!」
俺たちの大量のティッシュがあったはずだ。
「悪かったな」
「い、いいえ!」
キョウは少し顔を赤らめて戻った。
チャーハンが来た。
俺には「虎チャーハン」、六花には「リッカチャンハン」だ。
餃子とスープがついている。
美味かった。
「タケ、メニューを見せてくれよ」
「はい、何か召し上がりたいものが?」
「そうじゃないんだけど」
メニューが来た。
六花が指さした。
《虎と総長は無料》
俺と六花は笑った。
タケたちがニコニコして見ている。
「タケ、美味かった。折角だからホイコーローももらえるか?」
「はい、すぐに!」
タケが内線で注文した。
「死ぬ気で急いで美味いのを作れ!」
また俺たちは笑った。
ホイコーローを六花と二人で食べ、コーヒーを飲んだ。
「石神さん、如何でした?」
「ああ、美味かったよ」
「石神さんのお陰です」
「いや、いいよ」
「あの、何か改善点とかないでしょうか」
「そうだなぁ。あの唐揚げは、ちょっと辛い方がいいと思うぞ?」
「はい!」
「唐揚げ粉に、少し唐辛子を混ぜろよ。チャーハンは途中で飽きるからな。辛い方が口の中が変わっていいと思う」
「なるほど!」
「それとリッカチャンハンな。ナルトはどうもなぁ。味付き卵とかにできないか?」
「す、すぐに!」
「ヒマだから、あとでやって見せようか?」
「ぜ、是非!」
俺たちは8階に案内された。
タケがエレベーターキーでロックを外す。
広い。
バカなのかと思った。
まあ、バカなのだ、あいつらは。
俺たちのために、大金を出して建てたビルのワンフロアを提供しようなんて。
どこの誰がそんなことを考えるか。
世界最高のバカたちだ。
最高の連中だ。
寝室に特注の5メートル四方のベッド。
ロボがいて、俺が頼んだササミの素焼きを食べていた。
レストランなので、ロボを入れないようにした。
浴室は、10人も入れそうな大きさの湯船だった。
当然、洗い場も広い。
既に湯が張ってある。
循環システムで、俺たちがいる間は24時間使えるそうだ。
俺たち以外の寝室が8部屋。
40畳のリヴィングまであった。
ヤマハの大きなスピーカーがあり、100インチのテレビもある。
「石神さんのお宅の地下を真似ようと思ったんですけど。とてもあんなに高い機械は」
「無理させてしまったな」
「いいえ!」
広いテラスもあった。
俺たちの主寝室には、ワードローブ、ビデ付きのシャワートイレ、簡易的なシャワーも付いている。
「お疲れでしょう。少しおやすみ下さい」
そう言って、タケは去って行った。
俺たちは少し寝た。
ロボが毛づくろいを終えて、ベッドに上がって来た。
どの場所が心地いいか匂いを嗅ぎながら探す。
俺と六花の間で寝た。
ロボの身体を撫でると、ゴロゴロと喉を鳴らした。
六花がロボに起こされていた。
俺が起きて顔を洗って来たので、ロボがもう起きる時間だと判断した。
顔を前足でペシペシやっている。
「うーん、ろぼ~」
顔を舐める。
「にゃー、やめて~」
ネコキックをする。
「お前ぇ、あたしがおとなしくしてりゃぁ! あ、石神先生」
「おはよう、よく眠れたか?」
「おはようございます。って! また起こしてくれなかったんですね!」
「お前が寝てたんだろう!」
「もう!」
ちょっと怒りながら、六花は顔を洗いに行った。
多分そのまま自分の部屋に行って化粧をするはずだ。
俺はロボとベッドで戯れて待った。
六花と食堂に行く。
ティーグフに乗りたがるので、呼んでやる。
研究所内のあちこちにあるセンサーが、俺の「ティーグフ」という声に応答してやってくる。
「おはようございます」
蓮花が食堂で俺たちを迎えた。
俺たちが顔を洗っているのを知って、用意するのだ。
俺たちは蓮花の作ってくれた食事を食べた。
「蓮花、世話になったな」
「とんでもございません。わたくしの方こそ。特に六花様には、デュール・ゲリエに協力していただいて」
「ヴィビヴェ」
六花が口に詰め込みながら「とんでもありません。自分の方こそ毎回こんなに美味しい食事を蓮花さんに作ってもらって、ありがとうございました」と言った。
ちゃんと蓮花にも伝わっているだろう。
俺と六花は荷物をまとめた。
ミユキたちが来て、俺たちの荷物を持った。
「石神様、またのお越しをお待ちしております」
「ああ、また来る。ミユキたちも無理はするなよ」
「「「はい!」」」
俺たちは出発した。
ロボは、後ろのシートに毛布を敷いてやると、その上で寝た。
六花がニコニコしている。
「石神先生! 楽しみですね!」
「そうですね!」
六花が窓を開けて箱乗りをする。
「ロボが寒がるだろう!」
六花はそのままルーフに上がった。
後ろからパトカーが来た。
「六花降りろ! パトだぁ!」
六花は素早く窓から潜り込んだ。
パトカーに止められた。
「今、屋根に人が乗ってましたよね?」
「いいえ!」
「ダメですよ、見てました」
「これから、こいつの姉の墓参りに行くんです」
「はい?」
「俺の恋人だったんです」
「何を?」
「きっと、嬉しくてついてきたんでしょう」
「あんた、何言ってんの?」
誤魔化しきれなかった。
六花がニコニコ笑って警官を見た。
「まあいいですよ。でも、危険運転はしないで下さいね」
「「はい!」」
見逃してもらい、俺たちは走り出した。
六花の頭を引っぱたいた。
「てめぇ! 年末の忙しい時だから見逃してもらえたけどなぁ!」
「すいません」
六花が俺の股間を撫で始めた。
「お詫びをします」
「やめろ!」
六花が下を脱いだ。
「どうぞ」
「脱ぐな!」
六花が俺を濡れた瞳で見た。
美しい。
「そういえば、カーセックスはしたことないですね?」
「なかったなぁ!」
タケの所へ行くのが、少し遅れた。
「石神さん! 総長!」
タケが車に寄って来た。
80人程の「紅六花」が集まっている。
俺と六花は車を降りて手を振った。
『ウォォォーーーッス』
全員が怒号を放った。
車の中で、ロボの尾がパチパチ鳴った。
やめろと言った。
タケのビルは結構大きなものだった。
壁面にガラスを多用したモノコック構造の洒落たビルだ。
何人かで俺たちの荷物を運んでくれる。
車の鍵を預け、駐車場に入れてもらう。
俺はロボを抱いて、ビルの中に入った。
俺たちは二階の食堂へ上がり、荷物を持った連中は、どうやら最上階に行くようだ。
窓際のテーブルに案内された。
すぐにコーヒーが出る。
「タケ、二日間世話になるな」
「はい! みんなでお待ちしてました」
「タケ、元気そうだな」
「はい! 総長も!」
よしこと何人かが来て、俺たちのテーブルに座る。
知らない二人はヒロミとミカと紹介された。
「ヒロミって、喫茶店か何かの?」
「よく御存知で!」
前にここに来て、俺がコーヒーが飲みたいと言うと、六花が名前を出していた。
「まあ、喫茶店じゃなくカフェバーなんですけどね」
「そうなのか」
「ミカの旦那は土建屋です」
「そうか、じゃあこのビルも?」
「はい! 副総長のために気合入れさせていただきました!」
俺は笑った。
いい連中だ。
一人が俺にハマーのキーを返しに来た。
「あの、車のゴミは捨てさせていただきました!」
「!」
「ありがとう、キョウ」
「い、いいえです!」
俺たちの大量のティッシュがあったはずだ。
「悪かったな」
「い、いいえ!」
キョウは少し顔を赤らめて戻った。
チャーハンが来た。
俺には「虎チャーハン」、六花には「リッカチャンハン」だ。
餃子とスープがついている。
美味かった。
「タケ、メニューを見せてくれよ」
「はい、何か召し上がりたいものが?」
「そうじゃないんだけど」
メニューが来た。
六花が指さした。
《虎と総長は無料》
俺と六花は笑った。
タケたちがニコニコして見ている。
「タケ、美味かった。折角だからホイコーローももらえるか?」
「はい、すぐに!」
タケが内線で注文した。
「死ぬ気で急いで美味いのを作れ!」
また俺たちは笑った。
ホイコーローを六花と二人で食べ、コーヒーを飲んだ。
「石神さん、如何でした?」
「ああ、美味かったよ」
「石神さんのお陰です」
「いや、いいよ」
「あの、何か改善点とかないでしょうか」
「そうだなぁ。あの唐揚げは、ちょっと辛い方がいいと思うぞ?」
「はい!」
「唐揚げ粉に、少し唐辛子を混ぜろよ。チャーハンは途中で飽きるからな。辛い方が口の中が変わっていいと思う」
「なるほど!」
「それとリッカチャンハンな。ナルトはどうもなぁ。味付き卵とかにできないか?」
「す、すぐに!」
「ヒマだから、あとでやって見せようか?」
「ぜ、是非!」
俺たちは8階に案内された。
タケがエレベーターキーでロックを外す。
広い。
バカなのかと思った。
まあ、バカなのだ、あいつらは。
俺たちのために、大金を出して建てたビルのワンフロアを提供しようなんて。
どこの誰がそんなことを考えるか。
世界最高のバカたちだ。
最高の連中だ。
寝室に特注の5メートル四方のベッド。
ロボがいて、俺が頼んだササミの素焼きを食べていた。
レストランなので、ロボを入れないようにした。
浴室は、10人も入れそうな大きさの湯船だった。
当然、洗い場も広い。
既に湯が張ってある。
循環システムで、俺たちがいる間は24時間使えるそうだ。
俺たち以外の寝室が8部屋。
40畳のリヴィングまであった。
ヤマハの大きなスピーカーがあり、100インチのテレビもある。
「石神さんのお宅の地下を真似ようと思ったんですけど。とてもあんなに高い機械は」
「無理させてしまったな」
「いいえ!」
広いテラスもあった。
俺たちの主寝室には、ワードローブ、ビデ付きのシャワートイレ、簡易的なシャワーも付いている。
「お疲れでしょう。少しおやすみ下さい」
そう言って、タケは去って行った。
俺たちは少し寝た。
ロボが毛づくろいを終えて、ベッドに上がって来た。
どの場所が心地いいか匂いを嗅ぎながら探す。
俺と六花の間で寝た。
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