458 / 2,808
オロチ、その見送り。
しおりを挟む
子どもたちが夕飯の準備を手伝う。
俺たちが家に帰るため、早目の夕飯にしてくれるつもりだ。
俺は御堂と柳の三人で座敷で話した。
響子は御堂に部屋を借りて、少し寝かせる。
六花が付き添う。
「石神さん! オロチは石神さんの言ってること分かってましたよね!」
「知らねぇよ。オロチに聞けよ」
「ヒィッ!」
「石神、お前とんでもないぞ」
御堂が言う。
「どうしてお前が呼びかけると出てくるんだよ」
「お前も呼べばいいじゃないか」
「無理だよ。何度も卵を置くときに話しかけてるって。でも一度も出てきたことはないぞ?」
「ああ、神は威厳が大事だからだろう?」
「お前なぁ」
また御堂が呆れて俺を見る。
俺たちはレジャーシートを敷いた上に重ねられているオロチの抜け殻を見た。
「これどうする?」
「どうするって石神、お前がもらったんだろう」
「そうは言ってもなぁ。お前の家で預かってもらうって言っちゃったし」
「そんなこと」
「柳、部屋に置いてくれよ」
「いやですよ!」
「困ったなぁ。ああ、ちょっともらうよ。調べてみたいしな」
「じゃあ、うちで大事に保管するよ。蔵でもいいだろ?」
「ああ、頼むわ」
「あのネズミとかって」
柳が言った。
「ああ、びっくりしたな。ああやって食べてたんだな」
「どうりで誰も見ないはずだ。軒下にいるだけでいいんだからな」
「でも、もっと大きくなったらあそこにいられないだろう?」
「そうだなぁ」
「一応、あんまりでかくはなるなと最初に頼んだけどな。何しろ相手はヘビだ。ニュアンスが伝わったかどうか」
「石神、コワイこと言うなよ」
「柳、お前の部屋で」
「だから嫌ですってぇ!」
俺は御堂を散歩に誘った。
しばらく歩き、誰もついて来ないことを確認した。
庭の隅にある東屋に座る。
結構暑かったが、東屋の日陰は結構涼しい。
「石神、オロチはお前の言うことが分かるんだな?」
「そのようだな」
「お前は最初から分かると思ってたんじゃないのか?」
「いや、俺は誰にでも話しかける人間だからなぁ」
「相手が人間じゃなくてもか」
「そうだ。だって、相手の心は見えないからな」
「お前らしいよ」
御堂は少し笑った。
「あの脱皮した抜け殻は、どうしてくれたんだと思う?」
「俺たちに必要だとオロチが思ったんだろう」
「どういうことだ?」
「今は確信ではないけど、恐らく「α」に準じた、もしかしたらそれ以上の何かがあるんじゃないかと考えている」
「それは、あの「花岡」を防ぐ以上ということか?」
「分からない。それは俺の方で実験してみるよ」
少し風が吹いた。
それだけで涼しさを感じる。
「石神、お前には感謝しかない」
「よせよ。それにオロチはお前の家の守り神だ。あいつが大きくなったのは、それが必要だと判断したんだろうよ」
超常的な力のきっかけは、俺が「α」の粉末を与えたせいかもしれない。
しかし、元々何かの力があってこそ、「御堂家の守り神」となったのだと思う。
俺はそういうことを御堂に話した。
「なるほど」
「それにな。そもそも俺が「α」の粉末をやったこと自体、オロチの導きじゃないかとも考えている」
「石神を操ったということか!」
御堂が驚いている。
俺を心配してくれてのことだ。
「いや、そうとばかりも言えん。単に「ちょっといいもん持ってんな。俺に分けてくれよ」って感じで顔を出したのかもな」
「お前、それって」
御堂が笑った。
「分からんけど、多分そんなことじゃないか? 俺に顔を出せば、俺がどう動くのか分かっていたんじゃないかと思うぞ」
「そうか。僕ももう少しオロチのことを調べてみるよ」
「ああ、お前の家なら記録もあるかもな」
陽が西へ傾いていた。
東屋に陽光が入りかけている。
「柳にも話した。この家を守るために少し騒々しくさせてもらうぞ」
「分かってる。親父にも少し話した」
「この後、俺からも話そう」
「そうしてくれると助かる。石神の言葉なら、親父も納得してくれるだろう」
西日が差し込んできた。
「その後で僕の部屋へ来てくれ。オロチのやったものの写真を撮ってある」
「分かった。見せてもらおう」
俺たちは母屋に戻り、俺は正巳さんの部屋へ伺った。
菊子さんに外してもらい、俺は正巳さんと二人で話した。
業のこと、蓮華のこと、「花岡」のこと、そしてそれらのことが俺に起因する詫びを。
正巳さんは黙って聴いてくれ、俺にすべて任せると言ってくれた。
「石神さんは息子の親友だ。だからうちへかかる火の粉は息子のせいだ」
「正巳さん」
「遠慮はいらない。あなたは我々を守ろうとしてくれているんだろ?」
「その通りです!」
「ならば、私の方からお願いする。どうかよろしく頼む」
俺は畳に額をつけて「必ず」と言った。
御堂の部屋へ行き、写真を見せてもらった。
溶けて半壊した軽トラの何枚かの写真。
熱線が通った痕の焼け焦げた灌木などの写真。
その射線を示した地図。
俺も、皇紀が考案した防衛システムの図面を見せた。
御堂が驚いた。
「石神、これは本当に実現するのか?」
多くが現実には実現していない技術だった。
レールガン、荷電粒子砲、レーザー、それに未知の兵器と防衛装置。
「ああ。基礎実験はもう終わっている。すべて有効なものだ」
逆に、既存の防衛兵器ではまずい。
普通の人間には分からないものでなければならない。
銃砲は使えないのだ。
「うちには皇紀の他に、悪魔みたいな天才が二人もいるからなぁ! アハハハ!」
御堂は笑わなかった。
「しかし、これらのものはどれも大電力を必要とするだろう?」
「ああ、だから基礎実験は、と言ったんだ。それらの問題も解決している。テスラコイルとヴァン・デ・グラフ装置で膨大なエネルギーを取得できる」
「なんだ、その機械は?」
俺は御堂に説明した。
「信じられない。お前は物凄いことをやってるんだな」
「別に、必要なだけだ。俺はやるべきことはすべてやる人間だからなぁ」
「お前は、そういう奴だったな」
御堂がそう言った。
陽の明るいうちに、夕飯をごちそうになった。
俺たちのために、またほうとう鍋を作ってくれた。
子どもたちもちゃんと、御堂家のみなさんを笑わせる大食いを見せた。
御堂家のみなさんがまた見送りに出てくれる。
「御馳走になってしまった。片付けもしないで申し訳ない」
「僕たちこそ、遅くまで引き留めてしまった。気を付けて帰ってくれ」
「石神さん、また伺いますから」
柳が俺に言った。
「ああ、じゃあ合格したらな」
「だからその前に行くって言ってるんです!」
俺は笑って柳を抱き寄せてやった。
柳が抵抗せずに俺に抱かれる。
顔を赤くしていた。
御堂と澪さんが笑っている。
俺は柳を離し、正巳さんに挨拶した。
「いろいろとご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします」
「分かってる。こちらこそ、どうかよろしく」
途中で六花と交代するつもりで、俺はハマーに乗った。
響子や子どもたちもそれぞれの車に乗り込み、俺たちは出発した。
「ダァァァァーーーーー!」
柳のでかい叫び声が聞こえた。
車を停めて振り返ると、オロチが全身を現わして出てきていた。
六花も前で車を停めた。
オロチが空に向かって何かを吐いた。
赤い火柱が迸っていた。
御堂家の全員が地面にへたり込む。
俺は大笑いした。
「オロチー! しっかり頼むぞぉー!」
叫んで手を振り、車を発進させた。
助手席で亜紀ちゃんがニコニコして、後ろを見ている。
「オロチ、うちにも遊びに来ませんかね」
「やめろ!」
「いい喰いライバルになりそうです」
「だからやめろって」
「それに、オロチが来たら、うちの食糧事情は改善しますよ?」
「ネズミを喰えってか?」
全員で大笑いした。
俺たちが家に帰るため、早目の夕飯にしてくれるつもりだ。
俺は御堂と柳の三人で座敷で話した。
響子は御堂に部屋を借りて、少し寝かせる。
六花が付き添う。
「石神さん! オロチは石神さんの言ってること分かってましたよね!」
「知らねぇよ。オロチに聞けよ」
「ヒィッ!」
「石神、お前とんでもないぞ」
御堂が言う。
「どうしてお前が呼びかけると出てくるんだよ」
「お前も呼べばいいじゃないか」
「無理だよ。何度も卵を置くときに話しかけてるって。でも一度も出てきたことはないぞ?」
「ああ、神は威厳が大事だからだろう?」
「お前なぁ」
また御堂が呆れて俺を見る。
俺たちはレジャーシートを敷いた上に重ねられているオロチの抜け殻を見た。
「これどうする?」
「どうするって石神、お前がもらったんだろう」
「そうは言ってもなぁ。お前の家で預かってもらうって言っちゃったし」
「そんなこと」
「柳、部屋に置いてくれよ」
「いやですよ!」
「困ったなぁ。ああ、ちょっともらうよ。調べてみたいしな」
「じゃあ、うちで大事に保管するよ。蔵でもいいだろ?」
「ああ、頼むわ」
「あのネズミとかって」
柳が言った。
「ああ、びっくりしたな。ああやって食べてたんだな」
「どうりで誰も見ないはずだ。軒下にいるだけでいいんだからな」
「でも、もっと大きくなったらあそこにいられないだろう?」
「そうだなぁ」
「一応、あんまりでかくはなるなと最初に頼んだけどな。何しろ相手はヘビだ。ニュアンスが伝わったかどうか」
「石神、コワイこと言うなよ」
「柳、お前の部屋で」
「だから嫌ですってぇ!」
俺は御堂を散歩に誘った。
しばらく歩き、誰もついて来ないことを確認した。
庭の隅にある東屋に座る。
結構暑かったが、東屋の日陰は結構涼しい。
「石神、オロチはお前の言うことが分かるんだな?」
「そのようだな」
「お前は最初から分かると思ってたんじゃないのか?」
「いや、俺は誰にでも話しかける人間だからなぁ」
「相手が人間じゃなくてもか」
「そうだ。だって、相手の心は見えないからな」
「お前らしいよ」
御堂は少し笑った。
「あの脱皮した抜け殻は、どうしてくれたんだと思う?」
「俺たちに必要だとオロチが思ったんだろう」
「どういうことだ?」
「今は確信ではないけど、恐らく「α」に準じた、もしかしたらそれ以上の何かがあるんじゃないかと考えている」
「それは、あの「花岡」を防ぐ以上ということか?」
「分からない。それは俺の方で実験してみるよ」
少し風が吹いた。
それだけで涼しさを感じる。
「石神、お前には感謝しかない」
「よせよ。それにオロチはお前の家の守り神だ。あいつが大きくなったのは、それが必要だと判断したんだろうよ」
超常的な力のきっかけは、俺が「α」の粉末を与えたせいかもしれない。
しかし、元々何かの力があってこそ、「御堂家の守り神」となったのだと思う。
俺はそういうことを御堂に話した。
「なるほど」
「それにな。そもそも俺が「α」の粉末をやったこと自体、オロチの導きじゃないかとも考えている」
「石神を操ったということか!」
御堂が驚いている。
俺を心配してくれてのことだ。
「いや、そうとばかりも言えん。単に「ちょっといいもん持ってんな。俺に分けてくれよ」って感じで顔を出したのかもな」
「お前、それって」
御堂が笑った。
「分からんけど、多分そんなことじゃないか? 俺に顔を出せば、俺がどう動くのか分かっていたんじゃないかと思うぞ」
「そうか。僕ももう少しオロチのことを調べてみるよ」
「ああ、お前の家なら記録もあるかもな」
陽が西へ傾いていた。
東屋に陽光が入りかけている。
「柳にも話した。この家を守るために少し騒々しくさせてもらうぞ」
「分かってる。親父にも少し話した」
「この後、俺からも話そう」
「そうしてくれると助かる。石神の言葉なら、親父も納得してくれるだろう」
西日が差し込んできた。
「その後で僕の部屋へ来てくれ。オロチのやったものの写真を撮ってある」
「分かった。見せてもらおう」
俺たちは母屋に戻り、俺は正巳さんの部屋へ伺った。
菊子さんに外してもらい、俺は正巳さんと二人で話した。
業のこと、蓮華のこと、「花岡」のこと、そしてそれらのことが俺に起因する詫びを。
正巳さんは黙って聴いてくれ、俺にすべて任せると言ってくれた。
「石神さんは息子の親友だ。だからうちへかかる火の粉は息子のせいだ」
「正巳さん」
「遠慮はいらない。あなたは我々を守ろうとしてくれているんだろ?」
「その通りです!」
「ならば、私の方からお願いする。どうかよろしく頼む」
俺は畳に額をつけて「必ず」と言った。
御堂の部屋へ行き、写真を見せてもらった。
溶けて半壊した軽トラの何枚かの写真。
熱線が通った痕の焼け焦げた灌木などの写真。
その射線を示した地図。
俺も、皇紀が考案した防衛システムの図面を見せた。
御堂が驚いた。
「石神、これは本当に実現するのか?」
多くが現実には実現していない技術だった。
レールガン、荷電粒子砲、レーザー、それに未知の兵器と防衛装置。
「ああ。基礎実験はもう終わっている。すべて有効なものだ」
逆に、既存の防衛兵器ではまずい。
普通の人間には分からないものでなければならない。
銃砲は使えないのだ。
「うちには皇紀の他に、悪魔みたいな天才が二人もいるからなぁ! アハハハ!」
御堂は笑わなかった。
「しかし、これらのものはどれも大電力を必要とするだろう?」
「ああ、だから基礎実験は、と言ったんだ。それらの問題も解決している。テスラコイルとヴァン・デ・グラフ装置で膨大なエネルギーを取得できる」
「なんだ、その機械は?」
俺は御堂に説明した。
「信じられない。お前は物凄いことをやってるんだな」
「別に、必要なだけだ。俺はやるべきことはすべてやる人間だからなぁ」
「お前は、そういう奴だったな」
御堂がそう言った。
陽の明るいうちに、夕飯をごちそうになった。
俺たちのために、またほうとう鍋を作ってくれた。
子どもたちもちゃんと、御堂家のみなさんを笑わせる大食いを見せた。
御堂家のみなさんがまた見送りに出てくれる。
「御馳走になってしまった。片付けもしないで申し訳ない」
「僕たちこそ、遅くまで引き留めてしまった。気を付けて帰ってくれ」
「石神さん、また伺いますから」
柳が俺に言った。
「ああ、じゃあ合格したらな」
「だからその前に行くって言ってるんです!」
俺は笑って柳を抱き寄せてやった。
柳が抵抗せずに俺に抱かれる。
顔を赤くしていた。
御堂と澪さんが笑っている。
俺は柳を離し、正巳さんに挨拶した。
「いろいろとご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします」
「分かってる。こちらこそ、どうかよろしく」
途中で六花と交代するつもりで、俺はハマーに乗った。
響子や子どもたちもそれぞれの車に乗り込み、俺たちは出発した。
「ダァァァァーーーーー!」
柳のでかい叫び声が聞こえた。
車を停めて振り返ると、オロチが全身を現わして出てきていた。
六花も前で車を停めた。
オロチが空に向かって何かを吐いた。
赤い火柱が迸っていた。
御堂家の全員が地面にへたり込む。
俺は大笑いした。
「オロチー! しっかり頼むぞぉー!」
叫んで手を振り、車を発進させた。
助手席で亜紀ちゃんがニコニコして、後ろを見ている。
「オロチ、うちにも遊びに来ませんかね」
「やめろ!」
「いい喰いライバルになりそうです」
「だからやめろって」
「それに、オロチが来たら、うちの食糧事情は改善しますよ?」
「ネズミを喰えってか?」
全員で大笑いした。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
まさか、、お兄ちゃんが私の主治医なんて、、
ならくま。くん
キャラ文芸
おはこんばんにちは!どうも!私は女子中学生の泪川沙織(るいかわさおり)です!私こんなに元気そうに見えるけど実は貧血や喘息、、いっぱい持ってるんだ、、まあ私の主治医はさすがに知人だと思わなかったんだけどそしたら血のつながっていないお兄ちゃんだったんだ、、流石にちょっとこれはおかしいよね!?でもお兄ちゃんが医者なことは事実だし、、
私のおにいちゃんは↓
泪川亮(るいかわりょう)お兄ちゃん、イケメンだし高身長だしもう何もかも完璧って感じなの!お兄ちゃんとは一緒に住んでるんだけどなんでもてきぱきこなすんだよね、、そんな二人の日常をお送りします!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる