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クスクスと笑う声
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夕方に家に帰った。
亜紀ちゃんとロボが出迎えてくれる。
「遅かったですね! もう出掛けちゃダメですよ!」
「お袋かよ」
俺はロボを抱き上げて、顔を舐められながら言った。
双子は院長宅へ遊びに行っていた。
時々、そうやっておやつをご馳走になってくる。
俺がそうしてくれと頼んだ。
「もうすぐルーとハーも帰ってきますから、夕飯にしましょう」
「分かった」
俺は亜紀ちゃんが持って来たコーヒーを飲みながら、ソファでロボとじゃれていた。
玄関が開き、ロボが部屋を駆けて出ていく。
双子が帰ったのだ。
「「ロボー!」」
ロボがまた駆け上がって俺の所へ来る。
俺は頭を撫でてやった。
「「ただいまー!」」
「おう、お帰り」
「あ、タカさんだぁー!」
双子が俺の隣に座った。
「どうだった?」
「うん、喜んでたよ」
「やっぱり泣いちゃったけどね」
俺は二人に頼んで、院長のお兄さんの絵を描いてもらった。
額装したものを持たせたのだ。
「そうか。ありがとうな」
「「うん!」」
夕飯はシチューと鶏のローストだ。
皇紀は出掛けたので勉強している。
まあ、学校の勉強はもう大丈夫なので、勉強というか研究だが。
「亜紀ちゃんは何やってたんだ?」
「栞さんの家に遊びに行ってました」
二人は「花岡」の研究をしている。
大きな技の場合は俺が丹沢に連れていくが、そろそろそこでも間に合わなくなっている。
本気で外国の砂漠か何かに連れていかなければならないかもしれない。
夕飯をワイワイと食べ、そのままテーブルでゆったりと話した。
「そういえば、栞さんに千両さんのお話を聞きました」
「あいつかぁ」
「『人斬り子守唄』で、刀鍛冶から日本刀をもらうじゃないですか」
「ああ、あったな」
「あれって「虎王」の若打ちなんですって。とても大事にしてるって」
「なんだと!」
俺が大きな声を出したので、亜紀ちゃんが驚く。
俺は部屋に行き、貰った名刺を出して千両に連絡した。
「俺だ! あんたの刀って「虎王」なのか!」
「ああ、そうだ。よく知ってるな」
俺は自分もある経緯で「虎王」を一振り持っていることを話した。
「なんだと! 「虎王」は世間には出回っていないはずだが」
「ある家に保管されていた。それを俺が譲り受けたんだ」
千両が「虎王」のことを俺に話した。
「あれは平安の鍛冶の家系が打ったものだ。ある悲願を込めて究極の刀を打つためだけに研鑽していた。だから完成品は恐ろしく少ない。そのため、ほとんど世に知られていないのだ」
「あんたが持っているものは?」
「ある神社の揉め事を頼まれてな。その礼として譲り受けた」
「刀鍛冶からじゃないのか?」
千両が笑った。
「あれは映画の創作だ。俺に愛刀があるって知った奴が勝手にこさえた話だよ」
「その時に言われた。「虎王」は日本の国難を掬うための刀だと。若打ちだが、同じ使命を持っているからと言われた」
「そうか」
「完成した「虎王」はどこにあるかも知らないと言っていた。数振りだけだと言われたがな。まさか石神さんが持っていたとは」
俺はいずれ見せると言い、電話を切った。
そのまま御堂に電話し、今の内容を伝えた。
「箱書と同じ内容だね」
「そうだな。驚いた」
「ああ、井上さんから電話をもらったよ。随分と礼を言われた。石神がやったことだと言っておいたけどね」
「いや、ありがとう。お前にもいろいろと迷惑をかける」
「何を言っているんだ。僕たちのためにやってくれているんだろう」
「そうだ。またいろいろあるだろうけど、頼むな」
「井上さんのことといい、お前は本当に人のことばかりだな」
御堂が笑って言った。
「オロチの皮はどうする?」
「ああ、こちらで引き取るかもしれん。だけど念のため一部はお前の家に残すつもりだ」
「分かった。いつでも言ってくれ」
俺は電話を切った。
リヴィングで子どもたちがまだいた。
俺は電話の内容を子どもたちに伝えた。
「虎王」を見せた。
「これはスゴイね」
「うん」
双子が唸っている。
何か見えているらしい。
俺は聞かなかった。
ルーとハーも話さなかった。
御堂の家でも見せたはずだが、何か違うらしい。
子どもたちが風呂に入り、俺はリヴィングでロボと遊んでいた。
亜紀ちゃんが俺の下着とパジャマを持って来た。
「さあ、お風呂空きましたよ!」
「おい」
「早く入って、ちょっとだけ飲んでから寝ましょうね」
「もうお袋ですらねぇ」
俺は亜紀ちゃんに手を引かれ、一緒に風呂に入った。
「あー! タカさんと一緒だと目が回りそうです」
湯船で足を伸ばし、亜紀ちゃんが言った。
「悪いな」
亜紀ちゃんが俺の首に抱き着き、肩まで浸からないとと言う。
俺も亜紀ちゃんの頭に手を絡め、湯に沈めてやる。
「ぷっふぁー」
亜紀ちゃんが顔を拭いながら笑った。
「お前さん、こんな真似して命があると思うなよ?」
『人斬り子守唄』のセリフだ。
俺は声をあげて笑った。
「あの主人公よりも迫力ありましたね」
「そうだなぁ。大分年を取ってたけどな」
「でも凄かったですよ。『薔薇乙女』で突っ込んだ時も「無理かも」って思いましたもん」
亜紀ちゃんが千両の殺気に反応して襲い掛かった時だ。
俺の制止で踏み止まったが、亜紀ちゃんも通じないと思ったようだ。
「「虚震花」を斬ったらしいからな」
「それって、さっきの「虎王」でですかね」
「多分そうだろうなぁ」
俺たちは風呂を上がり、リヴィングでワイルドターキーを飲んだ。
車エビをワンパック出して、オリーブオイルとパセリ、オレガノと一緒に炒める。
ロボにも素揚げで一尾炒めた。
「来週は鷹と出掛けるからな」
「はい! シッポリしてきて下さいね」
「亜紀ちゃん、最近言うことがヘンだぞ」
「アハハハ!」
俺は蓮花がフレンチを作ったことを話した。
「てっきり「和」だけの女かと思ってから驚いた」
「トラアイでも見抜けなかったんですね」
「なんだ、そりゃ」
二人で笑った。
「ちょっと六花に似てるんだよな」
「どういう所がですか?」
「自分からは何も求めないんだけど、そのかわり貰うと本当に嬉しそうにするんだ」
「ああ!」
亜紀ちゃんが美味しそうにエビを口に入れ、ワイルドターキーで流し込む。
酒の飲み方をすっかり覚えやがった。
「あ、ああぁ!」
亜紀ちゃんが叫んだ。
「昼に六花さんから電話がありました!」
「早く言えよ」
俺はその場で六花に電話をした。
「いしがみせんせー!」
「悪かったな、遅い時間になってしまった」
「再来週、また来るんですぅー」
「誰が?」
「繁忙期も終わったからって、また来てくれるんですよー」
「だから誰が来るんだ!」
「風花ですぅー」
「なんだ。良かったな!」
「またお願いしますぅー」
「なんだよ」
「だから、また石神先生のお宅で」
「お前なぁ」
「だってぇー」
俺は笑った。
「分かったよ。俺に任せろ」
「ありがとうございます!」
「それとな」
「はい!」
「俺と電話してる時は「機械」は止めろぉ!」
電話の向こうで「ブーン」という音が聞こえていた。
「だって、もう私の「お時間」ですから」
「ばかやろー!」
俺は電話を切った。
亜紀ちゃんがクスクスと笑っている。
「風花さんがいらっしゃるんですね?」
「ああ、再来週だそうだ。またうちに一泊させるからな」
「分かりました!」
俺はすぐにメモを残す癖をつけろと言った。
亜紀ちゃんは謝って、そうすると言った。
俺はロボと一緒に部屋へ行った。
「まったく忙しない人生だな」
ロボは黙って聴いている。
「まあ、暇だと人間はロクなことをしねぇからな。俺みたいなのはもっと忙しくていいのかもな」
ロボの額を撫でると、ゴロゴロと喉を鳴らした。
「あー! 奈津江とのんびりしたいなぁー」
部屋の隅で、クスクスと笑う声がしたような気がした。
亜紀ちゃんとロボが出迎えてくれる。
「遅かったですね! もう出掛けちゃダメですよ!」
「お袋かよ」
俺はロボを抱き上げて、顔を舐められながら言った。
双子は院長宅へ遊びに行っていた。
時々、そうやっておやつをご馳走になってくる。
俺がそうしてくれと頼んだ。
「もうすぐルーとハーも帰ってきますから、夕飯にしましょう」
「分かった」
俺は亜紀ちゃんが持って来たコーヒーを飲みながら、ソファでロボとじゃれていた。
玄関が開き、ロボが部屋を駆けて出ていく。
双子が帰ったのだ。
「「ロボー!」」
ロボがまた駆け上がって俺の所へ来る。
俺は頭を撫でてやった。
「「ただいまー!」」
「おう、お帰り」
「あ、タカさんだぁー!」
双子が俺の隣に座った。
「どうだった?」
「うん、喜んでたよ」
「やっぱり泣いちゃったけどね」
俺は二人に頼んで、院長のお兄さんの絵を描いてもらった。
額装したものを持たせたのだ。
「そうか。ありがとうな」
「「うん!」」
夕飯はシチューと鶏のローストだ。
皇紀は出掛けたので勉強している。
まあ、学校の勉強はもう大丈夫なので、勉強というか研究だが。
「亜紀ちゃんは何やってたんだ?」
「栞さんの家に遊びに行ってました」
二人は「花岡」の研究をしている。
大きな技の場合は俺が丹沢に連れていくが、そろそろそこでも間に合わなくなっている。
本気で外国の砂漠か何かに連れていかなければならないかもしれない。
夕飯をワイワイと食べ、そのままテーブルでゆったりと話した。
「そういえば、栞さんに千両さんのお話を聞きました」
「あいつかぁ」
「『人斬り子守唄』で、刀鍛冶から日本刀をもらうじゃないですか」
「ああ、あったな」
「あれって「虎王」の若打ちなんですって。とても大事にしてるって」
「なんだと!」
俺が大きな声を出したので、亜紀ちゃんが驚く。
俺は部屋に行き、貰った名刺を出して千両に連絡した。
「俺だ! あんたの刀って「虎王」なのか!」
「ああ、そうだ。よく知ってるな」
俺は自分もある経緯で「虎王」を一振り持っていることを話した。
「なんだと! 「虎王」は世間には出回っていないはずだが」
「ある家に保管されていた。それを俺が譲り受けたんだ」
千両が「虎王」のことを俺に話した。
「あれは平安の鍛冶の家系が打ったものだ。ある悲願を込めて究極の刀を打つためだけに研鑽していた。だから完成品は恐ろしく少ない。そのため、ほとんど世に知られていないのだ」
「あんたが持っているものは?」
「ある神社の揉め事を頼まれてな。その礼として譲り受けた」
「刀鍛冶からじゃないのか?」
千両が笑った。
「あれは映画の創作だ。俺に愛刀があるって知った奴が勝手にこさえた話だよ」
「その時に言われた。「虎王」は日本の国難を掬うための刀だと。若打ちだが、同じ使命を持っているからと言われた」
「そうか」
「完成した「虎王」はどこにあるかも知らないと言っていた。数振りだけだと言われたがな。まさか石神さんが持っていたとは」
俺はいずれ見せると言い、電話を切った。
そのまま御堂に電話し、今の内容を伝えた。
「箱書と同じ内容だね」
「そうだな。驚いた」
「ああ、井上さんから電話をもらったよ。随分と礼を言われた。石神がやったことだと言っておいたけどね」
「いや、ありがとう。お前にもいろいろと迷惑をかける」
「何を言っているんだ。僕たちのためにやってくれているんだろう」
「そうだ。またいろいろあるだろうけど、頼むな」
「井上さんのことといい、お前は本当に人のことばかりだな」
御堂が笑って言った。
「オロチの皮はどうする?」
「ああ、こちらで引き取るかもしれん。だけど念のため一部はお前の家に残すつもりだ」
「分かった。いつでも言ってくれ」
俺は電話を切った。
リヴィングで子どもたちがまだいた。
俺は電話の内容を子どもたちに伝えた。
「虎王」を見せた。
「これはスゴイね」
「うん」
双子が唸っている。
何か見えているらしい。
俺は聞かなかった。
ルーとハーも話さなかった。
御堂の家でも見せたはずだが、何か違うらしい。
子どもたちが風呂に入り、俺はリヴィングでロボと遊んでいた。
亜紀ちゃんが俺の下着とパジャマを持って来た。
「さあ、お風呂空きましたよ!」
「おい」
「早く入って、ちょっとだけ飲んでから寝ましょうね」
「もうお袋ですらねぇ」
俺は亜紀ちゃんに手を引かれ、一緒に風呂に入った。
「あー! タカさんと一緒だと目が回りそうです」
湯船で足を伸ばし、亜紀ちゃんが言った。
「悪いな」
亜紀ちゃんが俺の首に抱き着き、肩まで浸からないとと言う。
俺も亜紀ちゃんの頭に手を絡め、湯に沈めてやる。
「ぷっふぁー」
亜紀ちゃんが顔を拭いながら笑った。
「お前さん、こんな真似して命があると思うなよ?」
『人斬り子守唄』のセリフだ。
俺は声をあげて笑った。
「あの主人公よりも迫力ありましたね」
「そうだなぁ。大分年を取ってたけどな」
「でも凄かったですよ。『薔薇乙女』で突っ込んだ時も「無理かも」って思いましたもん」
亜紀ちゃんが千両の殺気に反応して襲い掛かった時だ。
俺の制止で踏み止まったが、亜紀ちゃんも通じないと思ったようだ。
「「虚震花」を斬ったらしいからな」
「それって、さっきの「虎王」でですかね」
「多分そうだろうなぁ」
俺たちは風呂を上がり、リヴィングでワイルドターキーを飲んだ。
車エビをワンパック出して、オリーブオイルとパセリ、オレガノと一緒に炒める。
ロボにも素揚げで一尾炒めた。
「来週は鷹と出掛けるからな」
「はい! シッポリしてきて下さいね」
「亜紀ちゃん、最近言うことがヘンだぞ」
「アハハハ!」
俺は蓮花がフレンチを作ったことを話した。
「てっきり「和」だけの女かと思ってから驚いた」
「トラアイでも見抜けなかったんですね」
「なんだ、そりゃ」
二人で笑った。
「ちょっと六花に似てるんだよな」
「どういう所がですか?」
「自分からは何も求めないんだけど、そのかわり貰うと本当に嬉しそうにするんだ」
「ああ!」
亜紀ちゃんが美味しそうにエビを口に入れ、ワイルドターキーで流し込む。
酒の飲み方をすっかり覚えやがった。
「あ、ああぁ!」
亜紀ちゃんが叫んだ。
「昼に六花さんから電話がありました!」
「早く言えよ」
俺はその場で六花に電話をした。
「いしがみせんせー!」
「悪かったな、遅い時間になってしまった」
「再来週、また来るんですぅー」
「誰が?」
「繁忙期も終わったからって、また来てくれるんですよー」
「だから誰が来るんだ!」
「風花ですぅー」
「なんだ。良かったな!」
「またお願いしますぅー」
「なんだよ」
「だから、また石神先生のお宅で」
「お前なぁ」
「だってぇー」
俺は笑った。
「分かったよ。俺に任せろ」
「ありがとうございます!」
「それとな」
「はい!」
「俺と電話してる時は「機械」は止めろぉ!」
電話の向こうで「ブーン」という音が聞こえていた。
「だって、もう私の「お時間」ですから」
「ばかやろー!」
俺は電話を切った。
亜紀ちゃんがクスクスと笑っている。
「風花さんがいらっしゃるんですね?」
「ああ、再来週だそうだ。またうちに一泊させるからな」
「分かりました!」
俺はすぐにメモを残す癖をつけろと言った。
亜紀ちゃんは謝って、そうすると言った。
俺はロボと一緒に部屋へ行った。
「まったく忙しない人生だな」
ロボは黙って聴いている。
「まあ、暇だと人間はロクなことをしねぇからな。俺みたいなのはもっと忙しくていいのかもな」
ロボの額を撫でると、ゴロゴロと喉を鳴らした。
「あー! 奈津江とのんびりしたいなぁー」
部屋の隅で、クスクスと笑う声がしたような気がした。
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