503 / 2,806
再び、六花と風花 Ⅱ
しおりを挟む
金曜日。
俺は顕さんを連れて、オークラの「オーキッド」へ食事に出た。
「どうですか、久しぶりのシャバは?」
顕さんが笑った。
「いい気分だな。二度と戻りたくない」
「そうは行きませんけどね」
二人でフレンチのコースを食べる。
「響子の食事は、よくここを使うんですよ」
「そうだってな。贅沢なことなんだろうけど、俺自身が入院してよく分かるよ」
「食事って大事ですよね」
「ああ。入院生活の大きな楽しみだ。俺なんかは良くしてもらってるけど、石神くんのお陰なんだろ?」
「まあ、献立は口を入れてますけどね」
響子ほどではないが、顕さんの食事は特別メニューだ。
時折、吉兆などの料亭の弁当を入れるし、オークラからの届けもある。
昨日六花と食べた、「平五郎」の食事もある。
顕さんも、「平五郎」のカレーを美味いと言ってくれた。
「あとは会話だよな。石神くんがよく来てくれるし、響子ちゃんと話すのも楽しい」
「会社の方はあまり見えないですね」
「しょうがないよ。短い期間ならともかく、こんなに長期入院してるんだしな。でも、石神くんが仕事の環境を整えてくれたから、その打ち合わせがてらに、よく来てもらってるよ」
「奈津江も来てると思いますよ?」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないか!」
「まあ、俺の所の方が多いでしょうけど」
「こいつ!」
二人で笑った。
「でも、俺たちが帰ってから響子の部屋に行ってくれるじゃないですか。ありがとうございます」
「いや、あれはだから自分のためもあるんだ。響子ちゃんはカワイイよなぁ」
「ほんとに」
俺は「ケポリン」の話を顕さんにした。
大笑いされた。
「仲良しなんで、抜かないでくださいね」
「大丈夫だよ」
その二週間後に抜けることは、まだ俺たちは知らない。
食事を終え、歩いて帰った。
「御馳走になっちゃっていいのかな?」
「もちろんです。うちの子どもたちの食費に比べたら、安いものです」
「いや、俺が今度は出すから、また誘って欲しいな」
「もちろんです!」
今度は「平五郎」でご馳走になろうと思った。
風花は8時頃の新幹線で東京駅に着く。
塩野社長のご厚意で、風花はこの日、早めに上がらせてもらっている。
俺たちはその時間まで、響子の部屋で遊んでいた。
「明日は風花も連れてきますね」
「うん! 楽しみ」
響子がニコニコしている。
いつもより遅くまで俺たちがいるからだ。
それに風花にも会いたいらしい。
顕さんと同じで、響子も見舞客は少ない。
灯を消し、ライトで影絵遊びをする。
俺が六花に言って勉強させたのだ。
響子が、夜に一人で遊べるように。
7時半になり、俺たちは出て行った。
「じゃあ、また明日」
「うん、待ってるね!」
ハマーに乗り、東京駅に向かう。
「風花は食事は済ませて来るんだよな?」
「はい。新幹線でお弁当を食べると言っていました」
「明日は美味いものを用意するからな」
「お世話になります」
「じゃあ、喫茶店にでも寄るか」
「はい」
「ところで、お前は夕飯をどうすんだよ?」
言った途端に、グゥーと六花の腹が鳴った。
「なんだよ、腹減ってたのか」
「すいません」
俺は家で食べるつもりだったが、六花に何か喰わせなければならん。
「じゃあ、風花には悪いけど、俺たちだけで食べるか」
「はい」
時間通りに風花が着いた。
改札口で、六花が手を振る。
大きな荷物を持っていた。
二つのスーツケースのうち、一つを俺が持ってやる。
「すいません」
「いいよ。久しぶりだな。元気そうじゃないか」
「はい! 石神さんとお姉ちゃんによくしてもらってますから」
「あれ? 背が伸びたか?」
「はい。5センチも伸びました」
六花と同じくらいの身長になっていた。
大体175センチくらいだ。
やはり、ロシア人の血が入っている。
「じゃあ、服がもう入らないんじゃないか?」
「いいえ。全部直してもらってます。大事にしなきゃいけないものですから」
風花が笑って言った。
「おい、お前もなんか言え!」
「風花、お元気ですか」
俺は六花の頭にチョップを入れた。
風花が笑っている。
「悪いけどな、俺たちまだ食事をしてないんだ。お茶でも飲んでて一緒にいてくれよ」
風花の腹が、グゥーと鳴った。
「すみません。お弁当を買い忘れてしまいまして」
俺は笑って、じゃあ、三人で喰おうと言った。
近くの焼き肉屋に入った。
ジャンジャン肉を頼む。
「ああ、改めてな。梅田精肉店にはお世話になってるよ。本当に助かってる」
「お噂は聞いています。東京支店では有名ですよね、石神さん」
「アハハハハ!」
三人で肉を焼いていく。
風花は初めてのようで、六花が甲斐甲斐しく世話をしている。
まあ、そんなに難しいこともないのだが。
「美味しい」
風花が笑顔になる。
六花も満面の笑みだ。
風花が大人びて、六花とそっくりになった。
二人の笑顔が眩しい。
「風花、どんどん食べろよ」
「はい!」
風花のことを聞いていく。
今も肉の加工部門にいるそうだが、体力的にも慣れて来て、仕事も楽しいと言っていた。
家の方も問題無いようだ。
「休みの日は何してるんだ?」
「はい。本を読んだり映画を観たり。でもやっぱり疲れてて、家の中にこもってます」
「別にそれでいいんだよ。遊びに行きたいなんて奴らは、仕事を真剣にしてねぇのな」
「石神先生は、よく出かけられますよね」
俺は六花の頭にチョップを入れた。
風花が笑う。
「しょうがねぇだろう! 子どもたちやお前らの面倒をみてるんだぁ!」
「週のお休みがなくなりましたもんね」
「お、お前!」
「何のお話ですか?」
「な、なんでもねぇ」
六花が笑っている。
まあ、いいか。
「あ、ああ! うちに家族が増えたんだよ」
「え! おめでとうございます」
「ああ、いや。ネコなんだけどな」
「ネコ!」
俺はロボの話をした。
「死に掛けてたんだけどな。うちでいいものを喰わせてたら元気になったんだ」
「そうなんですか! 流石お医者様は違いますね」
「そういうものでもないんだけどなぁ」
「石神先生は最高のお医者様です」
「おい、六花。もっと肉を喰えよ」
「はい!」
風花が笑った。
「明日紹介するよ、カワイイ奴なんだ」
「はい、楽しみです」
食事を終え、俺たちは六花のマンションへ向かった。
地下の駐車場にハマーを入れる。
結構駐車スペースから飛び出しているが、すぐに帰るからいいだろう。
ゲスト用のスペースは一番奥なので、邪魔にもならない。
駐車場で、六花のニンジャを見せた。
風花が驚いている。
「明日、一緒に出掛けましょう」
「はい!」
部屋に上がった。
「おい、二人で風呂にでも入って来いよ」
コーヒーを用意している六花に声を掛けた。
リヴィングはちゃんと片付いている。
六花も、少しは常識が分かって来た。
六花は、風呂の用意に行く。
「おい、風花。ちょっと手伝ってくれ」
「はい?」
俺は風花を六花の寝室へ導いた。
ドアを開ける。
「……」
「……」
二人で硬直した。
増えたどこじゃねぇ。
俺の真っ裸のポスターが、ズラリと並んでいた。
オチンチンのアップもある。
「ここは地獄か……」
「……」
ダッシュで六花が駈け込んで来た。
壁の前で両手を拡げ、守ろうとする。
「どけ。「轟閃花」を使う」
「ダメです!」
「天国ですね」
風花が言った。
「「はい?」」
「石神さんに囲まれて、お姉ちゃんの幸せが伝わってきます」
「風花、お前大丈夫か?」
「はい?」
六花の妹ということか。
「では石神先生。いよいよしまいど、あ、まてぇ!」
「風花! 六花を押さえとけ!」
俺はダッシュで逃げた。
後ろで、風花の大きな笑い声が聞こえた。
俺は顕さんを連れて、オークラの「オーキッド」へ食事に出た。
「どうですか、久しぶりのシャバは?」
顕さんが笑った。
「いい気分だな。二度と戻りたくない」
「そうは行きませんけどね」
二人でフレンチのコースを食べる。
「響子の食事は、よくここを使うんですよ」
「そうだってな。贅沢なことなんだろうけど、俺自身が入院してよく分かるよ」
「食事って大事ですよね」
「ああ。入院生活の大きな楽しみだ。俺なんかは良くしてもらってるけど、石神くんのお陰なんだろ?」
「まあ、献立は口を入れてますけどね」
響子ほどではないが、顕さんの食事は特別メニューだ。
時折、吉兆などの料亭の弁当を入れるし、オークラからの届けもある。
昨日六花と食べた、「平五郎」の食事もある。
顕さんも、「平五郎」のカレーを美味いと言ってくれた。
「あとは会話だよな。石神くんがよく来てくれるし、響子ちゃんと話すのも楽しい」
「会社の方はあまり見えないですね」
「しょうがないよ。短い期間ならともかく、こんなに長期入院してるんだしな。でも、石神くんが仕事の環境を整えてくれたから、その打ち合わせがてらに、よく来てもらってるよ」
「奈津江も来てると思いますよ?」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないか!」
「まあ、俺の所の方が多いでしょうけど」
「こいつ!」
二人で笑った。
「でも、俺たちが帰ってから響子の部屋に行ってくれるじゃないですか。ありがとうございます」
「いや、あれはだから自分のためもあるんだ。響子ちゃんはカワイイよなぁ」
「ほんとに」
俺は「ケポリン」の話を顕さんにした。
大笑いされた。
「仲良しなんで、抜かないでくださいね」
「大丈夫だよ」
その二週間後に抜けることは、まだ俺たちは知らない。
食事を終え、歩いて帰った。
「御馳走になっちゃっていいのかな?」
「もちろんです。うちの子どもたちの食費に比べたら、安いものです」
「いや、俺が今度は出すから、また誘って欲しいな」
「もちろんです!」
今度は「平五郎」でご馳走になろうと思った。
風花は8時頃の新幹線で東京駅に着く。
塩野社長のご厚意で、風花はこの日、早めに上がらせてもらっている。
俺たちはその時間まで、響子の部屋で遊んでいた。
「明日は風花も連れてきますね」
「うん! 楽しみ」
響子がニコニコしている。
いつもより遅くまで俺たちがいるからだ。
それに風花にも会いたいらしい。
顕さんと同じで、響子も見舞客は少ない。
灯を消し、ライトで影絵遊びをする。
俺が六花に言って勉強させたのだ。
響子が、夜に一人で遊べるように。
7時半になり、俺たちは出て行った。
「じゃあ、また明日」
「うん、待ってるね!」
ハマーに乗り、東京駅に向かう。
「風花は食事は済ませて来るんだよな?」
「はい。新幹線でお弁当を食べると言っていました」
「明日は美味いものを用意するからな」
「お世話になります」
「じゃあ、喫茶店にでも寄るか」
「はい」
「ところで、お前は夕飯をどうすんだよ?」
言った途端に、グゥーと六花の腹が鳴った。
「なんだよ、腹減ってたのか」
「すいません」
俺は家で食べるつもりだったが、六花に何か喰わせなければならん。
「じゃあ、風花には悪いけど、俺たちだけで食べるか」
「はい」
時間通りに風花が着いた。
改札口で、六花が手を振る。
大きな荷物を持っていた。
二つのスーツケースのうち、一つを俺が持ってやる。
「すいません」
「いいよ。久しぶりだな。元気そうじゃないか」
「はい! 石神さんとお姉ちゃんによくしてもらってますから」
「あれ? 背が伸びたか?」
「はい。5センチも伸びました」
六花と同じくらいの身長になっていた。
大体175センチくらいだ。
やはり、ロシア人の血が入っている。
「じゃあ、服がもう入らないんじゃないか?」
「いいえ。全部直してもらってます。大事にしなきゃいけないものですから」
風花が笑って言った。
「おい、お前もなんか言え!」
「風花、お元気ですか」
俺は六花の頭にチョップを入れた。
風花が笑っている。
「悪いけどな、俺たちまだ食事をしてないんだ。お茶でも飲んでて一緒にいてくれよ」
風花の腹が、グゥーと鳴った。
「すみません。お弁当を買い忘れてしまいまして」
俺は笑って、じゃあ、三人で喰おうと言った。
近くの焼き肉屋に入った。
ジャンジャン肉を頼む。
「ああ、改めてな。梅田精肉店にはお世話になってるよ。本当に助かってる」
「お噂は聞いています。東京支店では有名ですよね、石神さん」
「アハハハハ!」
三人で肉を焼いていく。
風花は初めてのようで、六花が甲斐甲斐しく世話をしている。
まあ、そんなに難しいこともないのだが。
「美味しい」
風花が笑顔になる。
六花も満面の笑みだ。
風花が大人びて、六花とそっくりになった。
二人の笑顔が眩しい。
「風花、どんどん食べろよ」
「はい!」
風花のことを聞いていく。
今も肉の加工部門にいるそうだが、体力的にも慣れて来て、仕事も楽しいと言っていた。
家の方も問題無いようだ。
「休みの日は何してるんだ?」
「はい。本を読んだり映画を観たり。でもやっぱり疲れてて、家の中にこもってます」
「別にそれでいいんだよ。遊びに行きたいなんて奴らは、仕事を真剣にしてねぇのな」
「石神先生は、よく出かけられますよね」
俺は六花の頭にチョップを入れた。
風花が笑う。
「しょうがねぇだろう! 子どもたちやお前らの面倒をみてるんだぁ!」
「週のお休みがなくなりましたもんね」
「お、お前!」
「何のお話ですか?」
「な、なんでもねぇ」
六花が笑っている。
まあ、いいか。
「あ、ああ! うちに家族が増えたんだよ」
「え! おめでとうございます」
「ああ、いや。ネコなんだけどな」
「ネコ!」
俺はロボの話をした。
「死に掛けてたんだけどな。うちでいいものを喰わせてたら元気になったんだ」
「そうなんですか! 流石お医者様は違いますね」
「そういうものでもないんだけどなぁ」
「石神先生は最高のお医者様です」
「おい、六花。もっと肉を喰えよ」
「はい!」
風花が笑った。
「明日紹介するよ、カワイイ奴なんだ」
「はい、楽しみです」
食事を終え、俺たちは六花のマンションへ向かった。
地下の駐車場にハマーを入れる。
結構駐車スペースから飛び出しているが、すぐに帰るからいいだろう。
ゲスト用のスペースは一番奥なので、邪魔にもならない。
駐車場で、六花のニンジャを見せた。
風花が驚いている。
「明日、一緒に出掛けましょう」
「はい!」
部屋に上がった。
「おい、二人で風呂にでも入って来いよ」
コーヒーを用意している六花に声を掛けた。
リヴィングはちゃんと片付いている。
六花も、少しは常識が分かって来た。
六花は、風呂の用意に行く。
「おい、風花。ちょっと手伝ってくれ」
「はい?」
俺は風花を六花の寝室へ導いた。
ドアを開ける。
「……」
「……」
二人で硬直した。
増えたどこじゃねぇ。
俺の真っ裸のポスターが、ズラリと並んでいた。
オチンチンのアップもある。
「ここは地獄か……」
「……」
ダッシュで六花が駈け込んで来た。
壁の前で両手を拡げ、守ろうとする。
「どけ。「轟閃花」を使う」
「ダメです!」
「天国ですね」
風花が言った。
「「はい?」」
「石神さんに囲まれて、お姉ちゃんの幸せが伝わってきます」
「風花、お前大丈夫か?」
「はい?」
六花の妹ということか。
「では石神先生。いよいよしまいど、あ、まてぇ!」
「風花! 六花を押さえとけ!」
俺はダッシュで逃げた。
後ろで、風花の大きな笑い声が聞こえた。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
男友達を家に入れたら催眠術とおもちゃで責められ調教されちゃう話
mian
恋愛
気づいたら両手両足を固定されている。
クリトリスにはローター、膣には20センチ弱はある薄ピンクの鉤型が入っている。
友達だと思ってたのに、催眠術をかけられ体が敏感になって容赦なく何度もイかされる。気づけば彼なしではイけない体に作り変えられる。SM調教物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる