588 / 2,808
六花、風邪。
しおりを挟む
木曜日。
六花が風邪をひいた。
朝から体調が悪いと俺に報告し、響子に近づかないようにした。
「石神先生、申し訳ありません」
「いいよ。誰だって風邪くらいひくさ」
どうも、食堂でうつされたらしい。
隣に座った仲のいいナースが風邪だったようだ。
「今後は気を付けろよ。お前は特別な患者を担当してるんだからな」
「はい」
「今日はもう帰れ。俺が手配しておく」
「申し訳ありません」
「食欲はあるか?」
「それが何も食べたくなくて」
熱は38度程度だ。
普段病気をしない人間は、結構熱に弱い。
「無理に喰わなくてもいい。消化で体力を落とすからな。風呂にゆっくり浸かって寝てろ。俺が何か持って行ってやろう」
「ほんとですか!」
「ああ、何か食べたいものはあるか?」
「ぷ、プリンをお願いします!」
「子どもかよ!」
俺は笑って作ってやると約束した。
「食べなくてもいいけど、水分は心がけて摂れよな」
「はい」
六花は帰った。
フラついていた。
大分辛そうだ。
俺は響子の部屋へ行った。
「響子」
「六花は大丈夫?」
「ああ。ちょっと寝れば治るだろうよ」
「そう」
響子は心配そうだ。
普段明るい六花が体調を崩すのは、見ていて辛いのだろう。
「俺が後で見舞いに行くよ」
「うん、お願いね」
「ほら、響子の「いたいのいたいの」って。あれをやってくれ。届けるぞ」
「タカトラ。ああいうのは迷信よ」
響子は俺をバカにしたような目で見る。
「お前! 成長したな!」
「ウフフ。私も毛が生えるようになったからね!」
「でも、ケポリン抜けちゃったじゃん」
「ケポリーン!」
響子が悲しそうに叫び、俺は笑った。
「また生えて来てくれるもん!」
「そうか」
俺は響子を膝の上に乗せた。
「でもな、本当にお前のおまじないは痛くなくなるんだぞ?」
「ほんとに!」
「ああ。嘘みたいだけどな。お前にはどうやらそういう力があるらしい」
「やったぁー!」
「だから六花に届けさせてくれ」
「うん!」
響子はおまじないを唱えた。
まあ、やっぱり子どもだ。
後でまた来ると言い、俺は仕事に戻った。
夕方。
仕事を上がり、六花のマンションへ行く。
合鍵をもらっているので、連絡しないまま部屋に入った。
電話で起こしたくはない。
ちょっと心配したが、恐ろしいことは別にやっておらず、大人しくベッドで寝ていた。
俺は非接触型の体温計で熱を測る。
37.2度だった。
大分良くなっている。
ベッドの脇に座り、しばらく、六花の美しい寝顔を眺めた。
化粧を落としても、六花は燦然と輝いている。
俺は額の髪を上げてやる。
六花が目を覚ました。
慌てて枕元のマスクを付ける。
「気分はどうだ?」
「石神先生。はい、大分良くなりました」
「風呂に入ったか?」
「はい。おっしゃる通りに」
昔は高熱の時には入浴しない方がいいとも言われた。
しかしそれは間違いで、免疫機構は身体を温めることで活性化する。
元々、熱を出すのはそういう仕組みを助ける身体のシステムなのだ。
「お風呂を上がってすぐに寝ました」
「そうか」
俺がプリンを食べるかと聞くと、嬉しそうに笑って食べると言った。
「あ、でもマスクを外さないと」
「俺は大丈夫だよ」
笑って気にするなと言った。
六花の身体を持ち上げ、上半身を立たせる。
二つの枕を腰に宛がう。
一つは俺用だ。
プリンとスプーンを渡してやる。
「まだ4つあるからな。冷蔵庫にしまうから、好きに食べてくれ」
「ありがとうございます」
六花はプリンを一口食べ、幸せそうな顔をした。
「美味しいです!」
「そうか」
ゆっくり食べろと言った。
「私、滅多に病気はしないんですが」
「そうだな」
「前に中学を卒業して運送会社で働いていて」
「そうだったな」
「クリスマス前にたくさんの荷物の配達をしてたんです」
六花は俺に話してくれた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「じゃあ、六花ちゃん。今日は雪だけど大丈夫かい?」
運送会社の社長がそう言った。
「はい! 必ず全部お届けしますから!」
「じゃあ頼むよ」
六花は2トントラックのチェーンを確認し、出発した。
結構道は積もり始めている。
幹線道路はいいが、横道に入ると時折タイヤが滑った。
安全運転でスピードを落としながら進んだ。
対向車が来た。
トラックを止め、道を譲った。
しかし、対向車が横滑りし、六花のトラックにぶつかった。
スピードは出していないので、怪我は無かったが、トラックが用水路にタイヤを落とした。
配線が切れたか、エンジンも止まった。
対向車の運転手が出て来て、平謝りするのを六花は大丈夫だと答えた。
まだ荷物は多くある。
応援は頼めない。
みんなクリスマス前の大量の荷物をそれぞれ配送している。
六花はジャンバーを着て、荷物を自分の足で運び始めた。
雪が強くなっていった。
「総長!」
声を掛けられた。
「紅六花」の一員だった。
「おう!」
「どうしたんですか、総長!」
「ああ、トラックが事故ってな。残った荷物を運んでるんだ」
「そんな! 大雪ですよ!」
「しょうがない。この荷物を待ってる方々がいるんだ」
「自分も手伝います!」
「いいよ。お前も忙しいんだろう?」
「そんなもの! 総長のことがいっとう大事です」
彼女は電話で仲間に連絡した。
「おい、よせって!」
「総長こそ止めないで下さい! 総長はあたしらが困ってたらどうすんですか!」
「そ、それは」
「みんな来ますよ! すぐに来ますって! なんたって総長がお困りだ!」
本当に大勢の仲間が集まった。
60人は来た。
すぐに来てくれた。
「総長! 荷物の指示を下さい!」
タケが叫んだ。
「俺たちはトラックを引き上げます!」
よしこが笑顔で言った。
六花は涙を抑えながら、タケに荷物の行き先を頼んでいった。
数十人の女たちが荷物を抱えて、走って行った。
もう、車は使えないほど雪が積もっていた。
六花も泣きながら荷物を運んだ。
どの家も、こんな雪の中をと感謝してくれた。
何とか夜までにすべての荷物が届いた。
みんなに礼を言い、六花は歩いて会社に戻った。
「六花ちゃん! 心配してたんだ!」
社長と奥さんが遅いのに待っていてくれた。
「この雪でみんな立ち往生だ。荷物は明日以降に配るように指示している」
「そうだったんですか」
「六花ちゃんのトラックは?」
六花は事故のことを話し、申し訳ないと謝った。
「そりゃ相手のせいなんだろう? トラックは鍵さえかかってればいいよ。後からみんなで荷物を回収しよう」
「ああ、社長。荷物は全部届けられました」
「何!」
「仲間が手伝ってくれて。もうトラックは空です」
「六花ちゃん! みんなトラックは置いて帰ってるんだよ?」
「でも、クリスマスでみんな楽しみにしてるだろうと思って」
「バカ! まったく六花ちゃんは」
凍えそうに寒かった。
しかし、心だけは温かかった。
その晩、アパートで高熱を出した。
タケが様子を見に来て、六花が倒れているのを発見した。
病院へ運び、肺炎を起こしかけていたことが分かった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「あの時は、本当にタケたちに助けてもらって」
「お前はバカだろう?」
「はい!」
六花は明るく笑った。
最高の笑顔だった。
「三日間入院しました。あれがただ一度の入院です」
「そうかよ」
「タケたちが毎日来てくれて」
「ああ」
「社長や仕事の先輩たちも来てくれて」
「そうか」
「申し訳ないんですけど、嬉しかったなー」
「そうだな」
俺がプリンをもう一個喰うかと聞いたら、笑顔で頷いた。
「うつると困るからみんなは来させられないけどな」
「はい!」
「俺は毎日来てやるよ」
「ほんとですか!」
「明日は何か食べたいものはあるか?」
「オチンチンが」
「お前! もう元気だな!」
「はい!」
俺は笑ってキッチンで粥を作った。
梅干しと焼き鮭を小皿に乗せ、冷蔵庫に仕舞った。
「粥を作ったからな。目が覚めて食べたければ温めろ」
「すいません」
俺はオチンチンを出して振って見せて、食べたければ早く良くなれと言った。
六花が手を合わせて拝んだ。
六花が風邪をひいた。
朝から体調が悪いと俺に報告し、響子に近づかないようにした。
「石神先生、申し訳ありません」
「いいよ。誰だって風邪くらいひくさ」
どうも、食堂でうつされたらしい。
隣に座った仲のいいナースが風邪だったようだ。
「今後は気を付けろよ。お前は特別な患者を担当してるんだからな」
「はい」
「今日はもう帰れ。俺が手配しておく」
「申し訳ありません」
「食欲はあるか?」
「それが何も食べたくなくて」
熱は38度程度だ。
普段病気をしない人間は、結構熱に弱い。
「無理に喰わなくてもいい。消化で体力を落とすからな。風呂にゆっくり浸かって寝てろ。俺が何か持って行ってやろう」
「ほんとですか!」
「ああ、何か食べたいものはあるか?」
「ぷ、プリンをお願いします!」
「子どもかよ!」
俺は笑って作ってやると約束した。
「食べなくてもいいけど、水分は心がけて摂れよな」
「はい」
六花は帰った。
フラついていた。
大分辛そうだ。
俺は響子の部屋へ行った。
「響子」
「六花は大丈夫?」
「ああ。ちょっと寝れば治るだろうよ」
「そう」
響子は心配そうだ。
普段明るい六花が体調を崩すのは、見ていて辛いのだろう。
「俺が後で見舞いに行くよ」
「うん、お願いね」
「ほら、響子の「いたいのいたいの」って。あれをやってくれ。届けるぞ」
「タカトラ。ああいうのは迷信よ」
響子は俺をバカにしたような目で見る。
「お前! 成長したな!」
「ウフフ。私も毛が生えるようになったからね!」
「でも、ケポリン抜けちゃったじゃん」
「ケポリーン!」
響子が悲しそうに叫び、俺は笑った。
「また生えて来てくれるもん!」
「そうか」
俺は響子を膝の上に乗せた。
「でもな、本当にお前のおまじないは痛くなくなるんだぞ?」
「ほんとに!」
「ああ。嘘みたいだけどな。お前にはどうやらそういう力があるらしい」
「やったぁー!」
「だから六花に届けさせてくれ」
「うん!」
響子はおまじないを唱えた。
まあ、やっぱり子どもだ。
後でまた来ると言い、俺は仕事に戻った。
夕方。
仕事を上がり、六花のマンションへ行く。
合鍵をもらっているので、連絡しないまま部屋に入った。
電話で起こしたくはない。
ちょっと心配したが、恐ろしいことは別にやっておらず、大人しくベッドで寝ていた。
俺は非接触型の体温計で熱を測る。
37.2度だった。
大分良くなっている。
ベッドの脇に座り、しばらく、六花の美しい寝顔を眺めた。
化粧を落としても、六花は燦然と輝いている。
俺は額の髪を上げてやる。
六花が目を覚ました。
慌てて枕元のマスクを付ける。
「気分はどうだ?」
「石神先生。はい、大分良くなりました」
「風呂に入ったか?」
「はい。おっしゃる通りに」
昔は高熱の時には入浴しない方がいいとも言われた。
しかしそれは間違いで、免疫機構は身体を温めることで活性化する。
元々、熱を出すのはそういう仕組みを助ける身体のシステムなのだ。
「お風呂を上がってすぐに寝ました」
「そうか」
俺がプリンを食べるかと聞くと、嬉しそうに笑って食べると言った。
「あ、でもマスクを外さないと」
「俺は大丈夫だよ」
笑って気にするなと言った。
六花の身体を持ち上げ、上半身を立たせる。
二つの枕を腰に宛がう。
一つは俺用だ。
プリンとスプーンを渡してやる。
「まだ4つあるからな。冷蔵庫にしまうから、好きに食べてくれ」
「ありがとうございます」
六花はプリンを一口食べ、幸せそうな顔をした。
「美味しいです!」
「そうか」
ゆっくり食べろと言った。
「私、滅多に病気はしないんですが」
「そうだな」
「前に中学を卒業して運送会社で働いていて」
「そうだったな」
「クリスマス前にたくさんの荷物の配達をしてたんです」
六花は俺に話してくれた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「じゃあ、六花ちゃん。今日は雪だけど大丈夫かい?」
運送会社の社長がそう言った。
「はい! 必ず全部お届けしますから!」
「じゃあ頼むよ」
六花は2トントラックのチェーンを確認し、出発した。
結構道は積もり始めている。
幹線道路はいいが、横道に入ると時折タイヤが滑った。
安全運転でスピードを落としながら進んだ。
対向車が来た。
トラックを止め、道を譲った。
しかし、対向車が横滑りし、六花のトラックにぶつかった。
スピードは出していないので、怪我は無かったが、トラックが用水路にタイヤを落とした。
配線が切れたか、エンジンも止まった。
対向車の運転手が出て来て、平謝りするのを六花は大丈夫だと答えた。
まだ荷物は多くある。
応援は頼めない。
みんなクリスマス前の大量の荷物をそれぞれ配送している。
六花はジャンバーを着て、荷物を自分の足で運び始めた。
雪が強くなっていった。
「総長!」
声を掛けられた。
「紅六花」の一員だった。
「おう!」
「どうしたんですか、総長!」
「ああ、トラックが事故ってな。残った荷物を運んでるんだ」
「そんな! 大雪ですよ!」
「しょうがない。この荷物を待ってる方々がいるんだ」
「自分も手伝います!」
「いいよ。お前も忙しいんだろう?」
「そんなもの! 総長のことがいっとう大事です」
彼女は電話で仲間に連絡した。
「おい、よせって!」
「総長こそ止めないで下さい! 総長はあたしらが困ってたらどうすんですか!」
「そ、それは」
「みんな来ますよ! すぐに来ますって! なんたって総長がお困りだ!」
本当に大勢の仲間が集まった。
60人は来た。
すぐに来てくれた。
「総長! 荷物の指示を下さい!」
タケが叫んだ。
「俺たちはトラックを引き上げます!」
よしこが笑顔で言った。
六花は涙を抑えながら、タケに荷物の行き先を頼んでいった。
数十人の女たちが荷物を抱えて、走って行った。
もう、車は使えないほど雪が積もっていた。
六花も泣きながら荷物を運んだ。
どの家も、こんな雪の中をと感謝してくれた。
何とか夜までにすべての荷物が届いた。
みんなに礼を言い、六花は歩いて会社に戻った。
「六花ちゃん! 心配してたんだ!」
社長と奥さんが遅いのに待っていてくれた。
「この雪でみんな立ち往生だ。荷物は明日以降に配るように指示している」
「そうだったんですか」
「六花ちゃんのトラックは?」
六花は事故のことを話し、申し訳ないと謝った。
「そりゃ相手のせいなんだろう? トラックは鍵さえかかってればいいよ。後からみんなで荷物を回収しよう」
「ああ、社長。荷物は全部届けられました」
「何!」
「仲間が手伝ってくれて。もうトラックは空です」
「六花ちゃん! みんなトラックは置いて帰ってるんだよ?」
「でも、クリスマスでみんな楽しみにしてるだろうと思って」
「バカ! まったく六花ちゃんは」
凍えそうに寒かった。
しかし、心だけは温かかった。
その晩、アパートで高熱を出した。
タケが様子を見に来て、六花が倒れているのを発見した。
病院へ運び、肺炎を起こしかけていたことが分かった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「あの時は、本当にタケたちに助けてもらって」
「お前はバカだろう?」
「はい!」
六花は明るく笑った。
最高の笑顔だった。
「三日間入院しました。あれがただ一度の入院です」
「そうかよ」
「タケたちが毎日来てくれて」
「ああ」
「社長や仕事の先輩たちも来てくれて」
「そうか」
「申し訳ないんですけど、嬉しかったなー」
「そうだな」
俺がプリンをもう一個喰うかと聞いたら、笑顔で頷いた。
「うつると困るからみんなは来させられないけどな」
「はい!」
「俺は毎日来てやるよ」
「ほんとですか!」
「明日は何か食べたいものはあるか?」
「オチンチンが」
「お前! もう元気だな!」
「はい!」
俺は笑ってキッチンで粥を作った。
梅干しと焼き鮭を小皿に乗せ、冷蔵庫に仕舞った。
「粥を作ったからな。目が覚めて食べたければ温めろ」
「すいません」
俺はオチンチンを出して振って見せて、食べたければ早く良くなれと言った。
六花が手を合わせて拝んだ。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる